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とにかく怖い話。コミュの【実体験】一人暮らしpart[18]

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昔、一人暮らしを謳歌するために住んでいたアパートでの体験談『何かいる部屋(一人暮らし)』シリーズも第18段となりました。

このシリーズも随分と増えたもんやなぁとシミジミ〜と思います。

毎回、調子にのってすみません
m(_ _)mあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

なお、初見の方はアパートの詳細が書いてある

【実体験】一人暮らし
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=65026318&comment_count=96&comm_id=1154462&guid=ON&guid=ON

を読んでから閲覧頂くことをオススメします。

もちろん、強制ではないので悪しからず。

そして、今回は長くなりそうなのでコメント欄を使用しますがご了承ください。

文才がないので誤字脱字乱文等があるかとは思いますが、温かい眼差しで見てくださいね。


《ある意味、放置プレイ》


『俺が関わってる世界にはな、一般的に言われているような常識とか、善悪の分別とか、そういった類いの道理や道徳が存在しない事のほうが多い』

チビチビと日本酒を舐めながら『真上の破戒僧』もとい『おっさん』が、ぽつりと一人言のように呟いた。

『だからな、お前さんが言うところの“あちらさん”との付き合い方にも、ちゃんとした正解なんてないんだよ』

そのおっさんの正面で、モツ煮が入った土鍋をつつく私を見据え、さらにそう言葉を付け加えた。

『……へぇ、そうなんだ』

私は自分で作った(ここ強調)モツ煮をモクモクと食べながら、半ば強制的に説法じみたものを聞かされているが、『この酔っ払いめ』と思いつつ半分くらい右から左に受け流している。

なんやねん、この状況。

いい年(自称30代←絶対40代)の、おっさんの部屋で二人きり。

なんで私が、鍋を囲んでお酒を飲むはめになってんねん。

し・か・も、モツ煮作ったんは私や。

それは、仕事帰りに近場のスーパーで食料の買い出しをしていたときの事だった。

偶然、酒のつまみを買いに来ていたおっさんに遭遇したんがそもそもの始まりな訳で。

その時、私は買い物リストを眺めながら精肉コーナーの陳列棚をマジマジと物色していた。

すると突然、背後から肩を叩かれて数秒。

私は、ナチュラルに振り返ったことを思いっきり後悔した。

どっから湧いてきたんやろ?

さっき周りを見たときにはいなかったぞ。

『奇遇だなぁ』

ニヤリと無精髭のある口許を歪ませて、獲物を見つけた猛獣さんのような眼差しで、おっさんが私を見下ろした。

うわぁ、最悪だ。

これは心の声です。

見なかったことに……は流石に出来へんな、これ。

おっさんに捕まって数分後、急に思い立ったように

『あぁ、そうだ。モツ煮が食いたい。ちょうどいいから梟が作れ。決定事項な。拒否権はない』

という俺様的な我儘が炸裂した。

『はぁ?なんやて?』

なんで私が、おっさんのために料理しなきゃならんのよ。

『モツ煮が食いたいんだよ、俺は。だから作れ、梟』

『嫌だ。私は忙しい』

そう冷たい眼差しを向けつつ、呆れたようにバッサリ切り捨てても、当人はどこ吹く風。

『さぁ、早いとこ買い物終わらせて帰ろうじゃないか。安心しろ。モツ煮の材料費は俺が出す』

『おい、待てexclamation ×2誰も作るなんて言ってないやろexclamation ×2

『ほらほら、さっさとこのカゴに材料を入れろ〜』

『だから、誰が作ると言ったんやexclamation ×2

『やっぱり大根はいるだろう。ゴボウはこれでいいのか?モツはどっちなら旨いんだ?味付けは味噌だな。それから……』

『人の話を聞けよ、この生臭坊主exclamation ×2

『なんだぁ……お前は、年長者に対する口の聞き方がなっとらんな。誰が生臭坊主だぁ、誰が?それに、お前に拒否権はないと言ったろうが(思いっきりニヤリ)』

……モウイイデス。

抵抗するのは諦めました。

『あのさ、言っとくけど私の部屋には入れてあげられないからね』

『あぁ……分かってるって。俺は嫌われてるからな。晩酌は俺んとこでやろうじゃないか』

『部屋……片付けてや、綺麗に』

『面倒くさ『私は“絶対”に作らん。晩酌も一人寂しくすれば?さいなら〜』……分かったよ』

ただのご近所さんってだけの関係が、なんでこんなことになってるんやろ?

そう思いつつ、買い物を終えて……おっさんと一緒に私の車で帰宅。

自分の部屋に戻ってきて一時間弱。

下ごしらえ中、天井から聞こえる慌ただしい掃除の音(若干の騒音)が笑えたのはここだけの話(笑)

家鳴りさんが、怪訝そうに『ピシッexclamation ×2パシッexclamation ×2』と騒いでたんもここだけの話(笑)

正直、五月蝿い。

圧力鍋(ティ〇ーヌ製)で作ったモツ煮を鍋のまま持っていく。

ザルに入れた生の韮とペットボトルに(大)に入れた割り下(でいいのか?)を一緒に持っていくと両手が塞がって自宅のドアに鍵をかけるのも一苦労。

おっさんの部屋のドアの前で、どうしたものかと思っていると

『おっ、来たか』

と、おっさんがドアから顔を出した。

ナイスタイミングと思いつつ

『お邪魔しま〜す』

と言いながら入室。

『……ゆ、床が見える』

おっさんが居間として使っている部屋に通される間、素直に出た言葉がこれでした。

『おい、待て。上がるなり第一声がそれかexclamation ×2

『あっ、ごめん。あまりに感動したんで、つい』

そんなやり取りを交えつつ、ちゃっかり座卓の上に用意されていたガスコンロと土鍋(用意がいいなぁ)にモツ煮を移す。

で、晩酌スタートして冒頭に戻る。

↓コメントに続く↓

コメント(42)

やったぁグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)

オッサンとの絡みだぁウッシッシ

梟さん…
大好きですうれしい顔ハート達(複数ハート)
おっさんの関わっている世界と 梟さんの関わっているあちらさんとは
別なのでしょうか?
おっさんも、、おっさんの関わる世界の方たちも
なんだか辛そうな気がしました。


『お前が何で、あちらさんに好かれるのか分かった気がする……』

『おっさんが何で、見えない同居人さん達に嫌われてるんか凄くよく分かった気がする』

なんかね・・
なんか いいなぁ〜♪
とってもステキな会話に思えてしまいました^^
こらこら、おっさん!
「仕事」の最中に、梟さんを巻き込んで何をしているんでしょうねあせあせ(飛び散る汗)
『ダシテクレ!(あちらさんなんだけど)イッソコロシテクレ!』だったりして冷や汗
好かれるvs嫌われる目ナルホド電球

そういえば、梟さんの良いところは、自己操作的な面があんまり無いところかもほっとした顔

おっさんが、これは自分よりも一枚上手だと認めた言葉のように聞こえましたウインク
観念の世界は、押さえつける力が強いよりも状況に合わせる力の方が絶対に上手だと思いますからほっとした顔
待ってました〜るんるん 毎回楽しみに梟さんの作品読んでます。
> ちょこさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

そう言って頂けると有り難いですウッシッシ

う〜ん(-_-;)

何て言ってたんかは、途切れ途切れだったんで私にも分かりませんが、何か聞かなくて良かったような気もしますあせあせ
> マコ☆マコ☆さん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

何だか人気があるんで、今回はおっさんとの絡みを投稿してみましたほっとした顔

そ、そう言って頂けると照れてしまいます(*/□\*)
> ねこさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

う〜ん、どうなんでしょうかあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

多分、違いはないと思いますよ。

ただ、あちらさんと向かい合う立場が違うというか……あちらさんとの関わり方の違いなんやないかなあせあせ

私とおっさんとだと、立ち位置がまるで逆ですからねあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
> ミゾタロ@平たい顔族さん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

ホンマに、この時ばかりは真面目に仕事して欲しいと心の底から思いましたよあせあせ

ぜ、全部聞こえなくて良かったあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

どんな仕事をしてるんかは知りませんけど、面白半分に巻き込まんで欲しいもんです涙
> KIDさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

少しでも楽しんで頂けましたら、幸いですほっとした顔
> ゆふさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

自己操作的な面があんまりない……ですか?

う〜ん、自分の事が自分で一番よくわかってないからなぁあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

そう言う風に言われても、いまいちピンとこないあせあせ

> ホロさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

お待たせしましたあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

そう言って頂けると嬉しいですほっとした顔

少しでも楽しんで頂けましたら、幸いですウッシッシ
> まきょんさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

そう言って頂けると、何か照れますね
(*/□\*)

少しでも楽しんで頂けましたら、幸いですウッシッシ
> アジャミさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

おっさんとは、ただのご近所さんだったはずなんですけどね〜。

よくよく考えると、あの人に真面目と言う概念があんまり無いような冷や汗

アジャミさんの人間が怖いって言う気持ちは分かります。

あちらさんも怖いけど、やっぱり生きてる人間の方が怖いですからあせあせ
……この、すぐ後のことだ。
私がおっさんの仕事を手伝うようになったのは。
 
『おう、梟。もしもそっちに逃げたらいつもの一発頼むぜ』
 
『ふざけるな! どうして私が』
 
『ほら、行ったぞ!』
 
『うわぁぁぁ』
 
ボグッ!
 
『しかしいつもながら巧いなぁ。よし。ちゃんと追い込めた』
 
『人を牧羊犬扱いしやがって……高いぞ?』
 
『今度は何が欲しいんだっけ?』
 
『欲しいものはただ一つ。おっさんが居ない平穏な日常だけだ』
 
『無理無理。お前、好かれているもん』
 
 
……みたいな感じで。
【武霊者少女】ってタイトルはどうだろう。無礼者と霊を殴るってのとかけてw

タノシカッタデス。

マタ新シイ話、楽シミニシテマス。

(・・)゙
新作キター(●∀●)

楽しく拝見しました!!
坊主のおっさんの無茶ぶりがwww

いつも思うことがあるのですが
部屋が違えばあちらさんのテリトリーも違うんですかね?
おっさんが連れてくる霊に
梟さんちの霊たちは何か反応するんでしょうか?

『上に何か来た!?』みたいな(笑)
> だんぞうさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

思わずニヤリと笑ってしまいました。

私のイメージって一体○| ̄|_バッド(下向き矢印)

あっ、でも面白そうですね(笑)

だんぞうさん、書いてくださいうれしい顔
> ゆにょ@水戸納豆さん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

少しでも楽しんで頂けましたら、幸いですウッシッシ
> コタ@NoReasonさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

おっさんの性格上、絶対遊ばれてますよ……私あせあせ

う〜ん、テリトリーと言うのがあるかは分かりませんが、おっさんが仕事の時は、たまに反応したりするかな。

とは言え、おっさん曰く職業柄周りに迷惑がかからないように仕事の時は『結界』を張るらしいのであせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

だんぞうさんのは私もウケましたうれしい顔あせあせ(飛び散る汗)

でも考えてみた目
梟さん、実体の無い意識体にエクトプラズムなんか提供して仮の身体を持たせる降霊術士みたいな所も見え隠れ…ボケーっとした顔

だと、陰陽師以外にも欧州でそんな技も磨いて来られたのかなサーチ(調べる)目目

閑話休題。
因みに自己操作性とは、相手を思い通りに振り回したいと思う欲求のこととして書きましたほっとした顔解らなく書いてスミマセンたらーっ(汗)
そういう面は多かれ少なかれ誰でも持ってると思うけど、

梟さんには少ないように感じたんですけど当たってないですかウインク

確かにおっさんとは正反対だと思いましたほっとした顔
> ゆふさん

だんぞうさんの創造力と文章力を私にも分けてほしいですほっとした顔

いやいや、それはないですってば(笑)

私は、一般ピープルですよ〜
( ´∀`)ニャハ揺れるハート

なるほどφ(..カキカキ)

そう言う意味がありましたか。

自分のことって案外分からないものだからあせあせ

> ヒロさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

う〜ん、そう言うものなのかなあせあせ

おっさんみたいな能力が、私にある訳じゃないんですけどね。

なんたって、私には霊感の類いは皆無ですから〜むふっ

> さとげさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

そう言っていただけると嬉しいですウッシッシ

少しでも楽しんで頂けましたら、幸いですほっとした顔
ある日の午後、家鳴りさん達が騒ぎだした。
『ピキッパキッパキパキパキ!パッキン!』
「おいおい、まさかまた…」
うっかり鍵をかけ忘れていたドアが開き、案の定おっさんがにこやかに立っていた。
「おい、梟、今日だけ頼まれてくれ!本場の信州蕎麦を食わせてやるぞー」
「……今日『だけ』?今、『だけ』って言ったか?先月の週一ペースのアレは?アレは!」
「よし、すぐに出発だ。いいな!」
問答無用でヘッドロックをかけられた梟はおっさんの車に乗せられて、抵抗虚しく拉致されたのだった。

おそまつm(__)m

すみません、こんな光景を妄想してしまいました。
> ミゾタロ@平たい顔族さん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

コメントを読みながら、あのおっさんならやりかねないなぁと思っちゃいました(笑)

なんだろう、光景が目に浮かぶあせあせ

ミゾタロさんの文章を見て、思わず吹いてしまいました(笑)
> SHIN-Cさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

言ってることは深いんですけどね〜。

行動が言葉とは矛盾している気がする私ですあせあせ

だから破戒僧なのかも(笑)
家鳴りさんの突っ込み素敵www


いつ読んでもほのぼのしちゃいますね(*´∇`*)
> あきら☆いぬ×ぼくvさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

家鳴りさんのツッコミは、何だか洗練されているような気がする梟です(笑)

もしかしたら、生前は関西方面にお住まいだったのかもほっとした顔

少しでも楽しんで頂けましたら、幸いですウッシッシ
前回の話しとか見てると、あちらさんは二階にもいらっしゃるんですかね(´・ω・`)?
梟さんのスルースキル、手に入れたいです右斜め上
おっさんとの絡みも楽しい。好かれてるのが良くわかりますwww
> (☆∀☆)キララたんさん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

う〜ん、どうなんでしょうねあせあせ

おっさんの場合、自宅に仕事を持ち込んでいることが多いからあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

まぁ、周りに影響が出ないようにしてるみたいですけど。

スルースキルの第一歩は『気のせい』って自己暗示かもしれません。

私は大概、それで乗りきってます(笑)

> 戸愚呂(妹)さん

コメントえんぴつ頂きありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

少しでも、楽しんで頂けましたら幸いですほっとした顔

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