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コメント(97)
オーストラリア館のパンフレットの続きです。ユニフォームは、朝日新聞のサイトから引用です。
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オーストラリア人の〈進歩と調和>への貢献
人
今まさに人類は、新しく、かつ驚くべき医学上の発見の時代にさしかかっております。オーストラリア館の“展示トンネル”をご覧下さい。初めにそこでは、オーストラリアの医学者たちの、人類の健康と福祉に貢献する仕事ぶりのいくつかを紹介しております。
まず最初の展示は、荒々しくも美しい砂漠の風景を、象徴的に描写したものです。これは私たちに、オーストラリアの歴史が、地質学的に古い土地、世界最古の大陸を背景にしていることを、思い出させてくれます。
これに添えて展示される有史以前の頭がい骨は、その大陸の古さを象徴的に示すものです。
“展示トンネル”に従って先へ進みましょう。展示される頭がい骨は20世紀の人類のものに変ります。それにあわせて、首都キャンベラのオーストラリア国立大学ジョン・カーティン医学研究所のP・ビショップ教授、ならびにそのグループによる、人間頭脳の構造研究が展示されております。ここでは、網膜でとらえられた印象が、どのようにして微細な電気衝動を起こし、脳に伝達され、心象として描きだされるかを示しております。
次の一連の展示は、メルボルンにある世界的に有名な、ウォルター・アンド・エリザ・ホール研究所の仕事を紹介しております。ノーベル賞を受けたマクファーレン・バーネット卿は、ここでビールスの研究に先べんをつけ、人体の免疫組織の基礎的研究を始めました。この研究は、のちに、臓器移植の成功を導きだしたものです。
また、グスターフ・ノッサル博士ならびにそのグループも、ここで、人体を保護する器官が腋の下のリンパ腺であることを確認しました。医師が注射する無害ビールスが、ここで抗体となって、同種類の有害なビールスが体内に侵入してきたとき、これを撃退するのです。臓器移植に耐える体内の免疫組織をつくる新しい方法も、ここで研究されております。
次の展示では、場面は変って、力強いテニスの打ち合いをご覧に入れます。テニスは私たちの国技の一つです。何万という人々が、リクリエーションに、あるいは、デビスカップ戦にいたる種々の競技会で、技をきそいあっております。
そのほか壁に展示された映像のモザイクは、オーストラリアで流行している他の戸外リクリエーション、フットボール、クリケット、陸上競技、水泳、スキー、ヨットを紹介しております。オーストラリアでは、健全な野外スポーツのための、すばらしい施設が一年を通じて一般に開放されております。
※ 参考
https://www.asahi.com/special/expo70/pavilion.html?id=3133&p=31
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オーストラリア人の〈進歩と調和>への貢献
人
今まさに人類は、新しく、かつ驚くべき医学上の発見の時代にさしかかっております。オーストラリア館の“展示トンネル”をご覧下さい。初めにそこでは、オーストラリアの医学者たちの、人類の健康と福祉に貢献する仕事ぶりのいくつかを紹介しております。
まず最初の展示は、荒々しくも美しい砂漠の風景を、象徴的に描写したものです。これは私たちに、オーストラリアの歴史が、地質学的に古い土地、世界最古の大陸を背景にしていることを、思い出させてくれます。
これに添えて展示される有史以前の頭がい骨は、その大陸の古さを象徴的に示すものです。
“展示トンネル”に従って先へ進みましょう。展示される頭がい骨は20世紀の人類のものに変ります。それにあわせて、首都キャンベラのオーストラリア国立大学ジョン・カーティン医学研究所のP・ビショップ教授、ならびにそのグループによる、人間頭脳の構造研究が展示されております。ここでは、網膜でとらえられた印象が、どのようにして微細な電気衝動を起こし、脳に伝達され、心象として描きだされるかを示しております。
次の一連の展示は、メルボルンにある世界的に有名な、ウォルター・アンド・エリザ・ホール研究所の仕事を紹介しております。ノーベル賞を受けたマクファーレン・バーネット卿は、ここでビールスの研究に先べんをつけ、人体の免疫組織の基礎的研究を始めました。この研究は、のちに、臓器移植の成功を導きだしたものです。
また、グスターフ・ノッサル博士ならびにそのグループも、ここで、人体を保護する器官が腋の下のリンパ腺であることを確認しました。医師が注射する無害ビールスが、ここで抗体となって、同種類の有害なビールスが体内に侵入してきたとき、これを撃退するのです。臓器移植に耐える体内の免疫組織をつくる新しい方法も、ここで研究されております。
次の展示では、場面は変って、力強いテニスの打ち合いをご覧に入れます。テニスは私たちの国技の一つです。何万という人々が、リクリエーションに、あるいは、デビスカップ戦にいたる種々の競技会で、技をきそいあっております。
そのほか壁に展示された映像のモザイクは、オーストラリアで流行している他の戸外リクリエーション、フットボール、クリケット、陸上競技、水泳、スキー、ヨットを紹介しております。オーストラリアでは、健全な野外スポーツのための、すばらしい施設が一年を通じて一般に開放されております。
※ 参考
https://www.asahi.com/special/expo70/pavilion.html?id=3133&p=31
オーストラリア館のパンフレットの続きです。オーストラリア館は葛飾北斎の富嶽三十六景 神奈川沖浪裏をイメージしているのは有名な話ですね。パビリオンの写真は、上述の朝日新聞のサイトから引用しています。
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人とその成果
この第3部の展示は、現代都市の人工的環境における、オーストラリア人の生活と、技術開発をテーマにしております。
まず多くの若い人々に好まれている、オーストラリアの代表的な家の中に入ってみましょう。そのインテリアは、すべてオーストラリア製品です。オーストラリアでは、全世帯の75パーセントが自分の家を持っており、これはどの国よりも高い比率になっております。オーストラリアの代表的なすまいは、芝生の庭を持ち、5つの個室からなっております。多くの人が独立した自分の家を持っているので、都市の住宅地は郊外にまで広がっております。そのために、人口250万ちょっとのシドニーが、東京より広い地域を占めているのです。
しかし、オーストラリアの全ての人が、独立家屋に住んでいるわけではありません。都市の開発で、アパートの建設が目立ってふえております。展示の一部として、キャンベラに近いベルコネン市という、完全な都市計画に基づいた建設中の新しい都市が示されておりますが、ここでは、高層アパートや事務所向きのビルが、人造湖の岸辺に、統一された建築美を誇ることになるでしょう。
次に輸送に関するものとして、航空の歴史が展示されております。オーストラリアの航空の歴史は、ライト兄弟に先き立つこと10年余り、1880年代に、シドニーの発明家ローレンス・ハーグレーブの航空理論に基づいて、先駆者的研究と実験を行なったことに始まります。オーストラリアの人々は、多くの国々に先がけて航空への関心は深かったのです。定期航空サービスは、1919年に内陸の地域に始まり、航空路は急速に全国に広がりました。国際航空会社カンタスによって、航空路は全世界にものびております。また、内陸の住民のために、航空ドクターのサービスを開発して、今や注目を集めております。
そして次に、オーストラリアの自動車産業の状況が展示されております。関連産業を含む自動車産業は、オーストラリアにおける最大の単一製造工業になっております。その最も高度な製品の一つで、ここに自信をもって展示したのは、多くの世界的レースで優勝した、有名なオーストラリアのレプコブラバムレーシングカーです。
そしてこの展示テーマの最後に、1950年代と1960年代のわが産業革命の別の一面を示すために、オーストラリアの造船業も紹介しております。
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人とその成果
この第3部の展示は、現代都市の人工的環境における、オーストラリア人の生活と、技術開発をテーマにしております。
まず多くの若い人々に好まれている、オーストラリアの代表的な家の中に入ってみましょう。そのインテリアは、すべてオーストラリア製品です。オーストラリアでは、全世帯の75パーセントが自分の家を持っており、これはどの国よりも高い比率になっております。オーストラリアの代表的なすまいは、芝生の庭を持ち、5つの個室からなっております。多くの人が独立した自分の家を持っているので、都市の住宅地は郊外にまで広がっております。そのために、人口250万ちょっとのシドニーが、東京より広い地域を占めているのです。
しかし、オーストラリアの全ての人が、独立家屋に住んでいるわけではありません。都市の開発で、アパートの建設が目立ってふえております。展示の一部として、キャンベラに近いベルコネン市という、完全な都市計画に基づいた建設中の新しい都市が示されておりますが、ここでは、高層アパートや事務所向きのビルが、人造湖の岸辺に、統一された建築美を誇ることになるでしょう。
次に輸送に関するものとして、航空の歴史が展示されております。オーストラリアの航空の歴史は、ライト兄弟に先き立つこと10年余り、1880年代に、シドニーの発明家ローレンス・ハーグレーブの航空理論に基づいて、先駆者的研究と実験を行なったことに始まります。オーストラリアの人々は、多くの国々に先がけて航空への関心は深かったのです。定期航空サービスは、1919年に内陸の地域に始まり、航空路は急速に全国に広がりました。国際航空会社カンタスによって、航空路は全世界にものびております。また、内陸の住民のために、航空ドクターのサービスを開発して、今や注目を集めております。
そして次に、オーストラリアの自動車産業の状況が展示されております。関連産業を含む自動車産業は、オーストラリアにおける最大の単一製造工業になっております。その最も高度な製品の一つで、ここに自信をもって展示したのは、多くの世界的レースで優勝した、有名なオーストラリアのレプコブラバムレーシングカーです。
そしてこの展示テーマの最後に、1950年代と1960年代のわが産業革命の別の一面を示すために、オーストラリアの造船業も紹介しております。
オーストラリア館のパンフレットの続きです。パビリオンの写真は、上述の朝日新聞のサイトから引用しています。
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展示トンネルに繰り広げられる4つのテーマ
人と自然
ここでの展示は、オーストラリア人が、どのようにして自分たちをとりまく自然環境をとらえ、地球や宇宙についての人類の知識に寄与しているかを示しております。
この部分のまず初めの展示では、新しい地質調査技術によって、オーストラリアが、最も荒れはてた地域に埋蔵されている、膨大な鉱物資源を発見した有様が示されています。この優れた技術で、大量の鉄鉱石、ボーキサイト鉱床、ニッケルおよび他の鉱物が発見され、海中油田や天然ガス地帯もつきとめられたのです。
そして次の展示では、オーストラリアがいかにして水不足、干ばつ、不毛地帯の問題と取り組んでいるかが示されます。オーストラリアには、肥よくな地域もありますが、国土の3分の2は完全な乾燥または半乾燥地域です。そのための大型ダムが次々と建設されております。例えば、オーストラリア東南部のスノウィー・マウンテン計画は、世界でも最も大きな工事の一つになっております。この計画は、干上った内陸部の河川に、水を呼び戻すための、17の主要ダムと9つの水力発電所を含む大総合開発事業です。そして次に、気象、天文関係の展示が繰り広げられます。まずオーストラリアは、人工降雨のための雨雲を作る技術の先駆者です。オーストラリアの土壌学者は、広大なやせ地に失われているミネラルをわずかに与えることによって、耕地とする方法を発見しました。
次には世界気象地図によって、新しい地球上の気象観測組織がわかるようになっている展示があります。メルボルン、ワシントン、モスクワには電子計算機による通信組織があって、主要な資料収集センターになっております。そこでは、陸や海、そして衛星からの通信によって、世界の天気図を作り、世界各地に配布しております。
またオーストラリアの天文学者は、北半球の空では見えない星を研究することができます。南半球の天球図の下にある展示をご覧ください。ここでは外宇宙からのラジオ信号の研究によって、遠い宇宙のはてにある、星のようなラジオ源、クワザールの存在をいかに解きあかしたかの道すじを知ることができます。クワザールを最初に発見した、ニュー・サウス・ウェールズのパークス・ラジオ・テレスコープのモデルが展示されております。そしてさらにもう一つ、同州に据え付けられる、世界第2の大きさをもつ150インチ・テレスコープのモデルも陳列されております。
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展示トンネルに繰り広げられる4つのテーマ
人と自然
ここでの展示は、オーストラリア人が、どのようにして自分たちをとりまく自然環境をとらえ、地球や宇宙についての人類の知識に寄与しているかを示しております。
この部分のまず初めの展示では、新しい地質調査技術によって、オーストラリアが、最も荒れはてた地域に埋蔵されている、膨大な鉱物資源を発見した有様が示されています。この優れた技術で、大量の鉄鉱石、ボーキサイト鉱床、ニッケルおよび他の鉱物が発見され、海中油田や天然ガス地帯もつきとめられたのです。
そして次の展示では、オーストラリアがいかにして水不足、干ばつ、不毛地帯の問題と取り組んでいるかが示されます。オーストラリアには、肥よくな地域もありますが、国土の3分の2は完全な乾燥または半乾燥地域です。そのための大型ダムが次々と建設されております。例えば、オーストラリア東南部のスノウィー・マウンテン計画は、世界でも最も大きな工事の一つになっております。この計画は、干上った内陸部の河川に、水を呼び戻すための、17の主要ダムと9つの水力発電所を含む大総合開発事業です。そして次に、気象、天文関係の展示が繰り広げられます。まずオーストラリアは、人工降雨のための雨雲を作る技術の先駆者です。オーストラリアの土壌学者は、広大なやせ地に失われているミネラルをわずかに与えることによって、耕地とする方法を発見しました。
次には世界気象地図によって、新しい地球上の気象観測組織がわかるようになっている展示があります。メルボルン、ワシントン、モスクワには電子計算機による通信組織があって、主要な資料収集センターになっております。そこでは、陸や海、そして衛星からの通信によって、世界の天気図を作り、世界各地に配布しております。
またオーストラリアの天文学者は、北半球の空では見えない星を研究することができます。南半球の天球図の下にある展示をご覧ください。ここでは外宇宙からのラジオ信号の研究によって、遠い宇宙のはてにある、星のようなラジオ源、クワザールの存在をいかに解きあかしたかの道すじを知ることができます。クワザールを最初に発見した、ニュー・サウス・ウェールズのパークス・ラジオ・テレスコープのモデルが展示されております。そしてさらにもう一つ、同州に据え付けられる、世界第2の大きさをもつ150インチ・テレスコープのモデルも陳列されております。
オーストラリア館のパンフレット最後の紹介です。
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あなたが見るオーストラリア館の主なポイント
■フィルム
宙吊りの円型屋根の下にお並び下さい。オーストラリアのコモンウェルス・フィルム・ユニットの製作した映画による、壮観なショーが始まります。映画は屋根の内側にある9枚のスクリーンに投影されます。急速に変る画面、アクションの連続、音響と色彩の効果的な組み合わせで、印象的に、オーストラリアの人々、生活、文化、そして風景が写しだされます。
■展示トンネル
オーストラリア館のおもな展示は、一段低くなった庭園に設けられた、大きな円筒展示場の中で行なわれます。そして展示物は、円筒に取り付けられた出窓の中に飾ってあります。円筒の中の動く歩道に乗って、ゆっくりご覧下さい。あなたのまわりには、ドラマティックな展示の世界が繰り広げられます。照明、色彩、音響、アクションが一体となって、今日のオーストラリアのさまざまな面を、あなたにご紹介いたします。
■オーストラリアの庭園
広場から見おろす庭園は、オーストラリアの対照的な二つの風景を表わしております。つまり一つは、がい骨のような砂漠の木が、乾いた赤土と岩の間からのびあがり、“奥地”のようしゃない日照りと、人っ子一人いない寂しさに立ち向う気がまえを見せている風景です。そしてもう一つは、オーストラリアの肥よくな海岸地帯の、岩や、木のようなシダや、亜熱帯植物の間をぬって、絶え間なく流れ落ちているみずみずしい滝の風景です。
■季節の催し
地下のサロンでは、二週間ごとに、新しい催し物が行なわれます。ここには、ウールのカーペットが敷きつめられ、オーストラリアの色彩豊かなオウムの色が再現されております。催しのまず最初は、産業写真展から始まります。そして次に、オーストラリアの風景、原住民の民芸品と風俗、パプア・ニューギニアの開発、建築と都市計画、工業デザイン、切手と貨幣、オーストラリアの宝石などの展示が続きます。そして更に、ファッションショーやモデルのパレードによる、新進デザイナーの作品展示がそれに続きます。そのほか、青少年の活動、教育、および日本とオーストラリアの関係を表わした展示があります。
オーストラリア広場に、一きわ目立つ風変りな建物は、高さ約43メートルで“スカイフック”と呼ばれる鋼鉄製の塔です。一見北斎に画かれた大波を思わせるこの塔は、先端から直径53メートル、重さ200トンの金属製の丸屋根をつっています。内部は主としてオーストラリア館の事務所に使われています。屋根の下は展示場へ入るため、順番を待つ入場者の待合場となっています。展示場は全部地下にあるので、入場者はここからら線状の通路を通って入口へと進みます。そこからは2本の動く歩道に乗って、展示トンネルの中をゆっくりとご覧下さい。トンネルを抜けたところはご案内とおみやげ売場になっています。すぐ隣りのサロンでは、2週間ごとに、オーストラリアの生活の様子を示す新しい催しがつぎつぎと行なわれます。
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あなたが見るオーストラリア館の主なポイント
■フィルム
宙吊りの円型屋根の下にお並び下さい。オーストラリアのコモンウェルス・フィルム・ユニットの製作した映画による、壮観なショーが始まります。映画は屋根の内側にある9枚のスクリーンに投影されます。急速に変る画面、アクションの連続、音響と色彩の効果的な組み合わせで、印象的に、オーストラリアの人々、生活、文化、そして風景が写しだされます。
■展示トンネル
オーストラリア館のおもな展示は、一段低くなった庭園に設けられた、大きな円筒展示場の中で行なわれます。そして展示物は、円筒に取り付けられた出窓の中に飾ってあります。円筒の中の動く歩道に乗って、ゆっくりご覧下さい。あなたのまわりには、ドラマティックな展示の世界が繰り広げられます。照明、色彩、音響、アクションが一体となって、今日のオーストラリアのさまざまな面を、あなたにご紹介いたします。
■オーストラリアの庭園
広場から見おろす庭園は、オーストラリアの対照的な二つの風景を表わしております。つまり一つは、がい骨のような砂漠の木が、乾いた赤土と岩の間からのびあがり、“奥地”のようしゃない日照りと、人っ子一人いない寂しさに立ち向う気がまえを見せている風景です。そしてもう一つは、オーストラリアの肥よくな海岸地帯の、岩や、木のようなシダや、亜熱帯植物の間をぬって、絶え間なく流れ落ちているみずみずしい滝の風景です。
■季節の催し
地下のサロンでは、二週間ごとに、新しい催し物が行なわれます。ここには、ウールのカーペットが敷きつめられ、オーストラリアの色彩豊かなオウムの色が再現されております。催しのまず最初は、産業写真展から始まります。そして次に、オーストラリアの風景、原住民の民芸品と風俗、パプア・ニューギニアの開発、建築と都市計画、工業デザイン、切手と貨幣、オーストラリアの宝石などの展示が続きます。そして更に、ファッションショーやモデルのパレードによる、新進デザイナーの作品展示がそれに続きます。そのほか、青少年の活動、教育、および日本とオーストラリアの関係を表わした展示があります。
オーストラリア広場に、一きわ目立つ風変りな建物は、高さ約43メートルで“スカイフック”と呼ばれる鋼鉄製の塔です。一見北斎に画かれた大波を思わせるこの塔は、先端から直径53メートル、重さ200トンの金属製の丸屋根をつっています。内部は主としてオーストラリア館の事務所に使われています。屋根の下は展示場へ入るため、順番を待つ入場者の待合場となっています。展示場は全部地下にあるので、入場者はここからら線状の通路を通って入口へと進みます。そこからは2本の動く歩道に乗って、展示トンネルの中をゆっくりとご覧下さい。トンネルを抜けたところはご案内とおみやげ売場になっています。すぐ隣りのサロンでは、2週間ごとに、オーストラリアの生活の様子を示す新しい催しがつぎつぎと行なわれます。
次は、ニュージーランドのパンフレット分析です。
制服は、珍しく正面からのアングルです。
参考：
https://www.asahi.com/special/expo70/pavilion.html?id=3132&p=36
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本館はニュージーランドの資材を使用して建てたもので、ニュージーランドの生活様式を説明するものです
ニュージーランド館を訪問される皆様はこの緑あふれる南太平洋の楽園に、人間味豊かな『発見の旅』をされることでしょう。ニュージーランド国民はEXPO'70のテーマの精神である『人類の進歩と調和」のために世界の国々と協力する責任を自覚しています。本館はそれを私たちがどのように行なっているかを示すと同時に、私たちの国や民族がどのようなものであるかを浮きぼりにするものです。
本館の展示ホール、映写室、レストラン、売店などで、みなさんはニュージーランド人にじかに接し、写真、映画、モデル、壁画によりありありとその姿がつかめます。ヨーロッパ系、マオリ族系を問わず、ニュージーランド人は友愛精神に富み彼等自身の生活や自国についての説明に熱心であるだけでなく、EXPO'70というすばらしい集いの場で、他の国民のことを知ることにも熱心です。ニュージーランド国民はこぞって、政府の指導と農、林、工業など経済界の協賛のもとに、このニュージーランド館が、入場者にとって充分に楽しめ、又思い出に残るようなものになるよう力をつくしました。ほとんどニュージーランド産の建築資材ばかりで、平和で簡素な品位ある別天地になるように設計してあります。ニュージーランド産合材の梁、松材の壁板をはじめとする用材、屋根の瓦、羊毛のカーペット、庭の木製椅子やテーブル、敷石、植え込み、樹木、岩組みその他幾多の材料の使用は、ニュージーランド人が自国の資源をどのように利用しているかを如実に示すものです。
館内の展示物は野外活動やスポーツを愛好する活発で勤勉なニュージーランドの国民、その家族、職場、社会生活の模様、発達した社会福祉施設や自然の美を失なわぬ森林、海浜、田園、豊かな牧草地、その農、工業産品の高度さと質のよさなどニュージーランドの姿をあますところなく示すものです。
映写室では3スクリーン方式で国立映画局の作品「これがニュージーランドだ」を映写してニュージーランドを紹介いたします。館内レストランは国営のものをニュージーランド・ミート・プロデューサーズ・ボード(食肉輸出振興機関)が多くのニュージーランドの食品会社の協力のもとに運営するもので、ニュージーランドの食肉をはじめ、ビール、ワイン、ジュース類など、美味で栄養に富むあまたの種類の食べ物を日本で過去にみないほどの大規模なかたちで皆様に味わっていただきたいと思います。このレストランのほかに、ニュージーランドの酪農産物の精選品をとりそろえたニュージーランド•デアリー・ボード(酪農局)の売店が会場内に二ヶ所設けられ、これはニュージーランドが偉大な食品生産国として成功し需要の多い温帯食品特に肉や酪農品、果実、野菜などの供給国として、世界で重要な役割をはたしている実情を実際に強く印象づけるものです。
館内売店には、ニュージーランドの切手や書籍、レコード、羊毛製品などが取りそろえてあります。さらに詳しいニュージーランドの資料は、館展示ホール入口の案内カウンターでおたずねになるか、ニュージーランド大使館(東京都渋谷区神山町20番地 〒150)に手紙でご照会下さい。
表紙:ニュージーランドの花々をあしらった生花
EXPO'70:4-QO-5
制服は、珍しく正面からのアングルです。
参考：
https://www.asahi.com/special/expo70/pavilion.html?id=3132&p=36
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本館はニュージーランドの資材を使用して建てたもので、ニュージーランドの生活様式を説明するものです
ニュージーランド館を訪問される皆様はこの緑あふれる南太平洋の楽園に、人間味豊かな『発見の旅』をされることでしょう。ニュージーランド国民はEXPO'70のテーマの精神である『人類の進歩と調和」のために世界の国々と協力する責任を自覚しています。本館はそれを私たちがどのように行なっているかを示すと同時に、私たちの国や民族がどのようなものであるかを浮きぼりにするものです。
本館の展示ホール、映写室、レストラン、売店などで、みなさんはニュージーランド人にじかに接し、写真、映画、モデル、壁画によりありありとその姿がつかめます。ヨーロッパ系、マオリ族系を問わず、ニュージーランド人は友愛精神に富み彼等自身の生活や自国についての説明に熱心であるだけでなく、EXPO'70というすばらしい集いの場で、他の国民のことを知ることにも熱心です。ニュージーランド国民はこぞって、政府の指導と農、林、工業など経済界の協賛のもとに、このニュージーランド館が、入場者にとって充分に楽しめ、又思い出に残るようなものになるよう力をつくしました。ほとんどニュージーランド産の建築資材ばかりで、平和で簡素な品位ある別天地になるように設計してあります。ニュージーランド産合材の梁、松材の壁板をはじめとする用材、屋根の瓦、羊毛のカーペット、庭の木製椅子やテーブル、敷石、植え込み、樹木、岩組みその他幾多の材料の使用は、ニュージーランド人が自国の資源をどのように利用しているかを如実に示すものです。
館内の展示物は野外活動やスポーツを愛好する活発で勤勉なニュージーランドの国民、その家族、職場、社会生活の模様、発達した社会福祉施設や自然の美を失なわぬ森林、海浜、田園、豊かな牧草地、その農、工業産品の高度さと質のよさなどニュージーランドの姿をあますところなく示すものです。
映写室では3スクリーン方式で国立映画局の作品「これがニュージーランドだ」を映写してニュージーランドを紹介いたします。館内レストランは国営のものをニュージーランド・ミート・プロデューサーズ・ボード(食肉輸出振興機関)が多くのニュージーランドの食品会社の協力のもとに運営するもので、ニュージーランドの食肉をはじめ、ビール、ワイン、ジュース類など、美味で栄養に富むあまたの種類の食べ物を日本で過去にみないほどの大規模なかたちで皆様に味わっていただきたいと思います。このレストランのほかに、ニュージーランドの酪農産物の精選品をとりそろえたニュージーランド•デアリー・ボード(酪農局)の売店が会場内に二ヶ所設けられ、これはニュージーランドが偉大な食品生産国として成功し需要の多い温帯食品特に肉や酪農品、果実、野菜などの供給国として、世界で重要な役割をはたしている実情を実際に強く印象づけるものです。
館内売店には、ニュージーランドの切手や書籍、レコード、羊毛製品などが取りそろえてあります。さらに詳しいニュージーランドの資料は、館展示ホール入口の案内カウンターでおたずねになるか、ニュージーランド大使館(東京都渋谷区神山町20番地 〒150)に手紙でご照会下さい。
表紙:ニュージーランドの花々をあしらった生花
EXPO'70:4-QO-5
ニュージーランド館パンフレット紹介の続きです。
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ニュージーランド緑あふれる南太平洋の楽園
■ ニュージーランドに住む稀鳥のコック (白鷺 )
■ 6千万頭をこえる羊の一群が、 富士山によく似たエグモント山近くの丘で飼育されてます。
■「観光客の人気の的。つちぼたるのいるワイトモ鐘乳洞。
■ オークランド港湾橋は最近日本の会社によって2倍に広げられ 8車線になりました。
■ ニュージーランド館レストランの日本人ディレクター中沢氏とコック長の服部氏が、 ニュージーランドに料理研究訪問。
■ 日本はニュージーランドの木材輸出総量の90%を輸入しています。
■ ニュージーランドは世界第2位の羊毛輸出国で、日本には年に2千8百万キロ以上を輸出しています。
■ 地熱地帯ロトルアで最も目をみはらせるのは間欠泉です。ロトルアはまたマオリ文化の中心地でもあり、彫刻のある木造のマオリ集会所が右にみえます。
■ ニュージーランドの青少年は、同国で開かれたボーイスカウトの国際大会のような集りを通じて日本のことを学びます。柔道がいま、ニュージーランドで人気を呼んでいます。
■ピーター・スネルはニュージーランドの誇るオリンピックメダル受賞長距離ランナーです。
ニュージーランドと日本はともに太平洋の国ですが、ともに非常に異なった背景のもとに発展してきました。近年、両国は重要な通商関係のみならず広範囲にわたる相互の関係が非常に密接になりました。今日では一層多くのニュージーランド国民が、日本のことをその言葉や独特の文化を通じて知るようになり、日本にもニュージーランドの産物のことばかりでなく、ラグビーそのほかスポーツマンたちの剛勇ぶりを知るものがふえています。両国の政界指導者、実業人、観光者、スポーツマンの往来もしげくなり、相互の理解と尊敬は大いに深まりつつあります。
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ニュージーランド緑あふれる南太平洋の楽園
■ ニュージーランドに住む稀鳥のコック (白鷺 )
■ 6千万頭をこえる羊の一群が、 富士山によく似たエグモント山近くの丘で飼育されてます。
■「観光客の人気の的。つちぼたるのいるワイトモ鐘乳洞。
■ オークランド港湾橋は最近日本の会社によって2倍に広げられ 8車線になりました。
■ ニュージーランド館レストランの日本人ディレクター中沢氏とコック長の服部氏が、 ニュージーランドに料理研究訪問。
■ 日本はニュージーランドの木材輸出総量の90%を輸入しています。
■ ニュージーランドは世界第2位の羊毛輸出国で、日本には年に2千8百万キロ以上を輸出しています。
■ 地熱地帯ロトルアで最も目をみはらせるのは間欠泉です。ロトルアはまたマオリ文化の中心地でもあり、彫刻のある木造のマオリ集会所が右にみえます。
■ ニュージーランドの青少年は、同国で開かれたボーイスカウトの国際大会のような集りを通じて日本のことを学びます。柔道がいま、ニュージーランドで人気を呼んでいます。
■ピーター・スネルはニュージーランドの誇るオリンピックメダル受賞長距離ランナーです。
ニュージーランドと日本はともに太平洋の国ですが、ともに非常に異なった背景のもとに発展してきました。近年、両国は重要な通商関係のみならず広範囲にわたる相互の関係が非常に密接になりました。今日では一層多くのニュージーランド国民が、日本のことをその言葉や独特の文化を通じて知るようになり、日本にもニュージーランドの産物のことばかりでなく、ラグビーそのほかスポーツマンたちの剛勇ぶりを知るものがふえています。両国の政界指導者、実業人、観光者、スポーツマンの往来もしげくなり、相互の理解と尊敬は大いに深まりつつあります。
ニュージーランド館パンフレット紹介の続きです。
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■ 地熱地帯ロトルアで最も目をみはらせるのは間欠泉です。ロトルアはまたマオリ文化の中心地でもあり、彫刻のある木造のマオリ集会所が右にみえます。
■ ニュージーランドの青少年は、同国で開かれたボーイスカウトの国際大会のような集りを通じて日本のことを学びます。柔道がいま、ニュージーランドで人気を呼んでいます。
ニュージーランドと日本はともに太平洋の国ですが、ともに非常に異なった背景のもとに発展してきました。近年、両国は重要な通商関係のみならず広範囲にわたる相互の関係が非常に密接になりました。今日では一層多くのニュージーランド国民が、日本のことをその言葉や独特の文化を通じて知るようになり、日本にもニュージーランドの産物のことばかりでなく、ラグビーそのほかスポーツマンたちの剛勇ぶりを知るものがふえています。両国の政界指導者、実業人、観光者、スポーツマンの往来もしげくなり、相互の理解と尊敬は大いに深まりつつあります。
■ピーター・スネルはニュージーランドの誇るオリンピックメダル受賞長距離ランナーです。
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参考：
朝日新聞
https://www.asahi.com/special/expo70/pavilion2.html?id=3132&p=31
三つの展示場と映画劇場などがあり、豊かな自然に恵まれたニュージーランドを紹介。
レストランでは「ラム・モモ肉の塩づけくん製」が好評だった。
羊毛の毛織りの実演やマオリ族の踊りが上演された。
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■ 地熱地帯ロトルアで最も目をみはらせるのは間欠泉です。ロトルアはまたマオリ文化の中心地でもあり、彫刻のある木造のマオリ集会所が右にみえます。
■ ニュージーランドの青少年は、同国で開かれたボーイスカウトの国際大会のような集りを通じて日本のことを学びます。柔道がいま、ニュージーランドで人気を呼んでいます。
ニュージーランドと日本はともに太平洋の国ですが、ともに非常に異なった背景のもとに発展してきました。近年、両国は重要な通商関係のみならず広範囲にわたる相互の関係が非常に密接になりました。今日では一層多くのニュージーランド国民が、日本のことをその言葉や独特の文化を通じて知るようになり、日本にもニュージーランドの産物のことばかりでなく、ラグビーそのほかスポーツマンたちの剛勇ぶりを知るものがふえています。両国の政界指導者、実業人、観光者、スポーツマンの往来もしげくなり、相互の理解と尊敬は大いに深まりつつあります。
■ピーター・スネルはニュージーランドの誇るオリンピックメダル受賞長距離ランナーです。
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参考：
朝日新聞
https://www.asahi.com/special/expo70/pavilion2.html?id=3132&p=31
三つの展示場と映画劇場などがあり、豊かな自然に恵まれたニュージーランドを紹介。
レストランでは「ラム・モモ肉の塩づけくん製」が好評だった。
羊毛の毛織りの実演やマオリ族の踊りが上演された。
ニュージーランド館パンフレット紹介の最後です。
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相互利益の拡大をはかる日本とニュージーランド
■ 日本からの訪問者はみんなこの若いふたりのようにニュージーランドの家庭で、このように歓迎されます。
■ 日本の若いカップルがニュージーランドの牧場経営者夫妻との一日をたのしんでいます。両国の交流はますますさかんです。
■ 世界最高の左ききゴルファー、ボブ・チャールズはニュージーランド人で、ゴルフは国で最も人気のあるスポーツの一つです。日本の一流ゴルファー、河野光隆とボブのフォーム
■ニュージーランドの国技はラグビーでその強さは世界的に有名です。日本チームとの交歓試合も多く、ニュージーランド側もますます意欲を高めています。
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相互利益の拡大をはかる日本とニュージーランド
■ 日本からの訪問者はみんなこの若いふたりのようにニュージーランドの家庭で、このように歓迎されます。
■ 日本の若いカップルがニュージーランドの牧場経営者夫妻との一日をたのしんでいます。両国の交流はますますさかんです。
■ 世界最高の左ききゴルファー、ボブ・チャールズはニュージーランド人で、ゴルフは国で最も人気のあるスポーツの一つです。日本の一流ゴルファー、河野光隆とボブのフォーム
■ニュージーランドの国技はラグビーでその強さは世界的に有名です。日本チームとの交歓試合も多く、ニュージーランド側もますます意欲を高めています。
ソ連のパンフレットです。
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今日のわかものたち
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若ものよ、きみたちはリュックに
なにを
まだ歌われてはいない歌を
あたらしい日の出と夜明けを
きみたちはそのリュックにいれてゆくのだ。
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これは、陸地の全体の六分の一をしめている国、ソビエト社会主義共和国連邦の若い男女にいまもっとも人気のある歌のひとつ、たのしい響きのよい歌の一節です。
ユネスコの資料によると、地球の人口の半数はまだ二五才以下の若いひとたちです。紀元二〇〇〇年までには人間の数が急速に増えて若いひとたちの数も二倍以上になるでしょう。ソ連も例外ではありません。
「国民経済で働いているひと全体のやく半数は若いひとたちです。旋盤工1000人あたり700人以上が若い労働者となっており、化学技師では600人以上、建築組立工では650人以上がそうです。医師と教育家の3人に1人、科学者の2人に1人が若い人です。
ロシア人とヤクート人、ウクライナ人とグルジヤ人、エストニア人とウズベク人、15の連邦共和国の130以上のいろいろの民族の代表、極北と亜熱帯南部の、シベリアのタイガ(大針葉樹林)とカザフのステップ(草原)の住民・・・・・・・
おたがいに似ていないこれらの若い男女、その国とは切っても切れないあいだがらにあるこれらのひとたちはどういうひとたちなのでしょうか、その誇りとするところは、気がかりなことは、希望していることはなんでしょうか。
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今日のわかものたち
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若ものよ、きみたちはリュックに
なにを
まだ歌われてはいない歌を
あたらしい日の出と夜明けを
きみたちはそのリュックにいれてゆくのだ。
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これは、陸地の全体の六分の一をしめている国、ソビエト社会主義共和国連邦の若い男女にいまもっとも人気のある歌のひとつ、たのしい響きのよい歌の一節です。
ユネスコの資料によると、地球の人口の半数はまだ二五才以下の若いひとたちです。紀元二〇〇〇年までには人間の数が急速に増えて若いひとたちの数も二倍以上になるでしょう。ソ連も例外ではありません。
「国民経済で働いているひと全体のやく半数は若いひとたちです。旋盤工1000人あたり700人以上が若い労働者となっており、化学技師では600人以上、建築組立工では650人以上がそうです。医師と教育家の3人に1人、科学者の2人に1人が若い人です。
ロシア人とヤクート人、ウクライナ人とグルジヤ人、エストニア人とウズベク人、15の連邦共和国の130以上のいろいろの民族の代表、極北と亜熱帯南部の、シベリアのタイガ(大針葉樹林)とカザフのステップ(草原)の住民・・・・・・・
おたがいに似ていないこれらの若い男女、その国とは切っても切れないあいだがらにあるこれらのひとたちはどういうひとたちなのでしょうか、その誇りとするところは、気がかりなことは、希望していることはなんでしょうか。
パンフレット紹介、長文が続きますが、お許しください。
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ソ連の大学と中等専門学校の学生数は約900万。大学でも専門学校でも講義には必ず出席しなければならず、密度の高い教育課程は広範な知識を保障する。
モスクワ市レーニン丘にあるモスクワ大学の中央の建物は37階の高層建築。100ヵ国以上から集まった3万をこえる留学生がここの14の学部で学んでいる。
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生きることは行動すること
青春時代は自己を行動によって肯定しようとしますが、行動するためには知識をもつことが必要です。ソ連では一般教育が義務となっており、ひとりひとりの知識は学校ではじめられます。
ソ連の21万の小・中学校でいま4900万人が学んでいます。1970年は15の連邦共和国が全部完全中等義務教育(十年制)にうつる年になっています。現在すでにソ連の高等中等教育をうけたひとは8450万人にのぼっています。
青年男女はじぶんに失業のおそれのないことを知っていますが、これは労働の権利がソ連の憲法で保障されており、建設がおおいにおこなわれているこの国では働き手が文字どおりいたるところで必要だからです。「なにになるか」をきめたひとたちは、もうひとつ次のような、当然の問題「それではどのようにしてなるか」をじぶんとその国に提起するでしょう。
第一の道―学校を卒業してすぐに就職する。
どんな企業でも個別訓練がひろくおこなわれており、そこでは幹部の労働者が数ヵ月のあいだ生徒にじぶんの経験や知識をさずけています。この期間に未成年者は生徒としての賃金をもらい、最大6ヵ月後には技能検定試験をうけて一人前の労働者になります。
労働者は18才までは一日6時間だけはたらいて、そっくり8時間分の賃金をもらうことになっています。ソビエトの法律は健康に有害な職場や夜勤に未成年者を使用することを禁じています。管理者がわは未成年者に夏には休暇をあたえねばなりません。
第二の道―学校を卒業して職業技術学校に進学する。
これらの学校は工業と農業のための専門家を養成しています。国家は生徒に奨学金、教科書をあたえ、寄宿舎を用意し、衣料や食事を無料でだしています。若ものたちは学習の過程でつくった製品にたいして貨幣での報酬をもらっています。
現在ソ連にはやく5000の都市と農村の職業技術学校があり、そこで200万人以上の若い男女が学んでいます。これらの学校はいままでに2300万人の熟練労働者を養成しており、これらの仲間からはソビエトの企業、建設工事、ソフホーズ、コルホーズのすぐれた指導者がでています。世界で最初の宇宙飛行士ューリーガガーリンもこのような学校のひとつを卒業したのです。
第三の道中等専門学校か大学の学生になる。
これはたやすい道ではありません。修業年限が(学生が入学まえに八年制の学校をおえたか十年制の学校をおえたかによって)三年ないし五年の、中級の技術者を養成する中等専門学校でも、十年制の学校か中等専門学校でなければ入れない大学でも、入試の競争はきびしく、それに合格するのは社会的出身や民族のいかんを問わず実際にりっぱな知識を認められたひとたちだけです。
しかしそれでもやはりソ連にはいま約900万人の学生がおり、4860の大学や中等専門学校で学んでいます。
高等教育は中等学校とおなじく無料ですが、そればかりでなくソビエトの学生のやく80%が国家の奨学金をうけており、この奨学金は休暇中でも支払われています。
寄宿舎の部屋代は1ヵ月合計1ルーブル半(600円)で、学生食堂での食事は40から50コペイク(160-200円)かかります。本はたいへん安く、図書館は無料です。自治団体である労働組合学生委員会は学生の休息、サナトリウムでの治療、困っているものへの物質上の援助を行なう資金をもっています。
学生の代表は、学習のプログラムづくり、新入生の登録、学習の進みぐあいの監督、寄宿舎での部屋の割りつけ等に参加しています。大学では学生新聞、学生の論文集、詩集等がだされています。
大学の卒業生全員に専門のしごとがあてがわれています。
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ソ連のすべての大学で活動している学生科学協会は50万の会員を擁している。学生たちの多くの研究は、自分の力だめしでもあり、また科学への貴重な貢献でもある。
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ソ連の大学と中等専門学校の学生数は約900万。大学でも専門学校でも講義には必ず出席しなければならず、密度の高い教育課程は広範な知識を保障する。
モスクワ市レーニン丘にあるモスクワ大学の中央の建物は37階の高層建築。100ヵ国以上から集まった3万をこえる留学生がここの14の学部で学んでいる。
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生きることは行動すること
青春時代は自己を行動によって肯定しようとしますが、行動するためには知識をもつことが必要です。ソ連では一般教育が義務となっており、ひとりひとりの知識は学校ではじめられます。
ソ連の21万の小・中学校でいま4900万人が学んでいます。1970年は15の連邦共和国が全部完全中等義務教育(十年制)にうつる年になっています。現在すでにソ連の高等中等教育をうけたひとは8450万人にのぼっています。
青年男女はじぶんに失業のおそれのないことを知っていますが、これは労働の権利がソ連の憲法で保障されており、建設がおおいにおこなわれているこの国では働き手が文字どおりいたるところで必要だからです。「なにになるか」をきめたひとたちは、もうひとつ次のような、当然の問題「それではどのようにしてなるか」をじぶんとその国に提起するでしょう。
第一の道―学校を卒業してすぐに就職する。
どんな企業でも個別訓練がひろくおこなわれており、そこでは幹部の労働者が数ヵ月のあいだ生徒にじぶんの経験や知識をさずけています。この期間に未成年者は生徒としての賃金をもらい、最大6ヵ月後には技能検定試験をうけて一人前の労働者になります。
労働者は18才までは一日6時間だけはたらいて、そっくり8時間分の賃金をもらうことになっています。ソビエトの法律は健康に有害な職場や夜勤に未成年者を使用することを禁じています。管理者がわは未成年者に夏には休暇をあたえねばなりません。
第二の道―学校を卒業して職業技術学校に進学する。
これらの学校は工業と農業のための専門家を養成しています。国家は生徒に奨学金、教科書をあたえ、寄宿舎を用意し、衣料や食事を無料でだしています。若ものたちは学習の過程でつくった製品にたいして貨幣での報酬をもらっています。
現在ソ連にはやく5000の都市と農村の職業技術学校があり、そこで200万人以上の若い男女が学んでいます。これらの学校はいままでに2300万人の熟練労働者を養成しており、これらの仲間からはソビエトの企業、建設工事、ソフホーズ、コルホーズのすぐれた指導者がでています。世界で最初の宇宙飛行士ューリーガガーリンもこのような学校のひとつを卒業したのです。
第三の道中等専門学校か大学の学生になる。
これはたやすい道ではありません。修業年限が(学生が入学まえに八年制の学校をおえたか十年制の学校をおえたかによって)三年ないし五年の、中級の技術者を養成する中等専門学校でも、十年制の学校か中等専門学校でなければ入れない大学でも、入試の競争はきびしく、それに合格するのは社会的出身や民族のいかんを問わず実際にりっぱな知識を認められたひとたちだけです。
しかしそれでもやはりソ連にはいま約900万人の学生がおり、4860の大学や中等専門学校で学んでいます。
高等教育は中等学校とおなじく無料ですが、そればかりでなくソビエトの学生のやく80%が国家の奨学金をうけており、この奨学金は休暇中でも支払われています。
寄宿舎の部屋代は1ヵ月合計1ルーブル半(600円)で、学生食堂での食事は40から50コペイク(160-200円)かかります。本はたいへん安く、図書館は無料です。自治団体である労働組合学生委員会は学生の休息、サナトリウムでの治療、困っているものへの物質上の援助を行なう資金をもっています。
学生の代表は、学習のプログラムづくり、新入生の登録、学習の進みぐあいの監督、寄宿舎での部屋の割りつけ等に参加しています。大学では学生新聞、学生の論文集、詩集等がだされています。
大学の卒業生全員に専門のしごとがあてがわれています。
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ソ連のすべての大学で活動している学生科学協会は50万の会員を擁している。学生たちの多くの研究は、自分の力だめしでもあり、また科学への貴重な貢献でもある。
以下、ソ連のパンフレット紹介を続けますが「コムソモール」について、wikiペディアに以下の記載があります。私もあまり知りませんでした。
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マルクス・レーニン主義党、主に共産党の青年組織である。いわゆる青年団の一種。共産主義青年団。ソビエト連邦共産党に協力するボランティア組織であり、汚職を告発するスパイと密告者の養成機関でもあった。
コムソモールでは、家族への愛情よりも、共産主義革命への忠誠心を優先しなければならず、親や教師のなかに紛れ込む「階級の敵」を摘発することが義務とされ、大学や学校では、「反革命派」を裁く模擬裁判が開かれた。
当時のソ連の若者にとってコムソモールの任務は輝かしく魅力的な仕事であり、社会に貢献する手段はコムソモールになる以外なかった。
コムソモールで幹部を務めた者は、将来マルクス・レーニン主義党の幹部候補となる場合が多かった。
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マルクス・レーニン主義党、主に共産党の青年組織である。いわゆる青年団の一種。共産主義青年団。ソビエト連邦共産党に協力するボランティア組織であり、汚職を告発するスパイと密告者の養成機関でもあった。
コムソモールでは、家族への愛情よりも、共産主義革命への忠誠心を優先しなければならず、親や教師のなかに紛れ込む「階級の敵」を摘発することが義務とされ、大学や学校では、「反革命派」を裁く模擬裁判が開かれた。
当時のソ連の若者にとってコムソモールの任務は輝かしく魅力的な仕事であり、社会に貢献する手段はコムソモールになる以外なかった。
コムソモールで幹部を務めた者は、将来マルクス・レーニン主義党の幹部候補となる場合が多かった。
教育ははたらくひとにも身近なもの。
400万人以上のソビエトの若い男女は大学や中等専門学校で学びながらはたらいています。
通信教育をうけている学生や夜学生も一般の大学の学生とおなじく無料で勉強しています。毎年実験や試験の期間になるとこれらの学生には、どういう講座で学んでいるかによって正味20日から40日間の学習休暇があたえられます。卒論を準備したりその審査をうけたりする期間にはこの休暇は4ヵ月におよびます。
学習休暇のときの賃金は普通の休息のためにとる年次休暇のときとおなじく、差し引かれはしません。通信教育生がスクーリングや試験にでかけるときには、その往復旅費の半額はその学生のはたらいている企業がはらってくれますが、ソ連ではこの道のりはときには数千キロメートルにもなり、たとえば、ハバロフスクからモスクワへの往復切符は150ルーブル(6万円)もします。
通信教育と夜間の教育機関をおえた専門家は、大学と中等専門学校の卒業生のやく40%をしめています。
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父と子は父と子
「かれらはあらゆることを大げさに、熱心にする。かれらはいつもあまりに多くのことを好み、あまりに多くのことをきらう。そしてそのほかのことも同じことがいえる」
かってアリストテレスは同時代の若ものについてこう書いています。
この評価は2000年以上もまえのことですが、それはいまもまちがいではありません。
まさにこの誠実で自己献身的な「あまりに」があらゆるひとに、青年は大人の世界の理想や規範が深い淵によってじぶんたちの理想や規範からへだてられているところでは、この「大人の世界」を否定するということをわからせたのです。青年はこの世界をじぶんたちの世界であると断定し、そのような深い淵のないところで当然この世界に入ろうとするのです。
1917年。ロシアを包んだ革命運に奮起した青年はボリシェビキ共産党員にしたがっていったのです。ペトログラード、モスクワ、ウラル、国内いたるところで青年の組織がつくられました。ロシア共産青年同盟の第一回大会の195人の代議員はその2万2100人の会員の代表でした。
この同盟は共産主義の思想を普及することをその目的とすると、この大会で採択された綱領に述べられています。
当時、「社会主義の祖国は危機にひんしている」という呼びかけが武装するようもとめていました。コムソモール員たちも社会主義共和国を反革命と外国の干渉からまもるためにその父たちと相たずさえて立ちあがったのです。後方も前線と大差なく、そこにも飢えと混乱がありました。
この風雲急をつげた1918年から20年にいたる時代はコムソモールの歴史で多くのことが運命づけられています。
のちに五ヵ年計画をやり遂げ、タイガにあたらしい都市をつくるにはソビエト権力のための最初のたたかいで勝利をおさめる必要があったのです。
父と子はともども、地上の人間が不幸にな社会の根を絶やすことのできる社会をつくりはじめました。「各人は能力におうじてはたらき、労働におうじて受けとる」というのが今日の社会主義の標語であり、「各人は能力におうじてはたらき、必要におうじて受けとる」は明日の共産主義の標語です。父と子は、ひとびとを引きはなそうとする個人主義を投げすてて、自由、平等、博愛の理想を実現しようとしています。
革命まえのロシアは世界の工業生産の25分の1しか提供していなかったのに現在のソ連はその5分の1を生産しているということはよく知られています。南アメリカ全体よりも広いソビエトの国は世界のどこよりもはるかに速く建設がおこなわれ変化してきましたが、この急速な変化は青年の功績に負うところが大きいのです。
全ソ・レーニン共産青年同盟(コムソモール)は今日世界でもっとも大きな青年の全国的な同盟です。コムソモールは14才から28才までの青少年男女2300万をようしていますが、そこには生活の論理があるのです。
ウラジーミル・イリイチ・レーニンは、共産主義者は未来の仲間であり革新者の仲間であるが、青年はまさにこの革新者のあとによろこんでしたがっている、と語っています。
父と子はひとつの理想をもっているのです。コムソモール員がそのほかの青年にないすぐれた点はなにかという声がときどききかれますが、そのすぐれた点はひとつ、前線でも第一線にいる、ということです。
コムソモールは50年のあいだ9000万人以上の青年男女に社会のためになるたたかいの経験を分けあたえました。
コムソモールの旗、コムソモール員ひとりひとりの赤い手帳のうえには六つのソ連でもっとも名誉ある勲章がつけられています。
400万人以上のソビエトの若い男女は大学や中等専門学校で学びながらはたらいています。
通信教育をうけている学生や夜学生も一般の大学の学生とおなじく無料で勉強しています。毎年実験や試験の期間になるとこれらの学生には、どういう講座で学んでいるかによって正味20日から40日間の学習休暇があたえられます。卒論を準備したりその審査をうけたりする期間にはこの休暇は4ヵ月におよびます。
学習休暇のときの賃金は普通の休息のためにとる年次休暇のときとおなじく、差し引かれはしません。通信教育生がスクーリングや試験にでかけるときには、その往復旅費の半額はその学生のはたらいている企業がはらってくれますが、ソ連ではこの道のりはときには数千キロメートルにもなり、たとえば、ハバロフスクからモスクワへの往復切符は150ルーブル(6万円)もします。
通信教育と夜間の教育機関をおえた専門家は、大学と中等専門学校の卒業生のやく40%をしめています。
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父と子は父と子
「かれらはあらゆることを大げさに、熱心にする。かれらはいつもあまりに多くのことを好み、あまりに多くのことをきらう。そしてそのほかのことも同じことがいえる」
かってアリストテレスは同時代の若ものについてこう書いています。
この評価は2000年以上もまえのことですが、それはいまもまちがいではありません。
まさにこの誠実で自己献身的な「あまりに」があらゆるひとに、青年は大人の世界の理想や規範が深い淵によってじぶんたちの理想や規範からへだてられているところでは、この「大人の世界」を否定するということをわからせたのです。青年はこの世界をじぶんたちの世界であると断定し、そのような深い淵のないところで当然この世界に入ろうとするのです。
1917年。ロシアを包んだ革命運に奮起した青年はボリシェビキ共産党員にしたがっていったのです。ペトログラード、モスクワ、ウラル、国内いたるところで青年の組織がつくられました。ロシア共産青年同盟の第一回大会の195人の代議員はその2万2100人の会員の代表でした。
この同盟は共産主義の思想を普及することをその目的とすると、この大会で採択された綱領に述べられています。
当時、「社会主義の祖国は危機にひんしている」という呼びかけが武装するようもとめていました。コムソモール員たちも社会主義共和国を反革命と外国の干渉からまもるためにその父たちと相たずさえて立ちあがったのです。後方も前線と大差なく、そこにも飢えと混乱がありました。
この風雲急をつげた1918年から20年にいたる時代はコムソモールの歴史で多くのことが運命づけられています。
のちに五ヵ年計画をやり遂げ、タイガにあたらしい都市をつくるにはソビエト権力のための最初のたたかいで勝利をおさめる必要があったのです。
父と子はともども、地上の人間が不幸にな社会の根を絶やすことのできる社会をつくりはじめました。「各人は能力におうじてはたらき、労働におうじて受けとる」というのが今日の社会主義の標語であり、「各人は能力におうじてはたらき、必要におうじて受けとる」は明日の共産主義の標語です。父と子は、ひとびとを引きはなそうとする個人主義を投げすてて、自由、平等、博愛の理想を実現しようとしています。
革命まえのロシアは世界の工業生産の25分の1しか提供していなかったのに現在のソ連はその5分の1を生産しているということはよく知られています。南アメリカ全体よりも広いソビエトの国は世界のどこよりもはるかに速く建設がおこなわれ変化してきましたが、この急速な変化は青年の功績に負うところが大きいのです。
全ソ・レーニン共産青年同盟(コムソモール)は今日世界でもっとも大きな青年の全国的な同盟です。コムソモールは14才から28才までの青少年男女2300万をようしていますが、そこには生活の論理があるのです。
ウラジーミル・イリイチ・レーニンは、共産主義者は未来の仲間であり革新者の仲間であるが、青年はまさにこの革新者のあとによろこんでしたがっている、と語っています。
父と子はひとつの理想をもっているのです。コムソモール員がそのほかの青年にないすぐれた点はなにかという声がときどききかれますが、そのすぐれた点はひとつ、前線でも第一線にいる、ということです。
コムソモールは50年のあいだ9000万人以上の青年男女に社会のためになるたたかいの経験を分けあたえました。
コムソモールの旗、コムソモール員ひとりひとりの赤い手帳のうえには六つのソ連でもっとも名誉ある勲章がつけられています。
コムソモールの中央委員会の代表者の多くは、すでにコムソモールの年齢をはるかに越えているすぐれた活動家と肩をならべて、連の主な省の評議機関の構成メンバーに加わったり、労働組合、スポーツ団体その他の団体の指導機関に名をつらねています。コムソモールには合法的な発議権があたえられており、コムソモールの提案にしたがって、ソ連最高会議と政府は過去数年のあいだに(たとえば、青年の生産技術教育についての法律、青年の夜間教育、通信教育についての規則その他の)かずかずの重要な法律や決定を採決しています。
青年は、さまざまの社会団体に加入することができるという憲法にきめられた権利を生かしています。たとえば、青年はじぶんたちの大衆スポーツ連盟をもっていますが、その一年の会費はタバコ一箱の値だんとひとしく、しかも競技場、スポーツ器具を無料で使用したり、無料でコーチの指導をうけたりすることができます。
ソ連学生評議会の活動ははば広く多様ですが、ここにはソビエトの数百にのぼる大学の学生組織が入っています。作家同盟、作曲家同盟、建築家同盟など、この国の芸術諸団体に付属した積極的で影響力のある青年部があります。
対外友好団体連合会、ソビエト平和擁護委員会その他のような、この国のもっとも大きな社会団体にも青年部があります。
ソビエト青年の国際交流は、ソビエのさまざまな団体が外国の団体と直接まじわるか、または力のあるソ連青年団体委員会をつうじておこなわれています。
ソ連の若い市民たちは、憲法にきめられている言論、出版、集会、街頭行進、デモの自由を利用して、より年とった世代の代表とおなじく、社会の発展の諸問題についてじぶんの意見をどうどうと述べ、いろいろなできごと、文書、個人や団体の活動などにたいする批判的な評価をおこなっています。
たとえば出版を例にとってもこのことはわかります。ソ連では200以上の青少年むきの新聞、雑誌が毎年40億部もだされており、毎年4000万部にのぼる本を発行している青年の出版所が三つあります。もっとも人気のあるのが「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙と(10才から14才までの児童のための)「ピオネールスカヤ・プラウダ」紙で、一回の発行部数はそれぞれ700万部と900万部を上まわっています。「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙はソ連でもっとも"辛らつな"新聞のひとつとされています。
この新聞紙上では、若い労働者も、学生も、大もの政治家も討論に参加しています。
多数の質問やアンケートにしめされているように、ソビエトの若いひとのおよそ50%-60%が教育機関、企業、コルホーズの社会生活に積極的に参加しており、20%-30%のひとがそれぞれの委任されたことをやり遂げています。
青年のこれほど高い積極性の原因はなんでしょうか。まず第一に、社会学者がかんがえているように、新たな、ソビエト体制によって作り上げられた集団主義の心理と国の運命への共通の利害関係にあります。
ソ連では選挙・被選挙権の年齢資格はまったく"若い"18才です。それは、地方ソビエトからソ連最高会議までのあらゆる権力機関への選挙での投票権をあたえています。若い市民は一八才から地方ソビエトへ選出され、(以下次の投稿に続く)
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専門家の卵たちは国内と外国の優秀企業で実習をやる。
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学校は学生の自主的勉強のための部屋をもっている。実験室、図書館、図書閲覧室、製図室等々の利用はすべて無料。
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ソ連の青年は、世界最初の社会主義国家の創立者レーニンがのこした伝統を大切に守り、これを豊かにしている。
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「われわれはソビエト権力を支持する!」「九一七年の子供たちは、いずれの側に真理があるかを知っていた。
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伝説的な騎兵軍の兵士たち
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レーニンはロシアの農村の姿を変えるべき千台ものトラクターを夢みていた。最初のトラクターは若いコムニストたちの手で作られた。
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青年は、さまざまの社会団体に加入することができるという憲法にきめられた権利を生かしています。たとえば、青年はじぶんたちの大衆スポーツ連盟をもっていますが、その一年の会費はタバコ一箱の値だんとひとしく、しかも競技場、スポーツ器具を無料で使用したり、無料でコーチの指導をうけたりすることができます。
ソ連学生評議会の活動ははば広く多様ですが、ここにはソビエトの数百にのぼる大学の学生組織が入っています。作家同盟、作曲家同盟、建築家同盟など、この国の芸術諸団体に付属した積極的で影響力のある青年部があります。
対外友好団体連合会、ソビエト平和擁護委員会その他のような、この国のもっとも大きな社会団体にも青年部があります。
ソビエト青年の国際交流は、ソビエのさまざまな団体が外国の団体と直接まじわるか、または力のあるソ連青年団体委員会をつうじておこなわれています。
ソ連の若い市民たちは、憲法にきめられている言論、出版、集会、街頭行進、デモの自由を利用して、より年とった世代の代表とおなじく、社会の発展の諸問題についてじぶんの意見をどうどうと述べ、いろいろなできごと、文書、個人や団体の活動などにたいする批判的な評価をおこなっています。
たとえば出版を例にとってもこのことはわかります。ソ連では200以上の青少年むきの新聞、雑誌が毎年40億部もだされており、毎年4000万部にのぼる本を発行している青年の出版所が三つあります。もっとも人気のあるのが「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙と(10才から14才までの児童のための)「ピオネールスカヤ・プラウダ」紙で、一回の発行部数はそれぞれ700万部と900万部を上まわっています。「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙はソ連でもっとも"辛らつな"新聞のひとつとされています。
この新聞紙上では、若い労働者も、学生も、大もの政治家も討論に参加しています。
多数の質問やアンケートにしめされているように、ソビエトの若いひとのおよそ50%-60%が教育機関、企業、コルホーズの社会生活に積極的に参加しており、20%-30%のひとがそれぞれの委任されたことをやり遂げています。
青年のこれほど高い積極性の原因はなんでしょうか。まず第一に、社会学者がかんがえているように、新たな、ソビエト体制によって作り上げられた集団主義の心理と国の運命への共通の利害関係にあります。
ソ連では選挙・被選挙権の年齢資格はまったく"若い"18才です。それは、地方ソビエトからソ連最高会議までのあらゆる権力機関への選挙での投票権をあたえています。若い市民は一八才から地方ソビエトへ選出され、(以下次の投稿に続く)
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専門家の卵たちは国内と外国の優秀企業で実習をやる。
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学校は学生の自主的勉強のための部屋をもっている。実験室、図書館、図書閲覧室、製図室等々の利用はすべて無料。
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ソ連の青年は、世界最初の社会主義国家の創立者レーニンがのこした伝統を大切に守り、これを豊かにしている。
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「われわれはソビエト権力を支持する!」「九一七年の子供たちは、いずれの側に真理があるかを知っていた。
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伝説的な騎兵軍の兵士たち
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レーニンはロシアの農村の姿を変えるべき千台ものトラクターを夢みていた。最初のトラクターは若いコムニストたちの手で作られた。
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>>[80]
「ハバロフスクからモスクワへの往復切符は150ルーブル(6万円)もします。」
女子大生の話では、ソ連では国内の移動にもパスポートが必須でした。「じゃあ日本ではどんな時にパスポートを使うんですか？」とも。
旅行の話になると「旅行はしたいが、それより私たちはお金を家などに使いたい」と言っていました（本人はロンドンへの留学期間）。
写真：私の現行パスポート
※ 現時点でも、自分の好きな時に好きな国へ旅行できるのは、多く見積もっても地球の人口の数パーセントだろうと私は日頃から思っています。
>>[81] 恒点観測員317号さん
「九一七年の子供たちは、」
正しくはロシア革命の1917年でしょうかね？
「ハバロフスクからモスクワへの往復切符は150ルーブル(6万円)もします。」
女子大生の話では、ソ連では国内の移動にもパスポートが必須でした。「じゃあ日本ではどんな時にパスポートを使うんですか？」とも。
旅行の話になると「旅行はしたいが、それより私たちはお金を家などに使いたい」と言っていました（本人はロンドンへの留学期間）。
写真：私の現行パスポート
※ 現時点でも、自分の好きな時に好きな国へ旅行できるのは、多く見積もっても地球の人口の数パーセントだろうと私は日頃から思っています。
>>[81] 恒点観測員317号さん
「九一七年の子供たちは、」
正しくはロシア革命の1917年でしょうかね？
前の投稿の続きです。文字が多くてすみませんが、資料を忠実に再現します。
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21才から連邦共和国の最高会議に、23オからソ連最高会議に選出されます。1969年の最近の選挙の結果、やく50万人の若ものが地方ソビエトの代議員となりました。
ソビエトの議会、ソ連最高会議では182人の若い勤労者、学生の代表がいます。連邦共和国の最高会議には525人の若い代議員がいます。行政機関がつねに若がえっていることは、あと継ぎの心配をなくし、行政のとどこおりと官僚主義にたいするよい対策となっています。
このように父と子は...
一方はベニヤ板の飛行機が奇蹟のようにおもえたことを覚えているし、かたややすやすと宇宙に飛びたっています。社会の発展のテンポはますます速くなり、科学技術の発達はめざましく、ひとの寿命がのび、さまざまな世代が以前にもまして目だつようになり、おたがいがへだたりのあるものとなってきていますが、その理想と最終の目的は変ってはいません。
レーニンは、青年はその父たちのやりかたでなく、その形式でなく、その状況ではない別の道をとおって社会主義にやってくるだろうと、警告しなかったでしょうか。
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コムソモール(共産青年同盟)員章を手渡される興奮のひと時。
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コムソモールはソ連国民の恋人。コムソモールの大会はソ連国家の心臓、モスクワのクレムリン、大会宮殿の巨大なホールで開かれる。
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1969年には幾十万という青年たちが、みずから志願して国内の108の重要建設現場で働いた。
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じぶんの家を建て、身を立てること
かつてカール・マルクスは、哲学者はただ、いろいろな具合に世界を解釈してきたが、問題は世界を変革することにある、と言っています。
ソビエトの第一次五ヵ年計画のシンボルとなったのは、志願した若ものによるウラルのマグニトゴルスク市とマグニトゴルスク製鉄工場の突かん建設でした。
さいきんの数度の五ヵ年計画ではこのシンボルにあたらしいものがつけくわえられました。
たとえば、カザフスタンとシベリア南西部での数年にわたる処女地と休閑地の開たくで、ソビエトの耕地面積がたとえば、イタリアの全国の広さよりも多く増えたのです。
なにが若ものをうごかしてステップやタイガの天幕のために楽しみを投げすてさせるのでしょうか。ロマンチックな夢でしょうか。両親のはぐくみからのがれてじぶんの足でしっかり立とうという願いでしょうか。
それだけでは決してありません。青年をうごかすものは、まず第一に義務と責任の感情であり、国の主人であるという感情です。青年は、あたらしい建設での自分たちの活動に人民の利益と個人の利益とがもっとも完全に結びついていることを理解しています。
今日の全ソ突撃隊とは、どういうものでしょうか。50年代のなかごろシベリアのアンガラ川のタイガの岸辺に、ソビエトの全共和国からの若い義勇隊が経験のある共産党員の建設者といっしょにやってきました。"客観的な困難さ"にしりごみした悲観論者は、"全部で"やく30年はかかるだろうとかんがえました。
たったの10年ののち、世界最大のブラック水力発電所はあたらしい工場とあたらしい若ものの都市ブラーツク市に電力を供給したのですが、そこには14万の住民が生活し、電話局、一般技術研究所、林業研究所、中等専門学校、医学校、師範学校、小・中学校、競技場、青年クラブの「グロブス」と「オルビタ」と「20世紀」が活動しており、住民の平均年齢が25才以下というこの都市は世界でもっとも高い出生率をもっているところです。
ブラーツクのひとたちが、その都市でもっとも普及している乗物はうば車だとじょう談をいうのもゆえなしとしません。
さいきん10年間に250万人の熱心な若ものが北部、極東、シベリアでの突撃建設に参加しています。185のあたらしい都市がこの若ものたちの手でたてられました。1969年には108のあたらしい全ソ青年突撃建設場で若い男女がはたらきました。
そのうちのほんのいくつかをあげればラスノヤルスクとウスチ・イリム水力発電所、ブラーツク林業センターとイルクーツク州のブラーツク・アルミ工場(ここには1969年に2000以上の志願者がでむいている)などがそれです。
クラスノヤルスク地方のノリリスク鉱山冶金コンビナートには1969年に6000人の若もの、チュメニースルグト間、イブデリーオビ間の鉄道、西シベリアの石油と天然ガスの産地には、同年5000人の志願者がいっています。
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ソ連の青年建築家たちは、現代の住宅建築と工場建築に、さまざまなロシア建築の伝統を 利用するよう努めている。
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21才から連邦共和国の最高会議に、23オからソ連最高会議に選出されます。1969年の最近の選挙の結果、やく50万人の若ものが地方ソビエトの代議員となりました。
ソビエトの議会、ソ連最高会議では182人の若い勤労者、学生の代表がいます。連邦共和国の最高会議には525人の若い代議員がいます。行政機関がつねに若がえっていることは、あと継ぎの心配をなくし、行政のとどこおりと官僚主義にたいするよい対策となっています。
このように父と子は...
一方はベニヤ板の飛行機が奇蹟のようにおもえたことを覚えているし、かたややすやすと宇宙に飛びたっています。社会の発展のテンポはますます速くなり、科学技術の発達はめざましく、ひとの寿命がのび、さまざまな世代が以前にもまして目だつようになり、おたがいがへだたりのあるものとなってきていますが、その理想と最終の目的は変ってはいません。
レーニンは、青年はその父たちのやりかたでなく、その形式でなく、その状況ではない別の道をとおって社会主義にやってくるだろうと、警告しなかったでしょうか。
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コムソモール(共産青年同盟)員章を手渡される興奮のひと時。
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コムソモールはソ連国民の恋人。コムソモールの大会はソ連国家の心臓、モスクワのクレムリン、大会宮殿の巨大なホールで開かれる。
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1969年には幾十万という青年たちが、みずから志願して国内の108の重要建設現場で働いた。
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じぶんの家を建て、身を立てること
かつてカール・マルクスは、哲学者はただ、いろいろな具合に世界を解釈してきたが、問題は世界を変革することにある、と言っています。
ソビエトの第一次五ヵ年計画のシンボルとなったのは、志願した若ものによるウラルのマグニトゴルスク市とマグニトゴルスク製鉄工場の突かん建設でした。
さいきんの数度の五ヵ年計画ではこのシンボルにあたらしいものがつけくわえられました。
たとえば、カザフスタンとシベリア南西部での数年にわたる処女地と休閑地の開たくで、ソビエトの耕地面積がたとえば、イタリアの全国の広さよりも多く増えたのです。
なにが若ものをうごかしてステップやタイガの天幕のために楽しみを投げすてさせるのでしょうか。ロマンチックな夢でしょうか。両親のはぐくみからのがれてじぶんの足でしっかり立とうという願いでしょうか。
それだけでは決してありません。青年をうごかすものは、まず第一に義務と責任の感情であり、国の主人であるという感情です。青年は、あたらしい建設での自分たちの活動に人民の利益と個人の利益とがもっとも完全に結びついていることを理解しています。
今日の全ソ突撃隊とは、どういうものでしょうか。50年代のなかごろシベリアのアンガラ川のタイガの岸辺に、ソビエトの全共和国からの若い義勇隊が経験のある共産党員の建設者といっしょにやってきました。"客観的な困難さ"にしりごみした悲観論者は、"全部で"やく30年はかかるだろうとかんがえました。
たったの10年ののち、世界最大のブラック水力発電所はあたらしい工場とあたらしい若ものの都市ブラーツク市に電力を供給したのですが、そこには14万の住民が生活し、電話局、一般技術研究所、林業研究所、中等専門学校、医学校、師範学校、小・中学校、競技場、青年クラブの「グロブス」と「オルビタ」と「20世紀」が活動しており、住民の平均年齢が25才以下というこの都市は世界でもっとも高い出生率をもっているところです。
ブラーツクのひとたちが、その都市でもっとも普及している乗物はうば車だとじょう談をいうのもゆえなしとしません。
さいきん10年間に250万人の熱心な若ものが北部、極東、シベリアでの突撃建設に参加しています。185のあたらしい都市がこの若ものたちの手でたてられました。1969年には108のあたらしい全ソ青年突撃建設場で若い男女がはたらきました。
そのうちのほんのいくつかをあげればラスノヤルスクとウスチ・イリム水力発電所、ブラーツク林業センターとイルクーツク州のブラーツク・アルミ工場(ここには1969年に2000以上の志願者がでむいている)などがそれです。
クラスノヤルスク地方のノリリスク鉱山冶金コンビナートには1969年に6000人の若もの、チュメニースルグト間、イブデリーオビ間の鉄道、西シベリアの石油と天然ガスの産地には、同年5000人の志願者がいっています。
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ソ連の青年建築家たちは、現代の住宅建築と工場建築に、さまざまなロシア建築の伝統を 利用するよう努めている。
このソ連の地図には1969年の青年突撃建設場108ヵ所のうちほんのいくつかがのっているにすぎませんが、芸術家によってうまくこの図にのせることのできたこれらの場所は、かつてないほどの大規模な建設と、そこでの青年の積極的な参加を物語っています。
数十万の若ものが大きな責任のある事業に参加していることは国民の要望によるものとされています。
突撃建設ではたんに青年の職業的能力だけでなく精神の頑強さ、確信が実際にあらわされているのです。
コムソモールの委員会は、突撃建設場へ出発させるに先だって志願者の申告書を注意ぶかく審査します。
だれが旅行証明書をもとめているのか、どういう動機によるものか、故郷から遠くはなれたところで、どれほど十分に共同の仕事をやってゆけるかを知る必要があるからです。
青年は、大部分の生産についての問題やモスクワにも極地方にもどこにでもあるような生活文化の諸問題を解決するのにはいつもいなくてはならないひとたちです。
若い労働者や技師は、一般の会合で経験ゆたかな先輩とひとしく企業の生産計画の討議に、労働組合と企業の管理部とのあいだの団体協約の締結に、一般の工場の貨幣フォンド、奨励金、住宅、児童施設の入園を決定することに参加しています。
青年は毎日の生産管理や生産の監督にも参加しています。たとえば、若い労働者や若い専門家の評議会をつうじて、あるいはあらゆる職場で、新聞・ラジオをふくめたあらゆる可能な手段をもってはたらき、困難なことや、あやまりや、欠点をしらべて警告する活動家の団体「コムソモール探照灯」をつうじて参加しているのです。
「少数のひとが社会主義をみちびくことはできない。いく千万人ものひとたちが、そのことをじぶんですることを学んではじめて、社会主義をみちびくことができる」とレーニンは書いています。
数千万のソビエトの若ものはこのテーゼを実際に確証しているのです。
ソ連のすべての勤労者とおなじく、18才以上の青年は労働時間が週41時間に2日の休日となっています。(重労働や健康に有害な労働のおこなわれているいくつかの産業の部門では週労働時間はさらにみじかくなっています。
(続く)
数十万の若ものが大きな責任のある事業に参加していることは国民の要望によるものとされています。
突撃建設ではたんに青年の職業的能力だけでなく精神の頑強さ、確信が実際にあらわされているのです。
コムソモールの委員会は、突撃建設場へ出発させるに先だって志願者の申告書を注意ぶかく審査します。
だれが旅行証明書をもとめているのか、どういう動機によるものか、故郷から遠くはなれたところで、どれほど十分に共同の仕事をやってゆけるかを知る必要があるからです。
青年は、大部分の生産についての問題やモスクワにも極地方にもどこにでもあるような生活文化の諸問題を解決するのにはいつもいなくてはならないひとたちです。
若い労働者や技師は、一般の会合で経験ゆたかな先輩とひとしく企業の生産計画の討議に、労働組合と企業の管理部とのあいだの団体協約の締結に、一般の工場の貨幣フォンド、奨励金、住宅、児童施設の入園を決定することに参加しています。
青年は毎日の生産管理や生産の監督にも参加しています。たとえば、若い労働者や若い専門家の評議会をつうじて、あるいはあらゆる職場で、新聞・ラジオをふくめたあらゆる可能な手段をもってはたらき、困難なことや、あやまりや、欠点をしらべて警告する活動家の団体「コムソモール探照灯」をつうじて参加しているのです。
「少数のひとが社会主義をみちびくことはできない。いく千万人ものひとたちが、そのことをじぶんですることを学んではじめて、社会主義をみちびくことができる」とレーニンは書いています。
数千万のソビエトの若ものはこのテーゼを実際に確証しているのです。
ソ連のすべての勤労者とおなじく、18才以上の青年は労働時間が週41時間に2日の休日となっています。(重労働や健康に有害な労働のおこなわれているいくつかの産業の部門では週労働時間はさらにみじかくなっています。
(続く)
続きです。社会主義における「出世」「娯楽」について語られています。
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たとえば炭坑夫のばあいは37.5時間です)。
若い労働者や勤務員の一ヵ月の平均賃金は、成人のばあいとおなじく、社会保険の支払い、いろいろの手当て、無料での教育学生への奨学金、無料での医療サービス、幼稚園、託児所、保養地、休息の家などの費用の支出のかたちをとる社会フォンドのなかから受けられる国の勘定での支払いや特典でおぎなわれています。
ソ連のすべての勤労者が一般にそあるように、若い労働者や勤務員は、生産のいろいろの条件によってそのながさに巾のある有給休暇を毎年とっていますが、ソ連全体でのその平均はおよそ20労働日、すなわちほぼ3週間です。
この国の労働人口のかなりの部分をなしている”うつくしき性”の代表者たちには特別な特典があります。母親になろうとしている女性にたいしては国は112日の有給休暇をきめており、二人以上のこどもを生んだばあいや異常分べんのさいにはこの休暇はさらに増えます。
いく百万の家族が幼稚園や託児所のサービスをうけていますが、幼児の養育費は一ヵ月10ルーブルから12ルーブルでそれも多くのばあい労働組合が負担してくれます。
ソビエト社会に立身出世があるでしょうか。「出世主義―それはわるいことだ」とあるひとはいいますが、またほかのひとは「将軍になりたがらない兵士はよい兵士ではない」ことを証明しようとします。
平均年齢が23.5才の青年男女1500人は、「出世する」とはどういうことか、という質問にこう答えています。
「出世―これは"私"を高めることでもなく、じぶん個人の利益を友人や同僚たちの利益と区別することでもありません。
これは、わたくしのまえに生活によってたてられているいろいろの目的を達成するのに、たんに最大限の力をついやすということです」(ゲンナジー・ラジオノフ、技師、モスクワ)。
「各人は、そのひとがそこでできるだけ多国に利益をもたらすことができるような仕事に心をむけるべきだとおもいます。このことが、わたくしの意見では、出世にほかなりません」(アレクサンドル・イワノフ、労働者、ポドリスク)。
ひとのために生きて、じぶんだけのためには生きない―これがアンケートの回答者がだしている出世の条件です。
1500のアンケートのうち一つだけが、"出世"という概念は「じぶんの物質的な欲望を満足させること」(ゲ・ペトロフ、技師、ハリコフ)である、というものでした。これはどうでしょう。型にはまったかんがえでしょうか。
そうではありません。いろいろの個性があるにもかかわらず、生活にたいする見解がすなおに一致しているということです。
「革命的な活動においては、それじしんの変化は状況のうつりかわりに一致する」と、カールマルクスは書いています。若ものは、じぶんを世界の一部分だと自覚しながらも、じぶんをよりよい人間につくりなおし、変えてゆこうという高貴な欲望をためさないわけにはゆかないのです。
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ソ連の青年団体は亜熱帯の黒海海岸に数々のすばらしい休息の家をもっている。
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カフカズ〔コーカサス〕の雪の山腹は、多くの記録が生まれるところ。
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いったいいつ踊りにゆくか
「ひまな時間をどうすごしていますか」社会学者のこの質問に六つの都市の若い男女が答えています。それによると、43%が仕事のあとでは図書館か自宅で勉強する、37.6%はいずれかの学習場所(大学、中等専門学校など)で勉強することがわかりました。質問をうけた1万7500人のうち、5500人は第一級の専門家になるという目的をもっており、440人はすぐれた発見をしようとかんがえています。
無邪気なかんがえでしょうか。そうではないでしょう。青年はときには妄想家だといわれますが、もしもあらゆる型の妄想のうちから青年が創造することの妄想で苦しむのなら、それはよいことです。
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たとえば炭坑夫のばあいは37.5時間です)。
若い労働者や勤務員の一ヵ月の平均賃金は、成人のばあいとおなじく、社会保険の支払い、いろいろの手当て、無料での教育学生への奨学金、無料での医療サービス、幼稚園、託児所、保養地、休息の家などの費用の支出のかたちをとる社会フォンドのなかから受けられる国の勘定での支払いや特典でおぎなわれています。
ソ連のすべての勤労者が一般にそあるように、若い労働者や勤務員は、生産のいろいろの条件によってそのながさに巾のある有給休暇を毎年とっていますが、ソ連全体でのその平均はおよそ20労働日、すなわちほぼ3週間です。
この国の労働人口のかなりの部分をなしている”うつくしき性”の代表者たちには特別な特典があります。母親になろうとしている女性にたいしては国は112日の有給休暇をきめており、二人以上のこどもを生んだばあいや異常分べんのさいにはこの休暇はさらに増えます。
いく百万の家族が幼稚園や託児所のサービスをうけていますが、幼児の養育費は一ヵ月10ルーブルから12ルーブルでそれも多くのばあい労働組合が負担してくれます。
ソビエト社会に立身出世があるでしょうか。「出世主義―それはわるいことだ」とあるひとはいいますが、またほかのひとは「将軍になりたがらない兵士はよい兵士ではない」ことを証明しようとします。
平均年齢が23.5才の青年男女1500人は、「出世する」とはどういうことか、という質問にこう答えています。
「出世―これは"私"を高めることでもなく、じぶん個人の利益を友人や同僚たちの利益と区別することでもありません。
これは、わたくしのまえに生活によってたてられているいろいろの目的を達成するのに、たんに最大限の力をついやすということです」(ゲンナジー・ラジオノフ、技師、モスクワ)。
「各人は、そのひとがそこでできるだけ多国に利益をもたらすことができるような仕事に心をむけるべきだとおもいます。このことが、わたくしの意見では、出世にほかなりません」(アレクサンドル・イワノフ、労働者、ポドリスク)。
ひとのために生きて、じぶんだけのためには生きない―これがアンケートの回答者がだしている出世の条件です。
1500のアンケートのうち一つだけが、"出世"という概念は「じぶんの物質的な欲望を満足させること」(ゲ・ペトロフ、技師、ハリコフ)である、というものでした。これはどうでしょう。型にはまったかんがえでしょうか。
そうではありません。いろいろの個性があるにもかかわらず、生活にたいする見解がすなおに一致しているということです。
「革命的な活動においては、それじしんの変化は状況のうつりかわりに一致する」と、カールマルクスは書いています。若ものは、じぶんを世界の一部分だと自覚しながらも、じぶんをよりよい人間につくりなおし、変えてゆこうという高貴な欲望をためさないわけにはゆかないのです。
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ソ連の青年団体は亜熱帯の黒海海岸に数々のすばらしい休息の家をもっている。
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カフカズ〔コーカサス〕の雪の山腹は、多くの記録が生まれるところ。
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いったいいつ踊りにゆくか
「ひまな時間をどうすごしていますか」社会学者のこの質問に六つの都市の若い男女が答えています。それによると、43%が仕事のあとでは図書館か自宅で勉強する、37.6%はいずれかの学習場所(大学、中等専門学校など)で勉強することがわかりました。質問をうけた1万7500人のうち、5500人は第一級の専門家になるという目的をもっており、440人はすぐれた発見をしようとかんがえています。
無邪気なかんがえでしょうか。そうではないでしょう。青年はときには妄想家だといわれますが、もしもあらゆる型の妄想のうちから青年が創造することの妄想で苦しむのなら、それはよいことです。
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質問をうけたものの60%がたいへん読書をこのんでいます。
ロシアと外国の古典、ソビエト作家の作品、科学空想もの、歴史小説、冒険ものがもっとも人気があります。
63%は映画に関心をもっています。半数以上(52%)が演劇に熱中し、およそ半数(48%)は音楽がすきです。
回答をよせた青年の24%がアマチュアの芸術活動をしており、さいきん十年間に国民のアマチュア劇場の数は10倍に増え、1000ヵ所にのぼっています。
24%はアマチュアの技術的創作、ラジオ愛好に熱をいれています。これは、コルホーズではたらいている若いひとのほぼ半数に特有な都会へのあこがれということもあるでしょう。
質問をうけたもの88%がスポーツをしていますが、もっとも人気のあるのは観光旅行、陸上競技、バレーボール、スキー、フットボールです。
各人がすきなことみつけて、余暇をそれについやすことができるような条件をつくるには社会全体の努力がなければ不可能です。
ソ連であらゆるひとにとって、いたるところでこのような条件はつくられているでしょうか。いまのところはまだつくられてはいません。しかしすでに多くのことがなされています。
ユネスコの資料によると、この地球上ではほぼ12人に1人は体育とスポーツをやっていますが、ソ連では5人に1人です。
スポーツの愛好者のためには50万以上の競技場、スポーツジム、フットボール場、バレーボール、バスケットボール、テニスのコートがつくられています。これらのスポーツセンターの設備に必要な資金はふつう労働組合の委員会とスポーツ団体によって支出されます。
観光旅行はほとんど2000万の若い男女の一番の趣味となっています。
観光客のうけ入れ管理では、旅行基地、ツーリスト・キャンプ、アルピニスト・キャンプ、つり師と猟師の家、旅行用具の貸しだし所がとくべつに整えられています。
いく百もの旅行クラブが青年に専門的な相談や助言をしており、興味のあるコースを作成してくれます。
いく百万人のソビエトの青年男女は、その労働日や学校の授業がおわると、クラブや休息の家や文化の宮殿にでかけますが、それらはソ連国内に13万ヵ所あります。
これらのクラブや宮殿ではもっとも多様なスタジオやサークルが活動しています。
青年のあいだでは、その興味におうじたいろいろの愛好家団体、青年クラブがひろい人気をもっており、その数は国内で数千あります。青年は映画をみること、アマチュアの歌曲や民謡、ジャズにまじめに熱中しており学生演劇の数ははげしい勢いでのびています。
若いひとたち多くは、ひまな時間の一部を、大へん人気のある青年カフェですごしますが、そこでは楽しむだけではなく、すきな作家、詩人、映画俳優、学者と知りあったり、たんにおしゃべりをしたり討論をしたりすることもできます。
このような会合は、常連の中から選ばれたカフェの評議会が、組織します。
美術館、劇場、映画館が空になることはけっしてありませんし、それらのうちの多くはとくに青少年のためにたてられています。
ソ連では劇場や映画館の切符の値だんは、レコ-ドや写真・映写の付属品とおなじく、世界でもっとも安くなっています。
それでは、外出ぎらいが習慣となっているひとはどのようにして休んでいるのでしょうか。あきらかに、どこでも見かけるように、これらのひとたちはその余暇に本を読んだり、友人とあったり、テレビをみたりしているのです。
ウラルの企業の3000人以上の若い男女のあいだでおこなわれた研究調査によると、若い労働者のひとりひとりが平均二つの新聞を切り抜いて整理しています。
38万のソビエトの図書館―大衆的なもの、科学の技術の、教育の図書館は青年によっ
管理されており、そこには25億冊以上の蔵書があります。地上にある300冊に1冊の本がソビエト最大の出版所�犲磴�新衛隊"のマークをつけて世にでています。
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ソ連青年の歌とダンスは彼らの性格を反映して、活気にあふれてリリカル、楽天的でメロディアス。
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毎晩、人気の高い青年のカフェでは席を探すのがひと苦労。
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(続く)
ロシアと外国の古典、ソビエト作家の作品、科学空想もの、歴史小説、冒険ものがもっとも人気があります。
63%は映画に関心をもっています。半数以上(52%)が演劇に熱中し、およそ半数(48%)は音楽がすきです。
回答をよせた青年の24%がアマチュアの芸術活動をしており、さいきん十年間に国民のアマチュア劇場の数は10倍に増え、1000ヵ所にのぼっています。
24%はアマチュアの技術的創作、ラジオ愛好に熱をいれています。これは、コルホーズではたらいている若いひとのほぼ半数に特有な都会へのあこがれということもあるでしょう。
質問をうけたもの88%がスポーツをしていますが、もっとも人気のあるのは観光旅行、陸上競技、バレーボール、スキー、フットボールです。
各人がすきなことみつけて、余暇をそれについやすことができるような条件をつくるには社会全体の努力がなければ不可能です。
ソ連であらゆるひとにとって、いたるところでこのような条件はつくられているでしょうか。いまのところはまだつくられてはいません。しかしすでに多くのことがなされています。
ユネスコの資料によると、この地球上ではほぼ12人に1人は体育とスポーツをやっていますが、ソ連では5人に1人です。
スポーツの愛好者のためには50万以上の競技場、スポーツジム、フットボール場、バレーボール、バスケットボール、テニスのコートがつくられています。これらのスポーツセンターの設備に必要な資金はふつう労働組合の委員会とスポーツ団体によって支出されます。
観光旅行はほとんど2000万の若い男女の一番の趣味となっています。
観光客のうけ入れ管理では、旅行基地、ツーリスト・キャンプ、アルピニスト・キャンプ、つり師と猟師の家、旅行用具の貸しだし所がとくべつに整えられています。
いく百もの旅行クラブが青年に専門的な相談や助言をしており、興味のあるコースを作成してくれます。
いく百万人のソビエトの青年男女は、その労働日や学校の授業がおわると、クラブや休息の家や文化の宮殿にでかけますが、それらはソ連国内に13万ヵ所あります。
これらのクラブや宮殿ではもっとも多様なスタジオやサークルが活動しています。
青年のあいだでは、その興味におうじたいろいろの愛好家団体、青年クラブがひろい人気をもっており、その数は国内で数千あります。青年は映画をみること、アマチュアの歌曲や民謡、ジャズにまじめに熱中しており学生演劇の数ははげしい勢いでのびています。
若いひとたち多くは、ひまな時間の一部を、大へん人気のある青年カフェですごしますが、そこでは楽しむだけではなく、すきな作家、詩人、映画俳優、学者と知りあったり、たんにおしゃべりをしたり討論をしたりすることもできます。
このような会合は、常連の中から選ばれたカフェの評議会が、組織します。
美術館、劇場、映画館が空になることはけっしてありませんし、それらのうちの多くはとくに青少年のためにたてられています。
ソ連では劇場や映画館の切符の値だんは、レコ-ドや写真・映写の付属品とおなじく、世界でもっとも安くなっています。
それでは、外出ぎらいが習慣となっているひとはどのようにして休んでいるのでしょうか。あきらかに、どこでも見かけるように、これらのひとたちはその余暇に本を読んだり、友人とあったり、テレビをみたりしているのです。
ウラルの企業の3000人以上の若い男女のあいだでおこなわれた研究調査によると、若い労働者のひとりひとりが平均二つの新聞を切り抜いて整理しています。
38万のソビエトの図書館―大衆的なもの、科学の技術の、教育の図書館は青年によっ
管理されており、そこには25億冊以上の蔵書があります。地上にある300冊に1冊の本がソビエト最大の出版所�犲磴�新衛隊"のマークをつけて世にでています。
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ソ連青年の歌とダンスは彼らの性格を反映して、活気にあふれてリリカル、楽天的でメロディアス。
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毎晩、人気の高い青年のカフェでは席を探すのがひと苦労。
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(続く)
統計、統計、統計
それでは恋愛はいったいどこにあるのでしょう。
通りのまんなかを白いリムジンカーがはしってゆきます。まえのボンネットのうえには白い旗が、ドアのうえには金のリング、ひろびろとしたうしろの座席には二人がのっています。バスの乗客は二人にほほえみかけ、タクシーの運転手はウインクをします。交通整理の係員は交差点で二人のために青信号をだしてやります。結婚式!
婚姻法はそのむかしから名声をあげてきました。いろいろの時代がいつの儀式を生んでいますが、現代も例外ではありません。
ウクライナのコルホーズでは、若い二人に白い鳩のつがいとヒマワリの太陽の輪をおります。クバンではピオネールがはなやかな行列の幕をきり、新郎新婦の道を花で敷きつめます。ゴーリキー市、ボルガ河のほとりでは若い二人が木を植えます。
いく百の都市にはすでに結婚宮殿があり、そこでは結婚の成立がとくべつな興奮とはなやかさで祝福され、もっとも尊敬されているひとたち、最年長の市民、労働英雄、すぐれた作家、作曲家、画家が若い二人を祝います。
ソ連では千人あたり242家族になっています。
毎年200万の結婚式が祝われていますが、花嫁のもっとも多い年齢は20才か24才、花むこは25才から29才までです。
若夫婦の4分の3は幸福な家庭生活の主条件を意見の一致と友情こもった愛情だとしており、やく8分の1は男女同権とお互いのあいだの尊敬、60分の1以下のひとたちが物質的な富だとみなしています。
若い夫婦はひとびとの誇りであり、その幸福がこころから願われますが、この願いは実行をともなわないことではありません。労働組合または企業の幹部会からおくられるあたらしい住居のカギは、いまのところすべてのひとたちにというわけにはゆきませんが、すでに十分たびたびの贈りものとなっています。結婚式はみんなをよろこばせます。二人がおたがいをみいだしたときには世のなかは二倍もよりうつくしくなるのではないでしょうか。
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サイバネチックスと宇宙飛行の時代になっても、結婚の儀式はその比類のない魅力を失なっていない。ソビエト・エストニアの首都タリンでは、新郎は古めかしい無蓋馬車で町をゆく。これが昔からのならわし。
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関与と責任
青年の自意識の発達してゆく傾向は、この地球上でおこっているあらゆることに関与しようとする感覚から、それにたいする責任にいたるまで、この責任から行動にいたるまで、今日ではまったくはっきりしています。
今日、青年は、過去半世紀にたくわえられた諸民族の、父と兄たちのとった共同の行動のしっかりとした経験をもっていますが、世界でさい初の社会主義革命の勝利のための闘争の教訓、ファシズムの壊めつ、数えきれないほどの平和擁護者のりっぱな活動の実例、帝国主義と植民地主義に反対する闘士の国際的連帯のおびただしい実例などがそれです。
連帯。
これはソビエトの青年にとってもっとも深い意味をもっている言葉です。一九一七年の革命ののちこの若い労働者と農民の国にたいしておこなわれた一四の帝国主義諸国の内政干渉のあのくるしい時代に、「ソビエトロシアから手をひけ!」というスローガンをもった強力な国際運動、ソ連がヒトラーの大軍とたたかった時代、あらゆる大陸をつつんだ反ファシズム運動、わが国のあらゆる他の発展段階で全世界の数千万のひとたちがソ連を支持したことーソビエトのどの世代のひともこのことをけっして忘れないでしょう。
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友だち。ひとりはモスクワ生まれ、もう一人はハノイ生まれ。
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しかしソビエト青年の積極的な国際主義、これは配当金の支払いでもなければ、ふるい債務の返さいでもありません。
ソビエト国内の空気それじしんが若いソビエト市民を国際主義者にそだてているのです。ソ連の諸民族のあいだにある相互関係の特ちょうである兄弟としての相互援助とおたがいの尊敬の精神は、ソビエトの青年男女の諸外国のおなじ世代のひとたちとの関係にも有機的にはいりこんでいます。
ソビエトの青年は、自由、平和、民主主義、進歩をめざす世界の若い世代の戦争と植民地的搾取に反対する闘争に積極的に参加することがじぶんたちの義務であるとかんがえています。ソビエトの青年の国際交流がひじょうに広く、多様であるのはそのためです。
現在、コムソモール、ソ連青年団体委員会(ここには40以上の青年団体が入っている)、ソ連学生評議会は、ほとんど全世界の2000以上の青年団体、学生団体、それに多数の国際的、地域的な青年の諸連盟とかたい友好関係をもっています。それらは、もっとも大きな国際的青年の連合体である世界民主青年連盟と国際学生同盟でソビエトの青年を代表しています。
それでは恋愛はいったいどこにあるのでしょう。
通りのまんなかを白いリムジンカーがはしってゆきます。まえのボンネットのうえには白い旗が、ドアのうえには金のリング、ひろびろとしたうしろの座席には二人がのっています。バスの乗客は二人にほほえみかけ、タクシーの運転手はウインクをします。交通整理の係員は交差点で二人のために青信号をだしてやります。結婚式!
婚姻法はそのむかしから名声をあげてきました。いろいろの時代がいつの儀式を生んでいますが、現代も例外ではありません。
ウクライナのコルホーズでは、若い二人に白い鳩のつがいとヒマワリの太陽の輪をおります。クバンではピオネールがはなやかな行列の幕をきり、新郎新婦の道を花で敷きつめます。ゴーリキー市、ボルガ河のほとりでは若い二人が木を植えます。
いく百の都市にはすでに結婚宮殿があり、そこでは結婚の成立がとくべつな興奮とはなやかさで祝福され、もっとも尊敬されているひとたち、最年長の市民、労働英雄、すぐれた作家、作曲家、画家が若い二人を祝います。
ソ連では千人あたり242家族になっています。
毎年200万の結婚式が祝われていますが、花嫁のもっとも多い年齢は20才か24才、花むこは25才から29才までです。
若夫婦の4分の3は幸福な家庭生活の主条件を意見の一致と友情こもった愛情だとしており、やく8分の1は男女同権とお互いのあいだの尊敬、60分の1以下のひとたちが物質的な富だとみなしています。
若い夫婦はひとびとの誇りであり、その幸福がこころから願われますが、この願いは実行をともなわないことではありません。労働組合または企業の幹部会からおくられるあたらしい住居のカギは、いまのところすべてのひとたちにというわけにはゆきませんが、すでに十分たびたびの贈りものとなっています。結婚式はみんなをよろこばせます。二人がおたがいをみいだしたときには世のなかは二倍もよりうつくしくなるのではないでしょうか。
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サイバネチックスと宇宙飛行の時代になっても、結婚の儀式はその比類のない魅力を失なっていない。ソビエト・エストニアの首都タリンでは、新郎は古めかしい無蓋馬車で町をゆく。これが昔からのならわし。
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関与と責任
青年の自意識の発達してゆく傾向は、この地球上でおこっているあらゆることに関与しようとする感覚から、それにたいする責任にいたるまで、この責任から行動にいたるまで、今日ではまったくはっきりしています。
今日、青年は、過去半世紀にたくわえられた諸民族の、父と兄たちのとった共同の行動のしっかりとした経験をもっていますが、世界でさい初の社会主義革命の勝利のための闘争の教訓、ファシズムの壊めつ、数えきれないほどの平和擁護者のりっぱな活動の実例、帝国主義と植民地主義に反対する闘士の国際的連帯のおびただしい実例などがそれです。
連帯。
これはソビエトの青年にとってもっとも深い意味をもっている言葉です。一九一七年の革命ののちこの若い労働者と農民の国にたいしておこなわれた一四の帝国主義諸国の内政干渉のあのくるしい時代に、「ソビエトロシアから手をひけ!」というスローガンをもった強力な国際運動、ソ連がヒトラーの大軍とたたかった時代、あらゆる大陸をつつんだ反ファシズム運動、わが国のあらゆる他の発展段階で全世界の数千万のひとたちがソ連を支持したことーソビエトのどの世代のひともこのことをけっして忘れないでしょう。
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友だち。ひとりはモスクワ生まれ、もう一人はハノイ生まれ。
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しかしソビエト青年の積極的な国際主義、これは配当金の支払いでもなければ、ふるい債務の返さいでもありません。
ソビエト国内の空気それじしんが若いソビエト市民を国際主義者にそだてているのです。ソ連の諸民族のあいだにある相互関係の特ちょうである兄弟としての相互援助とおたがいの尊敬の精神は、ソビエトの青年男女の諸外国のおなじ世代のひとたちとの関係にも有機的にはいりこんでいます。
ソビエトの青年は、自由、平和、民主主義、進歩をめざす世界の若い世代の戦争と植民地的搾取に反対する闘争に積極的に参加することがじぶんたちの義務であるとかんがえています。ソビエトの青年の国際交流がひじょうに広く、多様であるのはそのためです。
現在、コムソモール、ソ連青年団体委員会(ここには40以上の青年団体が入っている)、ソ連学生評議会は、ほとんど全世界の2000以上の青年団体、学生団体、それに多数の国際的、地域的な青年の諸連盟とかたい友好関係をもっています。それらは、もっとも大きな国際的青年の連合体である世界民主青年連盟と国際学生同盟でソビエトの青年を代表しています。
ソビエトの青年の国際交流はありとあらゆるかたちをとっておこなわれています。第四回世界青年学生祭はソ連でおこなわれ、3万4000人の外国からのお客が参加しました。1961年と1964年の世界青年フォーラム、1967年レニングラードでの国際青年の集い、一九六九年の国際セミナー"レーニンと現代世界"のような大規模な行事もソ連でおこなわれています。多くの国の青年との二国間の大衆的な友好祭も伝統になっています。
もうすでに数年のあいだ、カザフスタン、シベリア、ボルガ流域地方、モスクワ郊外その他の地方では毎年夏休みになると国際学生隊が活やくしており、それには数千人の外国人学生が入っています。一方、ソビエトの学生も国外で、工業と農業の施設の建設に活やくしています。
ベトナム民主共和国には若いソビエトの専門家の大部隊がおり、兄弟の民族がアメリカの侵略者によって破壊された国民経済の施設を再建するのをたすけています。
青年男女はしばしば時間外や休日にはたらいて、このようにしてかせいだお金をベトナム援助基金にさしだし、また献血と医薬品の蒐集をおこなっています。生徒、児童は金属の破片をあつめ、それをひき渡してもらったお金でベトナムの同年のこどもたちに本や教材や玩具をおくっています。青年は集会やデモでベトナムの愛国者たちの英雄的なたたかいへのじぶんたちの連帯をあらわしています。
ソ連の若い世代は、イスラエルの帝国主義者の攻撃に反対してアラブ諸国を断固支持しています。コムソモールはコムソモール員すべての意志を実行してアラブの青年に物質的援助を与えています。
XXX
ソビエトの青年は、その国際交流の発展のなかで国家があたえている可能性をも利用しています。ソ連は数十の諸外国と学生・研究生の交換協定によって結ばれており、多くの若い科学者、技師、芸術家や文化活動家がソ連の国際科学技術・文化交流の実現に加っています。
ソビエトの学生はいろいろの国家組織、社会団体の後援で、外国からソ連に勉強しにやってきたやく三万人の青年男女をその家庭にうけいれてきました。
ソビエト国内では数千にのぼる青年の国際クラブが活動しており、会員は外国の経済、歴史文化を研究し、世界の各地にいるじぶんの仲間と文通をし、演劇や民謡のグループをつくっています。外国の青年の生活は数万の現代政治サークルでの研究と熱心な討論の材料になっています。
青年の国際観光事業にもふれないわけにはゆきません。青年のツーリスト・ビユーロー"スプートニク"は毎年安い費用でソ連国内にやく五万人の外国からの若い男女をうけいれており、数万人のソビエトの若ものに外国旅行の世話をしています。
XXX
日本とソビエトの青年のあいだにははば広い友好関係がうちたてられています。
コムソモールとソ連青年団体委員会は、日本のいろいろな青年団体、日本社会主義青年同盟、総評青年部、日本社会党青年部、日本青年団体協議会、オリンピック青年協議会などと関係をもっています。
これらの交流のかたちは大そう多様で、通、印刷物の交換、青年団体の生活と活動についての情報の交換、代表団の交換、国際的事業への共同参加、いろいろの二国間の集会の運営などいろいろです。
1969年7月には日本の多くの青年団体の代表者たちがソ連でおこなわれた国際青年セミナー"レーニンと現代世界"に参加しました。
1965年にバイカル湖で、1966年に山中湖で、1967年にカザン市で、1968年に北海道でひらかれた日ソ青年友好祭は成果のあるものでした。
1969年の7月のおわりから8月のはじめにかけてアゼルバイジャンの首都バクー市でひらかれたレーニン生誕100年にささげられた日本とソ連の勤労青年連帯の祭典は注目すべきものでした。これには総評青年部の176人の代表と180人のソビエト青年男女が参加しました。
ソ連と日本の青年男女のあいだのこの祭典の期間中、現代国際青年運動の現実の諸問題について意見の交換がなされ"レーニン主義と現代"というセミナーが組織されました。連帯の集会、音楽会やコンクール、ためになる会合、企業の見学、大衆的なスポーツの行事が同時におこなわれました。
日本の代表団は祭典のおわったあと、レニングラードとモスクワをおとずれ、そこでレーニンの生活と活動と結びついている場所をみてまわりました。
(続く)
次回が最終回です。お付き合いいただきありがとうございました。
もうすでに数年のあいだ、カザフスタン、シベリア、ボルガ流域地方、モスクワ郊外その他の地方では毎年夏休みになると国際学生隊が活やくしており、それには数千人の外国人学生が入っています。一方、ソビエトの学生も国外で、工業と農業の施設の建設に活やくしています。
ベトナム民主共和国には若いソビエトの専門家の大部隊がおり、兄弟の民族がアメリカの侵略者によって破壊された国民経済の施設を再建するのをたすけています。
青年男女はしばしば時間外や休日にはたらいて、このようにしてかせいだお金をベトナム援助基金にさしだし、また献血と医薬品の蒐集をおこなっています。生徒、児童は金属の破片をあつめ、それをひき渡してもらったお金でベトナムの同年のこどもたちに本や教材や玩具をおくっています。青年は集会やデモでベトナムの愛国者たちの英雄的なたたかいへのじぶんたちの連帯をあらわしています。
ソ連の若い世代は、イスラエルの帝国主義者の攻撃に反対してアラブ諸国を断固支持しています。コムソモールはコムソモール員すべての意志を実行してアラブの青年に物質的援助を与えています。
XXX
ソビエトの青年は、その国際交流の発展のなかで国家があたえている可能性をも利用しています。ソ連は数十の諸外国と学生・研究生の交換協定によって結ばれており、多くの若い科学者、技師、芸術家や文化活動家がソ連の国際科学技術・文化交流の実現に加っています。
ソビエトの学生はいろいろの国家組織、社会団体の後援で、外国からソ連に勉強しにやってきたやく三万人の青年男女をその家庭にうけいれてきました。
ソビエト国内では数千にのぼる青年の国際クラブが活動しており、会員は外国の経済、歴史文化を研究し、世界の各地にいるじぶんの仲間と文通をし、演劇や民謡のグループをつくっています。外国の青年の生活は数万の現代政治サークルでの研究と熱心な討論の材料になっています。
青年の国際観光事業にもふれないわけにはゆきません。青年のツーリスト・ビユーロー"スプートニク"は毎年安い費用でソ連国内にやく五万人の外国からの若い男女をうけいれており、数万人のソビエトの若ものに外国旅行の世話をしています。
XXX
日本とソビエトの青年のあいだにははば広い友好関係がうちたてられています。
コムソモールとソ連青年団体委員会は、日本のいろいろな青年団体、日本社会主義青年同盟、総評青年部、日本社会党青年部、日本青年団体協議会、オリンピック青年協議会などと関係をもっています。
これらの交流のかたちは大そう多様で、通、印刷物の交換、青年団体の生活と活動についての情報の交換、代表団の交換、国際的事業への共同参加、いろいろの二国間の集会の運営などいろいろです。
1969年7月には日本の多くの青年団体の代表者たちがソ連でおこなわれた国際青年セミナー"レーニンと現代世界"に参加しました。
1965年にバイカル湖で、1966年に山中湖で、1967年にカザン市で、1968年に北海道でひらかれた日ソ青年友好祭は成果のあるものでした。
1969年の7月のおわりから8月のはじめにかけてアゼルバイジャンの首都バクー市でひらかれたレーニン生誕100年にささげられた日本とソ連の勤労青年連帯の祭典は注目すべきものでした。これには総評青年部の176人の代表と180人のソビエト青年男女が参加しました。
ソ連と日本の青年男女のあいだのこの祭典の期間中、現代国際青年運動の現実の諸問題について意見の交換がなされ"レーニン主義と現代"というセミナーが組織されました。連帯の集会、音楽会やコンクール、ためになる会合、企業の見学、大衆的なスポーツの行事が同時におこなわれました。
日本の代表団は祭典のおわったあと、レニングラードとモスクワをおとずれ、そこでレーニンの生活と活動と結びついている場所をみてまわりました。
(続く)
次回が最終回です。お付き合いいただきありがとうございました。
日本の代表団は祭典のおわったあと、レニングラードとモスクワをおとずれ、そこでレーニンの生活と活動と結びついている場所をみてまわりました。
日ソ青年の交流は、あたらしい世界戦争を防止し、極東の緊張をやわらげ、ベトナムでの戦争に反対し、日本とソ連両国民のあいだの善隣関係を強化し、全世界の青年の友情のためのたたかいというとおとい事業にやくだっています。
若いひとたちは、さい初の原子爆弾の爆発のおそろしさも、人間の宇宙への最初の飛行のよろこびもしっています。今日の若い世代のまたとない顔つきには、まったく結びつかない特徴―空想性と活動性、空想の飛行と実践主義、善意への愛とかしゃくのない性質、ゆたかな心と冷静な計算、現世のよろこびにたいする熱烈な愛情と自制心、じぶんの国のしあわせのためにはたらく能力、小さいもののうしろに大きなものをみる能力がそなわっているようです。
半世紀まえにレーニンは、こどもはその父よりもそうよくたたかって勝利をおさめるだろうと語っています。このことばは実行されているのです。
わたしは16、17、18才・・・
45本のペンでかかれた自画像
ソビエトの青年新聞の編集局には毎日数千通の手紙がきています。次ぎの文章は、「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙の郵便物のなかで、あてずっぽうに選んだ45通の手紙からとったものです。
-----
なにになるか。*古代ロシア文学がわたしをひきつけています。*精密科学がすきです。*教育大にすすみたいこともあるし、地質学もやりたい。なぜほかのものは、すべてがはっきりときまっているのだろう。
-----
なにかを期待するのはこのみません。
-----
討論するのがすきです。*しばしばひとまえでなんでもずけずけいってしまい、ひとをおこらせてしまいます。じぶんをおさえることがどうしてもできません。*
-----
父を尊敬しています。父は真の共産党員です。かれはひとびとにとってすべてのひとです。母はわたしすべてにとって友人であり相談相手です。*両親はわたしをちっとも可愛がりませんが、わたしを独立した人間だとみとめています。*
-----
じぶんで生活するようになればほんとうの人生がわかるだろうとおもいます。祭典にでかけるように仕事にゆきます。*
-----
第一歩は確信をもってふみだすべきです。
-----
極東、極北地方、さむくてつらい地方でどうしてもはたらきたいです。*あたらしい都市の建設にでかけてゆくひとたちに賛せいです。*
-----
わたしは建設現場がすきでした。*じぶんがたてた住宅にひとびとがいい気持ではいってくるのをみるのは大へんうれしいです。*ひとになにかためになることができればどんなにゆかでしょう。*
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じぶんがいなくとも社会はうまくけるだろうと、ときどきおもいます。生活からあとかたもなく消え去るにはどうすべきか。*
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問題がゆきづまると、わたしはよく激こうします。*ところで、おもしろくなくともコムソモールの集会にただいってかえってくることがよくあります。事実、このような生活はわたしにとって心からそうしているのではありません。*
-----
もしもうまくなければ、よくなるようにすべきです。*生活に積極的に参加する必要があります。*
-----
女性飛行士になりたいです。このことで両親とおりあいがつきません。*女性同士の仲間とパラシュートサークルに入りました。四年たった今、わたくしたちは2000人の生徒を養成しています。*
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森へいったり、川の岸辺でこしかけるのがすきですが、たいへんすばらしいとおもいます。*木が黄ばんでいるときに通りをぶらつくのがすきです。*あるときは、理由のないよろこびにとつぜんひたると、なにか注目されるようなよいことをしようとおもい、またあるときは憂うつになって、泣きたいとさえおもいます。*しかし人間は一年の大部分は憂うつのままではいられません。
-----
すきな青年はいません。いままでもいなかったし、これからもいないでしょう。もし、好きなひとができたても、かれはこれについてはまったく気がつかないでしょう。*
-----
なぜこうなので、かれにあうと、こまってしまいます。*さいしょ、こんなひとにあいたいとおもったその青年といま知りあっています。*恋をしているとはなんとよいことでしょう!以前はじぶんの力を信じていませんでしたが、今は信じています。大へん信じています。*
日ソ青年の交流は、あたらしい世界戦争を防止し、極東の緊張をやわらげ、ベトナムでの戦争に反対し、日本とソ連両国民のあいだの善隣関係を強化し、全世界の青年の友情のためのたたかいというとおとい事業にやくだっています。
若いひとたちは、さい初の原子爆弾の爆発のおそろしさも、人間の宇宙への最初の飛行のよろこびもしっています。今日の若い世代のまたとない顔つきには、まったく結びつかない特徴―空想性と活動性、空想の飛行と実践主義、善意への愛とかしゃくのない性質、ゆたかな心と冷静な計算、現世のよろこびにたいする熱烈な愛情と自制心、じぶんの国のしあわせのためにはたらく能力、小さいもののうしろに大きなものをみる能力がそなわっているようです。
半世紀まえにレーニンは、こどもはその父よりもそうよくたたかって勝利をおさめるだろうと語っています。このことばは実行されているのです。
わたしは16、17、18才・・・
45本のペンでかかれた自画像
ソビエトの青年新聞の編集局には毎日数千通の手紙がきています。次ぎの文章は、「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙の郵便物のなかで、あてずっぽうに選んだ45通の手紙からとったものです。
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なにになるか。*古代ロシア文学がわたしをひきつけています。*精密科学がすきです。*教育大にすすみたいこともあるし、地質学もやりたい。なぜほかのものは、すべてがはっきりときまっているのだろう。
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なにかを期待するのはこのみません。
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討論するのがすきです。*しばしばひとまえでなんでもずけずけいってしまい、ひとをおこらせてしまいます。じぶんをおさえることがどうしてもできません。*
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父を尊敬しています。父は真の共産党員です。かれはひとびとにとってすべてのひとです。母はわたしすべてにとって友人であり相談相手です。*両親はわたしをちっとも可愛がりませんが、わたしを独立した人間だとみとめています。*
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じぶんで生活するようになればほんとうの人生がわかるだろうとおもいます。祭典にでかけるように仕事にゆきます。*
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第一歩は確信をもってふみだすべきです。
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極東、極北地方、さむくてつらい地方でどうしてもはたらきたいです。*あたらしい都市の建設にでかけてゆくひとたちに賛せいです。*
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わたしは建設現場がすきでした。*じぶんがたてた住宅にひとびとがいい気持ではいってくるのをみるのは大へんうれしいです。*ひとになにかためになることができればどんなにゆかでしょう。*
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じぶんがいなくとも社会はうまくけるだろうと、ときどきおもいます。生活からあとかたもなく消え去るにはどうすべきか。*
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問題がゆきづまると、わたしはよく激こうします。*ところで、おもしろくなくともコムソモールの集会にただいってかえってくることがよくあります。事実、このような生活はわたしにとって心からそうしているのではありません。*
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もしもうまくなければ、よくなるようにすべきです。*生活に積極的に参加する必要があります。*
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女性飛行士になりたいです。このことで両親とおりあいがつきません。*女性同士の仲間とパラシュートサークルに入りました。四年たった今、わたくしたちは2000人の生徒を養成しています。*
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森へいったり、川の岸辺でこしかけるのがすきですが、たいへんすばらしいとおもいます。*木が黄ばんでいるときに通りをぶらつくのがすきです。*あるときは、理由のないよろこびにとつぜんひたると、なにか注目されるようなよいことをしようとおもい、またあるときは憂うつになって、泣きたいとさえおもいます。*しかし人間は一年の大部分は憂うつのままではいられません。
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すきな青年はいません。いままでもいなかったし、これからもいないでしょう。もし、好きなひとができたても、かれはこれについてはまったく気がつかないでしょう。*
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なぜこうなので、かれにあうと、こまってしまいます。*さいしょ、こんなひとにあいたいとおもったその青年といま知りあっています。*恋をしているとはなんとよいことでしょう!以前はじぶんの力を信じていませんでしたが、今は信じています。大へん信じています。*
-----
ひまなときにはいつも日記をつけることにしています。*本をあれこれめくったり文章をかいたりするのがすきです。無線電子工学の技手としてはたらいており、大学では新聞学部で勉強しています。*いまの時代に生きていて勉強しないのははずかしいことです。いま知っていること、いまできることだけにとどまってよいものだろうか。*生活は先へと進んでいます。さらにもっともっと知りたいのです
-----
最良の学校―それは自己形成です。それなくしてはなにひとつできません。*ルゲネフ全集を読みおえました。これは今年読んだもののうちではよいものでした。*空想科学ものがすきです。プーシキン、ヘミングウェイがすきです。*
-----
毎日「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙と「イズベスチャ」紙を読んでいます。わが国や外国でのでき事に興味をもっています。
-----
アメリカ人がベトナムで”きたない戦争”をつづけていることに憤激しています。
-----
現在と過去の世代のヒロインにたとえすこしでも似ていたいです。*
-----
われわれのあとにやってくるものをながめるのは、おもしろいことでしょう。*
-----
われわれのあとにも、おなじ女の子や男の子が生きているだろうが、われわれからも、これらの若ものは、たとえひとしづくでもよいものを得てゆくでしょう。*
若ものよ、きみたちはリュックになにを
ユ・ザリツキー 作曲
エル・ククリン 作詩
若ものよ、きみたちはリュックになにを
きみたち れほど豊かでないのはわかる
まるくかたむいた大地のうえを
きみたちはゴツゴツした靴であるいてゆく
若ものよ、きみたちはリュックになにを
石けん、タオルにシャツ
一ぱいつまった水筒をわきに
手にリンゴがガリガリ音をたてて
若ものよ、きみたちはリュックになにを
まだ歌われてはいない歌を
新しい日の出と夜明けを
きみたちはそのリュックにいれてゆくのだ
若ものよ、きみたちはリュックになにを
古くて忠実なギター
地球全体の青春を
きみたちはじぶんの手ににぎっているのだ
モスクワ,ノーボスチ通信社
(終わり)
----------
あとがき。
万博資料の忠実な再現に重きをおいて文字が多くなりました。失礼いたしました。
資本主義、社会主義、共産主義と世の中にはいろいろな政治形態がありますが、このパンフレットを読む限り、「崇高な思想」をもって青年・連邦を育成しようとしたソ連ですが、冷戦末期、経済が停滞する中、ペレストロイカに到り、それも失敗に終わってしまいました。
そして、現在、ロシア・ウクライナ問題が発生しております。そういうことを考えつつこの冊子を読み返すのは(古い資料だとしても)大阪万博の遺産の価値なのではないでしょうか。
ひまなときにはいつも日記をつけることにしています。*本をあれこれめくったり文章をかいたりするのがすきです。無線電子工学の技手としてはたらいており、大学では新聞学部で勉強しています。*いまの時代に生きていて勉強しないのははずかしいことです。いま知っていること、いまできることだけにとどまってよいものだろうか。*生活は先へと進んでいます。さらにもっともっと知りたいのです
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最良の学校―それは自己形成です。それなくしてはなにひとつできません。*ルゲネフ全集を読みおえました。これは今年読んだもののうちではよいものでした。*空想科学ものがすきです。プーシキン、ヘミングウェイがすきです。*
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毎日「コムソモーリスカヤ・プラウダ」紙と「イズベスチャ」紙を読んでいます。わが国や外国でのでき事に興味をもっています。
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アメリカ人がベトナムで”きたない戦争”をつづけていることに憤激しています。
-----
現在と過去の世代のヒロインにたとえすこしでも似ていたいです。*
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われわれのあとにやってくるものをながめるのは、おもしろいことでしょう。*
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われわれのあとにも、おなじ女の子や男の子が生きているだろうが、われわれからも、これらの若ものは、たとえひとしづくでもよいものを得てゆくでしょう。*
若ものよ、きみたちはリュックになにを
ユ・ザリツキー 作曲
エル・ククリン 作詩
若ものよ、きみたちはリュックになにを
きみたち れほど豊かでないのはわかる
まるくかたむいた大地のうえを
きみたちはゴツゴツした靴であるいてゆく
若ものよ、きみたちはリュックになにを
石けん、タオルにシャツ
一ぱいつまった水筒をわきに
手にリンゴがガリガリ音をたてて
若ものよ、きみたちはリュックになにを
まだ歌われてはいない歌を
新しい日の出と夜明けを
きみたちはそのリュックにいれてゆくのだ
若ものよ、きみたちはリュックになにを
古くて忠実なギター
地球全体の青春を
きみたちはじぶんの手ににぎっているのだ
モスクワ,ノーボスチ通信社
(終わり)
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あとがき。
万博資料の忠実な再現に重きをおいて文字が多くなりました。失礼いたしました。
資本主義、社会主義、共産主義と世の中にはいろいろな政治形態がありますが、このパンフレットを読む限り、「崇高な思想」をもって青年・連邦を育成しようとしたソ連ですが、冷戦末期、経済が停滞する中、ペレストロイカに到り、それも失敗に終わってしまいました。
そして、現在、ロシア・ウクライナ問題が発生しております。そういうことを考えつつこの冊子を読み返すのは(古い資料だとしても)大阪万博の遺産の価値なのではないでしょうか。
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