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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュのスパイダーマン (東映)

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『スパイダーマン』は、マーベル・コミックとキャラクター使用契約をした東映が制作した特撮テレビ番組。1978年5月17日から1979年3月14日まで、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で全41話が放送された。

スパイダーマンのキャラクターを使用しているが、設定は東映のオリジナルであり、戦闘シーンでは巨大ロボット・レオパルドンに乗り込んで戦う設定は、その後のスーパー戦隊シリーズと「タイムボカンシリーズ」の『ヤットデタマン』の大巨神・『逆転イッパツマン』の逆転王/三冠王に影響を与えた。




概要
東映とマーベルコミックが「数年間にわたり、お互いのキャラクターを自由に使用してよい」という契約を交わしたことで生まれた作品である。当初、東映はスパイダーマンを脇役に置いた作品を制作し、スパイダーマンの正体はピーター・パーカー(マーベル版のスパイダーマンその人)にする予定であった。しかし、最終的にスパイダーマンを主役に置いた作品を制作することになり、設定も独自のものに変更された。ちなみに東映がこの契約で作ったもう一本が『バトルフィーバーJ』で、マーベルコミック側は1979年から1980年にかけて東映のロボットアニメ『勇者ライディーン』、『惑星ロボ ダンガードA』、『コンバトラーV』の主役ロボットが宇宙で活躍するコミック『Shogun Warriors』(en:Shogun Warriors)を刊行している。

原作者のスタン・リー他スパイダーマンの実写を渇望していたマーベルスタッフは、日本の優れた特撮技術、およびクモ男らしさを重視したアクションは高い評価を与えた(後年のインタビューでも、リーは東映版のスパイダーマンのアクションについて、後年のハリウッド作品のようなCGを駆使できない時代にもかかわらず、彼やマーベル側が抱いていたイメージを実現してみせたことを賞賛している)。とはいうものの、「クモの力を持った超人・スパイダーマン」というキャラクター以外の設定はほぼ日本オリジナルであり、巨大ロボであるレオパルドンや乗り物などはマーベル側曰く「世界各国でスパイダーマンが製作されているが、日本のものは特に(特撮技術が)すばらしい。レオパルドンは別として…。」と言わせるほどであった。ただし、レオパルドンについては、マーベルスタッフ達が激怒してしまったという逸話があるがそれは完全な作り話であり、実際はスタッフ間の笑いのネタと共に、当時の日本の子供向けアクションドラマとして作品を商業的に成功させる為に必要であった要素として理解され、概ね好意的に受け止められている。先に述べた契約が切れたこともあって、近年の全話ソフト化まで原版はほぼ封印状態にあった。

実際、この日本側スタッフの発案によって生まれたレオパルドンについては、その玩具は完成度が非常に高く、子供向け特撮作品の玩具としては当時史上空前と言われる大ヒット商品となっており、番組の商業的な成功をほぼ一手に引き受ける格好にまでなった。そのため、結果的にレオパルドンによる玩具の売上を抜きにした場合、日本での本作の商業的な成功はほぼ不可能であった事についてはマーベル側でも否定しにくい様である。その後マーベルとの提携で制作された初期の『東映スーパー戦隊シリーズ』における巨大ロボットの成功や、1990年代以降のマーベル作品のキャラクター事業展開でも日本ではスパイダーマンが欧米以上に人気を集め重要な役割を果たした事など、この東映版スパイダーマンやレオパルドンの存在は、後のマーベルの日本での販売戦略にも多かれ少なかれ正の方向に影響を及ぼしており、さすがにマーベル側では(自前のアイデアでは無いものが最大のヒット要因となっただけに)、レオパルドンに対してある種のジレンマを感じている者も少なくない様である。

音楽を担当したのは特撮音楽の巨匠・渡辺宙明。パーカッションを中心にしたBGMは、今もサントラがリマスタリングされ発売されるなど高い評価を受けている。特にオープニングテーマ「駆けろ! スパイダーマン」も渡辺特有のブラスロックにパーカッションの絡んだスリリングな楽曲になっている。

なお劇中登場の敵「暴君竜」は原作のリザード、「岩石男サムソン」は「ファンタスティック・フォー」のザ・シングがモデルといわれている。


ストーリー
スピードレーサーの山城拓也は、高名な科学者の父を、研究成果の悪用を目論む異星人のモンスター教授に殺された。故郷を滅ぼされて教授を追って来たが力尽きたスパイダー星人・ガリアから、蜘蛛の能力を与えられて、超人スパイダーマンとなり、仇である教授が率いる鉄十字団と戦う。


スパイダーマン
スパイダーエキスを注入されたことで体質変化を起こした山城拓也が、右腕に装着したブレスレットの格納されている強化服・スパイダープロテクターを身に着けた姿。蜘蛛の能力を持ち、垂直の壁もロープ無しで昇り降り出来る。また、スパイダー感覚で敵の動きを察知できるほか、人間離れした体力も有する。

一般にはその正体は秘密とされているが、存在自体は早い段階で「正義のヒーロー」として認知され、第7話では「スパイダーマンブギ」という歌がレコード化されヒットするほど有名になっている。また、インターポール秘密情報部には正体を知られており、互いに協力関係にある。

なお、スパイダーマンとマシーンベムの直接対決はほとんど描かれず(戦闘員ニンダーを倒されるとすぐに巨大化するため)、マシーンベムを倒すのはもっぱらレオパルドンの役目である。そのため、スパイダーマンは自分の手で直接敵を倒したことが無いという、日本のヒーローとしては特異な地位を占めており、独自の技と呼べるものは(必殺技も含めて)一切設定されていない。


スパイダーマンの装備、武器
スパイダープロテクター
スパイダーマンとして活動する際に身に付ける強化服。マーベルの原作とは違い、普段はスパイダーブレスレットに収納されているものが装着時に一瞬で射出される。
なお、放映当時のスーツで現存するのは一着のみだという。DVD特典映像のスタン・リーとの対面収録に当たってこのスーツが着用され、東映版スパイダーマンが数十年ぶりに復活した。アメリカ街頭巡礼も行ったが一般のスパイダーマンファンに見慣れぬブレスレットをほぼ必ず指摘されていた。
スパイダーブレスレット
スパイダープロテクターを収納しているブレスレット。内部で無限に製造されるスパイダー液を元にスパイダーストリングスやスパイダーネットを作り出し、射出することが可能。また、スパイダーマシンGP-7やマーベラーを呼び出す際の誘導装置としても使用される。
スパイダーストリングス
ロープ状の蜘蛛の糸。数百トンの物体をも引っ張ることが可能。
スパイダーネット
網状の蜘蛛の糸。複数の敵を一斉に捕らえるために使用することが多い。

スパイダーマシンGP-7
空陸両用のスーパーマシン。ボンネットの内側にはミサイル発射装置や機関銃が内蔵されている。宇宙戦艦マーベラーの艦橋後方から内部に収納される。


マーベラー
ガリアが乗っていた宇宙戦艦。全長48メートル、重量25000トン。普段は地底に隠されており、スパイダーマンに呼ばれると地割れを起こしながら地上に姿を現す。大気圏内での飛行には不向きと思われる形状だが、マッハ15での飛行が可能。宇宙空間では光速に近い速度で飛行できる。

通常はスパイダーマンが搭乗してすぐにレオパルドンに変形するため、この形態での出番は少ないが、主力武器のマーベラーカノンはマシーンベムを倒すほどの威力を誇る。


レオパルドン
マーベラーが変形した巨大ロボット。全長60メートル、重量25000トン(資料によっては20000トンとも)。

以下のような武器を持ち、状況に応じて使用する。

アームロケッター
拳を飛ばす、いわゆるロケットパンチ。厚さ5メートルのコンクリート壁も破壊することが可能。
アークターン
額の飾りをブーメランのように飛ばす。
レオパルドンストリングス
胸部から発射される蜘蛛の糸。

蜘蛛の巣の模様が書かれている。(劇中未使用)
ソードビッカー
右足に収納されている剣。立ち回りでは一度も使用せず、マシーンベムに止めを刺すための決め技として投擲する。一撃でマシーンベムを倒すことも可能な、最強の武器である。

レオパルドン最強伝説
番組初期こそマシーンベムとの絡みが多かったレオパルドンだが、回を重ねるごとにドラマ部分の占める割合が大きくなっていったため、必然的に戦闘シーンが短縮されていった。そのため、レオパルドンがマーベラーから変形した直後にソードビッカーを繰り出し、たった一撃でマシーンベムを倒すという展開が非常に多い(時には変形すらせず、マーベラーのまま砲撃でマシーンベムを倒したこともある)。このことから、しばしばファンの間で「レオパルドンこそ特撮史上最強のロボットである」という説がまことしやかに語られることがある。事実、東映側はレオパルドンに関して「特撮史上最強秒殺ロボットと謳われている」と公式サイト上で断言している。ラスボス・巨大モンスター教授ですらも彼の「鉄十字団は不滅だ―っ!!」と連呼する叫びも空しく、攻撃にレオパルドンは全く苦戦すらせず、お決まり通りにソードビッカーで瞬殺してしまった。

ちなみに、レオパルドンについてはデザイン上の問題があった。玩具販売促進のため、玩具としてのデザインが最重視され、可動性よりもプロポーションに比重が置かれた設計であった事から、レオパルドンの着ぐるみは極めて大柄だったのである。この事により、スーツアクターにとっては高下駄を履かされた様な状態になっており、撮影の際のアクション動作に大きな制限があったため、派手なアクションもせずにあっさりと倒すパターンになってしまったとも言われている。このスーツは当時の技術としては非常に美麗なフォルムを誇っているが、この『高下駄』の問題の他にも、材料の一部に一般の風呂場用化学樹脂製の足敷マット板が使用されている等の苦労が見られ、このレオパルドン最強伝説の裏側には、何もかも手探りで模索しながら手作りで進めていた撮影当時の特殊造型事情の苦労を伺い知る事ができる。

余談だが、レオパルドンの勇姿をリアルタイムで観た当時の視聴者たちの間で、「レオパルドンの出ない『スパイダーマン』は偽者」、「『スパイダーマン2』? レオパルドン出ないんだろ?」等、マーベル側にとってはシャレにならないジョークが流れたこともあった。


スタッフ
プロデューサー:吉川進(東映)、石川博(東京12チャンネル)
原作:八手三郎(マーベルコミックス版「スパイダーマン」より)
Spiderman © 1978 Marvel Comics Group
音楽:渡辺宙明
音楽制作:あんだんて
演奏:コロムビアパーカッションアンサンブル(コロムビアレコード CQ-7010)
キャラクターデザイン:企画者104、久保宗雄
キャラクター制作:エキスプロダクション
脚本:上原正三、高久進、押川国秋、曽田博久、松下幹夫
監督:竹本弘一、田口勝彦、佐伯孚治、平山公夫、田中秀夫、小林義明
技斗:金田治、山岡順二(ジャパンアクションクラブ)
製作:東映、東映エージェンシー、東京12チャンネル
「石川博」「東京12チャンネル」の表記は、東京12チャンネルでの放送時のみ。DVDでも第1話にしか表記されていない。



主題歌

オープニングテーマ
「駆けろ! スパイダーマン」
作詞:八手三郎/作曲:渡辺宙明/歌:ヒデ夕樹(コロムビアレコード SCS-421)
劇中音楽では使用されていないシンセドラムを採用、ヒデ夕樹のワイルドな歌唱と共に印象的な響きを残している。末尾はアイキャッチ音楽としても使用されている。また、カラオケが予告編音楽として使用された。

曲間に挿入される台詞は外国人によるもの。渡辺宙明によると、台詞は英語なのに何故かフランス人が来たため、なかなか思い通りの発音にならず、録音が難航したという。


エンディングテーマ
「誓いのバラード」
作詞:八手三郎/作曲:渡辺宙明/歌:ヒデ夕樹(コロムビアレコード SCS-421)

出演
スパイダーマン/山城拓也:香山浩介
佐久間ひとみ:三浦リカ
山城新子:大山いづみ
山城拓次:矢葺義晴
スパイダー星人・ガリア:西沢利明
山城博士:村上冬樹
インターポール捜査官・間宮重三:仲谷昇
女ゲリラ・ベラ:リエ・ラインハート
女ゲリラ・リタ:ティナ・マーゴ、ワニタ・ソマーボルド
モンスター教授:安藤三男
アマゾネス/吉田冴子:賀川雪絵
ナレーター:大平透
スパイダーマン(スーツアクション):古賀弘文(全話)、崎津均(第17、18話)


契約切れによる制限
先に述べた東映とマーベルの契約の都合上、現在はスパイダーマンのキャラクターを東映が使用できなくなってしまっている。そのため、映像はおろか写真やイラストすら公開不可能になってしまった(但し、東映版のために設定やデザインが用意されたレオパルドン等は使用可能であり、本作の楽曲を収録したCDではレオパルドンの写真が使われることが多い)。

そのため、映像ソフトの発売はビデオソフトが1巻(第1話・31話・劇場版を収録)のみ発売された以降は長い間不可能であり、サントラ盤も復刻の際にジャケットが差し替えられた。公式の出版物でも、1995年発行の「超人画報」(竹書房)を最後にスパイダーマンの写真は掲載されなくなった。それ以降、「作品としてのスパイダーマン」が紹介されることはあっても、肝心のスパイダーマンの姿を見せることができなくなっている。

2004年にDVD-BOXの発売が発表されオールドファンを喜ばせたが、版権上の都合から一時無期延期状態に。やはりお蔵入りかと思われたが、最終的に2005年12月9日に無事発売され、それに合わせた雑誌の特集記事でもスパイダーマンの写真が使用された。また、2006年7月には超合金魂GX-33「レオパルドン」が発売され、ソフビ魂スパイダーマンが同梱されている。但し、東映はDVD-BOXの発売を「最初で最後」と公言しており、関連商品も含めて「再販しないこと」が前提になっているとも考えられ、将来再び「幻の作品」になってしまう可能性が無いとは言い切れない。

1978 - Spider-Man (スパイダーマン) OP
http://www.youtube.com/watch?v=FzKXlEJu_DA

japanese spider man ED (スパイダーマン ED)
http://www.youtube.com/watch?v=9YMJpa-87Jk

スパイダーマン金貸してくれ
http://www.youtube.com/watch?v=UnuiiTr3o0E

スパイダーマン/Spider-Man (1978) - Leopardon transformation
http://www.youtube.com/watch?v=P9avJX3coqs


映画のCMなんだけどね、アメリカのスパイダーマンの
同時多発テロ前のスパイダーマンのCM
http://www.youtube.com/watch?v=2vKW1-LnfRM
(・∀・)スパイダーマン繋がりと言う事でw


(´・д・`)何でもアメリカでこの日本のスパイダーマンを放映した所、本家よりも人気すごかったらしいと聴いたことがあるんだけど ほんとかどうかは知らないけどねw

コメント(6)

小さい頃、世に言うスパイダーマンはこの東映のスパイダーマンとばかり思ってました。 内容は全然覚えてませんが、特殊技術をもう一度見てみたいし、最初で最後のDVDも欲しくなります。
バトルフィーバーJも同様なのでしょうか?
トミタクさん
バトルフィーバーJは完全日本オリジナルですよ(・∀・)
戦隊物の発祥は日本ですからw
少佐さんありがとうございますm(__)m
良かったです!バトルフィーバーJまで契約の問題で見れなくなるのは寂しいですからね。
「父の敵を討つ」というテーマのせいか、全体的に暗い雰囲気が漂っていたような気がします。
今までのヒーローと違って、その部分が妙に好きでした。
トミタクさん
バトルフィーバーは私も好きですよ^^
ミスアメリカのデザインはちょっと笑えますけどねw

〜Leonora〜 さん
商売アイテムでロボットは欠かせないんですよ(´・д・`)
ポピーやバンダイの圧力って奴ですかね

まっしゅ 副管理人殿
暗いイメージなら「鉄人タイガーセブン」に勝るものはないですよw

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