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とにかく怖い話。コミュのクローゼット

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今年の二月、九州に転勤することになった。

会社が九州営業所を立ち上げるのが理由で、軌道に乗るまでの数ヶ月だけ駐在することになった。
当然ながら東京からは通えないので、会社が契約したマンスリーマンションに入ることになった。

九州のマイミクに伝えると、爆笑されるも飲みに行こうという話になった。


相手はバスガイドのUちゃん


mixiでは可愛くて明るくて楽しいイメージのUちゃん、某日記ロワイアルというコミュでは結構な有名人だ。

早速その週末に会うことになったんだけど、俺は右も左も分からないのでとりあえず言われた通りに博多駅で待つことに。
ただ待ってるのもキンチョーしちゃうので、お土産屋さんに入ったり出たりを繰り返しwww


そしてだいたい15回目ぐらいで ←


ふいに携帯が鳴った。Uちゃんからだった。


「…なにやってるんwww」


見 ら れ て た Σ(*゚∀゚)・:':':'


Uちゃんは会うなり「ほんとにプチモだw」を連呼して笑いっぱなしだった。

俺はというと、見られてた恥ずかしさで開き直るしかなくw
キンチョーとかもうそんなん知らんし、負けじと笑ってしゃべりまくった。

実際に会ったUちゃんは、AKB48の板野友美に性別がよく似ていて凄い可愛い子だった。

連れていってもらった飲み屋さんは、モツ鍋がめっちゃ美味しいお店だった。
自分のマンションからも近いから、ちょくちょく来ようって思った。

飲み会のネタはほとんどがmixi関係、お互いのマイミクのこととか日記の裏話とか。
あとはお互いの仕事の話とか、普段どんなチワワを飼っているかとか。

初めて会ったのが嘘みたいに盛り上がって、3時間はあっという間に過ぎた。

とりあえず、また近いうち飲もうねー

ということでお開きに。

ホントは送らなきゃいけないんだろうけど、その帰りに俺が迷子になることを心配されて、その日は博多駅で別れることにした。

歩き始めて10分ぐらいすると、Uちゃんからメールが届いた。


送信: U
本文: thank-you! nicemetoyou!!


nicemetoyou---!!(||; □ ) ゜ ゜ pong

飲んでる時に俺の仕事の話になって、輸出マネージャーをやってるって言ったら、英語が全くできないUちゃんがしきりに感心していた。

きっと、英語のメールはUちゃんなりに気を利かせたのだろう。

だけど「nice me to you」って!「素敵な私をあなたに」って!!!

押しつけがましい子!恐ろしい子!

すぐさまそれを返信すると、速攻で返事が返ってきた。


送信: U
本文: やばい!テンキューとないすとぅみーちゅーしかわからないと打とうとしたんに
ないすとぅみーちゅーもわかってなかった!
本当アホ!


本当アホ!!!

だけどそんなアホなところが魅力なんだなきっとw
と一人携帯を見ながらニヤニヤしていると、Uちゃんから着信が。

笑いもおさまらないままツッコミを入れようと電話に出ると、どうにも様子がおかしい。


まず電話が遠いのか小声なのか、声がほとんど聞こえない。

はっきり聞こえないが、同じことを繰り返しているようだった。

受話音量を最大にして、ゆっくり落ち着いて話すようにお願いすると、何度目かでようやく聞き取れた。


それでも同じことを繰り返すだけだった。



部屋に誰かがいる と



詳しく話すようにお願いしても要領を得ない。

半泣きになりながら誰かがいる…!助けて…!と連呼するばかり。

なんとか聞き取れた情報だと、

部屋の中で誰かが這いずり回るような音がする。人のうめき声のようなものも聞こえる。外に逃げようと思っても、廊下にも何者かがいる。

リビングのドアは擦りガラスになっていて、廊下に動く影がはっきりと見えたという。


俺が怖い話好きだってのは、Uちゃんはよく知っている。

からかって怖がらせようとしているのかと思ったけど、どうもそんなレベルじゃない。

すぐに家に向かうことにして、電話を切ることにした。
嫌だ!電話切りたくない!とは言われたが、電池が切れてしまっては元も子もない。
とりあえずどこかに隠れて待つように伝えて、電話を切った。

道はよく分からないけど、携帯の地図を使えばなんとかたどり着ける。
教えてもらった住所を確認すると、線路沿いの割と分かりやすい場所にあった。

走って10分ぐらいか。

とりあえず線路にぶつかるまで走ることにした。

走り初めて5分ぐらい、ちょうど線路にぶつかったあたりでUちゃんからメールが入った。


送信: U
本文: kuro-Z! kuro-Z!


そこは日本語でいいんじゃwwwww

やっぱりからかってるのか!?そう思ったけど、電話してとりあえず気が落ち着いたのだろう、そう無理矢理考えて再び走りだした。

線路にぶつかって右に曲がると、また携帯が振動した。……気がした。

携帯を握りしめながら走っていて、確かに振動した気がして足を止めたんだけど、携帯を見ても着信もメールもなかった。

あれ、おかしいな… そう思った次の瞬間




 ド サ ッ




と、線路の方から音がした。

一瞬動物かな…?と思ったけど、どうもそんな感じではなかった。
茂みの中に、何か重いものを落としたような音。何かが落ちてくるような場所ではないけど、決して気のせいではなかった。

気にはなったけど、Uちゃんが待ってるから先を急ぐことにした。

走り始めて少しすると、またUちゃんからメールが入った。


送信: U
本文: HAYAKUHAYAKUHAYAKUHAYAKU


多分もう家のすぐ近くのはずだ。

メールを打てるんだから電話しても大丈夫かな?って思って、電話をしてみることにした。


「…こちらは NTTドコモです。 おかけになった電話は 電波の届かない…」


……あれ?

今メールがきたばかりなのに?

おかしいなと思ってもう一回かけても通じない。

とりあえず自力で探すしかないかと思っていると、目の前にマンションが現れた。
携帯の地図で確認すると、そのマンションで間違いなかった。

とりあえずUちゃんの家、507号室に急ぐ。

エレベーターを降りると、なんかすでに雰囲気がおかしかった。

いやいや、ビビるなビビるなwww

とか思いながらUちゃんの家の前まで行って、インターホンを押すのも躊躇って、玄関のドアを引いてみた。


ガチャ…


鍵はかかってなかった。

玄関を開けると、廊下にも奥の部屋にも電気は点いていた。
Uちゃんがいるはずなのにあまりにも静かで、それがかえって不気味だった。

部屋には誰かがいそうな気配はない。

Uちゃんが冗談を言ってるとは思っていなかったけど、何かがいるはずは無いと思って、一歩一歩ゆっくりと進んだ。
もう心臓の音が聞こえるんじゃないかってぐらいドキドキした。


チャ…


リビングのドアを静かに開けると、ひんやりとした空気が肌にまとわりつく。

部屋を見渡しても、当然ながら誰もいない。

Uちゃんがいることを疑うぐらい静かで、何も音が聞こえなかった。

テーブルの上にはノートパソコンがあって、いつもこれでmixiやってるんだなーとか思いながら左を見るとクローゼットがあった。

こっちが忍び足で動くことはないんだけど、無意識にあまり音を立てないように近付いた。
いきなりクローゼットを開けたら驚くだろうと思って

少し呼吸を整えた後、クローゼット向かって


「Uちゃん?」


と言った。

するとすぐに中から「ううう…」とすすり泣くような声が聞こえた。

「Uちゃん!!!」と叫びながらクローゼットを開けると、Uちゃんは泣きじゃくりながら抱きついてきた。

暫く嗚咽まみれで泣きじゃくるUちゃん。
ぶっちゃけ何を言ってるんだか分らなかったw

だけど本当に怖かったんだろう。無事にたどり着けてホントに良かったと思った。

多分、5分以上泣きわめいていたと思う。

しばらくして、ようやく落ち着いたUちゃんが口を開く。


「…でもなんでクローゼットにいるって分かったん?」


…………。

この時ほど足元からざわざわしたものが上がってきたことはない。
嫌な予感がしつつも、Uちゃんがからかってるんだと思いたくて、敢えて笑いながら答えてみた。


「kuro-Z! kuro-Z!ってメールしたじゃんwww」


「いやうちしてないし。あの後すぐに携帯電池切れちゃったんだもん」


何を言ってるのか分からない。

やっとでUちゃんに会えて安心してたのに、この部屋がとてつもない嫌な空間に思えてきた。


「嘘でしょ…?」


そう言って携帯を取り出そうとしたら




 ド サ ッ




と、自分の後ろ、リビングに何かが落ちる音がした。


ゆっくりと振り返ると


そこには


赤黒い塊があった。


赤黒い塊と言うと語弊があるかもしれない。だけど、その塊を…人間、しかも女性と認識するのには少し時間がかかった。

両足と片腕が無く、顔が潰れて表情が分からない。それでもその目ははっきりと俺をとらえていた。
残った片腕で這って近づいてこようといている。


何が起こっているんだか分からずに声も出せずにいると、握りしめているはずのUちゃんの腕がやけに冷たい事に気付いた。

目の前の塊から目を離せずに、その冷たい腕を引っ張ると、



腕だけが目の前に現れた。



そこで目の前が真っ暗になった。





気が付いたのは、次の日のお昼過ぎだった。

絶対に逃げないとマズイとか思いながら、そのまま気を失ってた。

Uちゃんは ド サ ッ と音がした時点で気を失ったらしい。
敢えて聞かなかったけど、おそらく俺が着く前に既に何かを見ていたんだと思う。


後日Uちゃんから聞かされた話だと、前にUちゃんの部屋に住んでいた女性は人身事故で亡くなってるんだと。
マンションから300メートルぐらいの踏切で。

特急だったらしく、悲惨な現場だったんだって。



右腕だけが未だに見つかってないらしい。



あれが幻覚だったのか幽霊だったのかはよく分からない。

絶対に逃げないとマズイとは思ったけど、結局のところ何も起こってない。
変わったことと言えば、たまにあの音が聞こえるぐらいだ。

お祓いとか言った方がいいのかな?

ま、ネタになるし時効だしいいだろ
とか思いながら今これ書いてたんだけど

プーーーーーとかいうパソコンの音でさっき目が覚めた。

画面には凄まじい改行の嵐w

パソコン打ちながら寝ちゃってたみたいで。

右腕なんかおもいっきりしびれて赤黒くなってた。

慌てて改行を削除しまくってると、一番下に打った覚えの無い文字が出てきた。

















n i c e m e t o y o u

コメント(23)

こわっげっそり

でもクローZは笑ってしまったwww
あとKB48の板野友美に性別がよく似てるってどんなんだよと最後まで思ってしまった残念な自分わーい(嬉しい顔)
夜勤(タクシードライバー)の休憩中に読んでしまった…これから深夜3時半迄仕事なのに…怖いやないか…(>_<)
こわいexclamation ×2



それにしても
kuro-z

ちょっとかっこいい

怖かったけど
実話でしょうか?

私も性別という意味がよく
わからないのですが…

怖かったです涙

あと性別じゃなくて性格って書こうとしたのを間違ってしまったんじゃないでしょうか?

間違ってたらすいませんあせあせ(飛び散る汗)
実話なら
めちゃくちゃ怖い体験ですねげっそり
Uちゃんの「携帯電池切れちゃったんだもん」発言と同時に、私の携帯の電池も切れちゃったんだもん(;^;)あせあせ(飛び散る汗)

一瞬時が止まったんだもんあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

怖かったです冷や汗
性別が似てるwww
普段どんなチワワwww
これは面白過ぎる。怖がれなくてすみません。
普段どんなチワワ飼ってるか←僕も気になったwww

話は怖いケド和みました(*´∀`)
AKBのなんとかに性別が似てるってゆうことはUちゃんはニューハーフってことね

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