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刑事裁判を考えるコミュの世界で二番目に古い職業

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http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=70859&media_id=4

今回はちょっとずれちゃうかかもしれませんが、このロシアの通商代表部員はなぜ逮捕されなかったのか、わかりますか?
 彼は表向きは通商代表部員という外交官です。外交官には「外交関係に関するウイーン条約」で、?不可侵権?裁判権からの免除?行政権からの免除という「外交特権」が認められています。
 ?の不可侵権には、身体の不可侵・住居の不可侵保護・書類通信財産の不可侵があり、接受国(受入国、ここでは日本)の警察等は彼らに対する逮捕・勾留、家宅捜索はできません。?で税関でも一部の例外を除き検査されません。
 ということで、一部の国の外交官はそれをいいことに、覚せい剤や麻薬や偽ドル札を持ち込んで売りさばいたりしているわけです。
 さて、「ミッション・インポッシブル1」を見たことあるでしょうか。主人公のイーサン・ハント(トム・クルーズ)はNOC(ノック)リスト流出を防ごうとするわけですが、このNOCとはNon Official Coverのことです。諜報機関員がジャーナリストやビジネスマンなどの民間人に偽装して(偽名で)秘密工作活動をする場合ですね。NOCリストには潜入先・偽名と本名が記録されているのでしょう。もちろんマトモな国では、スパイ活動は重罪です。NOCリストが流出したら、偽装工作員はつかまるか殺されるでしょう。
 で、今回の事件はというと、Official Coverなわけです。
GRUという軍の諜報機関員が外交官という公的な機関の職員に偽装していた場合です。大使館の職員の何パーセント(詳細はもちろん秘密)はこういうオフィシャル・カバーの工作員であることは公然の秘密です。なので、接受国の防諜機関(日本では警察の公安)は外交官を尾行して、誰と接触したかを常に監視しているわけです。
 オフィシャル・カバーとノン・オフィシャル・カバーの違いは、その身分がバレたときオフィシャル・カバーで外交官であれば、「外交特権」をたてに捕まりません。
 それに対する対抗策として、接受国はその人物を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)」として派遣国に通告すると、派遣国はその人物の任務を終了させ、本国に召還させなければなりません。
 普通は、その前に本国に逃げ出します。今回のケースでも警察の出頭要請の次の日にロシアに逃げています。
 ちなみに、外交官の車には「青ナンバー」という特殊なナンバーがついています。その車には御注意を。
 落ちぶれたとはいえロシアはきっちり諜報活動をしているんですね。

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