とにかく怖い話。コミュの【実体験】襖

ご無沙汰してました｡今回も長くなると思いますが､できるだけ読みやすく書けるよう頑張りますのでよろしくお願いします｡書き方の批評などあれば是非お願いします｡

これは先日起こったことでして､俺が初めて体験したまともな??心霊現象です｡

俺は学費を稼ぐため､ほぼ休みなしでﾊﾞｲﾄをしているんですが､その日は珍しく休みで､学校から帰ってきてからはﾀﾞﾗﾀﾞﾗと過ごそうと決めていました｡
で､予定通り昼寝をし､起きてからはﾘﾋﾞﾝｸﾞで音楽を聴きながら携帯を見ていました｡

うちのﾘﾋﾞﾝｸﾞは､隣の和室との間にﾄﾞｱではなく襖があります｡この襖はかなり頑丈なもので､叩いたくらいでは凹んだりやぶれたりはしません｡当時その襖は閉まっていました｡

それからそのとき聞いていた音楽はｺﾝﾎﾟで､結構な音量で流していました｡

そして､携帯で見ていたものは｢G県厨｣｡こういった少し変わった恐怖体験(G県厨のｼﾞｬﾝﾙはﾎﾗｰになるんでしょうか??)を読むのは初めてだったもので､恐怖心よりもむしろ好奇心で読み進めていたことを記憶しています｡

で､話がちょうど真ん中当たりに差し掛かった頃､襖を叩いたような､ﾄﾞﾝｯ!!!!という音が聞こえました｡大音量で音楽を流しているにも関わらず､はっきりと聞こえたんです｡
俺は小心者なのでかなりﾋﾞｯｸﾘしました｡でも確認せずにはいられない…右手には携帯を持ったまま､左手には何故かそのとき聴いていたCDのｹｰｽを持ち(何故CDｹｰｽを持ったのか､今でもわかりません)､襖の前に立ちました｡そこで初めて両手が塞がっていることに気付き､行儀が悪い話なのですが､足で襖を開けました｡が､そこには何もない…

俺は家鳴りだと思い､襖を閉めてから元の位置に腰を下ろし､G県厨を読み進めました｡しかし､しばらくするとまた襖がﾄﾞﾝｯ!!!!と鳴ります｡俺はまた立ち上がり､今度は左手で襖を開けました｡

しかし､またしてもそこには何もありません｡

俺は空耳かと思い､また襖を閉めて元の位置へ戻りました｡

でもしばらくすると襖がﾄﾞﾝｯ!!!! と鳴ります｡

このあたりからおかしいとは思ってたのですが､必死に｢これは家鳴り､これは家鳴り｣と自分に言い聞かせていました｡その間にも襖を叩くような音は鳴りつづけていました｡しかし､それも続くと慣れてくるのか､途中からはそれほど音を気にすることも無くなりました｡なので､襖を開けて確認することもせず､ただひたすらG県厨を読み進めていました｡

で､G県厨も終わりのあたりに差し掛かったあたり｡俺は

G県厨ももう終わりか｡

と､襖を気にすることなくのほほんと読んでいました｡すると突然､今までとは違った音が襖から鳴り響きました｡

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯｯ!!!!!

これは家鳴りなんかじゃない!!

そう認めざるを得なくなっり､家にいるのが途端に怖くなってしまい､急いで道場へ行く準備をして家を出ました｡

道場で体を動かし､落ち着きを取り戻した俺は､帰宅してから襖の裏を確認してみました｡そこにはうっすらとですが､手形らしきものが一つだけありました｡しかし､凹みも､破れたところもありません｡大音量で音楽を流している中､残っているのが手形一つというのは有り得ないと思うのですが…

2､3日すると､手形は無くなりました｡あれから襖が叩かれることもありません｡ただ､あれは何だったのか､今でも不思議に思っています｡

最後までお付き合い頂き､ありがとうございました｡今回は､前回よりも読みやすく書くこうと試みたんですが､逆に読みにくくなったように思います｡もし次回があれば､改善したいと思いますのでよろしくお願いします｡