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失敗しない社長を創る--起業コミュの新しい技術の潮流を読む

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EDLC

私の専門分野の話だけど、これからの生活や企業のスタイルを変えていくような新しい技術の動きがあります。

経営とか、起業、それにIT関連以外の職種に居る人にとっては、一見関係ないような技術の話ですが、常に世の中のトレンドに関心を持ってアンテナを磨いておかなければならない経営者、なかでもこれからの長い企業家人生を歩いていく経営者にとっては、必要な情報です。

「バッテリーを制覇するものは、世界を制する」
別に、今回のSONYのバッテリーのリコールの話じゃないですが、電気,電子業界では、誰しもがそう思っています。
現在の電池の主流は、今回話題となったリチウムイオン電池です。
では、次の電池の潮流は?と、質問すると、「燃料電池!」という答えが返ってきそうです。
それはそれで、正解ですが、その影で、実は、燃料電池以上といっていいほどの技術革新が進んでいる電池があります。

それが、EDLCです。
EDLCは、電気二重層キャパシタと呼ばれるコンデンサの一種です。
「なんだ、電池とは違うじゃないか!」と、ある程度電気の知識がある人から非難されそうです。
そうです、実際に正確に言うと電池ではありません。
しかし、外から加えられた電気エネルギーを蓄えて放電する蓄電池の一種とも言えます。

コンデンサは、電気を一時的に蓄える電子部品材料で、単位はF(ファラッド)です。
これまでは、すべての電気製品に搭載されているコンデンサは、μF(マイクロファラッド)という容量で、電子回路の中で一時的に部品が使う程度の電気を貯める程度でした。

それが、EDLCになると一気に百万倍のFという単位になります。そして、見かけ上の大きさは、まったくこれまでのコンデンサと変わりません。
つまり、今までのコンデンサの百万個が1個になったと考えればいいわけです。

蓄えられる電気エネルギーは百万倍ですから、電池の代わりとして使われる容量にになりました。
ですから、第3の電池とも言えます。

実は、このEDLCは、すでにハイブリッドカーには、搭載されて大きな役目を果たしています。
新聞や雑誌の記事でもなかなか取り上げられないのは、一般の人が読んでも難しい説明になるので省かれているのです。
だから、ハイブリッドカーに搭載されている電池は、実は(鉛蓄電池+EDLC)という2重構造の電池なのです。

このEDLCは、今後も革新が進み、私達の生活の中で、大きな役割を果たすようになるでしょう。
そして、実は、ITや電機業界だけでなく、ライフスタイルなどの現場でも大きな変革の起爆材料になります。

詳しくは、次へ

コメント(2)

EDLC 電気二重層キャパシタ その2

このあまり、新聞やテレビで取り上げられない電子部品がどうして、生活や文化を変える潜在能力を持っているか・・

EDLCは、これまでの電池に比べて極端に短い時間でチャージができます。
これまでの充電電池は、数分から数十分、電気製品によっては、数時間の充電時間がかかっていたのに対して秒単位で充電完了します。
例えば、iPodみたいな音楽プレーヤーで、充電時間が3分だったら、朝の忙しい時間でも気になりません。
充電時間が短いということは、当然、消費電力が少なく、ACアダプタの消費電流が少なく出来ます。
数億台の電子機器が、EDLC電源に変わると、原子力発電所が1,2基、要らなくなります。
すると、地球温暖化も防止できます。

また、電池のように劇薬、危険物に指定される化学物質じゃないので、地球環境を守ります。
爆発しないので、子供の怪我も事故も発生しません。
現在の小さなボタン電池は、子供が飲み込んで大変な事故になるケースが年間に結構発生しています。

とんでもない利点が大きいEDLCですが、現在のところのネックは、まだ製造コストが高く、電気製品に搭載するには、結構原価上昇になってしまうということです。
しかし、この欠点も、いずれ、解消されることでしょう。

このEDLCの技術は、ほぼ日本企業の独占技術で、台湾,韓国,中国が追いついていません。
と、いうより追いつけません。
何故なら、これらの国に技術コピーされた苦い経験から完全にブラックボックス化して開発しているからです。

株をやっている人なら、このEDLCの製造会社である、松下,NECトーキン,ニチコン,エルナー,TDKなどは、これからの注目株ですよ。

日本の底力、巧みの技は、ITだけじゃなくこうした素材や製造に関する企業です。

次は、このEDLCを使った、実際の製品例などを
EDLC その3

EDLCが、ハイブリッドカーに搭載されていることは書きました。
もっと身近にある製品としては、道路錨(どうろびょう、鋲とも書く)と呼ばれる、道路の真ん中で夜光っている中央のラインです。

あの光は、電力線を工事しているわけではなく、太陽電池による充電をEDLCが充電して、夜に放電しています。
つまり、もう生活の中に溶け込んでいるわけです。

ここからが、このコミュの本番

このEDLCを使えば、これまでにないさまざまな製品を新しく開発でき、世の中に送り出すことが出来ます。

1:携帯電話、MP3プレーヤーなどのワイヤレス急速充電方式
  ACアダプタや、クレドールに差し込むんではなくて、IHク  ッキングヒーターの上に置くように、ポンと載せておくだ  けの充電器
2:子供のおもちゃの電池 交換が必要ないので、電池を取り  出せないよう密閉し、誤飲事故がなくなる
3:電動歯ブラシ、電気かみそりなどの充電電池
  数秒で充電でき、軽い、安全
4:地震対策の電灯やラジオなどの電源として
  劣化がないので、いざという時、電池が消耗していたとい  うことがない。

などなど、あらゆる電気製品を劇的に変化させる起爆力を持っています。

そして、さらに現在は、金よりグラム単価が高くて、未来の素材といわれているナノカーボンが使えるようになると、現在の数十倍の威力を発揮できるようになります。

このナノカーボンの先駆者のNECの小林さんは、ノベール賞の候補者としても有名なので、来年当たりは、脚光を浴びるかも・・

EDLCという、専門家の間でしか話題にならない題材を取り上げましたが、起業ということを考える時に、こうした人のキャッチアップしていない先端技術情報を早くキャッチアップし、世の中に送り出すことが出来れば、輝かしい成功が待っているということを言いたかったわけです。

そんな難しいことを・・・・
と、思いますか?
あなたは、一ユーザーで、一人の夢を持つ経営者です。
ユーザーの視点を持てば、まったく新しい製品の開発など簡単です。

世の中には、そうした素人の発想を綺麗に製品化する仕事をしているプロ集団がいます。

起業というと、やれ、インターネットで仕入れたものを販売するだとか、コンテンツがどうだとか、イージーな発想にとらわれすぎている若い人たちを見、もっと、発想をドラスティックに変革しないと駄目だよと、言いたくなります。

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