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Vinicius de MoraesコミュのFidelidade 

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Soneto da fidelidade
Vinicius de Moraes

De tudo, ao meu amor serei atento
Antes, e com tal zelo, e sempre, e tanto
Que mesmo em face do maior encanto
Dele se encante mais meu pensamento

Quero vivê-lo em cada vão momento
E em seu louvor hei de espalhar meu canto
E rir meu riso e derramar meu pranto
Ao seu pesar ou seu contentamento

E assim quando mais tarde me procure
Quem sabe a morte, angústia de quem vive
Quem sabe a solidão, fim de quem ama

Eu possa me dizer do amor (que tive):
Que não seja imortal, posto que é chama
Mas que seja infinito enquanto dure


ソネット・ダ・フィデリダーヂ

どんなものより、私は愛に心を奪われる
その情熱はあまりに激しく、時を問わず、はかりしれない
だから最高に魅力あるものを前にした時でさえ
私の思考は愛の魔力にとらえられるのだ

この空しい一瞬一瞬を愛に生きたい
愛を賛える歌をふり撒き
あるいは笑い、あるいは涙を流そう
愛の悲しみや喜びのたびに

そしてそのあと私を追って来るのは
おそらく死、生きる者の苦悶
おそらく孤独、愛する者の結末

(過去の)愛について私はこう言える
それは炎であるがゆえに、不滅ではない
しかし燃えている間はとどまるところを知らない

------------------------------------------------
fidelidade 忠誠、忠実


この詩はソネット(十四行詩)と言われるもので、
4行・4行・3行・3行の詩節からなっています。
約束事があるので、少しご紹介します。

押韻は前半の2詩節が‐ェント、‐ァントのABBA ABBA型
後半の2詩節が‐ゥレ、‐イヴィ、‐ァマのCDF DFC型

型にはいろいろあり、最後までABABで行くのもありますが、
前半は前半、後半は後半で韻を踏まないといけないようです。

これだけでも見事だと思いますが、すごいのは
読む時に各行がすべて10個の音節に分けられるということです。
例えば1行目は、

De tu doao meu a mor se rei a ten to

と分けて読みます。
最後のtoは数えず、最後から2番目のtenにアクセントが置かれます。
これが全行ですから、詩人の仕事というのは半端じゃないですね。

ブラジルの方にこの詩を朗読してもらいました。
管理人のりょうげんさんに音源を貼ってもらいましたので
聞いてみたい方はどうぞ↓

http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/ryogen8787/lst?.dir=/6ba7&.src=bc&.view

コメント(7)

前のトピックの続きですが、長いので
新しくトピック立てさせていただきました。
ご了承ください。

Kataさん、以前送ったものを若干修正しています。
ご質問等あればどうぞるんるん
いろいろ教えていただき、ありがとうございます。

ソネットが定型詩であるということは知っていましたが、韻の踏み方については気がつきませんでした。

長大な短歌のような形なのに、日本の短歌にくらべるとずいぶん生々しい具象的(?)な感じです。

こういう形式を守りながら、強くほとばしる気持ちを書き記したのですね。

英語で読んで、それを横目で見ながら作者のYOUTUBEを聞いた時には、まったく気にもしなかった、ソネットの作法を知りました。
ソネットというからには定型詩なんだろ、という程度でした。
詩の形以上に言葉を読んでしまって、その強さに感心していましたが、こういうルールのなかで作っていたんですね。

e sempre e tanto という響きが美しいと感じていたのですが、
そこがe tanto e sempreだと音もよくなくておまけにソネットの形を成さないというわけですね。

新しいことをたくさん教えてくださり、ありがとうございます。
はじめまして。お邪魔してすみません。
私も聞かさせていただきました。
ポルトガル語のリズム感とでもいうのでしょうか、心地良いです。

ソネットのルールは私も初めて知りました。勉強になります。

ソネットとは関係ないですが、tonga da mironga do kalabete ていう韻が頭から離れない今日この頃です。
Kataさん

外国の歌は韻を重視するんだなとは思ってましたが、
詩となるとさらにこういう制約があるんですね。
私も初めて知りました。

ただ思いを表現するだけじゃなく、言葉のアーティストとでも
言うのでしょうか。職人技ですね。改めて感動しましたexclamation


ストッコさん

私はまだまだポルトガル語初心者ですが、ポルトガル語のリズムや響き、
そして何より人間らしい感情表現に魅かれます。
詩は単語の位置が前後したり省かれたりしてて難しいですね。
ストッコさんの方がきっとお詳しいのではないでしょうか。
いろいろ教えて下さいうれしい顔

tonga da mironga do kalabete ってこれもヴィニシウス?

Leicoさん

コメントありがとうございます。

初心者だなんて・・驚きです。
samba da bensao の日本語訳には本当に感動しました。

僕はポルトガル語は恥ずかしいくらい素人です。
ただ興味があるだけでうまい!
国安真奈さんの訳を読んで「いい詩だなあ」なんて感動しています。

知り合いには葡語が分かる人どころか、ブラジル音楽好きも一人もいません。
ですから、コミュニティの方に色々と教えてもらいたいです。
よろしくお願いします。

tonga da mironga do kalabete はtoquinho & Vinicius の代表曲で、
アリア・ベターニアとのアルバム「en la fusa」等に収録されています。
4度の音が爽やかな、軽快な名曲です。
ストッコさん

A tonga da mironga do kabulete の入ってるアルバム「La Fusa」
持ってました…一曲目ですね!

このCDはアントニオ・カルロス・ジョビン・ブック
「三月の水」「愛と微笑みと花」を執筆された岩切直樹さんから
ラッキーにもいただいた宝物なんですわーい(嬉しい顔)
もっとちゃんと聴かないとな〜あせあせ(飛び散る汗)ありがとうございます。

岩切さんのブログ「三月の水」です。
http://blogs.dion.ne.jp/naoki/
ハートウォーミングで勉強にもなってます。
leicoさん

4度じゃなく6度だったし、「kalabute」じゃなく「kabulete」でした。お恥ずかしい・・ふらふら
ブラジル音楽は色でいうと原色はほとんど使わないですよね。美しいです。
イントロでヴィニシウスが、韻を踏んで「tonga da mironga do kabulete!」て言ってると思うのですが、そこが頭から離れません。

岩切直樹さんてお名前は聞いたことがあります。
その2冊は通販のHMVでみかけたので。
ブログ、覗いてみました。
訃報の記事でドリヴァル・カイミのことも書いてありましたね。
追悼の編集盤、僕も聴いてみました。
ヴィニシウスはカイミの音楽、バイーア地方の音楽をたいへん好んでいたみたいですね。
自身の作品でも取り上げているし。
tonga da mironga do kabulete もバイーアでヒッピーもどきの生活をしていた時に書いたんじゃなかったっけなあ。
なにげにカイミとヴィニシウスて同い年だ・・。
バーデンとの作品もそうですが、その土着色の強さもヴィニシウス作品の魅力だと思っています。

ジョビンファミリーとカイミファミリーは本当の家族のようだし、カイミはボサノヴァ2大巨人にとって本当に重要な人物だったんだ、と今更ながら感じています。
カイミの話題になっちゃいました。

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