【新ドラマ・映画】コミュの新ドラマ『ホタルノヒカリ』

●ストーリー

「anego」「ハケンの品格」の日テレがお贈りする、はたらく女子のリアル・ストーリー第３弾は、20～30代の女性に圧倒的人気を誇るコミック「ホタルノヒカリ」（講談社／「KIss」連載中　ひうらさとる作）のドラマ化です。

「恋愛するより家で寝てたい」　恋をすることを放棄してしまった20代の女性、その名も「干物女（ヒモノオンナ）」をキーワードに繰り広げられる、水曜ドラマ・ホタルノヒカリ。

主人公・雨宮蛍は、その代表的干物女。
24歳の若さにもかかわらず、すっかり恋愛から遠ざかり、気楽な毎日を過ごしている。職場ではＯＬらしさを装っているが、プライベートではだらだら生活で気ままな一人暮らし。男っ気はまったくなく、休日は寝て過ごし、高校のジャージを着て寝転がりながら缶ビールを呑むという、ぐうたら生活。

そんな彼女の日常に異変が！
知り合いに格安で借りた一軒家で、干物ライフを満喫していたところに、なんと会社の上司、高野部長（藤木直人）が引っ越してきた。ナマケモノの蛍と、キッチリしている部長は“けんけんごうごう”しながらも、会社にヒミツの同居生活が始まった。

時、同じくして、なんと干物女に久しぶりのラブ到来！お相手は、インテリア事業部にやってきたイケメンの新進若手デザイナー・マコト。しばらくご無沙汰のラブに、恋愛ってどうやるんだったっけ？干物女は、忘れていた恋心を取り戻すことができるのか！？

●あらすじ

　
　建設会社『ＳＷビルド』のインテリア事業部にいる２４歳の雨宮蛍（ホタル＝綾瀬はるか）は、今日も山田姐さんこと山田早智子（板谷由夏）のアシスタントとして奮闘していた。部長の高野誠一（藤木直人）を中心に動くインテリア事業部は、この会社の大きな柱となりつつあるリノベーション部門を担当しており、山田姐さんやホタルらの企画営業チームとインテリアデザイナーの三枝優華（国仲涼子）らがいるデザインチームが連携して動き、好成績を上げているのだ。
　その夜、あるビルの再開発プロジェクトで『ＳＷビルド』の企画が採用されたことから、山田姐さんらが祝杯を挙げ盛り上がっていた。だが、そこにホタルの姿はない。退社後、すぐに姿を消したホタルのことを同僚たちは、恋人と会っているに違いない、と噂していた。
　その頃、山田姐さんらの予想に反して、まっすぐに家に戻ったホタルは、シャビーなジャージに着替え、いつもの体勢に入ろうとしていた。髪を輪ゴムでちょんまげにし、アタリメをくわえながら、冷蔵庫から紙パックごと入っているビールを取り出す。仕事を終えた後は、家で一人ゆったりまったりの気分に浸るのが、ホタルにとって至福の時なのだ。恋愛より家で寝ていたい。ホタルの家での話し相手は、たまにやって来るノラ猫だけであった。
　そんなある日、ダンボールを抱えた一人の男が慣れた手つきでホタルの家の玄関の鍵を開け、中に入って来た。脱ぎっ放しの服や取り込んだままの洗濯物、ビールの空き缶を避けながら進む男が見たのは、新聞紙をタオルケット代わりに寝ているホタル。人の気配を感じおやじギャグを連発しながら起きたホタルは、男の顔を見て、ア然。なんとそこに立っていたのはホタルの会社の上司、高野部長だった。そして、高野もまた、思いがけない部下の登場とその風体を見て、ホタル以上に驚いた。
　茶の間で話をしたホタルと高野は、それぞれ互いの事情を知った。妻と喧嘩をして別居するはめになった高野は、住んでいたマンションを追い出されたため、実家に戻ってきた。ところが、その実家には、海外に行った高野の父親・盆太郎と賃貸契約を交わしたホタルが住んでいたというわけだ。ホタルの持っていた契約書が正式なものではなかったため、文句を言う高野。実際に住んでいる強みで反論するホタル。結局、２人は、一軒の家をシェアして使うことになった。
　会社では、社内留学制度を利用してロンドンに行っていた手嶋マコト（加藤和樹）が、賞取りを果たしてデザイン室に戻る、とのニュースが伝わり、女性社員たちは色めき立った。才能がありイケメン、そして、２３歳の独身。優華はもちろん、山田姐さんまでが化粧直しに余念がなかった。
　高野に紹介されたマコトを見たホタルは、それが、少し前、会議室で言葉を交わした男だと気付いた。ホタルの姿を認めてそっと手を振るマコト。これに気付いた山田姐さんは、ホタルに歓迎会に参加するよう勧める。だが、この時、ホタルは、マコトがイケメンだとは認めつつも、興味をもたなかった。
　高野は、会社で働いている時とは掛け離れたホタルの家での姿に、それが自分を家から追い出すためのイヤガラセだと考えた。だが、このことは、もちろん仲のいい同期の経理部次長・二ツ木（安田顕）にも明かせない。イラ立ちが募る高野は、１週間以内に家を出て行くよう、ホタルに告げるが、ホタルの方は全く意に介さなかった。
　そんなとき、仕事で訪れたカフェで、すわり心地のいい椅子にもたれながら思わずウトウトしていたホタルは、そっとやって来たマコトに唇を奪われてしまい――。

※初めての、綾瀬さんのグウタラぶりに期待して下さい