ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

とにかく怖い話。コミュの夜中の電話

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
初投稿です。実話ですが怖くはないかもしれません。
長くなってしまうかもしれませんので時間がある方だけ読んで下さい。
また、拙い文章ですが何卒ご容赦下さい。

では…

今から八年前の19歳で体験した出来事です。

当時、僕は働いていましたが週末という事もあり地元のHとT理由もなく会って他愛のない話をしていました。
この二人とは当時よく会っており(今でも会ってますが当時は週に3〜4回は会ってました)、その日もTの家でゲームやテレビを見た後Tの車に乗ってプラプラドライブして夜中の3時位に近所の公園脇に車を停め、そのまま車内で漠然とした未来を各々語り合うという19歳らしからぬ催しをしていました。


車を停めて話し始めてから1時間も経っていない位の時、僕のケータイの着信ランプが光っている事に友達が気付きました。

T「ねぇS(僕)、なんかケータイ光ってない?」

僕「ん…あぁほんとだ。誰だろこんな時間に」

H「地元の他の奴がどっかで飲んでて電話してきたんだろ。週末なら珍しくもねーじゃん」

確かに毎週地元連中の誰かしらから酒の場への誘いの電話はあったし、逆に自分達もやっていた事なので夜中だからといって着信に疑問を持つメンバーはいませんでした。

ケータイを開き着信を確認。
着信先は非通知。


僕「んっだよしょーもねーイタズラしやがって。絶対あいつら(地元の友達)の誰かだろ」


H「ははっ、間違いねーな。つーかこんな時間に掛けて来る奴らって俺らの仲間内以外いねーだろ笑」

T「この時間からは行かないよな笑」

なんて、三人で笑っていました。

でも、すぐに何か変だと気付き再度自分のケータイを開いて設定を確認してみました。

やっぱり。非通知からの着信は拒否設定してるはず。

僕「なんで着信があるんだろ。

H「どした?」

僕「あぁ、いやなんでもないごめんごめん


まぁ全然気付かなかったし、何かの間違いで着信が入る事はあるのかもと気にしていませんでした。友達にもその事は報告せず、また車内で三人くだらない話をしていると30分後位だったでしょうか。

ブブブブブ…

また僕のケータイに着信が入りました。今度は三人とも着信に気付き

H「あいつらもしつこいね〜笑」

T「ぜってー酔っ払ってるよね笑」
なんて話をしていましたが、僕は若干ビビってました。だって着信拒否してるんだもん、なんで着信があるのかがわかりませんでした。

H「Sどーした?出ないの?

僕「いや、言ってなかったけど俺非通知って着信拒否してるんだよね。二度も着信あるなんておかしくない?」

H「マジか。まぁでもなんか非通知でもかけて来れる方法あるんじゃねーの?俺出てみるよどーせあいつらの誰かだろうし」


僕「まぁそうだとは思うけどさー、そんな方法あんなら着信拒否意味ねーじゃん笑」

とビビりながらも笑いが勝り、Tと笑っていました。

H「んじゃ出るよ」

僕「あぁ、頼むよ」

H「もしもーし!酔っ払ってんだろ〜どこで飲んでんだよ〜!」

とからかい気味に電話に出る。

H「もしもーし。…おーい、どこいんだー?もしもーし」

と会話になっていない感じで言葉を発していた。

僕&T「電波悪い所いるんじゃん?」

H「かもな。なんかザーザーいっててテレビの砂嵐みてーな音しか聞こえねーんだよ」

僕「実際ほんとに砂漠とかで飲んでんじゃねーの?笑」

T「ありえる笑

なんてスパイシーな会話を楽しんで、Hは電話口にじゃーなーと言い電話を切りました。

しかしHが僕のケータイを閉じようとした時、またケータイが鳴りました。

しかも今度は着信音と共に。(当時から着信音は黒電話音)
つい今さっきまでマナーモードにしてあったケータイが音を出して車内でけたたましく鳴り出し、さすがに三人とも一瞬ビクッとしました。

T「うぉっ!なんだよびっくりしたー!」

H「いや…え、なんかおかしくねーか?今切れたばっかだろ?なんで着信音急に鳴ってんだよ」

僕を見るH。

僕「しらねーよ!つーか俺ケータイ触ってないし、非通知で掛かってきてた時から訳わかんなかったよ!拒否設定してるしマナーモードだって解いてねーもん!」

T「おいおいマジかよ…ちょっと笑えなくない…?」

H「あぁ…ちょっと怖ぇーな。でもとりあえず出てみるわ」

僕「おいやめとけって!なんかあったらどーすんだよ俺もうさっきからkw」

と言っている間にHは電話に出てしまいました。

僕はおしっこが出てしまいそうになってしまいました。

H「もしもし…誰?もしもーし!」
T「なんか言ってる?」

H「さっきと同じ。砂嵐みてーな音しか聞こえない」

眉間にシワを寄せて話していたHでしたが、僕は心中穏やかではありませんでした。実の所僕はお化けだ霊だのという類が苦手だったからです。(怖い話とか番組を見るのは好きだけど後で後悔するタイプ)

H「おい!誰だか知んねーけどつまんねー事してんじゃねーよ!もしもし!?おい!もしも……ひっ!!」

顔を真っ青にしたHがバッと僕のケータイを投げ出しました。

僕はおしっこを出しそうになってしまいました。

僕「うわぁ!なんだよ!つーか俺のケータイ!」

H「おい…なんか女の声聞こえたぞ…俺が聞き間違えてなければだけど…多分゛大輔゛って言ってたと思う…」

失神しそうでした。
Tもビビっていました。

僕の名前は大輔(実名)
そしてTもまた大輔(実名)

嘘だろ何コレ…

T「いやでもSのケータイに何回も着信あったんだから俺じゃないでしょ…」

恐怖を回避しようとしてるTに僕はおしっこをかけてやろうかという気持ちに一瞬なりましたが息子は恐怖に支配されていました。

僕「なななんで俺なんだよ知らないよ!訳わかんねー!もうやめよう帰ろ!てか一人じゃ寝れないから今日泊めて!てか電話まだ繋がってない!?H切れよ!俺もう無理だよ!」


完全にパニックになっていた僕を尻目にHは再度電話に耳を当てていました。馬鹿野郎。

じっと耳を当てているH。
静まる車内。僕は怖くて声を出せませんでした。
すると突然

H「T、ナビで今から言う場所セットしてくれ!」

といきなり言い出し、耳に電話を当てたままTに住所の指示を出し、少し黙った後電話を切りました。
HがTに伝えた場所を検索すると、そこは都内にある有名な墓地、多摩霊園でした。

僕「な…なんだよ急にどうしたんだよ、なんでいきなり多摩霊園なんだよ」

H「俺が電話出てる時、さっきも言ったけど何回かお前の名前言ってた。気持ち悪かったし切ろうと思ってたら小さい声で住所っぽい感じの事言ってたからTに調べてもらった。したら今出たのがこの場所だ。行ってみるか」

僕「行く訳ねーだろ!どう考えたって恐怖しか待ってねーじゃんマジで帰ろうよ」

H「いや、お前ら声聞いてないからアレだろうけど、てか俺も最初はビビってたし気持ち悪かったけど、なんかそこまで悪意がある声でもないように思ったんだよね」

T「なんかメッセージ的なもんなのかな…S、そこに親戚とかいるの?」

S「いたようないなかったような…よく覚えてねー。いや、だからって行くの?」

H「ここまで来たら行った方よくね?」

T「俺はどっちでもいいよ」

僕「気は進まないんだけど…どっちかって言ったら行きたくないんだけど…」

H「よし、行くぞ」

聞けよ。

結局、車から出ない事を条件に向かいました。結果から言うと何もなかったのですが、後日その内容を母に伝えると

母「おばあちゃんの妹のセツ子おばちゃんが眠ってる場所だから、もしかしたらあんたに会いたかったのかもしれないわね」
と言っていました。

セツ子おばちゃんというのはばーちゃんの妹で、僕が生まれた年に亡くなった事は聞いていたのですが、正直なぜ電話してきたのかはわかりませんでした。

でも、あんなに怖がっていた事を少し申し訳なく思いました。

後日、HとTにその事実を伝えると

H&T「ほらな」

と訳のわからない事をドヤ顔で言ってきました。

おばさんには後日お線香をあげ、この前はごめんねと伝えました。

全く怖くなくてすみません。以上です。


コメント(15)

お祖母ちゃんの妹さんだとわかるまでは、読んでいても怖かったです。自分が体験したら超恐怖ですね!
臨場感があって良かったです!

楽しく読ませて頂きました(^ー^)ノ
俺も大輔だから「大輔」って出てきたとき

おしっこが出てきそうになりました。
> BOC愛好家♪( ´▽`)さん

ありがとうございます!また投稿したいと思っているのでよろしくお願いします。
> Marieさん
電話を介してっていう所が怖かったんですけど、妙に切なくなったのを覚えてます。
> coinさん
すいません笑
結局怖くてトイレは行けず、尿意も引っ込みました。
> 舞姫さん
次書く時はもっと読みやすいように書きます。
> 猫舌 あきちゃさん
ありがとうございます!次はもっと読みやすく読んでもらえるよう頑張ります。
> すいかさん
恐縮です。体験した事を書くって難しいですねあせあせ(飛び散る汗)
> いーだいさん
同じ名前!
乗ってもらえて嬉しいです笑
怖いような切ないような話ですね。大きくなったトピ主さんと話したかったのかな?みなさんの怖い話読んでると、最近の霊は携帯を通じて何かしてくる事が多くなりましたね。そう思うと怖いです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

とにかく怖い話。 更新情報

とにかく怖い話。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。