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Aphex Twin (AFX)コミュの1992 セレクテッド・アンビエント・ワークス 85-92

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92年のイギリスは
祭りのあとの虚しさとでもいうべき極寒の状況だった。

それはマンチェスターから逃げ出して
アホ臭リゾートでレコーディングし、
その音楽に全く直結しない享楽的な
ドラッグ・ライフによってレーベル、
ファクトリーの資産を全て使い果たし倒産に追い込んだ

ハッピー・マンデーズのアルバム

CD「イエス・プリーズ」

が全てを象徴しているといっても差し支えない。

そして
「このアルバムを世界のトップ・チャートに乗せ、あっけなく解散してやる」
と豪語し、
見るも無惨に砕けちりながら存命の道を選んだ
(今の状況を考えると結果オーライだが)

マニック・ストリート・プリーチャーズ

の根拠なき無軌道ぶりも虚しさに拍車をかけたといっていいだろう。




そんな中、
生まれてきた突然変異の電子音楽こそが



エイフェックス・ツイン



だった。


アシッド・ハウス以降、
いかに躍らせるかに執心し、
より機能的なハード・ビートが量産されていく中、
エイフェックス・ツインや
ブラッグ・ドック・プロダクション、
そしてアズ・ワン
といった人々の踊り続けることへの諦念を鳴らした
アンビエント・ミュージックは
アフター・ザ・クラブとしての安らぎを与える
チル・アウト・ミュージック
とは似て非なる精神を持った
静かなる


パンク・ミュージックだった。

時代に冷や水をぶっかけるという意味で、これだけ有効だった音楽はなかなかない。



テクノ・モーツァルトというコピーが表す通り、

エイフェックス・ツインこと
リチャードDジェームス
の音楽は

官能的、

であり

天才的、

である。


クリエーターとしての直感や才能より技術者としてのクオリティの高さがモノをいい、
結果的に
どいつもこいつも同じという低俗な匿名性が幅を利かせ始めていたエレクトロニック・シーンに、

「テクノはただのサービス商売じゃねえ、必然的に時代のツールを使ったソウル・ミュージックなんだ」

という信念をもたらした
彼の
独創性は、
音楽が
感覚との終わりなき闘いの成果なのだ
ということも
同時に告げていた。




当時は
インテリジェント・テクノや
ピュア・テクノ
と呼ばれていた


エイフェックス・ツイン


などの音楽は、
ポスト・ダンス・ミュージックとしての

アート性や

電子音楽の可能性を示し、
それは今なおスクエアプッシャーやμーZiqのみならず、
モグワイや
ナイン・インチ・ネイルズなどにも影響を与えている。

つまり
「自分以外の何物でもないもの」
というテーゼは、
彼の音楽によって
レッド・ゾーンへと踏み出したのだ。








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