とにかく怖い話。コミュの心霊スポットのトンネルに車で行ったらトンネル内では全く何も起こらなかったのでテンションが下がり、帰ろうと車に乗り込んでエンジンかけた途端、ボンネットに老婆が立っていた話

心霊スポットのトンネルに車で行ったらトンネル内では全く何も起こらなかったのでテンションが下がり、帰ろうと車に乗り込んでエンジンかけた途端、ボンネットに老婆が立っていた話をさせていただきます。


―――――――――――――

少し前の話になりますが、私は友人3人(A/B/C)と夏の思い出にしようと旅行を提案しました。


伊豆にしようと提案したんです。
「海もあるし、温泉もある！よし！伊豆にしよう」と私が提案。


「いや、海とかめんどくさいし、心霊スポットめぐりにしよう」とA
「うん、そうしよう。」とB&C

というわけでAの案が採用され心霊スポットめぐりになりました。


行く場所は箱根にある●●トンネルに決まりました。

「●●トンネルなら電車でもいけるね、どうせみんな酒飲みながらｗｗ行くだろうから電車にしない？」と私が言うと

「いや、お前車出せよ。お前の車で行こう」とAがあっさり却下ｗ

というわけで私の車で行くことになりました。


●●トンネルに着くまでにみんなの飯代と酒代を私が立替ました。
「旅が終わったらガソリン代と飯代とか精算しようね」と言うと


誰一人聞いていませんでしたｗｗ

車で2時間くらい走って目的地の●●トンネルに着きました。

時間は夜の11時

夏の蒸し暑さは消え、ヒンヤリとした空気が漂っているのが分かりました。

●●トンネルは今はもう使われていないので車は中を通れません。
トンネル入り口に車を止め、4人で中まで歩いていこうということになりました。


本当に有名な心霊スポットで何が出るかわかりません。

もしかしたら私たちはもう生きて帰れないかもしれない…
そう思いはじめていました。

それくらい空気が異常なほど重く冷たかったんです。

トンネルの反対側まで100mくらいでしょうか
真っ暗なトンネルの向こうにかすかに外灯の明かりが見えます。

とりあえず向こうの出口まで行かないと話になりません。


ヒンヤリとしたトンネルを4人で進みました。

なぜか私が先頭ｗ　

ゆっくりゆっくり歩いていきました。

10m…
ところどころ水が壁から垂れていてそれが模様のようになっていてとても不気味でした。

20m…
地面はボコボコになったアスファルトだったのでたまにつまずきそうになります。


30m…
内部までくると温度はもっと下がってきました。


40m…
もう半そででは耐えられないくらいの寒さで鳥肌がすごかったです。




トンネルの半分くらいまできたらAが

「あ、財布落としたかもしれん」と…

私たちは半分まですすんだトンネルを財布を捜しに戻り始めました。


結局財布は20m地点に落ちていました。


そして気を取り直して私たちはトンネルをまた進み始めました。

30m…
トンネル内は水が流れる音と私たちの足音以外はしません。

40m…
「わっ」と誰かが脅かすパターンかと思いましたが誰もそんなことはしませんでした。

50m…
私が驚かしてやろうかと思いましたが本気パンチで殴られそうな予感がするのでやめておきました。

60m…
ココまで来ると何かが起きたら引き返すより先に進んだほうが近いんです。


70m…
何が起こるか不安で不安でしかたありません。


80m…
もう出口がだいぶ見えました。


90m…
出口側は国道につながる道路に出ていてもうトンネルへは通行禁止になっているが外灯もあり、長いくらいトンネルから出た私たちは多少なりとも安心できる場所でした。


外灯の下でみんなでタバコを吸ってから戻ろうということになり、一服しているとタバコを吸わないB君は退屈だったらしく、


「俺、先に車に戻ってるわ…　んじゃ」とB君はトンネルの中に入っていってしまいました。

私はこのとき、すごい嫌な予感がしたんです。

私の感は良く当たると有名でした。


だいたい5回に1度は当たります。


一服を終え、トンネルとさっと抜け車に戻ると…



Bが音楽がｶﾞﾝｶﾞﾝにして携帯をいじりながら待っていましたｗ

今回は感が当たりませんでしたｗｗｗ




「なんだよ、結局何も起こんなかったじゃんかよ。どーすんだよお前」と
不機嫌そうに私に蹴りを食らわしながらAが言ってきましたがどうしようもありません。

私「何もなくてよかったんじゃないかな…」と


車のエンジンをかけ、前を見ると…


ボンネットの上に




まさかの…




カナブンが1匹ｗｗｗｗｗ





「おい、これじゃかっこつかねーからさ、　ボンネットの上に老婆がいたことにしようぜ」と言い出したのはA

「うん、そうしよう」とB&C

「お前、クラスのみんなにはそう言っとけよ」と車をUターンさせている私に蹴りを入れながらAが言ってきました。


「老婆ってｗｗ　それならどんな老婆だったか話あわせとかないとまずくね？」と私が聞くと

A「それもそうだな…」






私「あんな老婆でいいんじゃないの？」と
先ほどのトンネルからものすごい速さで走って車に向かってくる肌が真っ黒で目が真っ赤な白髪老婆を指差して言いました。



「ああ、あんな老婆がボンネットに立ってたことにしよう」とA

「うん、そうしよう」とB&C


次の日クラスのみんなに老婆がボンネットに立っていた嘘話をしなくてはいけないので、
ものすごい速さでこちらに向かってきている老婆を目に焼きつけてから車を出しました。
















読んでいただいてありがとうございます。
無駄な時間を過ごさせてしまったかもしれませんが
そうでないかもしれません。

感想だけでなく、苦情や恋愛相談など何でもかまいませんのでコメントください。