小説書き込み自由コミュの死を告げる妖精-Solo Wing Birds Fly-の諸設定

　とりあえず本編載せる前に設定とかを載せときます。

タイトル：死を告げる妖精-Solo Wing Birds Fly-
ジャンル：戦争ＳＦ（後編では恋愛モノ要素も出てきます）
文章構成スタイル：一人称リレー型（複数のキャラの視点をリレーさせながら物語を構成していきます）
おおまかな世界観：
　世界は海を挟んだ二大大国、フォーリアンロザリオ王国とルシフェランザ連邦の戦争中。開戦一年が過ぎたところから物語りはスタートします。それでも泥沼化する戦争はずっと一進一退を繰り返し、一方的な優位を勝ち得ていない…そんな状況の中で、戦闘機パイロットであり本編主人公・フィリルは一つの部隊を任されることになります。
コンセプト：エースコンバットのような物語を小説化したらどうなるか…そんなことを意識しながら書きました。

登場人物：

☆フォーリアンロザリオ軍

◎フィリル・フォーリア・マグナード
　本編主人公。物語の大部分は彼の視点を通して語られることになります。飛行訓練学校では名教官に教わったこともあって優秀な成績を収め、実戦でも初飛行から５機を撃墜する快挙を成し遂げたエース。たとえ上官であっても自分がその実力を認めない限り、自分の判断だけで飛ぼうとしたりします。
　開戦時の空襲で母親以外の家族を失い、そのことから親しい関係を結んだ仲間を失うこと関しては恐怖に近いものを感じている、仲間想いな一面も持っています。

◎ティユルィックス・パロナール
　愛称はティクス。フィリルの幼馴染であり、戦場では彼の相棒を務める彼女も開戦時に家族を目の前で失い、その時の精神的ショックから精神的ストレスがたまると睡眠時間が常人に比べ長くなる程度の軽い後遺症を持っています。
　性格は子供のように純粋で、基本明るい子です。ただその子供っぽさが災いし、ずっと一緒にいるフィリルには恋愛対象として見てもらえないようです。

◎シルヴィ・レイヤーファル
　ファルという愛称で呼ばれる女性パイロットで、常人より多くの睡眠を必要とするティクスに代わってよくフィリルのサポートをすることになります。
　冷静さと行動力を兼ねそろえ、常に自分のすべきことを判断することができる…と、一見万能な彼女ですが、その生真面目さ故の精神的脆さを持っています。

　※ハッキリ言ってフィリル・ティクス・ファル…それとあとで紹介するティニが、前編主に活躍するキャラです。他のキャラたちは…後編になってようやくよく描かれるようになりました（偏に作者の技量不足ですがorz

◎イーグレット・ナハトクロイツ
　敵からの攻撃を避けることと無駄弾を撃たないことに関しては部隊一と言われる実力派のパイロット。慎重かつ無駄の無い機動で敵の隙を伺い、撃てるときには撃つ…をモットーにしています。

◎カイラス・ヴァッサー
　空中での格闘戦のみならず、機械の扱いにも多少の知識がある女性パイロット。前編では操縦ではなく兵装や敵の情報収集などを主に担当していますが、後編では自分の機体を操って戦場を駆けます。
　性格は礼儀と規律を重んじ、反するものには鉄拳制裁も辞さないといった思想を持っています。ある意味でファルと近いのかも知れません。

◎アトゥレイ・ブレイズ
　近代の若者らしく、敬語での会話が苦手で礼儀を重んじることを面倒に感じることから、カイラスとは意見が対立してよくいざこざを起こしています。でもそうすることで、戦場という空気を少しでも和ませようという彼なりの配慮なのかも知れません。性格は明るく、基本的に自由奔放です。


☆ルシフェランザ軍

◎レイシャス・ウィンスレット
　主人公たちと度々戦うことになるルシフェランザ連邦最強の航空部隊「運命の三女神」隊の隊長を務める女性パイロット。彼女を含め個性の強いエースたち３人で構成される部隊を纏め上げる姉御肌で、最強のエースと気取ることの無い親しみやすさは兵たちの間でも人気が高い、“頼れる姉”的な存在です。

◎ミレット・アスティス
　同じく「運命の三女神」隊に所属する二番機パイロット。性格は好戦的で、手強い敵エースと戦うことも一方的な殺戮のような戦闘も好む…若干性格に難がある彼女ですが操縦の腕前は確かなもので、感覚だけで彼女に与えられた最強の戦闘機を操ることからも彼女の才能が見て取れます。

◎ミコト・タチバナ
　「運命の三女神」隊の三番機に乗るパイロット。性格はおしとやかですが、かなり重度の妄想癖持ちでもあります。和装を好み、地上では軍服をあまり着用しません。その容姿は大和撫子という言葉がぴったりな美しさを持っているのに、一度恋に狂うともうレイシャスですら手のつけようが無いほどに暴走してしまいます。


☆民間人

◎テルニーア・シャリオ
　ルシフェランザ連邦のとある街に住んでいたのですが、空襲を受けた際に家と家族を失い、路頭に迷うことになってしまう少女です。「戦争なんて自分には関係ない」と思っていた彼女には、突如自分を襲った現実は重すぎたのでしょう。中立国の辺境までやってきた彼女はそこでフィリルたちと出会い、彼の親戚が経営する軽食店で世話になることになります。
　性格は年齢の割りにしっかり者で、軽食店でのウェイトレスも健気にこなします。ただ以前の家族とはあまり仲がよくなかったためか、家族愛に飢えていて、フィリルのことを兄と慕っています。
　ちなみに第壱章では彼女の話がメインとなります。



　…と、設定はこんな感じです。今度本編も載せたいと思いますが、区切るポイントが難しく、一度にかなり長く乗せてしまうことになるかも知れません…ていうかなると思います！（爆
　ですが…気が向いたら読んでやってください　m(_ _;)m