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ジェットエンジン [Jet Engine]コミュのMRJにPWのギヤードファンエンジンを搭載

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MRJが販売活動を開始したというリリースが三菱重工から発表されました。

http://www.mhi-ir.jp/news/sec1/200710094636.html

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MRJ(Mitsubishi Regional Jet) 正式客先提案(ATO)を決定し、販売活動を開始


 三菱重工業は、次世代のリージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の正式客先提案(ATO:Authorization to Offer)を決定、世界各国の顧客候補エアラインへの販売活動を本格的に開始する。

 当社は、1973年の戦後初の国産旅客機YS-11生産中止以降、民間航空機開発の機会をうかがってきたが、今回の ATO決定を機に、欧米並みの自主民間機の全機組立・販売という画期的な意義を持つ事業へ進出することで、長く欧米のパートナーにとどまってきたわが国航空機産業の宿願達成へ挑戦していく。
 先端的技術の集積である航空機産業は、他産業への大きな波及効果が期待され、技術立国を指向する日本の長期的な産業発展に欠かすことはできない。当社は、官民の永年の悲願となっている民間航空機事業へ本格参入し、そのようなわが国基幹産業の一翼を担うことを目指す。

 ATO決定は、MRJ事業化への重要なステップとなる。当社は今後、MRJの本格的販売活動に加え、最終段階に入っているパートナー候補先との調整や、販売金融の仕組み確立、事業体制の整備などを進めながら、来年春に予定されているプログラムローンチに向けて取り組みを進めていく。
 現在、ボーイングからの支援について協議を継続しているほか、初の国産ジェット旅客機を日本の総力を挙げて実現するため、当社を中心としたMRJの開発・製造・販売等を行う事業会社を設立することを検討中。

 MRJは当社が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として開発を進めてきた、世界最高レベルの運航経済性と客室快適性を兼ね備えた70〜90席クラスの最新鋭小型ジェット旅客機で、エンジンには、最新鋭のプラット&ホイットニー社製「GTF(Geared Turbo Fan)」を採用し、高い運航経済性と環境適合性を実現する。
 また、リージョナル機で初めて複合材を本格的に採用、新型エンジンの搭載や最先端の空力設計などとも相俟って、燃費の大幅な低減を実現、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献する。さらに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同開発の成果を活用して得られた最新の設計手法、要素技術、材料・加工法などを導入、客室の快適性や環境負荷の低減などにつなげている。

 MRJが参入を目指すクラスのリージョナル機市場は、今後20年間、世界で約5000機の需要が見込まれている。当社は本年6月のパリ国際航空ショーに MRJ客室モックアップ(実物大模型)を出展し、多くの関係者の関心を集めたほか、これまでの顧客候補への個別訪問でも高い評価を得ているが、今回の ATO決定を機に、プログラムローンチに向けた諸々の取り組みを全社一丸となって強力に推進していく。
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リリース中で、P&Wのギヤードファンエンジンを採用した旨書かれています。採用を決定したということは、実用化の目処がついているということなのだろうと思うのですが、その機構やギアの配置等非常に気になります。

コメント(14)

ギヤードファンエンジンは既に実例があります。
http://www.flightglobal.com/imagearchive/Image.aspx?GalleryName=Cutaways/Aeroengines/Aeroengines-Jet&Image=Avco-Lycoming-ALF502R-2
これは旧AVCO-Lycoming(現Honeywell)ヘリコプタ用エンジンT55エンジンにファンをつけたものですが、P&Wの新型エンジンも、似たようなものになるはずです。
http://www.sae.org/aeromag/techinnovations/1298t10.htm

ギア機構自体は、ヘリコプタ用ガスタービンで実績のある遊星歯車(プラネタリ・ギア、エピサイクリック・ギア)だと考えられます。
>ノーボ様
これは実用化しているのでしょうか?
実用化したギヤードファンエンジンの存在は存じ上げませんでした。

ただでさえ整備基盤の弱い日本の航空機なのに、ほとんど実績のない構造のエンジンを採用したら、整備できるところがなくなってしまうんじゃないの・・・と思ってしまいます。3軸構造よりは整備しやすいという判断なのでしょうかね?
>>2 なにわ様

ALF502は、BAe146小型旅客機のエンジンとして実用化されています。
http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/united/gallery/bae146-200j.jsp
http://www.raf.mod.uk/equipment/bae146.cfm
ギアードファンエンジンは、三軸エンジン同様に、タービン効率を損なわずにファンの回転数を下げられますので、ファン騒音が低いといわれています。ギア機構はモジュール化され、メンテナンスフリーに近い設計になるのでは無いでしょうか。

新型機の場合、エンジンも新開発のものを採用することによって、競争力が高まります。昔のYS11にしても、エンジンは既存のRR-Dartながら出力増大型の新型で、プロペラも新開発に近いものだったようです。三菱重工は、歴史的にP&W社との関係が深いので、開発パートナーとしては当然の選択なのでしょう。
既存のギアードファンエンジンとしては、ハネウェルTFE731もあります。画像は
http://www.aircraftenginedesign.com/cepics2.html
にあります。自衛隊機にも装備されています。
http://www.mod.go.jp/asdf/equipment/06_u125.html

ギアードファンのメリットは、低騒音と、ターボプロップ(=プロペラ機用)/ターボシャフト(=ヘリコプタ用)エンジンと、コアエンジンを共用できることだと思います。経済性においては、ギアなしでもギアありでも本質的には変わらないのではないでしょうか。
ちょっと質問なんですが空自が採用しているU-125は機体は富士重工がIRANを担当していますがエンジンの方はどこの会社がオーバーホール修理を担当しているんでしょうか?

もしかしたら三菱重工でしょうか?
だとしたらある程度の経験は三菱は踏んでる事での事でしょう。(推測ですが)
>8
なるほど電球、三菱重工はTFE731を取り扱っていますね。
http://www.mhi.co.jp/products/defense_index.html

たかとおさんのご示唆は当たっていると僕も思います。exclamation
>9:ノーボ様

リンク見ました。
三菱はU-125用TFE731エンジンの修理を担当してますね。
MRJ用のPWA GTFエンジンの生産も一部担当している様子です。
おそらく三菱はギャードファンのベーシックな特性を把握していてとPWA GTFエンジンの試験データ等が把握しやすく競争を有利にしてかつ自社にも利益をもたらすにはPWA GTFエンジンと判断したのでしょう。

実際、開発や生産に参加していると修理事業に参加し易い市場風土もあります。

ただギャードファンとしては最大の大きさになるでしょうからリスクもある訳で今後の進捗に注目です。
ファンのところにばかり目が行っていて今まで気づきませんでしたが、>>1で示されているALF502も>>6に示されているTFE731も逆流燃焼器になっていますね。ギヤボックス部分の径に合わせたかったのでしょうか、それともファン回転数とスプールの固有振動数の関係でしょうか。PWのGTFはどうなるのか楽しみです。
勉強になりますね、GTF!
ちなみにTFE731は軍用なんですよね?
軍用以外に、民間向けに実用化されたことはあるのでしょうか?

90人乗りクラスでの実用は初と聞きましたが、民間向けに実用例があるのか気になってます。

イメージ的に民間はハードに酷使するので、MRJのGTFがはたして無事故でいられるのか、少し不安です。。

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