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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの世界一周双六ゲーム

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1980年4月6日から1986年3月30日まで放送されたクイズゲーム番組。制作は朝日放送(ABC)で、司会は当時ABCアナウンサーであった乾浩明(現在は関連会社・ABCリブラの社長)。


番組の歴史

1983年3月6日よりテレビ朝日などで全国ネット。全国ネット進出当初はタケダの一社提供(末期はタケダ以外で複数社提供)で、裏番組で同じ大阪市にあった製薬会社であるロート製薬提供で毎日放送(MBS)の「アップダウンクイズ」とよみうりテレビ(YTV)の「びっくり日本新記録」、さらにフジテレビの「タッチ」と視聴率を競い合い、「アップダウンクイズ」と「びっくり日本新記録」を打ち切りに追い込んだものの、間もなく「タッチ」に敗れる格好となったこと、当時発生していた視聴者参加クイズ番組全般の衰退に巻き込まれたことから、1986年3月に終了した(「アップダウンクイズ」のこの項と「タッチ」のこの項も参照)。

皮肉にも番組が終了した同月に「三枝の国盗りゲーム」「クイズタイムショック」が終了しており、ANN・テレビ朝日系列の3つの全国ネットのクイズ番組が消滅する珍事が起こった。



概要

当初は関西ローカルの放送で、日曜日11:00〜11:45で放送されていた。その後、北海道テレビ放送など一部の系列局でも遅れネットではあるが放送するようになった。

司会だった乾の大阪弁丸出しの演出・司会振りが受けて、1983年3月6日より全国ネット化し、同じ日曜日19:00〜19:30の30分間の放送となった。放送時間移動直前に作成された番組案内CMでは「30分間世界一周!」と宣伝された。

乾の素人回答者への大阪弁の辛辣なツッコミ(全国区になっても続けていた)や、独特の強引な司会進行ぶりが面白く、「ガックリ都市」へのサイコロの目が出ないように大声で「2・5はあきまへんでー!」や「いいか!いいか!3やぞー!!」と叫ぶこともあれば、「ガックリ都市」に入った際の「あー…、4はあかんと言うたやんか〜…。」と嘆いたり、「ラッキー都市」やゴール(特に「ジャスト宣言」時に度々あった)などへのサイコロの目が出るように大声で「6・6・6・6・6でっせー!」などと叫び、解答者以上に乾本人が興奮して盛り上がることもしばしば。このように出場者を応援しているように盛り上げるテクニックも巧く、真似をする子供も多くいた。



ルール

クイズに答えて正解したら電動サイコロを振って、出た目の数だけ双六形式の世界地図の50都市を進んでゴールを目指す。なお間違えたりお手つきの場合はサイコロの出た目の数だけ戻る。
電動サイコロは、横長の長方形の枠にそって1〜6の目が並べられていた。クイズの正解者がサイコロを振る直前に、正解者の顔を映した映像を枠の中に合成した画面が映し出され、その映像の隅を1〜6の出目が高速で時計回りに移動していた。いわゆる「目押し」の瞬間に見せる表情も好評であった。
「ラッキー都市」という場所に入ると景品がもらえ、「ガックリ都市」に入るとスタート(東京)に戻る。
最後にゴールの東京に戻れたら、(画面には映らない)くす玉が割られて紙吹雪が降り、海外旅行獲得となるが、ローカル放送の時代、ノーマル(ゴールに必要な出目の数字以上)の場合はハワイ旅行、「ジャスト宣言」(これについては後述する)をしてゴールに必要な出目と同じ数字のサイコロを振れば(オーバーした場合はその分戻される)、アメリカ西海岸旅行がペアで獲得できた。「ジャスト宣言」せずにジャストでゴールした場合はアメリカ西海岸旅行1名。全国ネット化後はアメリカ西海岸旅行に統一されたが、ノーマルの場合は1名のみ、「ジャスト宣言」して成功すればペア分を獲得できた。
なお、解答者の1人がゴールしても時間が余っている場合は他の解答者のみで引き続きゲームは続行。そのため1回の放送で2組以上の旅行獲得者も出た。
正解して他の解答者と同じマスに止まった場合は、さらに6マス進み、不正解で同じマスに止まった場合は逆に6マス戻る(全国ネット化以降)。移動した先にさらに他の解答者や飛行機、「ガックリ都市」があった場合、その指示に従う。ローカル時代前期は、先にそのマスにいた人が、後から来た人が移動してくれるまで解答権がない(3人以上が重なった場合は、後に入った人から出て行かなければならない。不正解で戻って他の人と同じマスになった場合は、自分が解答権がない)、後期は、先にいた人が6マス戻るというルールだった(このルールのため、ローカル時代後期は、最初のCM入りあたりまで全員でスタート近くをウロウロしている状態が続いた(中盤戦以降は徐々に進む)。後述の「オーロラコース」とともに、全国ネットで30分番組になるのに合わせ、早く前進できるルールに改められた)。全国ネット化後の初期は、先にいた人が6マス戻って後から来た人が6マス進むというルールだった。
景品を獲得すると解答者席上に「ラッキー都市」名と景品名の書かれた札が置かれる(景品については後述)。また解答者が「ジャスト宣言」を行った場合は「ジャスト宣言」札も置かれる。


主なクイズコーナー

「HIROくんのちょっとブレイク」(なぞなぞ問題が2問、後に音楽問題もこのコーナーに内包された)
「ラッキーチャンス」(漢字クイズ・後半戦1問目 正解・不正解に係わらず2回サイコロを振る)
また、「ラッキーチャンス」とは呼ばれなかったが、末期には最終問題も2回サイコロを振ることが出来た。
「世界一周地理クイズ」
「人物クイズ」
なぞなぞの問題では、番組が用意した正解と異なっても正解になることがあった。「いつも巣がぎゅうぎゅうになっている鳥は?」という問題(正解はコンドル=混んどる)で、「スズメ」と答えた解答者に理由を聞き、「巣に詰めてるから」と答えると、「おもろい!正解にしよ!」と乾の独断で正解になった。



双六のルート(1回目から最終回まで同じ)
ルートの都市名は番組内の表記と同一とする。

0.  東京(スタート)

ソウル(大韓民国)(→オーロラコース:次回の出目「1」で29.モスクワへ飛べる。全国ネット後のみ)
ウランバートル(モンゴル)
北京
上海(以上中国)
香港(当時イギリス領・現中国領)
マニラ(フィリピン)
グアム(アメリカ領)(→飛行機で11ジャカルタへ)
ウェリントン(ニュージーランド)
シドニー
パース(以上オーストラリア)
ジャカルタ(インドネシア)
シンガポール(シンガポール)
バンコク(タイ王国)
コロンボ(スリランカ)(→飛行機で21アジスアベバへ)
ニューデリー(インド)
カブール(アフガニスタン)
テヘラン(イラン)
アンカラ(トルコ)
カイロ(エジプト)
リヤド(サウジアラビア)
アジスアベバ(エチオピア)
ナイロビ(ケニア)
アンタナナリボ(マダガスカル 尚放送開始当初は「タナナリブ」だったが、視聴者の投書によって改められた)
ケープタウン(南アフリカ共和国)
アクラ(ガーナ)
カサブランカ(モロッコ)(→飛行機で33モントリオールへ)
ローマ(イタリア)
ウイーン(オーストリア)
モスクワ(当時ソビエト連邦・現ロシア)
ストックホルム(スウェーデン)
ロンドン(イギリス)
パリ(フランス)
モントリオール(カナダ)
ニューヨーク
シカゴ
ニューオリンズ(以上アメリカ合衆国)
ハバナ(キューバ)
カラカス(ベネズエラ)
リオデジャネイロ(ブラジル)
ブエノスアイレス(アルゼンチン)
ホーン岬(アルゼンチン・チリ このマスのみ都市名ではなく観光地名である)
サンチアゴ(チリ)
リマ(ペルー)
パナマ(パナマ このマスから「ジャスト宣言」の申告が可能となる)
メキシコシティー(メキシコ)
ロサンゼルス(アメリカ合衆国)
バンクーバー(カナダ)
アンカレジ
ホノルル(以上アメリカ合衆国)
東京(ゴール)
50都市選定には、冷戦時の世界情勢や民族対立を考慮し、番組スタッフも相当慎重だったと言われている。




特別マス

飛行機:グアム、コロンボ、カサブランカのマスに止まったとき、それぞれジャカルタ、アジスアベバ、モントリオールまで自動的に移動できる。不正解の時にも適用されるため、クイズに不正解ながら飛行機を使い結果として前進、というケースもたびたび見られた。全国ネット化以降しばらくして、後述の「ガックリ都市」が2ヶ所から3ヶ所に増えた際、飛行機に搭乗できる都市に止まると「振り直し権」が獲得され「ガックリ都市」に止まる数字を出してしまった際、1度だけ振り直すことが可能となった。振り直し権の目印は解答者席机上に電照式のサイコロ形の置物が置かれ、内蔵のランプが点灯すると振り直し権取得を意味していた。但し後に、これも後述するが「ガックリ都市」のうちの1つがニューデリー〜アクラ間に移された際に廃止されている。
「ラッキー都市」(全3ヶ所):このマスに止まった時に、景品を獲得できる(景品はシャープ製等の家電品やスーツケースなど多種多様である)。尚景品は同じマスに何度止まっても同じ景品ではあるが獲得することができる。また3ヶ所の「ラッキー都市」の景品は当然ながらそれぞれ別に設定されている。場所は毎回移動するが、ある程度の傾向がある。赤丸の縁取りのマスである。クイズは不正解であるが、獲得したケースもやはり「飛行機」同様に見られた。
「ガックリ都市」(ローカル放送時は1ヶ所→2ヶ所、全国ネット化以降は2ヶ所→3ヶ所):番組当初は「動乱の都市」といわれた。このマスに止まると自動的にスタート位置(東京)に戻される。やはり場所は毎回移動するが、後半のマス(シカゴ〜リマの間、特にカラカスとホーン岬の組み合わせが多い)で、3番目の「ラッキー都市」の隣とその前後3マスに必ずあり、ピンク色の六角形の縁取りのしてあるマスである。番組末期には、ニューデリー〜アクラ間にも「ガックリ都市」が設定されるようになった。全国ネット化されてからは乾が冒頭に当該の都市を紹介していた。中には1回の放送で2回ガックリ都市に止まってしまう出場者も数名いた。
「オーロラコース」(全国ネット化以降):ソウルに止まったとき、次回のサイコロで「1」が出ればモスクワまで移動できる。「1」以外の目のときはそのまま移動せず。不正解時には自動的に振り出し(東京)に戻された。
※その他に特番だけであったがそのマスに止まると簡単な罰ゲームが課せられる「ドッキリ都市」というのも存在していた。



「ジャスト宣言」

番組開始当初には存在していなかったが、のちに「ジャスト宣言」ルールを追加した。これはゴール手前6マス(パナマ)以内に解答者のコマが進んだ場合に適用されるルールである。この時、乾が「さぁゴール手前に入りましたでぇ〜!!ジャスト宣言できますがどないしますか!?」と解答者に聞く。なおこの時に宣言しなくてもゴール手前6マス以内であればいつでも「ジャスト宣言」はできる。ただし宣言した場合、ゴールを超える分のサイコロの数についてはその分がゴールから戻される。また宣言した場合には「ジャスト宣言」札が解答者席上に置かれる。なお、一度「ジャスト宣言」をした場合は取り消しはできないが、見事ゴールできると、ペアでのアメリカ西海岸旅行が獲得できた。

「ジャスト宣言」制定までは「ジャスト賞」があったが、すぐになくなっている。



トップ賞・トップゴールイン賞

番組開始当初より「トップ賞」があった。ただし誰もゴールできなかった場合のみに限り、最高成績を挙げた解答者に贈られていた。

45分番組時代の全国ネット格上げ前の頃の「トップ賞」はサイコロの目ごとに景品が設定され、獲得した解答者が電動サイコロを振って決めていた。しかし全国ネット化された際に「トップ賞」はダイヤモンドの指輪のみになったためサイコロの目による景品設定は廃止された。また番組開始当初は「トップゴールイン賞」が存在した。この賞品はトップでゴールした解答者に限り、旅行の副賞として「グローバル時計(世界時計)」が贈られた。のちに「トップゴールイン賞」は廃止となった。

ゴールインした解答者がいた場合は、「トップ賞」の賞品は「視聴者プレゼント」(当時クイズ番組では一般的に存在していた)に回される。この場合、全国ネット化前は司会者の乾がゴールインした解答者席に行ってサイコロを振って決めていた。これも全国ネット化以降は指輪となった。応募は今週の「ガックリ都市」のマスに書かれている3か所の地名のうち1か所をハガキに書いておくことが条件だった。



番組構成

45分番組時代は前半戦〜CM〜中盤戦〜CM〜後半戦で構成
30分番組化以降は前半戦〜CM〜後半戦で構成
CM明けには乾が「クイズとサイコロでお楽しみ頂いております世界一周双六ゲーム」と言う台詞が有名であった。


主な大会

「夏休み小学生大会」(全国の小学生が解答者となる夏休み特別企画)
「ガックリさん大会」(以前の参加者が「ガックリ都市」に止まってしまった解答者のリベンジ大会)


スタッフ

構成:池田幾三(放送作家)
ディレクター:山村啓介ほか
プロデューサー:松田和夫ほか
制作協力:大阪東通(現・東通大阪支社)


ネット局(全国ネット昇格後)

朝日放送
テレビ朝日
北海道テレビ(ローカル時代にも時差ネットで土曜11:00〜に放送していた)
東日本放送
山形放送
福島放送
新潟テレビ21(1983年10月〜)
富山テレビ(フジテレビ系、木曜11:00〜の時差ネット)
福井放送(当時は日本テレビ系、月曜19:00〜の時差ネット)
静岡けんみんテレビ(現:静岡朝日テレビ)
名古屋テレビ(ローカル時代にも時差ネットで放送していた)
山陰中央テレビ(フジテレビ系、時差ネットでスポンサーも差し替え。ローカル時代は日本テレビ系の日本海テレビで時差ネットで放送していた)
瀬戸内海放送
広島ホームテレビ(ローカル時代にも時差ネットで放送していた)
山口放送(時差ネットで、武田薬品1社提供時はスポンサードネット、複数社提供時はスポンサーを差し替え)
テレビ愛媛(フジテレビ系、時差ネットでCM枠もオールスポット扱い)
九州朝日放送
鹿児島放送
沖縄テレビ(フジテレビ系、1984年4月〜。武田薬品1社提供時は木曜19:00〜からの時差ネットでスポンサードネット、複数社提供時はローカルスポンサーも付けてスポンサードネット≪なお一部CMは差し替え≫)


関連商品

1983年、タカラよりボードゲームで「TV双六ゲーム」が発売された。詳細は外部リンクの「ボードゲーム研究所」を参照のこと。
全国ネット以前に非売品の視聴者プレゼント用として「双六ゲームセット」(正式名は不詳)が作られていた。番組中の世界地図パネルを模したシートのほか、ラッキー都市とガックリ都市を任意に設定して遊ぶためのリング(プラスチック製)、サイコロなどが付属していた。


世界一周双六ゲーム
http://www.youtube.com/watch?v=Md9B2qoCCrY&NR

コメント(1)

やっぱクイズの内容よりも双六のマスの印象が強かったですね。
「プエノスアイレス」と聞くと今でもガックリ都市を思い出します。
小学生の頃では知りようもなかったですが、都市を選ぶのに慎重だったんですか〜。知られざる苦労です。
乾さんの司会も覚えてます。

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