「Fist of the North Star 北斗の拳」 ハリウッドで実現した実写版北斗の拳。ただし東映ビデオと東北新社の共同製作であり、いわゆる「ハリウッド映画」ではない。主演はゲイリー・ダニエルズ。原作初期におけるケンシロウ対シンの物語を描いているが、南斗六聖拳や拳王の設定は一切登場しないため、シンは純粋な悪党に終始している。基本的に北斗神拳の描写は少なく、マッドマックス風の世紀末描写に通常の格闘アクションを加えた印象の作品になった。人体破裂描写は特撮で再現されている。鷲尾いさ子がユリア役、マルコム・マクダウェル (時計じかけのオレンジの主人公)がリュウケン役で出演している他、ジャギ風の敵役でショーン・ペンの弟のクリス・ペンが出演している。なお日本で発売された吹替版ビデオでは、テレビアニメ版と同一のキャストによって吹替が行われているがファンの間からは非常に評判が悪い作品となってしまった。