とにかく怖い話。コミュの実話旅館の三階

お久しぶりです、二回目になるきりやん・W・です。
前回は観覧して下さった皆様、ありがとうございました(^-^)コメント返せてない方々、すいませんです^^;
今回は、よくいろいろな話題になる旅館について、体験談を語らせてもらいます。

自分は、現場仕事をしており、よく出張に行くのですが、これは去年の六月に行った千葉でのお話になります。
話せる範囲の場所を言いますと、内房線に乗り、木更津へ向かう途中の少し寂れた駅で、その駅の近くにある、旅館ですが、自分が行った当初は震災の影響で、千葉の方でもやはり、多少の傷跡があったのを覚えています。
さて、関西からの出張とあり、初日は移動日で午後3時くらいには旅館に着き、気の合う先輩と酒でも飲もうかと話をしていました。
しかし、受け付けに入るなり少し異様？(不適切かもしれません)が、節電で自販機や受け付け、廊下の電気が切られていて、さすがに3時と言えど、薄暗さを感じました。そして、なにより驚いたのが30部屋くらいある旅館に宿泊客は自分達だけ(八名です)。
受け付けの方の話によると震災の関係で、やはり観光客とかが少ないとのことでした。それで、各自一人部屋になり皆それぞれに気楽だなみたいな事を言いながら部屋に行きました。
部屋の状況としては、自分が階段の横の角部屋、その隣に先ほど出てきた気の合う先輩(A先輩とします)で、あとは階段挟んで向こう側に六人で部屋を取る感じで二階に収まりました。

部屋に入り、(カビの臭いが微かに漂ってました)荷物を片付けて先輩の部屋に行き、飲み始めて役三時間くらいして、ご飯を食べに降り、それからまた呑んでたのですが、9時を回ったくらいに先輩と風呂に入るかということでグラスを片付けていた時です。先輩がなんか物音に気付いたんです。注意して聞かなきゃ聞こえないような微かな物音でした。
タンッタンッタンッ…といったボールを床につくような音。最初はテレビかと思い、消しても聞こえてて、A先輩が気にし始めて(A型なので)冷蔵庫やらエアコンなど、機械音も全て消し、それでも聞こえてくる頃には2人で寒気を感じ始めていました。それでもA先輩は霊とかまるっきり信じない方なので廊下を見に行き、誰も居ないことを確認すると、よし、三階見に行くぞと言い出しました。しかし、A先輩は怖かったのでしょう、モデルガンと懐中電灯(A先輩と自分はプライベートでサバイバルゲームをするので、その出張の時も見せ合いみたいな感じで持ちあっていたので)を取り出し始めました。
その頃、すっかり酔いも冷め、三階に居るものの気配を感じていた自分はなんとか止めようとしましたが、何を言っても止まらず、一人でも行くと言い出し、何かあったら嫌なのでしぶしぶ自分も着いて行く事に。
階段を登り、三階に着いた自分達は足を止めました。真っ暗だったのです。懐中電灯の灯りが当たるとこは壁が崩れかけ、屋上まで上がる階段は布団で塞がれていました。
そして、2人で恐る恐る廊下を歩き始め、所々壁が崩れかけているのを確認しながら廊下を一周し、階段を降りようとしたとき。
バタン、と廊下の真ん中くらいに位置するトイレのドアが閉まったのです。
自分達はもう恐ろしくて、走って部屋に帰り、風呂も入らずすぐに布団にくるまりました。

今回の話はこれで終わりです。しかし、出張の期間中もいろいろありました。
何故自分が対策をしなかったか、と言うのは、正直出来なかったからです。A先輩はもちろん、誰にも言わない事ですが、三階に上がったとき何人もの亡くなった方があちこちからこちらを見ていました。始めて、どうしようもないと、思った体験です。

なんかやはり文章にすると伝わりづらいというか…怖くないですね^^;
長々とすいませんでした汗