入院中だから暗くされちゃう前にトイレ済ませちゃお
今回で三回目です。
よろしくお願いします。
実家での出来事はたくさんあるわけで、子供の頃から成人するまで…。
まずは一番印象に残っている奴を…。
私の実家は狭く部屋が八畳二間と三畳一間。
一部屋は両親、妹がの寝る部屋。もう一部屋は居間兼仏間兼ばあちゃんの寝る部屋。
で、その居間でばあちゃんが寝ている布団の足元に頭を乗せ、横になってTVを見ていた。[このポジション大事]
あれは私が高校1年の夏休みだったので、今から20年位前の話。
当時深夜番組で[プレステージ]って言う三、四時間位ある番組があったの知ってますか？
若い人は知らないと思うけど…
毎回何かしらの特集やっててUFOとか心霊とかetc…。その日は、心霊物だった。ゲストで、もう亡くなっちゃったけど[池田貴族]とか今じゃ定番[稲川淳二]とかでてましたね。
ウチの親父がこう言った類いの大好きだから、ビデオ録画しながら見ていた。
(親父仕事の帰りは夜中)
で、お決まりの心霊スポットとか、心霊写真なんかを見ていたら、途中で番組にFAXが殺到。
これもお決まりか？と見ていたけど、その内容は、『ちょっと前に映った心霊スポット(どっかの処刑場跡みたいな場所)を見ていたら、家のトイレから男の呻き声がする』という内容だった。その他、どっかで音がするとか、声が聞こえるだとか…よくある感じの物が多かったと思う。
その時、私の顔のすぐ横に葉っぱがヒラヒラと落ちて来た。
…………？
上を見ると神棚の榊がある。
その葉だった。
よく見ると、榊が揺れている。
地震？って思ったけど、家は揺れていない見たい。
じゃなに？勝手に揺れてんの？
って思ったら、また葉が落ちて来た。
すると、パン！ペシ！パン！
ラップ音が鳴り出した。
続いて体が固まってしまい、爪先まで伸びてしまうありさま(泣)
あー金縛りだー。
胸には何かが乗っているような重みを感じていました。
一方TVでは、FAXをまだ読んでいる。
で、司会者が…
『視聴者の皆様、身の回りで何か起きたら番組までFAXして下さい』
だって。
ウチFAXないんですけど。
あっても、動けないんですけど…。
てか、こんな夜中生放送なんだ
なんて今だから言えるが、イッパイイッパイだったと思う。
TVの後ろから白いプレスされたような細長い顔が何度か顔をだして私の方を見ている。
それもたまらなかったが、それより恐ろしいものが、障子のガラスに写り込んでいた。
私が枕にしているばあちゃんの布団。その向こう側はすぐ押入れの襖がある。
布団と襖の間はほとんどないわけだけど、その隙間から何かが出てきた。
よく見ると、髪の毛が出てきて、うつむき加減の顔まで出てきた。
毛の長めな女の人。
物理的に言えば不可能。畳の中から出てきたとしか思えない。
完全に人じゃないと思ったら、やっぱり這い上がってきて、布団の上に立った。
上を向いて寝ているので、上目ずかいで、確認できた。
青い顔をした毛の長い女の人。表情はない。
その人はばあちゃんの寝ている布団の上を、グルグル歩き出した。
私の頭付近に来ると、布団が沈むのでよくわかった。
しばらくすると歩く気配が消え、あれ？っと思い、再び障子のガラスへ目をやると、まだ居た。
ばあちゃんに布団の上から覆い被さって貼付いている。
なんとも気持ち悪い。
TVで霊能者が何か言っている。
『ここはあなたの来る場所じゃない。出ていってください』
と何回も唱えなさいと。
私はそれを信じて、何回も心の中で唱えました。
やってみるもんですね。
何分くらいだったでしょうか…。
女は消え、金縛りも解けました。嘘みたいに…。
その瞬間、胸が軽くなり咳が止まらなく、涙と鼻水とヨダレとで顔はグシャグシャでした。
翌朝、遅く起きた私は、食事のために居間へ向かおうとすると、何やら話し声がする。
ばあちゃん
『本当なんだよ』
親父
『そんな事あるわけねーだろ。夢でも見たんだろ』
私
『おはよ』
親父
『聞いてくれよ。ばあちゃんが昨夜何かに乗られててくるしかったんだと。』
私
『俺見たよ。女の人がばあちゃんに覆い被さってた』
ばあちゃん
『やっぱり』
てな感じで、両親は信じない。
その晩、ばあちゃんと検証すべく、録画したプレステージを同時刻に見た。
すると、案の定榊が揺れはじめ、ラップ音が…。
ばあちゃんのやめようかの一言でお開きにしました。
長くってすみません。
昔話なんで、よくわかんなかったらごめんなさい。
ありがとうございました。
よろしくお願いします。
実家での出来事はたくさんあるわけで、子供の頃から成人するまで…。
まずは一番印象に残っている奴を…。
私の実家は狭く部屋が八畳二間と三畳一間。
一部屋は両親、妹がの寝る部屋。もう一部屋は居間兼仏間兼ばあちゃんの寝る部屋。
で、その居間でばあちゃんが寝ている布団の足元に頭を乗せ、横になってTVを見ていた。[このポジション大事]
あれは私が高校1年の夏休みだったので、今から20年位前の話。
当時深夜番組で[プレステージ]って言う三、四時間位ある番組があったの知ってますか？
若い人は知らないと思うけど…
毎回何かしらの特集やっててUFOとか心霊とかetc…。その日は、心霊物だった。ゲストで、もう亡くなっちゃったけど[池田貴族]とか今じゃ定番[稲川淳二]とかでてましたね。
ウチの親父がこう言った類いの大好きだから、ビデオ録画しながら見ていた。
(親父仕事の帰りは夜中)
で、お決まりの心霊スポットとか、心霊写真なんかを見ていたら、途中で番組にFAXが殺到。
これもお決まりか？と見ていたけど、その内容は、『ちょっと前に映った心霊スポット(どっかの処刑場跡みたいな場所)を見ていたら、家のトイレから男の呻き声がする』という内容だった。その他、どっかで音がするとか、声が聞こえるだとか…よくある感じの物が多かったと思う。
その時、私の顔のすぐ横に葉っぱがヒラヒラと落ちて来た。
…………？
上を見ると神棚の榊がある。
その葉だった。
よく見ると、榊が揺れている。
地震？って思ったけど、家は揺れていない見たい。
じゃなに？勝手に揺れてんの？
って思ったら、また葉が落ちて来た。
すると、パン！ペシ！パン！
ラップ音が鳴り出した。
続いて体が固まってしまい、爪先まで伸びてしまうありさま(泣)
あー金縛りだー。
胸には何かが乗っているような重みを感じていました。
一方TVでは、FAXをまだ読んでいる。
で、司会者が…
『視聴者の皆様、身の回りで何か起きたら番組までFAXして下さい』
だって。
ウチFAXないんですけど。
あっても、動けないんですけど…。
てか、こんな夜中生放送なんだ
なんて今だから言えるが、イッパイイッパイだったと思う。
TVの後ろから白いプレスされたような細長い顔が何度か顔をだして私の方を見ている。
それもたまらなかったが、それより恐ろしいものが、障子のガラスに写り込んでいた。
私が枕にしているばあちゃんの布団。その向こう側はすぐ押入れの襖がある。
布団と襖の間はほとんどないわけだけど、その隙間から何かが出てきた。
よく見ると、髪の毛が出てきて、うつむき加減の顔まで出てきた。
毛の長めな女の人。
物理的に言えば不可能。畳の中から出てきたとしか思えない。
完全に人じゃないと思ったら、やっぱり這い上がってきて、布団の上に立った。
上を向いて寝ているので、上目ずかいで、確認できた。
青い顔をした毛の長い女の人。表情はない。
その人はばあちゃんの寝ている布団の上を、グルグル歩き出した。
私の頭付近に来ると、布団が沈むのでよくわかった。
しばらくすると歩く気配が消え、あれ？っと思い、再び障子のガラスへ目をやると、まだ居た。
ばあちゃんに布団の上から覆い被さって貼付いている。
なんとも気持ち悪い。
TVで霊能者が何か言っている。
『ここはあなたの来る場所じゃない。出ていってください』
と何回も唱えなさいと。
私はそれを信じて、何回も心の中で唱えました。
やってみるもんですね。
何分くらいだったでしょうか…。
女は消え、金縛りも解けました。嘘みたいに…。
その瞬間、胸が軽くなり咳が止まらなく、涙と鼻水とヨダレとで顔はグシャグシャでした。
翌朝、遅く起きた私は、食事のために居間へ向かおうとすると、何やら話し声がする。
ばあちゃん
『本当なんだよ』
親父
『そんな事あるわけねーだろ。夢でも見たんだろ』
私
『おはよ』
親父
『聞いてくれよ。ばあちゃんが昨夜何かに乗られててくるしかったんだと。』
私
『俺見たよ。女の人がばあちゃんに覆い被さってた』
ばあちゃん
『やっぱり』
てな感じで、両親は信じない。
その晩、ばあちゃんと検証すべく、録画したプレステージを同時刻に見た。
すると、案の定榊が揺れはじめ、ラップ音が…。
ばあちゃんのやめようかの一言でお開きにしました。
長くってすみません。
昔話なんで、よくわかんなかったらごめんなさい。
ありがとうございました。
|
|
|
|
|
|
|
|
とにかく怖い話。 更新情報
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
とにかく怖い話。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています
人気コミュニティランキング
- 1位
- お洒落な女の子が好き
- 90054人
- 2位
- 写真を撮るのが好き
- 208312人
- 3位
- 酒好き
- 170695人