頂きありがとうございます
毎回、楽しみにしてます
昔、一人暮らしを謳歌するために住んでいたｱﾊﾟｰﾄでの体験談『何かいる部屋』ｼﾘｰｽﾞも第6段となりました。
毎回、調子に乗ってｽﾐﾏｾﾝ
m(_ _)mﾌｶﾌﾞｶ
このｼﾘｰｽﾞを読む際はｱﾊﾟｰﾄの繊細が書いてある↓
【実体験】一人暮らし
http://
を読むことをｵｽｽﾒします。
文才がないので誤字脱字乱文等があるかとは思いますが、温かい眼差しで見てくださいね。
《覗き込むもの》
真夜中に、何となく目が覚めた。
突然、急浮上するような覚醒に、何故か誰かに起こされたような気がしないでもない。
てか誰に？
自分一人しかいない室内。
私を叩き起こす相手なんていない……はず。
そんなことを寝惚けた頭で考えながら布団の中で、ぼんやりと暗い天井を眺めていた。
あぁ、眠い。
多少古臭い畳の匂いが鼻を擽る中で、ゆったりと眠気に支配されそうになる意識。
ふと、自分の左側から何かの気配がする。
なんやねん……眠いんですけど。
起き抜けのせいか何の警戒心も無く、私は天井に向けていた視線を気配がする方へ頭ごと向けた。
………えっと？
なんだろうね、あれ？
最初に出た素直な感想はこれでした。
私の布団のすぐ左側に、黒い塊がある。
カーテンの隙間から微かに漏れる駐車場の外灯の光。
窓を背にするように何かがある。
『人の形』をしていると言えば、そんな気もしなくもないけど。
いかんせん、視力が悪い私にはその形がうまく掴みきれないでいた。
しかし、顔があるらしき場所にｷﾞﾗｷﾞﾗとした鋭い目が二つ。
暗い闇の中で浮かび上がるようにﾊｯｷﾘと見える。
睨むような強い視線だった。
眉間辺りに気合い入ってるなぁ。
そんなに気合い入れて疲れないんかな？
正常に頭が働かないと、考えることが無邪気です。
それから数分後、ゆっくりと沈むよう姿勢を低くしたかと思うと私の顔を覗き込む黒い影。
私は視力の悪い。
大事なことなので二回言いました。
今までｽﾘ硝子越しから見るのように、ぼんやりとしていたｿｲﾂとﾊﾞｯﾁﾘ視線を交わす事になる。
暫しの沈黙。
無音の空間の痛いくらいの静けさの中で、布団の中の私はｿｲﾂと見つめあう。
お互いに何のｱｸｼｮﾝもないまま更に数10秒経過。
先に動いたのは……私だった。
『……あっ、無理、ごめん、眠い』
ぼそりと小さく囁くと、ｿｲﾂがﾋﾞｸﾘと反応するのが分かった。
『えっ、なっ』
ｿｲﾂの第一声は、思いの外情けないくらい間抜けな声で吐き出された。
ｶﾞｯﾁﾘと合っていた視線をゆるりと外しながら、おもむろに掛け布団をかぶり直す私。
『明日早いねん、おやすみ』
そう言うと私は、そのまま夢の中へ。
寝落ちする瞬間、ｿｲﾂがｶﾅﾘ慌てながら
『それだけなの？』
とか
『ねぇ、もっと何かないの？』
とか
『寝ちゃダメ
起きて起きてよ』
とか
『無視しないでもっと怖がって』
とか言いながら、私を起こそうとしていたような気もするけど……。
きっと気のせいだ(笑)
毎回、調子に乗ってｽﾐﾏｾﾝ
m(_ _)mﾌｶﾌﾞｶ
このｼﾘｰｽﾞを読む際はｱﾊﾟｰﾄの繊細が書いてある↓
【実体験】一人暮らし
http://
を読むことをｵｽｽﾒします。
文才がないので誤字脱字乱文等があるかとは思いますが、温かい眼差しで見てくださいね。
《覗き込むもの》
真夜中に、何となく目が覚めた。
突然、急浮上するような覚醒に、何故か誰かに起こされたような気がしないでもない。
てか誰に？
自分一人しかいない室内。
私を叩き起こす相手なんていない……はず。
そんなことを寝惚けた頭で考えながら布団の中で、ぼんやりと暗い天井を眺めていた。
あぁ、眠い。
多少古臭い畳の匂いが鼻を擽る中で、ゆったりと眠気に支配されそうになる意識。
ふと、自分の左側から何かの気配がする。
なんやねん……眠いんですけど。
起き抜けのせいか何の警戒心も無く、私は天井に向けていた視線を気配がする方へ頭ごと向けた。
………えっと？
なんだろうね、あれ？
最初に出た素直な感想はこれでした。
私の布団のすぐ左側に、黒い塊がある。
カーテンの隙間から微かに漏れる駐車場の外灯の光。
窓を背にするように何かがある。
『人の形』をしていると言えば、そんな気もしなくもないけど。
いかんせん、視力が悪い私にはその形がうまく掴みきれないでいた。
しかし、顔があるらしき場所にｷﾞﾗｷﾞﾗとした鋭い目が二つ。
暗い闇の中で浮かび上がるようにﾊｯｷﾘと見える。
睨むような強い視線だった。
眉間辺りに気合い入ってるなぁ。
そんなに気合い入れて疲れないんかな？
正常に頭が働かないと、考えることが無邪気です。
それから数分後、ゆっくりと沈むよう姿勢を低くしたかと思うと私の顔を覗き込む黒い影。
私は視力の悪い。
大事なことなので二回言いました。
今までｽﾘ硝子越しから見るのように、ぼんやりとしていたｿｲﾂとﾊﾞｯﾁﾘ視線を交わす事になる。
暫しの沈黙。
無音の空間の痛いくらいの静けさの中で、布団の中の私はｿｲﾂと見つめあう。
お互いに何のｱｸｼｮﾝもないまま更に数10秒経過。
先に動いたのは……私だった。
『……あっ、無理、ごめん、眠い』
ぼそりと小さく囁くと、ｿｲﾂがﾋﾞｸﾘと反応するのが分かった。
『えっ、なっ
』 ｿｲﾂの第一声は、思いの外情けないくらい間抜けな声で吐き出された。
ｶﾞｯﾁﾘと合っていた視線をゆるりと外しながら、おもむろに掛け布団をかぶり直す私。
『明日早いねん、おやすみ』
そう言うと私は、そのまま夢の中へ。
寝落ちする瞬間、ｿｲﾂがｶﾅﾘ慌てながら
『それだけなの？』
とか
『ねぇ、もっと何かないの？』
とか
『寝ちゃダメ
起きて起きてよ』 とか
『無視しないで
もっと怖がって』 とか言いながら、私を起こそうとしていたような気もするけど……。
きっと気のせいだ(笑)
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