La Cocina De Minakaコミュのアヒムサの教育-「難しさ」

今日、次男のお友達の家にいたら13時頃携帯が鳴り、小田原の小田急電鉄の方から。

小田原で娘がＰＡＳＭＯにお金をチャージして落としてしまい、小淵沢まで帰宅する運賃が足りないとのこと。

多く渡してお金を落としてもと思い、小田原からの娘と長男の二人分ぎりぎりのお金しか渡しておらず、

そしてその半分以上は娘のＰＡＳＭＯにチャージしてしまったから長男の分しか現金がない状態。

でも小田急の方が本当に親身に親切にして下さり、ＪＲさんにも掛け合ってくださって、

小田原から新宿まで行った後はＪＲに乗せて、甲府でお母さんが二人分のＪＲ代を払ってくださいと言って下さり、

新宿でも小田急の方が付き添ってくださってＪＲの乗り場までご親切に送って下さったそうです。

実は全日空を退社した後から次男が産まれる少し前まで、社員研修等の講師の仕事をしており、

大手の携帯電話会社や電鉄会社のサービス指導もしていたので、小田急さんの電話の対応等、

本当に親切心が伝わってきてとても感動してしまいました。

甲府で子供達に会えた後小田原と、新宿からも電話を下さった小田急の方々にお電話をしてお礼をお伝えしましたが、

その時の対応もとても丁寧で素晴らしいなと思ってしまいました。

甲府まで迎えに行く途中、何かと忘れ物の多い娘なのですが、ＰＡＳＭＯを落とすなんてきっと何か陰性を取ったな、

等と考えながら行きましたが、二人に甲府のホームで会った時はまずよく帰ってきたねと褒めてあげました。

すると娘の方から「こうなったのはね、私はね、昨日食べたお菓子が原因だと思う」と。

昨夜父兄の方が作ってきてくださったケーキを、多分お砂糖や卵が入っていたと思うけど、

せっかく作ってきてくださったから頂いたと。

何が良い悪いではないから、そのものが持つエネルギーを学んでくれて良い経験になったと思います。

本当は何を食べても平気な体になることがマクロビオティックのだし、体が中庸なら何を食べても体内でうまく消化できるはずなのですが、

きっと1週間の疲れがあったり、きっとおかわりもいっぱいして沢山食べ過ぎていたのでしょう。

色々な駅員さんと対応し、二人きりでの電車の長旅で緊張（＝陽性）もしていただろうから、夕飯は陰性なほうとうにしましたが、

「1週間沢山食べたから今夜は少食にしておく」と言って、娘は大好きなほうとうを少し食べ、長男は夕飯は食べずに

三人ともすでに布団の中。

甲府からの車の中では1週間分のあれやこれやの話で尽きず。。。

毎朝1.5キロか3キロか5キロのコースを選んでマラソンした！僕は5キロを選んで走ったよ！

劇もしたよ！ご飯は作りたいから沢山立候補して作った！等々。。。とにかくとても楽しかったようです。

でもせっかく3人そろったのに早速娘と次男は車内で大喧嘩。

激しい大喧嘩でうるさくてたまらなかったけど、何も言わず放っておいたら、喧嘩の最中の3人の掛け合いがまた面白く、運転しながら一人ニヤニヤしてしまいました。そして家に着いたらいつの間にか仲良しに、3人で折り紙。

3人そろうと本当社会ができますね。

桜沢先生の言葉に「アヒムサの教育が最高の教育だ」と言うのがあります。

確かインドの言葉だったと思うのですが、「不殺生」という意味だそうですが、桜沢先生はこれを頭文字として

「ア」は「暑さ」、「ヒ」は「ひもじさ」、「ム」は「難しさ」、「サ」は「寒さ、寂しさ」。

子供の頃にこれらを与えることが最高の教育だと。

そこでうちでは東京にいた頃から、36度の中でもクーラーはつけず、月に二回は断食、山梨に越してからもできるだけ部屋を暖かくせず、

靴下は幼稚園入るまでは一度も買ったこともはかせたこともなく、できるだけ薄着で、そして一年生になったら

機会があれば一人で山梨から東京へ電車で行かせたり、一人でキャンプに参加させたり、

親がいないところでの寂しさや難しさを経験してもらえるようにしてきました。

今回も小田原から電話があった時は娘は泣いていましたが、新宿から駅員さんが電話をくださった時は

「娘さんがとてもしっかりしていて話も進めやすかったです。笑顔で電車に乗って行かれましたよ」と

言ってくださいました。

泣くほどの心細さを味わえて、良い経験になったと思います。電話で報告した夫も「これも良い経験」と。

駅員の方達には本当にご迷惑をおかけしましたが。。。きちんと改めてお礼をしたいと思います。

色々な方達に助けられ、育てて頂いて本当に感謝です。