【新ドラマ・映画】コミュのドラマ『受験の神様』～最終回～

～ストーリー～ (最終回)

　これまで頑張ってきた広、義嗣、恵美の決戦の日が、いよいよ明日に迫った。勇はもちろん、由美、晋作、公嗣（森崎博之）、天木（西村雅彦）ら、受験生を持つ親たちは、平常心ではいられず、落ち着きがない。当の広らは、道子に教えてもらったことを思い浮かべながら、それぞれ眠りについた。

　翌朝、早田中の門をくぐった広は、保護者待合室に入る勇と別れ、試験会場の教室へと向かった。途中、顔を合わせた和樹と健闘を誓い合った広は、幸之助からもらったお守りを見つめて席に着く。同じ教室には亜紀（福地亜紗美）もおり、広は少しリラックスできた。

　試験では、道子の教えが全て役に立った。開宣中の試験会場の義嗣も、應林中の恵美も、それまでの努力を全てぶつけて試験問題に挑んだ。待合室で落ち着かずに時計を見る勇。狛小の教室では、クラスメートが受験組を応援。そして、道子は、神社に行き、教え子たち全ての名前が書かれた絵馬を奉納して必勝を祈願した。

　試験の合格発表は、２日後。一人で結果を見届ける、と勇に宣言した広は、眠れぬ夜を過した。義嗣も、恵美も、その思いは同じ。何度も寝返りを打ち、夜空の星を眺めて、夜が明けるのを待った。

　ついに運命の日。その日は、広の誕生日でもあり、信子もやって来ている。広を元気に送り出した勇に出来ることは、待つことだけ。早田中の合格発表掲示板の前に行った広は、和樹が上げる歓喜の声を聞きながら、懸命に自分の受験番号を探し――。

３人の合否はどうなるのか！？そして、道子は歩む道を決める。その道とは