ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

カウンセリング研究所(勉強会)コミュの二重拘束説(ダブルバインド)について

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
グレゴリー・ベイトソンが提唱して,統合失調症の家族の関係性についてのべた理論ですが,なかなか,正確に理解することが難しいので,誰かわかりやすく解説してもらえないでしょうか?

単に矛盾したメッセージを同時に送るというモノではなく,関係性によって拘束されたモノだとは理解できるんですが・・・。

あと,治療的な二重拘束についても,何か理解しやすいモノがあれば教えてください。

コメント(3)

もう、すでにお分かりかとは思いますが、
以下の六つの状況を満たした場合がダブルバインド状況です。

1)二人あるいはそれ以上の人間
2)繰り返される経験 
3)第一次的な禁止命令   
4)より抽象的なレベルで第一次の禁止命令と衝突する第二次的な禁止命令。
5)犠牲者が現場から逃れるのを禁ずる第三次的な禁止命令
6)犠牲者が自らの世界がダブル・バインドのパターンのうちにあるのだと知覚するようになったときには、これまで述べてきた構成因子が完全にそろう必要はもはや無い。


つまり、「Aをしなければいけない、かつAをしてはいけない」という状況です。このダブルバインド理論とパラドックス理論は深く結びついています。
 統合失調症家族以外にも良く見られるダブルバインド状況として、親が子どもに「私たち(親)のことなど気にせず、あなたの自由にしていいのよ」というメッセージがあります。もし子どもが、自由に振舞った場合、「自由にしなさい」という親の意見に従ったことになります。逆に子どもが自由に振舞わなかった場合、コレも親の意見に従う事になります。
 その結果、「私たち(親)のことなど気にせず、あなたの自由にしていいのよ」といわれた時点で、親の命令に逆らえない状況になるわけです。そのけっかどちらにしても不本意な結果になります。
 ここで重要なのは、ダブルバインド構成条件(5)の「犠牲者が現場から逃れるのを禁ずる第三次的な禁止命令」ということです。つまり、「おいおい、ふざけるなよ。『私たち(親)のことなど気にせず、あなたの自由にしていいのよ』っていわれたって、そんなことできるわけねぇべ」と言い返すことができない状況です。もし、このように言い返すことができたら、ダブルバインドにはなりません。

 また、治療的二重拘束は、ゴースローパラドックスや症状処方(演技課題)などがそれです。つまり、パニック発作や家庭内暴力などの事例に「次回までにわざとやる振りをしてください」と指示するわけです。
 その結果、症状が出れば「おお、ちゃんとやってくれたんですね。すばらしい!」となり、症状が出なければ「症状が出なかったのですね。すばらしい!」となり、どちらにしてもOKの結果となることが治療的ダブルバインドです。

う〜ん。うまく伝わったでしょうか・・・。
具体的な例を提示していただきありがとうございました。

ダブルバインドは,矛盾されたメッセージとその葛藤から逃れられない状況で起こるということが理解できました。
単純に同一対象から,矛盾したメッセージを提示されるだけではなく,そのメッセージを否定することやそのメッセージから離れることができない状態ってことですね。

精神科で勤務していたときに感じたことですが,
このような関係性や出来事は,壊れていく人と関わる時によく見受けられると思うのですが,みなさんはどうやってその関係性に介入するんでしょうか?
はたまた,関係性に介入することなく,Clに介入しているんでしょうか?

もしよかったら,教えてください。お願いします。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

カウンセリング研究所(勉強会) 更新情報

カウンセリング研究所(勉強会)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング