La Cocina De Minakaコミュの離乳食について②

マクロビオティックをやっているとくる病になるという意見も聞いたりしますが、母体や母乳の質が落ちていると言うこともありますよね。
その場合はそれぞれの環境等に合った食へのアドバイスが必要なことが確かにあると思います。
今朝のやりとりです。何かのご参考までに。。。

（ご質問）「離乳食はゆっくりと始めようと思っていましたが、最近ニュースで母乳ではK2が不足し、くる病になるというニュースがあり、少し心配しております。。。いろんな情報があり、それを選んで決断するのがとても難しいです。」

玄米を一食食べただけでも影響はありますよ。
特に子どもへの反応は早いです。
食の大切さ、素晴らしさがよく分かりますよね（＾＾）

赤ちゃんの健康の目安は毎日便と尿がちゃんと出ていて、
母乳も良く飲み、良く寝て、期限がよく、オムツ、空腹、眠い、どこか痒いあるいは痛い以外ではめったに泣かないようでしたら例え熱があっても、そんなに心配することはないですよ。

K2は止血作用があります。
出血すると言うことは陰性状態です。
陰性なものは砂糖、果物、水分過多、薬などです。
これらを多く取ってなければ玄米や野菜、海藻に含まれるミネラルで
充分だと思います。

本当に赤ちゃんが心配なら良質の母乳を与えてあげられる為に
お母さんの食事を穀類と野菜中心に少食でよく噛んで食べて良い血液を作って
あげれば大丈夫ですよ。
穀物菜食で育った子は心身共に健康で本当に育てやすいですし、
精神的にも安心して見ていられますよ。
良い教育や財産をあげることよりも両親からの最大の子どもへの贈り物は健康だと
私は思います。
健康なら人は幸せになっていきます。
人生何か不幸だったり悩みが多いと言うのはどこか内臓が弱っているのです。
その健康はお腹の中で８割決まっています。
そして産まれてきてからの母乳を含めた食事は赤ちゃんの体の土台を作る
とても大事なものです。
うちの子ども達はK２シロップも飲ませていませんし、お腹の中から穀物菜食で
赤ちゃんの頃は母乳だけで、特に娘は離乳食を全く食べず、２歳近くまでほぼ母乳だけでしたが、
冬は寒さ厳しい山梨に移り住んだ後もくる病にもならずいつも元気いっぱいで
他の子達よりも運動神経も良い方です。

くる病になるということはカルシウムやビタミンDが不足しています。
カルシウムは海藻や大根葉、人参の葉などに豊富で小松菜なども牛乳とは違ってきちんと人間の体内に吸収されるカルシウムが牛乳の何倍もあります。
玄米にもカルシウムがきちんと含まれています。
ビタミンDは日光にあたることが大事です。
外にお散歩に行ったり外で遊ばせたり。
私は子どもが６ヵ月頃から毎日公園で遊ばせていました。
砂の上や草の上に直接置いてハイハイさせたりしていました。
また陽に干した切干大根や高野豆腐等もビタミンDが豊富です。
お母さんがこういうものをしっかり食べ、バランスの良い食事をしていれば
バランスの良い母乳を赤ちゃんに与えてあげられると思いますよ。

何か自分を惑わす情報が入ってきた時に「昔はどうだったんだろう？」「自然に沿った生活はどうだろう？」と考えてみるといいですよ。
昔の人は粉ミルク等なく、母乳だけだっと思いますし、昔の日本人は３歳位まで母乳をあげていた人も多かったと言います。
確かに歯が生え消化器官も発達し、体が成長してくれば穀類を中心とした食事が必要に
なってくると思いますが、まだ歯も生えてきていないと言うことはまだまだ産まれてきてから内臓が大人と同じようになるように一生懸命成長している段階だと思います。
食事だけでなく、赤ちゃんはゆっくり成長する方がこのましいです。
歩くのもできるだけ遅く、長い期間ハイハイをした子の方が肺が鍛えられて丈夫になります。
野球の王選手は２歳まで歩かなかったそうですが歴史に残るプレーヤーになっていますよね。

どうしても親は子どもの早い成長を望んでしまいますが、ゆったりと見守ることが大事だと思います。
私も最初の子は全て初めてで戸惑いも多くつい色々神経質になっていましたが。。。
また何かあればいつでもご連絡下さいね。