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とにかく怖い話。コミュの【実話】お稲荷さん

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前回は人的な話を書きましたが、今回は不思議な体験を…


僕が小学校3年生のときの話です。
ーーーーー―ーーーーー
自然豊かな場所で厳しい両親に囲まれ、ごくごく普通の小学生として生活していました。


本当に両親は厳しく
お腹が痛くても
熱があっても

「甘ったれるな!!」
と一喝され
泣きながら学校に通っていたものです。



そんなある日

運動場で遊んでいると
白いものが視界に入ってきました


遊びに夢中で、あまり気にはとめていなかったのですが、


次の日も

またその次の日も

僕の視界に入ってきます




ロッカーの上や
友達の机

道端にも


僕が視線を向けるところには必ず「それ」が入り込んできます




「それ」は真っ白の体で赤い口をしたお稲荷さんでした



父の兄が経営していたお店の神棚に祀っていたものとほぼ同じ姿だったのですぐに解りました




しかしなぜお稲荷さんが現れたのか…




不思議に思いましたが、そんなことを両親に言うと怒られてしまうと思い、自分の中に秘めていました






しかし数日後、あまりにも毎日現れるので思い切って母にそのことを話ました




「そうやったんやね…」
「明日学校休んで婆ちゃんの家行こう」

「やったぁー!」
「休んでいいの!?」
「やったぁー!!」


怒られると思いましたが母の「休んでいいよ」の一言で、不思議な気持ちよりも嬉しい気持ちでいっぱいになりました




翌日、母に連れられ遠縁の祖母の家に行きました


祖母は「拝み屋さん」をしており、よく遠方より信者さんが来ていました




祖母は母が顛末を伝えると、すぐに僕を座らせお経を唱えはじめました




お経が終わると


「あんたの学校の近くに鳥居と祠があるよ」
「草とかいっぱい生えて放ったらかしになってるからお母さんと一緒にお掃除しておいで」


「それで最後に油揚げとお水1杯を供えておいでね」



「う、うん」




翌日学校の帰り、祖母が言っていた周辺を散策すると、
草木に覆われた場所発見しました



いつもは何気なく通り過ぎていた場所



入口のように見えるところは草木で覆われ中に何があるのか全くわかりません



恐怖心よりも祖母と母の約束を守る「使命感」で草木をかき分け奥へと進みました



するとすぐに鳥居が姿を現しました…






↓続く

コメント(16)

↓続き


その鳥居の奥には祠が3つ静かに佇んでいます



僕は鳥居をくぐりその祠へとゆっくり歩き出しはじめました


一番左の祠には鏡のようなものが祀られ、見えていたお稲荷さんではありません


次に中央の祠へ



そこには紛れもなく白い体で赤い口をしたお稲荷さんが祀られています




しかし不思議と恐怖は感じません


むしろ

「やっと逢えた」

そう思えました


「ちょっと待っててね」
「すぐ掃除するから」

そうお稲荷さんに語り掛け、母を呼びに家に帰りました



掃除の支度をして、祖母が言っていた油揚げを持ち再び祠へ



暗くなるまで草を刈り、祠を磨いて掃除し


最後に油揚げと水を供えて手を合わせました




それ以来
下校中にその祠へ行って手を合わせることが日課になっていきました





それからというもの、そのお稲荷さんは僕の前に現れなくなりました




しかも誰かが毎日祠へ通う姿を見ていたのでしょうか



あんなに鬱蒼と繁って昼でも暗かった木々が伐採され、20年程経った今でも、道を通れば誰もが祠に気付くほど綺麗に整備されています









雨の日も雪の日も
その祠の前を通り遊びに行っていました


「お稲荷さんはあんたに助けて貰いたかったんやで」

「あんたと波長が合ったんよ」

「何年も何年も暗いところで寂しかったやろうな」




後日祖母が話てくれました




その体験があって以来、
霊感などに全く無縁だった僕が、


いろいろと不思議な体験に遭遇していくことになるのです




ーーーーーーーーーーー


長々と読みにくい文章で失礼しました

そのお稲荷さんは何かあった時に助けてくれたりしたことがあるのかな?
> RI-IN@ズェア系女子さん

小学生ながら怖いって感情は不思議と一切なかったんですよね。

読んでくださってありがとうございます。
> アトラさん
> あやぽよ〜さん

読んでくださってありがとうございます。

> ポテトさん

この件以降、目の前に姿を見せることはなくなったんですが、大きな交通事故にあってもほぼ無傷だったりと偶然とは言い難いことがありました。


事故の際に警察や消防、救急車も来たのですが、現場を見た瞬間、誰もが即死しているだろうと思ったらしいです…
> LOVEさん

お稲荷さんのことがあってから、はっきり姿は見えなくても、何かの気配を感じたり、予知夢を見たり、不思議な体験をすることが多くなりました。


それらについてはまた書かせて頂きます。
> 生臭坊主さん

ありがとうございます。
婆ちゃん曰く、自分にはそもそも感じやすい素質があったようです。

それで
「この子なら」ってお稲荷さんが思ったようです。

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