【新ドラマ・映画】コミュのドラマ 「バンビ〜ノ !」

【みどころ】
　大学を中退し、故郷の博多を離れ六本木に戻った伴（松本潤）。しかし、 “作った料理を食べるお客の気持ちを知れ”という鉄幹（市村正親）にホール係を命じられ、戸惑いを隠せない。給仕長の与那嶺（北村一輝）に仕事を教えられても、厨房が気になる伴はうわの空。ホール係に一番大切なスマイルをキープするよう与那嶺らに注意をうけるが、伴は仏頂面で働いてばかり。これをするどく見抜いた常連客の野上（戸田恵子）は、伴に視界から消えるよう命令。さらに伴は、店の雰囲気を台無しにする大失敗を起こしてしまい――。



【第五話　あらすじ】
　「料理人になりたい」その一心で、故郷・博多の大学を中退し、恋人とも別れて、六本木「バッカナーレ」に戻った伴。晴れて「バッカナーレ」の正社員になったものの、鉄幹に予想外のホール係を命じられ、戸惑いを隠せなかった。料理人になりたいなら、まず料理を食べるお客の気持ちを知れ、というのが鉄幹の主義。給仕長である与那嶺にホールでの仕事の説明を受けるが、厨房が気になって仕方がない。与那嶺や美幸（内田有紀）にスマイルをキープするよう求められるが、伴の表情は冴えず、引きつった笑顔にしかならなかった。
　まもなく、満員のディナータイムに、ひとり仏頂面で仕事をしていた伴が、突然、常連客の野上に呼び止められた。何かと思って近付いた伴は野上から、せっかくの料理が不味くなるから視界に入るな、と命令される始末。自分の部屋に戻り１人で料理を作ってみるが、その気持ちが晴れることはなかった。
　相変わらず消極的に仕事をこなす伴は、あすか（香里奈）から思わぬ話を聞いた。実は、与那嶺の下でにこやかに頑張るこずえ（小松彩夏）も料理人志望なのだが、もう２年もホールにいるというのだ。伴は、あすかに、仏頂面で働いているのはホールの仲間にも失礼だと叱られる。伴は、みんなの言うことを頭では分かっているのだが、なかなか身が入らない。ホールから逃げ出したい伴は、いつしかトイレでサボることが多くなった。
　そんな折、最高に盛り上がるディナータイムの最中、伴の不注意な動きが原因で、ホール全体の雰囲気を台無しにするような大失敗をやらかす。


【出演者】※本日は、主なパートも紹介します

　伴　　省吾（21）……　松本　　潤
博多の小さなイタリアンレストランから、東京・六本木の一流トラットリア『バッカナーレ』に
ヘルプとしてやってきた情熱あふれる若者。大学4年生。
博多ではアルバイトながらも店を任され、腕にも自信があったが、最前線の調理場では何もできず、その鼻をへし折られる。
それでも決して挫けずに、自らの夢に立ち向かってゆく負けん気の強さと、純粋でまっすぐな心を持っている。

与那嶺　司（35）……　北村　一輝
トラットリア『バッカナーレ』のカーポ・カメリエーレ（給仕長）。
いつも笑顔を絶やさず、優雅な身のこなしで、完璧な接客をする。
彼がひとたびホールに立てば、華やかな中にも、たちまち活気溢れる凛としたレストランの空気に様変わりする。
彼がお目当ての常連客も多い。
まさに、『バッカナーレ』のホールの要。

日々野あすか（23）……香　里　奈
トラットリア『バッカナーレ』の料理人。アンティパスト《前菜》担当。
厨房の中では紅一点だが、気が強く、男たちに引けを取らない。負けず嫌いな性格で、影では人一倍練習や研究を重ねている努力家。
普段はごく普通の女性らしさを併せ持ち、もたつく伴に様々な助言をするなど、優しい一面もある。

香取　　望（28）……佐藤　隆太
トラットリア『バッカナーレ』の料理人。プリモピアット《パスタ・リゾット》担当。
高校を中退してこの世界に飛び込んできた叩き上げの料理人で、仕事に誇りを持っており、他人にも自分にも厳しい。
そのため、仕事においては一切の妥協を許さず、指導係を任された伴にも厳しく接する。伴の前に立ちふさがる第一の壁。

織田　利夫（34）……ほっしゃん。
トラットリア『バッカナーレ』のパスティッチェーレ（ドルチェ担当）。
普段は無口で、仕事に必要なこと以外はほとんど口を聞かない、謎多き人物。
しかし、その腕は確かで、誰をも魅了する繊細かつ独創的なデザートを、次々と生み出している。

妹尾　雅司（20）……向井　　理
トラットリア『バッカナーレ』、厨房のアップレンディスタ（見習い）。
後から入ってきた伴が鼻につき、気になって仕方がない。
何かにつけ、伴に先輩風を吹かすが、本当は気が弱く虚勢を張っている。

皆川こずえ（20）……小松　彩夏
トラットリア『バッカナーレ』のカメリエーラ（ウェイトレス）。
ホールのアイドル的存在。そのかわいい笑顔に、客だけでなく、ホールのメンバーも癒されている。
実は料理人志望で、突然やってきた伴に対して嫉妬心を抱いている。

　　　　　　　　　　　◇
高橋　恵理（21）……吹石　一恵
伴の彼女。博多に住む大学4年生。
真面目で世話焼きのしっかり者で、伴の性格を一番良く知っている。
本心では離れたくはなかったが、伴のことを第一に考え、あえて突き放すように東京行きの後押しをする。
伴の心の支え。

遠藤　　進（60）……山本　　圭
博多・トラットリア『サンマルツァーノ』、オーナーシェフ。
『バッカナーレ』の鉄幹とは、若い頃一緒にイタリアに修行に行った仲で、お互いに尊敬している。
伴のよき理解者で、まだまだ未熟な伴を鉄幹の元に預ける決意をする。

　　　　　　　　　　　◇
宍戸　美幸（32）……内田　有紀
トラットリア『バッカナーレ』のディレットーレ（支配人）。オーナーシェフ・宍戸鉄幹の娘。
スーツが良く映える、洗練された大人の女性で、美しくも堂々とした佇まいで『バッカナーレ』の経営を仕切るキレモノ。
与那嶺、桑原の二人と、かつて恋人関係だったらしいが……。

桑原　　敦（35）……佐々木蔵之介
トラットリア『バッカナーレ』のソットシェフ（副料理長）。セコンドピアット《肉・魚料理》担当。
野心家だが、堅実かつ着実な性格で、完璧主義者。
少々神経質なところがあり、熱いこと、揉め事が嫌い。鋭い観察眼で、戦場のような厨房を束ねる。
いわば、『バッカナーレ』の厨房の要。

宍戸　鉄幹（55）……市村　正親
トラットリア『バッカナーレ』のオーナーシェフ。
旧知の仲である遠藤の頼みを快く受け、厨房のヘルプとして伴を引き受ける。
料理人としての腕前は東京中に知れ渡っている有名シェフで、成功者としての自信が滲み出ている。
その堂々とした風格とさりげない気配りで、“バッカナーレの顔”として、日々、客たちをもてなす。
我が愛すべき『バッカナーレ』……そのすべてを掌握し、支えている。


※5月16日(水曜日)P.M22:00〜22:54まで日テレにて放送です