Side A 1.Tha Crossroads (w/Intro feat.Tre) Produced by DJ U-NEEK 彼等の師である故EAZY-Eをはじめとする、先立った仲間に捧げたトリビュートソング。 もともと彼等の2ndアルバム「E.1999 Eternal」に収録されていたCrossroadを シングルカットする際に大幅なRMXが施されて発表された作品(同名異曲)。 8週連続で米ナショナルシングルチャートで1位を記録し、 1996年間チャートでも6位を記録した特大ヒット曲。 (当時までThe Beatlesが「Can’t Buy My Love」で記録していた「チャート上昇率が最も早いシングル」と並ぶ記録を樹立) DJ U-NEEKが作り上げた Isley Brothersの「Make Me Say It Again Girl」を下敷きにしたサウンドに、 高速且つメロディアスなボンサグ独特のフロウを乗せた絶品。 プロモシングルのみに第5のメンバーFLESHが参加したFLESH'S FLIP MIXも。 MTVビデオアウォードにもノミネートされた秀逸なPVには、 教会内の撮影シーンのみを編集したディレクターズカット版も存在する PVver.にのみ参加していたTreはボンサグの手下軍団Mo Thugsに所属していたガールズコーラスグループ。イントロではゴスペルソングの「Mary Don't You Weep」をアレンジ。
2.1st Of The Month Produced by DJ U-NEEK 2ndアルバム「E.1999 Eternal」からの1stシングル。 Marvin Gayeの「Sexual Healing」を思わせるフレーズと Chapter 8(Anita Baker在籍時)「I Just Wanna Be Your Girl」使いの爽やかなトラックでヒット。 高速三連シンコペイテッドかつ歌を歌うようなフロウで、 その後Crucial ConflictやDo Or Dieなどの フォロワーを生み出すきっかけとなった一曲。 TreをHookに交えたRemixやプリモによる正規Remixも存在する。
3.Days Of Our Livez Produced by DJ U-NEEK 96年に公開された映画「Set It Off」用に録音されたメロウな一曲 (後Collection vol.1に収録)。 イントロ部にForce MD’sの「Tender Love」、メインはHerb Arpert & Janet Jacksonの「Making Love In The Rain」を下敷きに(共にJam&Lewis作)、高速かつ甘いボンサグ節を披露。 PV撮影時にBIZZYが不在だったため、代わりにFLESHがPVに参加。
4.Foe Tha Love Of $ feat. Eazy-E Produced by DJ YELLA 1stアルバム「Creepin On Ah Come Up」からの2ndシングル。 91年にRuthlessからデビューしたYomo & Maulkieの「For The Love Of Money」 のトラックをそのまま流用。
5.If I Could Teach The World Produced by DJ U-NEEK 3rdアルバム「The Art Of War」からの2ndシングル。 このシングルで98年のAMA(アメリカン・ミュージック・アウォード)を受賞することとなる。 フックのリリックとメロディが異なるPrerelease ver.では、 USのコカ・コーラの70’sCMソング「I'd Like to Teach the World to Sing (In Perfect Harmony)」のフレーズを用いている。
6.Breakdown feat. Mariah Carey Produced by Mariah Carey,Stevie J & Sean Puffy Combs Mariahの6thアルバム「Butterfly」用に録音され、シングルカットされた一曲。 当初はKRAYZIEとWISHのみが参加していたがMo Thugs Mix ver.としてLAYZIEも参加。 ボンサグ名義のアルバムではこの3人参加ver.が収録されている。
7.Resurrection(Paper ,Paper) Produced by Jimmy JT Thomas 4thアルバム「BTNHResurrection」からの1stシングル。 チャートリアクションは悪かったが、ボンサグファンにとってはクラシック扱いの名曲。 シングルver.ではFLESH verseがカットされているが、5人全員が揃う、数少ないシングル曲の一曲。
8.Change The World (Extended ver.) Produced by DJ U-NEEK 4thアルバム「BTNHResurrection」からの2ndシングル。 Princeの「Little Red Corvette」を使った名曲。 ボンサグのシングル曲は、ほとんどがKRAYZIE主体のものが多い中、 BIZZYが舎弟のBig-BとHookを担当した美メロチューン。 Bizzy主体故に、ファンに人気があるにもかかわらず、ライヴで披露される事はめったにない。
9.Thug Music Play On Produced by Kay Gee(Naughty By Nature) & DJ Damiza もともとは4thアルバム「Btnhresurrection」用に録音されたがお蔵入りとなり、 サントラ「Down To Earth」でお披露目となった。 Lionel Richie 「All Night Long」とHuman League 「Human」の合わせ技で、 ボンサグ名義のアルバムには収録されていないにもかかわらず、3人体制(KRAYZIE、LAYZIE、WISH)のベストソングにあげられることも多い。 KRAYZIEのverseはMariahとのデュエット「I Still Believe」からの使いまわし。
10.Makin'Good Love (Original Beat MIX) feat. Avant Produced by Steve "Stone" Huff Avantの2ndアルバム「Ecstasy」からのリードシングル「Makin'Good Love」。 そのオフィシャルRemix-Thug Love Remixのトラックをオリジナルと差し替えたもの。 5thアルバム「Thug World Order」が発表される前に4人揃った音源が出たことにファンは喜んだが、プロモ盤にBizzyのverseの代わりにAvantパートをオリジナルから流用したThuged Out Remixも収録されていて複雑な気持ちに。
11.Home feat. Phil Collins Produced by KRAYZIE & DJ U-NEEK 5thアルバム「Thug World Order」からの3rdシングル。 Phil Collinsの「Take Me Home」をほぼそのまま使ったトラック、Phil本人にHookを担当させた豪華な競演作。 PV撮影はスイスで行われたが、BIZZYはその撮影前に一時的に脱退していたため不参加。 シングルカットの際に彼のverseもカット。
12.Get Up & Get It(Ful ver.) feat. Felicia & 3LW Produced by Platinum Brothers 5thアルバム「Thug World Order」からの1stシングル。 ボンサグのシングルにしては珍しいBPM90(ほとんど60〜70)で、日本でもクラブでさかんに使われ、 日本での知名度をあげた。 80‘sファンクバンドKlymaxx の「Offer I Can't Refuse」使い。 BIZZYのverseがアルバム未収録曲「Take Charge」のverseと同じだったため、 「Take Charge」のSnippetがネットに出回ったときは、Get Up & Get ItのRemixと勘違いされた。
13.Cleaveland Is The City(Prerelease ver.) feat. Avant Produced by L.T.Hutton 5thアルバム「Thug World Order」収録曲。 Ian Hunterの「Cleveland Rocks」のフレーズを散りばめたHookと、 メロウなトラックに同郷のAvantがアドリブを被せた極上ミドル。 NBAの2002年オールスターのセレブレーションパーティで初公開された。 このver.はアルバム収録の際カットされたAvantパートと、BIZZYのアドリブとの差し替えが行われる前のもの。
14.See Me Shine Produced by KRAYZIE & Excel 8thアルバム「Uni5:The World’s Enemy」からの1stシングル。 もともとはKRAYZIE擁するThugline所属のシンガーJ-Rushの曲として制作され、 KRAZYIE以外の四人のverseを追加録音、トラックもアレンジが加わった。 ボンサグ名義の曲となってリークされた後もマイナーチェンジが繰り返されて、 アルバムより先行カットリリースされたときに参加していたLyfe JenningsやPhaedra(元ボンサグのマネージャーBobby Francisが連れて来た新人、恋人との噂もあった)もアルバム収録の際にカットとなった)。
15.Meet Me In The Sky feat. K Young Produced by L.T.Hutton & KRAYZIE 8thアルバム「Uni5:The World’s Enemy」からの3rdシングル。 ボンサグと10年付き合いがあるプロデューサーL.T.Huttonが、アルバムのプレリリースパーティで、ファンに自ら紹介した自信作。PVでもその巨漢を揺らしながらピアノを弾いている。 幻想的な音やPVとは対照的に、リリックの内容はヘイターへのメッセージ。
Side B
1.Carole Of The Bones Produced by Michael Seifert LAYZIEのL-Burna名義の1stソロ「Thug By Nature」収録イントロ。 ウクライナ発祥のクリスマスソング「Carol Of The Bells」のメロディでボンボボボン。 イントロに相応しい荘厳なトラックで、「Greatest Hits」でもDisc1イントロとして収録されている。
2.Handle The Vibe Produced by DJ U-NEEK 3rdアルバム「The Art Of War」収録曲。 Boogie Down Productionsの「Love's Gonna Get'cha」に G-Funkの流れを受けたシンセサウンドを乗せ、 失踪感あふれる各々のフロウを被せた一曲。
3.Notorious Thugs feat.Notorious B.I.G. Produced by Stevie J & Sean Puffy Combs Notorious B.I.G.の2ndアルバム「Life After Death」収録曲。 Biggy自身もボンサグマナーに則ったフロウを披露。 BIZZYのverseは狂気染みたフロウで、彼のBEST verseとも言える。 Biggyの死後制作された「Spit Your Game」は、このBiggyのverseを Swizz Beatsが加工して作られた。
4.Thug Luv feat.2Pac Produced by DJ U-NEEK 3rdアルバム「The Art Of War」収録曲。 もともと2PacとBIZZYとSylk-E-Fineとでスタジオ収録したものに 他のメンバーのverseとSylkのverseを差し替えて制作されたもの。 2Pacの「Where My Thugs At ?」のフレーズは「The Art Of War」のテレビCMや Bruth HathcockとKRAYZIEの競演曲「Let’s Ride」でも用いられた。
5.Thuggish Ruggish Bone Produced by DJ U-NEEK 1stアルバム「Creepin On Ah Come Up」からの1stシングル=デビューシングル。 (Ruthless初仕事はH.W.A.の「I Ain’t No Lady」) 15年以上経った現在のライブでも一番の盛り上がりを見せる、代表曲の一曲。 Hookを担う女性はShatasha Williams(Ruthless所属のシンガー、TreのNikoの姉だという噂もある) 「E.1999 Eternal」のイントロは、この曲のHookとBIZZY verseを逆回転させたものを使っている。
6.Mo’Murda Produced by DJ U-NEEK & Tony-C 2ndアルバム「E.1999 Eternal」収録曲。 The Bootsy Collinsの「I’d Rather Be With You」を下敷きにした哀愁度100%の名曲。 「Look Into My Eyes」のUK盤シングルでカップリングに収録されるなど、ファンにも人気が高い ボイスチェンジャーを用いたホラーなHookだが、 ライヴでは客を煽るノリノリな展開で楽しませてくれる。
7.Bone,Bone,Bone Produced by DJ U-NEEK 5thアルバム「Thug World Order」収録曲。 ボンサグの音源で、一番ボンボン言ってるウェッサイマナーチューン。 ボンボン言ってるHookを削り、Bone Thugs!という煽りだけを用いた 「Bone Thugs」feat.Notorious B.I.G(ボンサグとの初共演「The Point」でのverse) というU-NEEK自身によるRemixも存在する。
8.Money,Money, Produced by Self 5thアルバム「Thug World Order」収録曲。 Dutch Robinsonの「I Ain’t Got Nothin」ネタを 2002年当時大流行だったソウルネタ早回しで料理した作品。 PVが犯罪を助長するとの理由でTVでのオンエアが禁止された。 (Mo Thugsの面々がキャメオ出演しているが、WISHといっしょにチラっとだけ出演している男が、当時WISHのThuglineの推しメンだったTha Young G’s)
9.Look Into My Eyes Produced by DJ U-NEEK 映画「バットマン&ロビン」サントラからの1stシングルとしてリリースされ、 3rdアルバム「The Art Of War」に収録されたダークな一曲。 サントラに収録されたシングルver.とアルバムver.ではKRAYZIEのリリックが大きく異なる (BIZZY以外の二人も少し違う) 元ネタも映画「The Show」サントラに収録されたボンサグ自身たちの「Everyday Thang」。
10.Flow Motion Produced by The Individualz 7thアルバム「Strength & Loyalty」収録曲。 Jigsawの「Sky High」を使ったミルマスカラスな一曲。 タイトルが発表されたときは、ファンの間ではFlow Motion part.2と呼ばれていた(ボンサグの前身Bone Enterprize時代の楽曲で既にFlow Motionというタイトルの曲があったため)が、KRAYZIEが続編ではないと否定。 3人体制であったこのころのライブはこの曲から始まるパターンが多かった。 (和解したBIZZYがライブのイントロダクション→DJ Iceによるオープニング→Flow Motionという流れも)
11.Rebirth Produced by Pooh Bear & King David 8thアルバム「Uni5:The World’s Enemy」からの2ndシングル。 5人が復活したことを高々と宣言した7分にも及ぶ大作。 にもかかわらず、PVではFLESHとWISHのverseがカットされている。 2011年現在で、ボンサグ本体の曲でボンボン言ってる最新の曲。
12.The Originators feat.DJ Khaled Produced by Cool & Dre DJ Khaledの2ndアルバム「We The Best」収録曲。 哀愁漂うピアノループに多重シンセで80’sなサウンドを加え、バウンシーなビートに疾走感あふれるフロウで3人がマイクリレーするボンサグアンセム。 ボンサグと10年以上親交がある、Fat Joe率いるTerror Squadに所属するDJ Khaledだが、 冒頭のシャウトアウトをカットしたボンサグファンメイドのver.が、正規音源発表後に即座にネットにアップされていた。
13.Power Of Smile Produced by Kush N Kato 2Pacのトリビュートアルバム「THE ROSE VOL.2 MUSIC INSPIRED BY TUPAC’S POETRY」収録曲。 穏やかなイントロから一転、緊張感溢れるストリングスにスピーディなマイクリレーとThugs-N-HarmonyなHookを聴かせてくれる。 Kush N Katoはこの後、6thアルバム「Thug Stories」でも数曲にプロデューサーとして参加。 すべてドラマチックなトラック展開でボンサグの新しい魅力を引き出してくれた。