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2014年日本代表コミュのオシム監督絶賛!達也完全復活弾

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 浦和のFW田中達也(23)が復活ゴールを決めた。J1第14節は22日、各地で7試合を行い、浦和は首位・川崎Fと対戦し2―0で快勝したが、右足関節脱臼骨折から復帰したばかりの田中達が、負傷した昨年10月15日柏戦以来280日ぶりとなるゴールを叩き込んだ。スピード、運動量も健在。視察していたイビチャ・オシム日本代表監督(65)に向けて強烈なデモンストレーションとなった。
 オシム監督のハートを射止めたのは、帰ってきた田中達だった。前半30分、闘莉王からのパスを受け、前を向く。怒とうのドリブルでゴール前に切れ込むと、スピードに乗ったまま左足を振り抜いた。「シュートコースが見えたので打つだけでした」。ニアサイドに構えていたGKとポストの間を抜いた。距離21メートル、糸を引くような強烈なゴールが決まった。

 次の瞬間、右手人さし指を突き上げ、左手薬指にキスをするお決まりのポーズで喜んだ。「久々だったので気持ち良かった」。公式戦復帰戦となった新潟戦から中2日での過密日程にも「足首に不安もあったけど、逆に体は切れて良かったと思う」と前向きだった。長谷部、中村、谷口ら日本代表の候補が勢ぞろいした中で最も輝いた。

 昨年10月15日、右足関節を脱臼骨折した柏戦でゴールを決めた。それ以来280日ぶりの得点。小野から闘莉王、そして田中達へ。人とボールが連動するゴールシーンは、スタンドで視察した日本代表のオシム新監督の心を揺さぶった。一緒に観戦した大熊清コーチには「田中達のゴールは素晴らしい」と漏らした。ハーフタイムには浦和の中村修三GMに「この11人が欲しい。素晴らしいゴールを見させてもらったよ」と耳打ちした。最高の褒め言葉だった。

 患部は痛みこそ引いたが、骨を固定するためのボルトが残っている。9カ月にも及ぶリハビリ生活は「楽しかったですよ」と話したが、それはうそだ。4月、まだ痛む右足であえてボールを蹴り始めた。脂汗をにじませ「痛みを出すことで、その痛みに慣れたい」と話した。付き添った野崎トレーナーが「これほど痛みに前向きな選手はいない。自分ならできない」とあきれるほど過酷なリハビリだった。

 昨年、ジーコジャパンで頭角を現しながら、全治6カ月の重傷でW杯ドイツ大会を棒に振った。復活の足掛かりをつかんだのは、くしくもW杯開催地ドイツでの合宿だ。W杯の熱気も届かぬような山奥で行われたドイツ3部ロートリンゲン、シュツットガルトとの練習試合で2戦連発。1部リーグの選手以上に激しく、荒いプレーをするDF陣にもまれ、得点を重ね、自信を高めてきた。

 オシム新監督の目の前で決めた復帰第1号。それでも「長く休んでいたので、もっともっとアピールしたい」と表情を引き締めるあたりは、いかにも田中達らしい。左足で決めたゴールは昨年8月東アジア選手権の中国戦で決めた代表初ゴールを思い起こさせた。田中達が本当に帰ってきた。
                                      〜スポニチ〜

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