[mixi]作品感想掲示板 - 千之ナイフ

[19] mixiユーザー 06月25日 23:52

SADE2　魔性の姫本日入手♪
（一部ネタばれがあるので、嫌いな方は見ないで下さいね♪）

巻頭カラー＆名作揃いという事もあり、大満足♪
カラーで見る千之さんの絵は、ぐっと官能度が上がっている感じが素敵です♪
個人的には初見の「インキュバスの卵」と「薔薇の館」が印象深かったです♪

インキュバスの卵は骨董品店の不思議な雰囲気と、綺麗な女の人同士の絡み合いが私のツボでした♪　特に最後の女性の慎ましいながらも相手を誘う台詞がもう堪りまりませんでした♪　こういう艶かしい台詞を思いつくのは、やっぱり千之さん上手だなぁ～と。ｗ

薔薇の館は久しぶりの長編もので、テーマも単純がゆえに深くて・・・。悪人とは言え人を殺してすまう事の罪悪感（これはメイドさん達とも共通していますね）の書き方は、見所だと思います。死体にそのまま土を被せるやり方と、箱に入れて上に花を置く弔いの方法の差などは演出が利いていると思います♪
また、私には宿の女主人があまり悪人とは思えなかったり。＾＾；；　行き着いた贅沢の果ての退屈という不幸、同様の枷を負った兄という共犯者の影響。もし彼女が農村の娘として生まれていたなら、罪に手を染めることなく生きていけたのではないか？・・・なんとなく最期の台詞から、私にはそう感じました。

とは言え私はマルキ・ド・サドに詳しい訳ではない（澁澤先生の解説書？は読んだ事ありますが）ので、本当はどうだか知りません。間違っている可能性大です。ｗ

何はともあれ、堕天使の島や姫や恋する人形など他にも個人的名作が多かった本書のお陰で、今日一日幸せな気分で過ごせました♪　有り難うございます♪

[20] mixiユーザー 06月26日 21:22

No.19 の続きみたいなものです。

え～っ、上記の感想を思い切って千之さんへ送ったところ、忙しい中わざわざお返事を頂きました。そこに「薔薇の館」の裏話？も載っていて、面白かったので許可を得てこちらへ掲載致します。

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原作はサドの新ジュスティーヌの最初のエピソードなのですが、原作だと館に
ブレサック侯爵がやってきて、主人公の忠告によって館の主人と殺しあいに
なるのかと思いきや、何とブレサックと館の主人が実は遠い親戚だという事が
分かり、意気投合して一緒に叔父（もっと悪党）の家にみんなで行ってしまい
哀れ主人公は場所を移してまた酷い目に遭う事になって行くのです。
と、いうわけで、さすがはサド、主人公は永遠に不幸の無限ループにはまって行ってしまうのです。
今回はページの関係と、サドには申し訳ないのですがやはり酷い目にあう
主人公は、とりあえずハッピーになってもらわないと嫌なので、このような
予定調和的な締めくくりにしてしまいました。
おそらく本当のサドのファンなら甘いと言うかもしれませんね。

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との事でした。

薔薇の館は元が携帯配信という事で、読者の反応を気にされていましたので、薔薇の館も含めサド?の感想書いても良いよ～という方は、こちらの作品感想掲示板へ書いて下さると助かります。どうぞ宜しくお願いします。

[21] mixiユーザー 07月18日 00:09

遅まきながら本日｢SADE2｣を入手しました。

ページを開いてびっくり。
｢堕天使の島｣は、まるで私の大大好きな画家ポール・デルヴォーの世界!!
いや、千之先生の｢デルヴォーへのオマージュ｣のようなものなんでしょうか。
素晴らしい!!
千之先生、どこまでも私のツボを押しまくる方だわ・・・・。

デルヴォーをご存じない方のために画像を貼っておきます。
キーワードは「汽車と裸婦と骸骨」。

一枚目：The Village of the Mermaids
二枚目：The Iron Age
三枚目：The Conversation

[22] mixiユーザー 07月18日 13:49

＞JUJU　女王様

画家ポール・デルヴォーは知りませんでしたが、確かに共通する雰囲気をかんじます！！

・・・しかし、このコミュはマルキ・ド・サドに造詣の深い方がいらっしゃったり、美術に関心の高い人が多かったりと、教養ある人が多いですな。素晴らしい事だと思います♪

[23] mixiユーザー 06月08日 22:28

今｢なまなりさん｣にハマってます

絵が美しすぎるがゆえに、余計に恐怖が増しているのかも…。

[24] mixiユーザー 06月09日 13:24

＞23 mあひるm＠ＤＭＣさま

感想有り難うございます♪

＞絵が美しすぎるがゆえに、余計に恐怖が増しているのかも…。
その気持ち、よく判ります！！　千之さんもきっと喜んでくれるでしょう♪

[25] mixiユーザー 06月20日 21:29

「なまなりさん」、ダウンロードしてありますが、途中までしか読んでいません。
っていうか、本当はダウンロードするのも迷っていたんです。
だって、実話ベースの作品って、霊障が怖いんだもの。

「なまなりさん」の配信が始まった頃、千之先生に、「怖くて読めない」と言ったら、
「大丈夫ですよ。全然怖くないですから。
いや、ホラーだから怖く描いてますけど、みんなで楽しく描いているし、話も実話をかなりアレンジしてますから」
と言われたので、ダウンロードしました。

だけどまだ3話までしか読んでいません。
だって、これからが怖くなるんですよね？
今でも十分怖いですよ。

私が夜、湯船につかりながら読むのが悪いの？

怖いけど、続きが気になる～！

なんだかんだ言っても、やっぱり読んじゃうんだろうな……。

[26] mixiユーザー 06月21日 21:00

ホラー漫画って、読む人によって求めるモノが違うと思います。
後味の悪いもの、虐殺／精神崩壊ＥＮＤなど、作品によって様々ですが、千之さんの描かれるホラーは、メメント・モリ（死を思え、死の存在を忘れるな）的な作品が多くて私は好きです。

不幸に巻き込まれながらも、無事生還できる喜び、でもいつまた巻き込まれるか判らない不安・・・、そして今度は生還できるのか？？という疑問。

なまなりさんのホラー観が、多くの読み手達にどのように評価をされるのかはわかりませんが、１人でも多くの人に何かを感じてもらえると嬉しいですね。

[27] mixiユーザー 07月09日 21:02

｢なまなりさん｣読み終わりました……。

ううぅ、終わり方が恐かった………。
後味が悪いというか……後味悪いのは昔から好きなんですけれど……これは…なかなかショッキングですな。
想像してたのより怖いお話でした。

でも、今までは配信を待ちながら少しずつ読んでいたので、今度はもう一度最初から一気に読もうかなーっなんて…。

あぁ、午前一時二十五分が怖い……

[28] mixiユーザー 07月09日 22:01

＞27 mあひるm＠ＤＭＣさま

＞想像してたのより怖いお話でした
怖い話を怖いと言ってもらえて、千之さんもきっと喜ぶと思います♪

そして本日、リイド社増刊のコミック乱「吉原遊女絵伝」を読みました。（地方なので２日遅れ）
期待違わず美しい世界と艶やかさは勿論ですが、話の奥深さ（台詞の重さ）にもビックリ・・というか、感動させられました。菩薩という概念は、現在にも通じる真理だと思います。「情けは人の為ならず」という元来の意味に近い考えなのかもしれません。

・・・小紅の思想は深読みすると、漫画家としての千之さんと読者との関係を投影したもの、と捉える事もできます。ｗ　

なにはともあれ、久々に千之さんの作品を目にする事ができ、大満足でした♪

[29] mixiユーザー 07月11日 21:58

｢吉原遊女絵伝｣第一景、読みましたでありんす♪

いやー、まずはやはり、絵の艶やかさですね！！遊女たちの髪形や着物のひとつひとつが本当に艶やかで綺麗で可愛くて、何回でもページをめくってしまいます。

お話の内容も、とても読みごたえがありました。遊女モノというと、いたずらに刺激的な性描写ばかり載せて読者を引き付ける(？)ものが多いというイメージを勝手に持ってましたが……この作品は、遊女として働く“紅”の内面を中心に描かれていたので、とても興味深く読みました。

吉原に売られて、たくさん辛いこともあったろうけど、しっかり自分をもって、遊女としての誇りをもって、お客さんと接する紅に乾杯っっ！！！

>>緋ノ香さん
なるほど、紅とお客の関係は、そのまま千之先生と読者の関係にもあてはまると…深いですねぇ。私はいつも千之先生の作品で癒しをもらってますので、なるほどそうかもしれません(*^_^*)

次号のお話も楽しみです。

[30] mixiユーザー 07月21日 23:41

先日、「なまなりさん」を読み終えました。

その数日前に、千之先生宅に電話したら、奥様のねこいさんが出られたので、
「なまなりさんが怖くて、まだ途中までしか読んでいないのですが、やっぱり怖いですか？」
と聞いたら、
「怖いですよ」
と、さらりと返されました。

でも、興味深いお話も聞けたので、恐る恐る全話読んでみました。

あ、思ったより怖くないぞ。
良かった、良かった。

とか思っていたのに、寝る前に思い出して、スッゴく怖かったんですけど！

千之先生は、「なまなりさん」を描くに当たって、資料に、本物のなまなりさんが映っているDVDとかをいただいて、
そのコピーを担当さんにお願いしたら、担当さんが泣きそうに怖がっていたとかおっしゃっていましたが、
私、担当じゃなくて本当に良かった！

という、この文章を打っている今も、背後でいきなり、ガサッと柿の種の袋が倒れたりして怖いんですが。

ねこいさん、本当に怖いです。

[31] mixiユーザー 07月28日 19:15

「吉原遊女絵伝」読みました～。

作画がメチャクチャ大変そう！
いえ、実際、とても大変だったそうです。

紅の静かな語り口調で進む物語は、派手な事件などがない分、リアリティが感じられました。

遊女達のまげや着物などが艶やかで豪奢な分、遊女達の心中は……。

9月発売の次号が待ち遠しいです。

[32] mixiユーザー 12月11日 17:15

Lesbian～天使達の庭～　【COMICぷるるんMAX１収録】

白状しますと、私は千之さんの百合モノが大好きです。という訳で、今回の新作は大変楽しみにしておりました♪　こちらのミス（情報の聞き間違い？）から新作１話のみでしたが、それでも個人的には満足する内容でした。

千之さんが描く中世ヨーロッパ独特の雰囲気が背景に遺憾なく発揮され、主人公ミシェルの妄想、ミシェルより年下に見える相方キキの瀟洒さ、２人の性格がパズルのピースのように組み合う表現（ミシェルのヘタれ誘い受け×キキの年下貫禄攻め）など、私の大好物満載で本当に嬉しい内容でした。・・・これだから千之ファンは辞められない。ｗ

おそらく、登場する教会廃墟や洗礼場などにも意味（暗喩）があり、詮索すれば深い世界が開けるのでしょうが、あくまで漫画であり文学ではないので、深追いはしません。自分の無知を棚に上げるともいいますが。ｗ

ミシェルが自分の正体を明かさずキキと接し、「この絵が完成しても・・・」と問いかけるシーンは読み返してみると実に秀逸です。キキにしてみれば何気ない質問でも、ミシェル側から見ると・・・。金や権力で手軽にキキを専属にする方法もあったのに、ミシェルがあえてそうしなかった事が後半に判ると、ミシェルという人物像が頼りないイメージからガラッと変わった気がしました。

それにしても劇中劇ならぬ作中描画とは、千之さんて本当に絵そのものが好きなんだなぁ～と思います。・・・真偽は知りませんが。ｗ

携帯収録のこれらの話が、いずれ千之さんの単行本として１冊にまとめて出される事を切に期待しています。素晴らしいお話を有り難うございました♪

[33] mixiユーザー 12月14日 19:55

Lesbian～天使達の庭～【COMICぷるるんMAX１収録】

読んで興奮した勢いで書き綴って、後になって気付く恥ずかしさ・・・。－－；；
× 中世ヨーロッパ →　２０世紀前半～中期っぽいですね。
× ミシェルより年下のキキ →　明言されていないので、ひょっとしたらキキが年上の可能性も・・・。
アジアン系の黒髪女性は若く見えるそうですし。でも、キキ＝アジアンという、これも私の勝手な思い込みなんですよね～。

読み手の想像力で世界が広がる、そんな余地を残してくれているのが千之さんの作品の魅力だという事で、１つ御容赦を・・・。

[35] mixiユーザー 05月30日 14:15

吉原遊女絵伝　第三景～花魁人形　恋の駆引き～

人形作家になりたかったという千之先生のロマン溢れる作品になっていました。この人形に恋する青年の話を、千之先生は過去に２作描かれていますが、それぞれに結末が違い、話手の妙を感じさせます。

蛇足ながら紹介しますと、SEPIA収録の「蔵の中の少女」では少女がそのまま人形役を演じ続け、SADE?収録の「恋する人形」では第３者が人形ではない事を指摘し、この吉原遊女絵伝では、人形役の少女自身が正体を語ります。

仙女（菩薩？）の掛け軸の絵に恋した男が毎日祈りを捧げ、その熱心さに負けて
仙女が掛け軸から抜け出て男と交わったという伝記を思い出すのですが、一念岩をも通ず思いと人ならぬモノの声を聞き、それを信じる不動心が本当に奇跡を生みだすのかもしれません。

この話に登場する狐舞も実際にあったようで、検索して出てきたブログによれば、【新吉原に限っては年越の大晦日獅子舞ではなく狐舞が来たという。狐舞に抱きつかれると子供ができるとかで、新造などは狐舞が来ると逃げまどったと『江戸商売図絵』にある。】とありました。大変、興味深い事です。

しかし幼児体型・・じゃない、人形体型の蛍さんは、そういう趣味（人形体型好き＆無口好き＆素人好き）な人の多い現代にくれば、きっとＮｏ.1の花魁になれたのでしょうね♪ｗ

[36] mixiユーザー 06月14日 12:15

レズビアン～雨に濡れた休日～

「美穂ちゃん／麻衣子ちゃん」まずこの名前にピンときました。「EDEN４」の「プールサイド／バケーション」で登場した２人の再登場。嬉しい演出です。しかし話は繋がっていないパラレル世界のような印象を受けるので、初見の人でも問題はないですね♪

雨に～というタイトルと表紙の絵から、そうだと良いなぁ～と思っていたので当たっていて、よっしゃ！！という気分です。まぁ自己満足です。ｗ

そして今回は「ねぇ・・・気持ちいいことしてみない？」や「初めて舐める女の子の味は～」など、キワドイ台詞が多い気が・・・。＾＾；；　いや、問題ありませんけどね？？　ちょっと読んでいてテレました。

話は脱線しますが、私が女性同士でＨする話を読んだのは（大学生の頃で）千之さんの作品が初めてなのですが、抵抗なく受け入れられました。これが別の出会いだと駄目だった可能性もあるのかな～と、ふと思ったので。ちなみに男性同士の軽い絡みＨはサムライトルーパーの同人誌（小学校高学年の時←！？）でした。本格的なのを読んだのは（社会人になってから）、山川純一さんの作品で、いわゆる阿部さん絡みでした。

・・・女装少年作品？？　勿論、千之さんが初ですよ？ｗ　自分の人格形成において千之さんは大切な要素でした。感謝してもしきれません。私は今のこんな自分が好きですから。ｗ

[37] mixiユーザー 07月11日 21:50

レズビアン?　蜜の部屋

女性同士の愛情を描いた作品集です。昨今、百合モノと言われる分野が拡大を見せ、全ページ男性が登場しない（男性の恋人はおろか、父親・兄弟すらも！）事が多くなっています。

そういう事情もあるのか、この本では加筆修正という珍しい（？）形で収録がなされている箇所があります。色々と勝手な憶測が沸いてきて、個人的には非常に興味深く感じました。ｗ

[38] mixiユーザー 09月20日 16:08

吉原遊女絵伝　第四景～玉響花魁俄之怪談～

俄（にわか）【＝宴席や路上などで行われた即興の芝居】と呼ばれる行事と組み合わせたお話でした。前回の狐舞といい古典名作といい、時代背景の下調べや学術的考察をきちんと成される千之先生は立派だなぁ～と思います。大変でしょうが、お陰さまでこちらはより深く世界観に浸り話を味わっています。ｗ

今回の私のお気に入りは、夕鶴花魁と玉絹花魁・・・ではなく、禿（かむろ）のちとせと玉響花魁の２人です。特に玉響花魁の少しキツめの顔はＭ気が刺激されます。ｗ

恋愛の果ての憤死かと思いきや・・・のどんでん返しや幽霊の文字の火の玉など、千之先生の持ち味が満遍なく発揮された良作だと思います♪

★☆★　補足　★☆★

俄獅子［にわかじし］
吉原には、八月一日から晴天三十日間、芸者・幇間［ほうかん］が、仮装をして凝った踊りの新曲を見せた年中行事がありました。それを吉原俄［よしわらにわか］と呼びました。吉原俄は、別に、踊俄とか俄踊りとも呼びました。

この俄獅子は、この年中行事の催しと獅子舞を組み合わせて舞踊化したものです。

この年中行事吉原俄に廓情緒、獅子の狂いを組み合わせたところは、粋と洒落っ気を好んだ江戸っ子気質をよく表している、と言われています。

俄獅子　詳細
http://tenshi.yukigesho.com/niwakashishi.html
http://www.nihon-buyo.com/2006/02/post_80.html#more

俄獅子　長唄歌詞
http://pub.idisk-just.com/fview/_i2_KaDN205vKd5JbnRmKQW6LW3ZchfErDa_yVQffS19D0m-lP1IUILRlu4bJMmpiwXV4oJyZ1V7XBySP0c2Lw.txt

[39] mixiユーザー 09月20日 16:37

No.38 に引き続き、ＣＯＭＩＣぷるるんＭＡＸ４収録の　レズビアン～魔女の恋人～の感想も。

表紙の赤い髪のメイドさんが素敵です。本作のミーシャと多少髪型が違いますが、同一人物でしょうか？

タイトルの魔女の恋人を見て、私はレズビアン?収録の森の中の魔女をイメージしていましたが、世界観は『夜の病院』や『インキュバスの卵』などが近い気がします。そして人工生命体は錬金術師のみならず、科学者や魔女の夢ですね。ｗ

ミーシャをしもべや道具ではなく、恋人として「あの子は私とあなたの愛の結晶」と言うナスターシャさんに、ミーシャに対する静かな愛情を感じました。

そしてミーシャという存在の謎や誕生の秘密などに思いを馳せるもの読後の楽しみですね♪　色んな解釈があると思います。

絵も美しいですが話の展開も美しく、千之先生独自の美学が良く表れています♪

[40] mixiユーザー 10月21日 22:10

アマゾンで「死の美術館」を予約していたんですが発売が早まったようで、
本日届きました。
２００２年から２００５年にかけてのコミック未収録作品で大満足の１冊でした＾＾

[41] mixiユーザー 10月21日 22:14

＞40 せらさま

まぢDeathカ！？　せらさまの文章を読んだ時、目が点になってしばらく理解できませんでした。ｗ

・・・とても嬉しい報告を有り難うございます♪　明日の仕事帰りに間に合えば書店に駆け込んで探してみます♪

[42] mixiユーザー 10月21日 23:34

私も発送完了メールが来た時びっくりしました。
楽天ブックスなど他の書店などではまだ発売されていないようなので、
アマゾンのみで発売が早まったようです。
アマゾンで千之ナイフで検索してみるとありますよ。
お急ぎ便で頼むと土曜日に届くようです。
他の皆さまもご参考にどうぞ＾＾

[43] mixiユーザー 10月21日 23:40

↑
今から９時間以内に注文すると明日届くようです。
失礼しました(^_^;)

[44] mixiユーザー 10月22日 02:23

死の美術館感想

前作迷宮のアリスに比べ全体的に大人っぽい落ち着いた印象。
死面と黒い蔵収録で和風千之作品も盛り込まれている。
しかしいつ見ても千之ナイフ先生のセンスはため息が出るほどよいものです。

[45] mixiユーザー 10月31日 01:07

ハロウィンに合わせて出版（？）と思っていたら、10日も早く出て嬉しい悲鳴を上げた「死の美術館」の感想です。結局、予約していた書店から電話があり23日（土）に入手できました。

的確な表現で全てを44 ゆきさき様が述べられているので、蛇足にしか過ぎませんが・・・。死面や黒い蔵など、単行本化を希望していた作品が収録されていたので、凄く嬉しかったです♪

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死の美術館
死をテーマに美と醜の作品が登場し、それぞれ公開／非公開となっている事の意味を勘ぐってみたり。ｗ　主人公（美沙）が怖いと感じた裏の作品にまで魅入られた時、灰音龍彦氏の様な人物が生まれるのでしょうね。
灰音龍彦氏の理論は正否はともかく、面白いと思いました。

死面
※情報紹介掲示板No.160より抜粋。行改後は追記。
作品の雰囲気は「黒い蔵」にも通じる、和風館、仮面、姉弟などがキーワードの作品です。ホラーでありながら、どこか引き込まれるような魅力的な世界観は、流石！！
それにしても少々エロいです。でも、そこが好きです♪ｗ

人形少女の夢
何この人！！　格好良い！！　と思ったら、悪魔でした。ブエルさん。
『ブエル（Buer）は、悪魔学における悪魔の一人。』（Wiki より簡易引用）
無表情で人形の莉乃を抱き上げている描写にキュンキュンしました。
胸キュンといえば、莉乃の「私にはできません・・・」という台詞時の表情にもグッときました。人形なのに・・・人形ならではの悲しみの表情で。
ブエルさんも莉乃のお願いを聞き届けている（対価は考えたくないが）し、案外良い悪魔？、だとイイなぁ～と個人的妄想。ブエルさんには何処かで再登場して欲しいです。

夜の教室
「自分が別のものになる」という本作の裏テーマをあとがきで見て、向こうの世界へ行って向こうの自分になる事が、別のものになるという事なのかと納得。
向こう側の世界は本当に幸せなのか、残された者には決して理解できませんが、理解できないジレンマが現実を苦とする人間を誘うのでしょう。生と死の狭間に迷い込んだ主人公（七絵）をみると、死者の語る幸せとは虚構に過ぎない気が強くしますが・・・。

人体デパート
怖いホラーとして単行本化が望まれていた作品ですね♪　何処かＳＦ的でもあり、一見安易な高願望の取得は恐ろしい危険をはらんでいるという教訓的でもあり・・・。それを示す早乙女さんの悲哀が物語を美しく仕上げている気がします。

機械じかけの恋
裏表紙に冥さま（←何故に様付け！？）のカラーが載っています。美しいです！！　劇中では喋っていませんが、「気付かれないかどうかテストしてみた」とあるので、喋る事もできるのでしょうか？　気になります。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」ロマンですね！　夢ですね！　

黒い蔵
※情報紹介掲示板No.173より抜粋。行改後は追記。
SISTER の頃のような、着物少女や仮面、蔵といった私好みのアイテムが登場しており大満足な作品でした♪
死の美術館のラストとの対比を無駄に深読み。弟２人は兄（姉）弟で兄（姉）が狂っている事も理解していて加担して・・・。賛否両論はあると思いますが、私は鏡香さんには同情的です。美弥に殺意は持っていましたが、未遂で終わっていますし、誰も殺していませんし・・・。その視点から考えると、死の美術館の龍彦氏は殺人の罪で１人で、黒い蔵の鏡香さんは未遂なので連れ添って逝ったとなりますね。弟さんの人格、完全無視ですが。ｗ＾＾；；　ですが、このお陰で死の美術館・黒い蔵ともに一番良い終わり方になっていると個人的には思います。

最後にお断り
あくまでも緋ノ香の個人的な意見です。＾＾；；　解釈を含めご意見の合わない場合はどうか暖かい目でみて下さい。お願いします。

千之先生へ
今回も素晴らしい大人向けのホラー作品を有り難うございます♪　でも千之さんのホラーには単行本化されていない作品がまだまだありますよね？？　そちらも早期に単行本化して頂ければと思っています。

[47] mixiユーザー 02月22日 21:05

＞46 鳥野翼さま

購入＆感想有り難うございます♪　同じホラー作品でも怖さを書き分けられる千之先生は凄いですよね～！！

豪華絢爛の人情妙味物語、吉原遊女絵伝もよろしくお願いします♪

[49] mixiユーザー 03月08日 22:50

＞48 鳥野翼さま

感想の書き込み、有り難うございます♪
2つとも傾向は異なりますが、素晴らしい作品ですよね♪

そして次は『闇のシルエット』をご所望ですか！？
アレは良い作品ですよ～♪　翠君の可愛さと銀次郎先生の活躍とボウイ警部のギャグとがイイ塩梅で交じり合った珠玉の作品です。
元は少女漫画という事で、ポップでもありキュートでもあります。
どうぞ、楽しまれて下さい。

ファン同士、交流が出来た事を嬉しく思います。

[52] mixiユーザー 06月08日 04:41

雑談トピみたいなものが見当たらなかったので、ここに投稿させていただきます。

2010年4月に千之先生にお会いした時に、『百面相サーカス』シリーズの陽炎君と少年Ｘを描いていただきました。
黒と赤のマッキーで、下描きなしで描いてくださったんですよ。

先日、千之先生にmixiへの掲載の許可をいただいたので公開致します。

家宝です！

※画像のお持ち帰り、転載、加工はご遠慮ください。
プロの漫画家さんが個人に向けて描かれた物です。
閲覧だけに留めてくださいますよう、ご理解、ご協力ください。

[53] mixiユーザー 07月31日 22:18

光文社の女性週刊誌「女性自身」での「人形姫」執筆、お疲れ様でした。

毎週楽しみに読ませて頂きまして、幸せな期間でした♪
綺麗な絵に独特の雰囲気で展開されるストーリーは流石でした♪

余談ですが、職場で他の人に紹介しましたら、後日「雑誌、見ましたよ～♪この前、緋ノ香さんが言っていたのってこれだってすぐわかりました～。」と声をかけて頂きました。

で、続いて言われた言葉が「お人形にキスしているシーンがありましたよ～。緋ノ香さん、ああいうの凄く好きそうですもんね～。私はノーマルなんで、判らないけどかなり妖しい雰囲気にちょっとドキドキはしました～♪ｗｗｗ」と・・・。

千之さんの作品を沢山読んでいる私からすると、「人形姫」はちょっとおとなしめの作品と感じたのですが、普段漫画を読まない一般人の方には程よい刺激だったようです。＾＾；；

考えてみれば銀行や美容院や飲食店などにも多く置かれる種類の雑誌ですしね～。
千之先生の絶妙なさじ加減だったという事でしょう♪

単行本化してまとめて読める日を楽しみに待っています。

[55] mixiユーザー 09月03日 23:20

レズビアン3 吸血令嬢

以下、ネタバレを含む個人（緋ノ香）の妄想と偏見に満ちた感想になります。

作者を差し置いて解釈を楽しむのは、過去から培われてきた千之ナイフ・ファンの伝統行為であるとの戯言をお許しください。ｗ

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読み終えて感じた感想は「闇へのいざない」と「初々しい程の優しさ」でした。

吸血鬼という人類の敵側視点で進む物語。

人を超える力を持つ主人公が、その力を正しい方向に使わず、ともすれば人類滅亡という恐ろしい結末へ使用する廃頽的さ（デカダンス）は千之先生ならでは
だと言えるでしょう。ｗ

でも、その人類廃頽の結末を迎えても決して不幸にはならないと感じるのは、毒されすぎでしょうか？？ｗ

私がそう感じるのはおそらく、それは主人公麻里の優しさに強く惹かれるからです。

自分の手で知り合いの人から忌み嫌われる存在へ変化する／させる事の罪悪感と戸惑い。

打算で選ぶ事もありますが、気に入った子や好きな相手を変化させる吸血行為は、私には美しい恋愛の儀式の様に思えてなりません。

また自分が吸血鬼にしてしまった罪悪感を常に抱えて相手を思いやり庇う姿勢は、修道女の様でもあります。

吸血鬼が忌み嫌われる理由は、人間が吸血の際、死亡するからだと推測されますが、それは事実なのでしょうか？

殺してしまった、と沙夜が言ったメイドが終盤登場しました。
実は、吸血鬼は人を殺す事は出来ないのでは・・・？

そう、権利問題等で教皇庁が悪の吸血鬼をでっち上げただけなのかもしれません。

おそらく、この美しい吸血姫たちは自分たちの目的を達成した後、人類支配などと言う大それた事は考えず、ひっそりと暮らしていくのでしょう・・・。

どうかこの美しい吸血姫たちの静かな営みがいつまでも続きますように・・・。（そうして、その輪の中に私も入る事ができますように・・・。）

私の勝手な妄想は本を閉じても膨らむばかりです。

・・・いつもながら、千之先生の作品は私の心に美しく響いて切なくなります。

本当に素晴らしい作品を、有り難うございました。

追記
このような繊細で美しい情景を引き立てているのは、人物のみならず、背景の書き込みの美しさや、雰囲気抜群の美しい衣装があるからでしょうね♪

個人的にはクラシカルな制服と、エリーゼ先生のお洋服と沙夜お嬢様の最後の私服が凄く私好みです♪　・・・嗚呼、でもネグリジェも素敵だし、沙夜お嬢様のお着物、親衛隊の格好も良いなぁ～・・・って、殆どですね。＾＾；；

千之さんの世界観は憧れます。そこで暮らしたいって思いますもん♪
・・・眼福♪　眼福♪

重ね重ね、有り難うございました！！

次の単行本は、光文社の女性週刊誌「女性自身」で連載された「人形姫」でしょうか？？
こちらも期待して楽しみに待っています♪

[56] mixiユーザー 12月03日 22:48

TS　３作品の感想

◆①人造少女少年社　TS小説『千夜さま変幻／入深かごめ著』
お話し自体は、ＴＳ初心者向けのように感じ、ちょっと自分には物足りない面もありましたが、千之先生の素晴らしいイラストが色っぽくて素敵でした。

◆② 久保書店　「トランスセクシャル・ショー」
20年以上前の作品とは思えない斬新さと、ずっと色褪せない作品の展開を久しぶりに堪能させて頂きました。
一つ間違えば重くなりがちな重要なテーマを「ギャグ」ではなく、明るく読めるように描けるのは、千之先生の才能だと、いつも感嘆しております。（逢魔先生の手術シーンに解説の三橋先生も言及されていて、我が意を得たり！と嬉しくなりました。）

昔は、女形の人物である菊千代君や、スルカさんを始め、登場する皆が好きでしたが、今回読み直したら来丼先生が最高だと思い、年月が経ったと実感しました。
（年齢的に今の私の立ち位置が、菊千代君ではなく、来丼先生側である事が大きいのかと・・・。）

千之先生のインタビューや、三橋先生の解説も凄く興味深く読みました。特に「私の作品は、（ファンタジー系のＴＳと違って）後戻りできない」とおっしゃっていた箇所を読んで、「ああっ！！その通りだ！！」と今更ながら気付いてビックリしました。・・・でも、やっぱりその覚悟をもって女体化するのがイイのだと思います。

◆③「Hide-and-seek(ハイド・アンド・シーク)」
自分の中で、過去最高のＴＳ作品でした。（こんな言い方をすると、過去は100％ではないのか！と、お叱りを受けそうですが、過去の物は100％、今回は120％というイメージです。）

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以下、ネタバレあり

　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓

・理解のある女友達（最後の自分の利益にもなっている、あざとさも含め最高！）
・不思議の国のアリス的要素
・女体化した先人キャラ2名が、双子っぽいところ
・薬を飲む前に戸惑いを見せるシーン
・女体師の容姿
・クィーンが両性具有であること
・咥える前に元男として、戸惑いを見せるシーン
・犯されるシーンの色っぽさ
・女同士で楽しみましょう　すっと　ずっと　という終わり方

流石！！としか言えない作品でした。特に「戸惑う」事は、私は絶対に必要だと思うので、1回目の身体の女体化と、2回目の心の女体化（だと勝手に思っております）前にシーンがあったのは、ぐっときました。

・・・やっぱり、ＴＳものは良いよね。自分も可愛くなる可能性があれば～と、いい年にも関わらず、夢想してしました。

本当に素晴らしい作品を有り難うございます♪

できれば、今後とも千之さんの素敵な作品をジャンルを問わず読ませて頂ければ、嬉しいです。1ファンとして、勝手に応援させて頂きます。よろしくお願い致します。

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