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とにかく怖い話。コミュの【怖い話にしてはクオリティが低い】

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「この箱あずかってくれない?」
友人の藤田から頼まれたのが始まりだった。
こんな目にあうならあずからなかったのに……



藤田から30センチ四方の木箱を渡された。
木箱にはところどころシミのような跡がついていた。
なにか垂れたような跡だった。
アパートでワンルームの平屋の一人暮しの俺の部屋に木箱が置かれた。
「何これ?」
「箱だよ。見りゃわかんだろ」
「何であずからなきゃいけねえんだよ」
「俺さあ、今度彼女と旅行行くんだよねー。俺、住んでんの実家じゃん。その箱さ、親から開けられたりしたらマジ困んだよなあ」
「それで俺にあずかれと?」
「頼む、橘!!」
藤田が両手を合わせて頼んできた。
まあ、あずかるだけならいいか、と俺は思い承諾した。
「んで…この箱の中身は何なんだ?見られちゃマズイもの?」
「いや、実は俺も知らない」
「はあ?なんだよそれ」
「それ、ネットオークションで買ったんだよ。まだ開けてないんだ。旅行から帰ってきてから彼女と一緒に開ける」
「ここで開けようぜ。今」
「何でおまえと開けなきゃいけないんだよ」
藤田は俺に肩パンチした。



「じゃあ頼んだぞ。絶対開けんなよ?」
藤田はそう言って帰っていった。
この箱を一週間あずかる。
それだけで1万だった。

怪し過ぎる……

が、1万もらえるなら箱ぐらいあずかるのってどうってことない。
本当は箱の中身をしりたかったので、開けたかったが1万の魔力に俺は我慢した。


その日の夜から。

ちょっと変な事が続くようになる。



夜、いきなりテレビが消えるのだ。
決まった時間に。



もう五日連続でテレビが消えることがおきていた。
だが俺は、電波障害か何かのせいだと思い、気にしないでいた。

そして六日目の夜

深夜1時にテレビが消えた。
だが俺は気にしないでいた。
テレビはただつけてただけでずっと携帯をいじっていた。
するとピンポーンとチャイムが鳴る。
「誰だよ……こんな時間に」
俺は玄関に向かって覗き穴から外を見た。





…………誰もいない。
一応、開けてみる。
外を見たが誰もいなかった。
しかたなく部屋に戻る。
「あれ?」
そのとき異変に気付いた。
いつもの場所に置いていた箱が移動していたのだ。
箱は玄関まで来ていた。
「嘘だろ……マジかよ……」
そのとき、嫌な予感がしていた。
もうすでに普通じゃない。
俺は怖くなって玄関に鍵をかけた。
箱が怖い。
俺は箱を見たくなかったのでどこかに隠そうと考えたが、ワンルームなため、どこでも目につく。
仕方がないのでトイレに持って行った。
部屋に戻るとカーテンが風に揺られて音がバサバサといっている。
俺は開けてた窓を閉めた。
窓を閉めるとき部屋の中が窓に映っていた。
……………………
………………
………






……………だれか、いる!?



後ろを振り返れない。
視線を感じる。
だれか俺を見ている。




じっと………




視線をずっと感じていた。

携帯を持っていたので携帯で誰かに電話をかけた。

手探りでかけたので誰にかかるかはわからない。

プルルルル、プルルルルとコール音

(誰か出てくれ)

そう願ってたとき、感じてた視線がなくなっていた。

窓に映った人物ももういない。

俺は決意して振り返った。










……誰もいなかった。



「……よかった」
思わず安心する。

……コトン。

安心してか、携帯を床に落としてしまった。

「あっと……」

それを拾おうとしたとき………




























ベッドの下にいた女と目が合った。
「おまえがもっていたのかーーーーーーーーー」

ベッドの隙間から女がはいでてきた。

女は叫んだ。
「返せ、返せ、返せ、返せ、返せ、返せ、返せ、返せ、返せ、返せー」

「うわあああああ」

はいつくばったまま女が俺に近づいてきた!!

俺はトイレに逃げ込んだ!!

急いで鍵をかける。

トイレのドアノブががちゃがちゃと音をたてて乱暴に震えている。

「開けろ、開けろ、開けろ、開けろ、開けろ、開けろ、開けろーーーーー」

女がトイレのドアを叩きながら叫ぶ。

ドアノブもずっとがちゃがちゃとまわされていた。

ドンドンドンドンドンドンドンドン

トイレのドアが壊れるくらいに女が叩いてる。

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

「開けろ、開けろよお、はははは、逃げられないぞお、開けろよお、はははははは」

女が笑いながらドアを叩く。

俺は必死にドアを閉めた。















何分経っただろうか……

急に静かになった……

女の声は聞こえない。

何の音もしなくなった。

俺は耳をすました。
………大丈夫………のようだ。


俺は持ってた携帯で電話をかけた。

誰でもよかったのでリダイアルをおした。
プルルルル、プルルルルとコール音
そしてガチャ、と音がして相手がでた。
「もしもし!!橘だけど?もしもし!?」

相手は無言

「…………だれだ……?おい?」









「ひひひ、逃げれないよお、開けろお、ひひひひひ、開けろよお、ひははははははは」
女がしゃべっていた

「うわあああ!!!」
思わず叫んだ。

携帯からはまだ女の声が聞こえた。
「ひひひ、開けてくれないならあ、ひひひひひひひひ、こっちからいくよお、ひひひひひ」

ガチャ、

プー、プー、プー、



……電話が切れた


確か今……こっちからいくって……


すると天井でガタガタガタと音がした。



まさか………

ガタガタガタガタ

「ひひひ、どこかなあ…、ひひひひひ、どーこーかーなー」

女の声が天井からした。

ガタガタガタガタ

「もうすぐだよお……ひひひ、もうすぐいーくーよーひひひ」


ガタガタガタ


音が近づいてくる。


ガタガタガタガタ


天井裏をはっている音が


ガタガタガタガタ


「……どこにいるのかなあ…………………………………ひひ……」



ガタガタガタガタ


「……………ひひひひ………………………………………………………」

ガタガタガタ


ガタガタ



ガタ




ガタ











ガタ














……
…………
………………音が……














……止まった…














「………ここかなあ……」


ガコッッ!




……換気扇が壊されて





ゆっくりと







ゆっくりと








逆さまの







女の顔が









でてきた

「見ーつーけーたあー……ひひひひひひひ、見つけたあ、見つけた、見つけた、見つけたよお、ひひひひひひひひひひひひ」
女がにやりと笑いながら



「箱を開けろよお……箱を…開けろ、開けろ、開けろ、開けろ、開けろ、あーけーろよおお」
女の目が大きく広がる。

「ヒィ!!」
俺は逃げ出した。

全速力で。

裸足で。

女がはいつくばったまま追ってくるのがわかった。

ズル!ズル!ズルズル!と嫌な音が後ろの方から聞こえてくる。

「ひひひひゃひひはひゃ」

女は笑ってるのか、叫んでるのかわからない声をあげていた。





俺は叫ぶ




もう



いやだ





















「助けて、助けてくれ」
ハアハアと

息をしながら

店を探した。

コンビニが見えた。

コンビニに走って助けを求める。

店員に事情を話して店員と一緒に俺は自宅に戻った。



怖くて部屋に入れない。

俺はずっとぶるぶる震えていた。

「…そこのトイレに…女がいたんです…」
指をさして説明する。

「……どこにもいませんよ?大丈夫ですから。……ただ」
店員がトイレで何か見つけた。
「箱がありますね。開いてますけど………」
「え?」
俺は箱が開いていることに驚いた。


「中身は………どうなってますか?」

「中身は…………」



店員は箱を覗きこむ。















「………何も入ってませんよ?何か取られましたか?」

「いえ……………わかりました……………………………大丈夫です」



そして夜が明けた……

















旅行から帰って来た藤田に話したら、藤田はあの箱がなんだったのか白状した。

何でもあの箱は……いわくつきの箱で、あの箱を一週間もっておけたら賞金がでる、という賭けが発生していたらしい。

藤田はそれに目がくらみ、賭けにのったとか……



俺はそんないわくつきの箱を何もしらないままあずかっていた……

もちろんあの箱は藤田に返した。



いわくの話も聞いたが、最低だった……

呪われて当然のような箱だった。




結局



あの箱の中身は何だったのか………



あの箱の行方はどうなったのか………



俺は知らない。



ただ





最近





箱を探している女が








現れたと藤田が言っていたが………






藤田がその後、どうなったのか……


















俺は知らない。


















って夢を見ました。

これ、昔自分が書いた話なんですけど、最近、夢で見たんです。

自分は客観的に見てる感じなんですけど(映画観てるみたいな感じ)エライ怖かった。

女の笑い声が、夢から覚めても聞こえてたのがとくに。



この話を書いたあと、コトリバコ読んでビックリしたのを今でも覚えてます。
(コトリバコ読んで怖い話にハマったんですけどね)
おこがましいですけど、なんか自分が書いたのはコトリバコその後、みたいな。



それにしてもリアルだったなあ。夢……






んで、その夢の中で女と夢見てるはずの自分、目が合ったんです。



ただそれだけです。
















それだけです。(笑)

コメント(29)

全然クオリティ低くないしダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)
激コワでした泣き顔涙
とりあえず改行多すぎてスクロール大変でした。
相変わらずトピ主さんのお話は怖い…
女が天井から下がってくるところ、もう怖すぎます
今夜はトイレ行けない(泣)
たまたまトイレで読んでしまった、、、(((◎Д◎)))出れないよー
まじ無理だああああああげっそり

屋根裏バタバタ動き回ってるとか
ほんと怖い...

夢でよかった!
怖かったげっそりexclamation ×2

座敷女というマンガを思い出した。 座敷女みたいな女なんだろうながまん顔


コトリバコという言葉をmixiで知って、パソコンで調べたら、かなりの長文。

けっこう怖かったし、人間の怖さも知る事が出来るお話でした。

女性の方には見て欲しくない内容でした手(パー)
夢の話って、当人にとってかなり怖くても、聞いてる方は怖くないというのが多々ありますが…
正直これはかなり怖かった、クオリティ十分ですって´・ω・
鳥肌ゾワワワワ〜げっそり
書き方が凄い上手で むっちゃくちゃ怖かったですうれしい顔

こっわ!こっわ!
何これ、こっわ!!
やたらリアルで怖かった。。。
怖かったです。私も最初コトリバコかリンフォンかと思いました。
無駄な改行がなければ
とても怖い話になったのにと思いました。

改行スクロールしてると
段々しらけてくるから。

夢オチかい。

でも、これリアルなら怖い!!
こんな時間に読んだせいで眠れなくなりました!
quality低いな確かに(笑)

二番戦時はもっと捻らないと、、、
怖かったですが、改行は適度なのが良いです。

嘘であり本当の話ってところがいい(≧∇≦)

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