初心者のための繁殖講座【犬】コミュの繁殖用語集　か行

用語の中には「明確な定義が無く人によって異なるもの」もあります。
とくに注釈のないものは、犬についての説明です。

カラーブリード　　　→　本来は毛色遺伝子の情報を知り、遺伝子の優劣を考慮して繁殖すること。一般的にはダックスフントなどのカラーバリエーションの多い犬種の交配相手を選ぶ際、毛色の掛け合わせのタブーを考慮すること。

掛け合わせ　　　　　→　交配すること。またその結果。

キャンベルテスト　　→　子犬の性格の評価方法。生後４０～５０日を目安に２度行うのがよいとされる。支配性や従属性の強弱を見て、その後適切に育てていけるようにする指針。盲導犬協会などではパピーウォーカーとのマッチングのために使用されている。

偽妊娠　　　　　　　→　交尾をしたしないに係わらず、発情後期に妊娠の兆候が現れ、排卵から７０日頃までに突然兆候がなくなること。人間の精神的なことが原因の想像妊娠とはまったく異なり、犬の場合は黄体ホルモンの分泌が原因。「癖になる」とも言い、発情のたびに繰り返せば子宮蓄膿症など病気を発症する確率が高くなる。治療法は不妊手術。

狂犬病予防接種　　　→　親となる犬は(獣医師に狂犬病予防注射猶予証（紙）を発行されているもの以外すべての犬)毎年定められた期間内に接種を受けていることが必須。

血統書　　　　　　　→　純血種の繁殖の際に必要な、犬の祖先の情報が書かれた血統図。所有者の名義変更をしている必要がある。

犬舎号　　　　　　　→　純血種の繁殖の際に必要。JKCの場合会員であることが条件で、申請用紙に記入して送付する。料金は2006年6月現在で6,300円。すでに登録のあるものと同じものは出来ない。　

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 04月13日 13:12

偽妊娠(ぎにんしん)または想像妊娠(そうぞうにんしん)について
このトピックの説明文では意味がわかりにくいので付け足します。

メス犬には発情期が終わって少しすると、偽妊娠と言われる症状が出ることがあります。
それまでに経験した発情の回数・出産・交尾・・には一切関係がなく
妊娠の可能性が絶対に無いと言い切れるメス犬にも頻繁に起こります。

主な症状
・食欲が落ちる、食べ物の選り好みが激しくなる
・小さなぬいぐるみをお腹のそばに置きたがったり、くわえて運び歩く
・家具の下や部屋の隅など暗く狭い場所で過ごしたがる
・おっぱいが出る
・普段よりも飼い主の腕や足などを必要以上に舐めたりする
・うなったり噛み付く真似をしたり、ワガママで言うことを聞かない状態
・散歩を嫌がる
・床や敷物を引っかいたりして巣作り行動をする
・排卵日から63日後前後に「陣痛」がある場合もある

などなど、もしかして妊娠してる？出産したらこんなふう？と思えるような行動で気づく場合も多く、
とくにおっぱいが出るとそれを初めて見た時にはギョッとするものですね。
メス犬のからだの仕組みによってこれらの症状が出るわけなので、
発情のあるメス犬すべてに起こることなのですが、症状の重さ(？)に個体差があります。

◎誤解されがちですが実は無関係なこと◎
・(誰かに)恋をしている
・子育てをしたがっている
・母性本能が強いから子育てが上手だろう
・(交尾をしたので)子犬が産まれると思っている

犬の偽妊娠の多くは『治療』を必要とはしませんが、一種の『病気』の状態であると考えることもできます。
偽妊娠の症状がひどい犬ほど子宮蓄膿症や乳腺腫瘍になるリスクが高くなるとの獣医師の意見があります。

参考になるサイト
・にほんまつ動物病院　さま
http://nihon.matsu.net/nf_folder/nf_mametisiki/nf_dog/nf_dog_gininshin.html

・久山獣医科病院　さま　(pdfファイルの5ページ目)
http://www.kuyama-vet.com/ninshinn-bunnbenn.pdf

・さとう動物病院　さま　(雌犬の乳腺嚢胞の症例紹介)
http://www11.plala.or.jp/sato-vet/nyusen%20nouhou.htm

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