僕も気になるので今度探してみたいと思います
頂きありがとうございます
)をすり付けようとしていた・・・とか
こんにちわm(_ _)m
こちらのｺﾐｭにて『黒電話』『ごめんな』と２つ投稿させて頂いた者です。
さて、今回は私自身が学生時代に見た『悪夢』について書こうと思います。
文章力がないので分かりづらい箇所もあると思いますが、温かい目で見てやってください。
けたたましい音が響き渡って、深いところに漂っていた意識が一気に浮上した。
ゆっくりと瞼を開けると見慣れた自分の部屋の天井がﾎﾞﾝﾔﾘと見える。
自分の体があるのは布団の中。
枕元にｾｯﾄしておいた目覚まし時計が鳴っているんだ……とぼやけた頭と霞む視界で私は気が付く。
鳴り続ける目覚まし時計を止めて、時間を見ると6時30分。
眼鏡を探しながら布団から起き上がると、身なりを整えるために洗面所へ足を運ぶ。
鏡を覗くと眠そうな自分の顔が写る。
相変わらずひどい寝癖だなぁ……と、私は鏡に向かって苦笑いを浮かべた。
学生服に身を包んで足早に自転車にまたがる。
最寄り駅までの道のりをゆっくりとﾍﾟﾀﾞﾙを漕ぎながら、私はいつもと変わらない風景をのんびりと眺めながら疾走していた。
自宅から駅までは30分弱。
出来たばかりのｺﾝﾋﾞﾆ前を通過すると、少し遠くに踏切が見えてくる。
最寄り駅まであと少し。
そう思って足に力を入れてﾍﾟｰｽをあげると、踏切の手前で丁度遮断機が降りようとしていた。
今日はついてないなぁ……。
ﾎﾟﾂﾘとぼやいて、踏切の前で自転車を降りる。
視線を右に向けると、電車がﾎｰﾑから発車しようとしていた。
遮断機の音がやたらに大きい。
こんなに気になったっけ？
そう思いながら、私は電車が通過するのを待っていた。
目の前を電車がｽﾋﾟｰﾄﾞを上げながら通り過ぎていく。
遮断機の音と電車の通過する音に混じって、何かが聞こえた気がした。
人の声？
そう思った瞬間、背景がｽﾛｰﾓｰｼｮﾝのようにﾕｯｸﾘと流れ始める。
驚いて周りをｷｮﾛｷｮﾛと見回していると、途切れ途切れだった人の声が今度はﾊｯｷﾘと聞こえた。
これは……歌だ。
そう自覚して遮断機に向き直ると、そこには女の子がいた。
遮断機の中の、ゆっくりと通過すると電車の向こう側。
私に背中を向けて、透き通るような声色で童歌のようなものを歌う女の子。
その姿はまるで市松人形のようで……。
そう思った瞬間、背筋に冷たい何かが駆け抜けるのを感じた。
逃げないと……ｱｶﾝ
頭のなかが、焦りにも似た危機感で一杯になる。
ﾊﾟﾆｯｸになりながら、空間に縫い付けられたように動かない体を必死に動かそうと試みるも、自分の体はいっこうに言うことを聞いてくれない。
歌が途切れて、女の子がゆっくりと私の方へ振り返った。
嬉しそうにﾆｯｺﾘと笑う女の子は、電車をすり抜けて私の側までやって来る。
着物の裾が風に舞うようにふわりと揺れた。
そして、硬直して動けない私に腕を伸ばすと抱きついてこう言った。
『やっと……み〜つけた』
抱きついたまま私を見上げる女の子と目が合う。
子供なのかと思う程、大人びた微笑みにぐらりと目眩がした。
そこで視界は暗転。
暗闇のなかに意識が放り込まれた……。
耳元で、けたたましい音が響き渡って勢いよく飛び起きた。
布団の中で周りを確認する。
私は自分の部屋にいる。
荒くなった息を整えながら、五月蝿く鳴り続ける目覚まし時計をおもいっきり叩いて止めた。
『今』が夢が現実か分からなくて混乱している自分がいる。
掌にｼﾞｰﾝと痛みが広がった。
ﾊﾟｼﾞｬﾏが肌に張り付く程、汗だくで気持ち悪い。
気持ちを落ち着かせて、もう一度周りを見回す。
『今』が……現実。
そう認識できて思わずホッとした。
汗だくの体に水でも浴びようと布団から這い上がると、強烈な吐き気が込み上げてきた。
ﾄｲﾚに駆け込んで、吐き気が収まるまで暫く出られなかったのは言うまでもない。
日常が絡む夢を見ると、現実の区別が曖昧になる時がある。
この夢は正直、怖かった。
こちらのｺﾐｭにて『黒電話』『ごめんな』と２つ投稿させて頂いた者です。
さて、今回は私自身が学生時代に見た『悪夢』について書こうと思います。
文章力がないので分かりづらい箇所もあると思いますが、温かい目で見てやってください。
けたたましい音が響き渡って、深いところに漂っていた意識が一気に浮上した。
ゆっくりと瞼を開けると見慣れた自分の部屋の天井がﾎﾞﾝﾔﾘと見える。
自分の体があるのは布団の中。
枕元にｾｯﾄしておいた目覚まし時計が鳴っているんだ……とぼやけた頭と霞む視界で私は気が付く。
鳴り続ける目覚まし時計を止めて、時間を見ると6時30分。
眼鏡を探しながら布団から起き上がると、身なりを整えるために洗面所へ足を運ぶ。
鏡を覗くと眠そうな自分の顔が写る。
相変わらずひどい寝癖だなぁ……と、私は鏡に向かって苦笑いを浮かべた。
学生服に身を包んで足早に自転車にまたがる。
最寄り駅までの道のりをゆっくりとﾍﾟﾀﾞﾙを漕ぎながら、私はいつもと変わらない風景をのんびりと眺めながら疾走していた。
自宅から駅までは30分弱。
出来たばかりのｺﾝﾋﾞﾆ前を通過すると、少し遠くに踏切が見えてくる。
最寄り駅まであと少し。
そう思って足に力を入れてﾍﾟｰｽをあげると、踏切の手前で丁度遮断機が降りようとしていた。
今日はついてないなぁ……。
ﾎﾟﾂﾘとぼやいて、踏切の前で自転車を降りる。
視線を右に向けると、電車がﾎｰﾑから発車しようとしていた。
遮断機の音がやたらに大きい。
こんなに気になったっけ？
そう思いながら、私は電車が通過するのを待っていた。
目の前を電車がｽﾋﾟｰﾄﾞを上げながら通り過ぎていく。
遮断機の音と電車の通過する音に混じって、何かが聞こえた気がした。
人の声？
そう思った瞬間、背景がｽﾛｰﾓｰｼｮﾝのようにﾕｯｸﾘと流れ始める。
驚いて周りをｷｮﾛｷｮﾛと見回していると、途切れ途切れだった人の声が今度はﾊｯｷﾘと聞こえた。
これは……歌だ。
そう自覚して遮断機に向き直ると、そこには女の子がいた。
遮断機の中の、ゆっくりと通過すると電車の向こう側。
私に背中を向けて、透き通るような声色で童歌のようなものを歌う女の子。
その姿はまるで市松人形のようで……。
そう思った瞬間、背筋に冷たい何かが駆け抜けるのを感じた。
逃げないと……ｱｶﾝ
頭のなかが、焦りにも似た危機感で一杯になる。
ﾊﾟﾆｯｸになりながら、空間に縫い付けられたように動かない体を必死に動かそうと試みるも、自分の体はいっこうに言うことを聞いてくれない。
歌が途切れて、女の子がゆっくりと私の方へ振り返った。
嬉しそうにﾆｯｺﾘと笑う女の子は、電車をすり抜けて私の側までやって来る。
着物の裾が風に舞うようにふわりと揺れた。
そして、硬直して動けない私に腕を伸ばすと抱きついてこう言った。
『やっと……み〜つけた』
抱きついたまま私を見上げる女の子と目が合う。
子供なのかと思う程、大人びた微笑みにぐらりと目眩がした。
そこで視界は暗転。
暗闇のなかに意識が放り込まれた……。
耳元で、けたたましい音が響き渡って勢いよく飛び起きた。
布団の中で周りを確認する。
私は自分の部屋にいる。
荒くなった息を整えながら、五月蝿く鳴り続ける目覚まし時計をおもいっきり叩いて止めた。
『今』が夢が現実か分からなくて混乱している自分がいる。
掌にｼﾞｰﾝと痛みが広がった。
ﾊﾟｼﾞｬﾏが肌に張り付く程、汗だくで気持ち悪い。
気持ちを落ち着かせて、もう一度周りを見回す。
『今』が……現実。
そう認識できて思わずホッとした。
汗だくの体に水でも浴びようと布団から這い上がると、強烈な吐き気が込み上げてきた。
ﾄｲﾚに駆け込んで、吐き気が収まるまで暫く出られなかったのは言うまでもない。
日常が絡む夢を見ると、現実の区別が曖昧になる時がある。
この夢は正直、怖かった。
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コメント(40)
凍り付くような、得も言われぬ感覚。
そんな感覚は、各人各様だけど、誰もが何処かには持ち合わせていて、何らかの関連あるものをきっかけに思い出す、
そのことを、忘れているけどどこかで感じていて、
思い出しそうになると、気持ちの底の底の深みから、根源的な恐怖のような感じが湧き上がる、
いや湧き上がるかもしれないという予感に怯える。
そんな、きっと誰もが持っているに違いない、凍ったように冷たい得も言われぬ感覚を、
遂に味わってしまった瞬間を見事に捉えた場面の切り取りだと感じました。
すみませんこれは私の個人的な感想で、長々と語ってしまって申し訳ないですが、
この様な、きっとこういうコミュに集って語り合いたいような方々にならきっと通じるに違いないと感じる感覚を、
感じないと言い放つ読者がここに参加していることにちょっとびっくりしてしまって…。
思わず、この根源的な恐怖感について語ってみようかと、言わぬが花なことを敢えて書き出してみました。
他の作品についてはもう致しませんのでお許し下さい
m(__)m
そんな感覚は、各人各様だけど、誰もが何処かには持ち合わせていて、何らかの関連あるものをきっかけに思い出す、
そのことを、忘れているけどどこかで感じていて、
思い出しそうになると、気持ちの底の底の深みから、根源的な恐怖のような感じが湧き上がる、
いや湧き上がるかもしれないという予感に怯える。
そんな、きっと誰もが持っているに違いない、凍ったように冷たい得も言われぬ感覚を、
遂に味わってしまった瞬間を見事に捉えた場面の切り取りだと感じました。
すみませんこれは私の個人的な感想で、長々と語ってしまって申し訳ないですが、
この様な、きっとこういうコミュに集って語り合いたいような方々にならきっと通じるに違いないと感じる感覚を、
感じないと言い放つ読者がここに参加していることにちょっとびっくりしてしまって…。
思わず、この根源的な恐怖感について語ってみようかと、言わぬが花なことを敢えて書き出してみました。
他の作品についてはもう致しませんのでお許し下さい
m(__)m
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