Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ):
1942年にブラジルの北東部にあるバイーア州生まれ。1967年にガル・コスタとの共作「ドミンゴ」でデビューする。翌年、大学時代からの友人ジルベルト・ジルらとトロピカリズモというムーブメントを起こす。当時、ブラジルは軍事政権下にあったが、危険分子と看做されたカエターノとジルは投獄され、その後ロンドンでの亡命生活を送ることになる。
1972年に母国ブラジルに帰国。以降、毎年1枚程度のペースでのアルバムのリリースを続け、デビュー以降に発表されたアルバムは40枚以上にのぼる。
1999年にはアルバム「Livro」でグラミー賞を受賞。2002年にはボサノバの大御所ジョアン・ジルベルトの最新アルバム「Joao Voz E Violao」をプロデュースし、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルの映画「Talk To Her」へ出演、自伝的文学作品"Verdade Troipcal"(英訳題:Tropical Truth: A Story of Music and Revolution in Brazil)の英語版を刊行、さらには40枚組のボックスセット「Todo Caetano」をリリース。60歳を過ぎ、なお一層精力的な活動を展開している。
2005年、待望の来日を8年ぶりに果たす。
■公式HP
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