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【新ドラマ・映画】コミュの映画 「バベル」

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【解説】

ブラッド・ピット、役所広司ほか、国境を超えたスーパーキャストたちによって描かれる今年最大の問題作が世界を揺るがす!

神よ、これが天罰か。
言葉が通じない。心も伝わらない。想いはどこにも届かない。かつて神の怒りに触れ、言語を分かたれた人間たち。我々バベルの末裔は、永遠に分かり合う事ができないのか?モロッコの片隅で偶然放たれた一発の銃弾がアメリカ、メキシコ、日本の孤独な魂をつなぎ合わせてゆく。耳をすませば聴こえてくるはずだ。初めて世界に響く、魂の声が。
2007年、世界はまだ変えられる。

 アメリカ人夫婦の夫を演じるのは、ハリウッド屈指のスーパースター、ブラッド・ピット。スターの顔を脱ぎ捨て、モロッコの砂漠の村で苦闘する1人の男になりきり、11年ぶりとなるゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネートを果たした。彼の妻に扮するのは、アカデミー受賞女優、ケイト・ブランシェット。銃弾に倒れ身動きのできない役どころだが、母の悲しみと夫への揺れる愛情を表情だけで見事に演じた。ライフルの所有者には、日本が誇る国際派俳優、役所広司。少ない台詞のなかで、自殺した妻との心の溝、聾唖の娘との葛藤を演じきり、強い印象を残した。彼の娘を演じるのが、日本人女優としては実に35年ぶりという、ゴールデングローブ賞助演女優賞ノミネートの快挙を成し遂げた菊地凛子。愛を求める魂の叫びを全身から発する迫真の演技に全米マスコミも絶賛、数々の賞に名を連ね、本年度賞レースの台風の目となった。また、メキシコ人乳母の暴走する甥を演じるのは、日本でも人気の高いガエル・ガルシア・ベルナル。美しい顔立ちの奥に秘めた荒ぶる魂を魅惑的に演じた。そして何よりも私たちの心臓を鷲づかみにするのは、遠く離れた3大陸で、それぞれの役を“生きた”キャストたちの演技を超えた化学反応だ。また、映画出演は生まれて初めてという現地の人々が多数起用され、土地のパワーを吸収した彼らのリアルな存在感がフィルムに命を与えた。

 監督は、2000年のカンヌ国際映画祭批評家週間でグランプリを獲得、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた長編デビュー作『アモーレス・ペロス』(99)で一躍注目されたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。その後は母国メキシコを飛び出してグローバルに活躍、続く『21グラム』(03)でも数々の賞に輝いた。3作目となる本作で、3大陸で1年以上にわたる撮影という想像を絶する破格のプロジェクトを実現、世界初披露の2006年カンヌ国際映画祭で、いきなり最優秀監督賞に輝いた。またゴールデングローブ賞では、自身初の監督賞を含む最多6部門7ノミネートを果し、名実共に世界の映画界を担う監督となった。
 4つの物語をダイナミックにシンクロさせて、観る者を驚愕と感動のラストに誘う脚本は、『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(05)でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞したギジェルモ・アリアガ。それぞれの土地の特色を捉えた撮影は、『ブロークバック・マウンテン』(05)でアカデミー賞にノミネートされたロドリゴ・プリエト。また、孤独な魂を優しく包み込むような音楽を手掛けたのは、『ブロークバック・マウンテン』で同賞を受賞したグスターボ・サンタオラヤ。

【ストーリー】

今、モロッコで放たれた一発の銃弾が、アメリカ、メキシコ、そして日本の孤独な魂をつなぎあわせる。 LISTEN、聴いてほしい。初めて世界に響く魂の声を。

モロッコの険しい山間の村で暮らすアブドゥラはその朝、知り合いから一挺のライフルを買った。ライフルは2人の息子、アフメッド(サイード・タルカーニ)とユセフ(ブブケ・アイト・エル・カイド)に手渡される。生活の糧であるヤギを襲うジャッカルを撃ち殺すのだ。兄弟には、争いがあった。兄のアフメッドは弟のユセフが姉の裸を覗くのが許せなかった。さらにアフメッドを苛立たせたのは、ユセフの射撃の腕前だった。試し撃が全く当たらない兄に代わって、ユセフは眼下の山道を走るバスを狙い、一発の銃弾を放った。
 アメリカ人夫婦はその時、ユセフが狙った観光バスに乗っていた。夫のリチャード(ブラッド・ピット)に誘われて気乗りしない旅にやって来たスーザン(ケイト・ブランシェット)は、揺れる想いを抱えていた。夫婦には、葛藤があった。まだ赤ん坊だった3人目の子供が突然亡くなり、その悲しみと罪悪感に正面から向き合えずにいたのだ。なんとかこの旅で、夫婦の絆を取り戻したい、そう願うリチャードの隣で、スーザンの体に衝撃が走る。銃弾が彼女の鎖骨の上を撃ち抜いたのだ。リチャードは血まみれのスーザンを抱え、医者がいるというガイドの男の村へと走る。
 アメリカに残されたリチャードとスーザンの子供たちにも事件の影響が及ぶ。兄のマイク(ネイサン・ギャンブル)と、まだ幼い妹のデビー(エル・ファニング)は、メキシコ人の乳母アメリア(アドリアナ・バラッザ)に連れられ、彼女の甥サンチャゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が運転する車で、メキシコへ向かう。その日は息子の結婚式だと、かねてから子供たちの両親に伝えてあったが、彼らは戻れない。アメリアには、責任があった。知らない人に預けるくらいなら、連れて行く方が安全だと思ったのだ。初めて見るメキシコの風景に目を丸くする子供たちを優しく見守るアメリア。

捜査の結果、ライフルの書類上の所有者は、日本人の会社員のヤスジロー(役所広司)だと判明する。ヤスジローには心労があった。最近妻が自殺し、そのことで警察による事情徴収を受けていた。更に、それが原因でたった一人の家族である高校生の娘チエコ(菊地凛子)との心の溝が大きくなりつつあった。聾唖(ろうあ)であるチエコは母親の喪失によるショックから立ち直れず、何かにつけて父親に反抗するのだった。誰かに強く抱きしめられることでしか、この寂しさを埋められない。チエコはそう感じていたが、障害を持つ彼女には好意や欲望を伝えるのも簡単なことではなかった。
 アメリカのメディアはテロだと騒ぐが、モロッコ警察はライフルの流れを突き止めていた。息子たちに真相を打ち明けられたアブドゥラは、激怒しながらも2人を連れて山へ逃げる。追いかける警察の発砲、思わず迎え撃つユセフ。
 息子の結婚式は大成功に終わり、アメリアは再びサンチャゴの運転で子供たちと国境へ向かう。ところが、飲酒運転がバレたサンチャゴは国境を突破、アメリアと子供たちを砂漠に置き去りにして逃走してしまう。翌朝、灼熱の太陽に意識が薄れていくデビー。
 孤独の縁へと追いやられるチエコ。撃たれた兄を抱いて泣き叫ぶ父を見て、ライフルを叩き壊すユセフ。子供たちを置いて、汗と涙に濡れながら助けを求めるアメリア。衰弱していくスーザンと、子供が死んだ時のことを初めて語り合うリチャード。
 見つめたい。抱きしめたい。この想いを伝えたい。世界は、ひとつになろうともがき始めていた。


【キャスト】

ブラッド・ピット

ケイト・ブランシェット

役所広司

菊地凛子(2007年アカデミー賞・新人賞ノミート)

ガエル・ガルシア・ベルナル



※4月28日(土曜日)全国ロードショーです!!


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