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とにかく怖い話。コミュの【創作?】TAXI

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いつもは読むだけなのですが勇気を出して載せてみます。

友達から教えてもらった怪談なのですが・・・





あるTAXI運転手の話







三十前半のうだつのあがらない、冴えない運転手がいた。




そしてある深夜。TAXI乗り場にポツンと立っているトランクを持った女性を見付けた。




そのトランクは人一人が入ってしまいそうな大きいものだった

こんな時間に珍しいなと思いつつもその女性を乗せ行き先を聞く


女『……○○の××まで…』



とても小さく消え入りそうな声

走り出すTAXI

その女は俯いて一人でブツブツ言っています

自然と聞き耳をたててしまう運転手






ブツブツ…


女『アイツが悪いんだ…』







ブツブツブツブツ…


女『なんで…私がこんな…こうなったのも…全部アイツが…』


かすかに聞き取れます

そのお客は顔面蒼白。

そしてなにかに怯えるようにガタガタ体が震えている





運転手『余計なお世話かもしれませんが、なにかあったんですか?』


女『……』



無視か…まぁしょうがないか…



すると突然









ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン


窓に頭を打ち付ける女性

運転手『ちょっ…やめて下さいっ!!』

すると女は素直に窓から離れる





女『フフフ…運転手さん…私、寂しがり屋なの…


でも運転手さんと一緒なら怖くないわ』


女の雰囲気が変わる


やけに落ち着いた感じになった


運転手『そうですか?自分でよければ話相手くらいできますよ。』

女『本当ですか?よかった・・・』

運転手『全然構いませんよ、どうしたんです??』





女『私、ついこの間まで幸せの絶頂にいたの』


運転手『そうなんですか、過去形とは一体どうしたって言うんです??』









女は語りはじめた




女『私…将来を誓い合った人がいたの…

それが…あの女のせいで全てが目茶苦茶に…

あろうことかあの女、あの人のことを誘惑するのよ?

親友だと思ってたのに…酷い話じゃない?フフ…ウフフフ』




運転手『はぁ…そんなことが…』





話を続ける女性

女『このままじゃ私幸せになれない…それで考えたの


簡単なことだったわ。

あの女がいなくなればいい

そうすれば私は幸せになれる』





運転手『い…いなくなればって…』


女『包丁で一突きしただけで動かなくなったのよ…凄く呆気なかった…

ウフフフフフフ

私が寂しがり屋なの知ってるクセに、あの人を私から奪おうとするんだもの…当然じゃない?』





嫌な汗が流れる。


運転手『ハハハ、そんな、冗談ですよね?あんまり面白くないですよぉ〜。ハハハ』



明るくつとめる運転手


女『フフフ…ホント…』







どっちの意味でだ?




そこまできて運転手はハッとしました。


人が一人入ってしまいそうなトランク


いや、まさかな…


女は淡々と話を続ける



そこがまた不気味だった。


女『動かなくなったその女をとりあえず冷蔵庫にしまうことにしたの…処分の仕方をイロイロ考えたわ

やっぱりありがちだけど、人気の無い山奥に埋めるっていうのはどうかしら?』





流石に気分が悪くなってくる




運転手『冗談キツイですよお客さん。あんまりからかうのはよしてください。ハハハ』


女『あら?信じてくれないの?』

運転手『そんな冗談真に受けるほど馬鹿じゃあありませんよぉ

それに、その話が本当ならなんで私に話すんですか??』




女『ウフフ…それもそうね。』








TAXIは今、人気の無い山道を走っていた。








女『あの女を刺したその日から…おかしなことが起こるの』




尚も女は語り続ける




女『足音が聞こえるの、家にいても外にいても職場にいても電車にいても


ずっとずっと私について来る




いつも真夜中に目が覚めるの



金縛りってゆうのか…体は動かないんだけど首から上だけは動くのよね



目を開けると、殺したハズのあの女が私の枕元に立って見下ろしてるの



朝起きたら冷蔵庫が開いていて




確実に閉じたハズのあの女の目が開いていて



光の無い目でこっちを睨んでいたのは流石に驚いたわ。』




ゴクリ…


正直いい加減にしてほしかった



運転手『道はこっちでいいんですか??』



運転手は話を変えることにした


もう聞きたくない。さっさと降ろしてしまいたい。



自分は関係ない。


女『ついに私は死体を捨てることにしたわ。これで開放される。』



女は話をやめない。


女『人目のつかない深夜。あの女を持って



マンションのドアを開けてエレベーターに向かった。



でもエレベーターは何故か動いてくれなくて、階段に向かったの


降りようとした瞬間、誰かに背中を押されて私は転げ落ちた。





そして一瞬だけど押したヤツを見た。










確かにあの女だった。』







運転手『!?』







バックミラーを見た瞬間、運転手の全身に鳥肌が走った




運転手『あ・・・・んぁ・・・・』




そこには・・・・



首が折れ、おかしな方向に曲がって



頭からおびただしい血を流し



白目をむいている女が座っていた。






女『あー・・・・もの凄く痛かった・・・』



ゾクッ



運転手『ど・・・・して・・・・』






恐怖のあまり言葉が出てこない






女『どうして私がこんなことをアナタに話したと思う?』






気づけば前方に崖が迫っている。


そこで運転手はハッとした。




ハンドルをきり、ブレーキを思い切り踏み込む




運転手『なっ!!運転がきかないっ』





ドアも窓も開かなかった。









女『お願い







一緒に死んで・・・




言ったじゃない。運転手さんと一緒なら怖くないって・・・』






崖が迫る




運転手『助けてくれ!!オレは関係ないッッ!!』


バンバンバン

窓を叩く

しかし人気のない山道なので自分達の他に車は走っていない






女『確かに関係無いわ・・・



でも・・・











私、寂しがり屋だから…』





どう・・・したらいい・・・誰か・・・



運転手『た・・・たすけ・・・』



崖はもうすぐそこだ。
















女『あ・・・そういえば







あの女、私より寂しがり屋だったわ』






















翌日、二人の死体。そして空のトランクが発見された・・・・




















寂しがり屋の幽霊は一緒に死んでくれる人は探し、

今も夜の街をさまよっているのかもしれません



終わり





この話を聞いたとき、なんかどこかで聞いたことある話だと思いました。

しかし表現力足りなくて文才無くて読みづらくてすみません。

これでも一生懸命やりました。

コメント(8)

やばい…この話し見たら寝れない…がまん顔

俺も寂しがり屋だから…

誰かと…
こういうベタでシュールで、オチ無しでゾクッとくるような怪談、大好きです。

他に何か知っている話があればまた書いて欲しいです
タクシーに乗った女は既に幽霊だったのですか?

崖で発見された死体は、運転手とその女ですか?

それで、さまよっている幽霊というのは、タクシーに乗った女に殺された女性の幽霊ですか?
どうして首が折れて白目むくくらい重症だったのにタクシーに乗れたんだ?
2人の死体…1人は運転手で、もう1人はどっちの女だったんだろう?

面白かったです

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