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Harvard Medical School Bostonコミュの循環器系医学研究の勉強会リマインダー

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5月16日、循環器系医学研究の勉強会のご案内です。

今週の土曜日の5月16日に
Brigham and Women's Hospital, Departments of
Anesthesia and Medicine の細田徹先生より、
心臓幹細胞の研究に関するご講演を、
東京都健康長寿医療センター 病理診断科・高齢者
バイオリソースセンター部長 沢辺元司先生、および
Harvard School of Public Health, Department of
Biostatisticsの田中紀子先生に、心疾患の病理学的
研究についてご講演をして頂きます。

なかなかない機会ですので、どうぞ
ご来場をご検討ください。
よろしくお願いいたします。


◆日時 5月16日(土)
午後3時00分〜6時00分
その後、懇親会予定
◆場所
CRB Farley 1 Classroom (Farley 133)
Children's Hospital
300 Longwood Ave, Boston, MA 02115, USA
http://maps.google.com/maps?q=300 Longwood Ave Boston, MA

部屋は入り組んだ位置にございます。
下の図の赤線をご参照ください。
http://www.jaranboston.org/map/CHB_LongwoodCampus_map_Farley133.pdf


参加をご希望の方は、5月14日(木)午後9時までに次のフォームにご記入ください。
http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=ckQ5bzlrSmVoaVdpYXNzSWpqaG05blE6MA..

あるいは、下記を記載したメールをinfo@jaranboston.org まで送信してください。
【氏名(漢字)】
【氏名(ローマ字)】
【所属】
【研究内容】
【懇親会参加 Yes/No】

◆概要と目的
循環器系医学研究の詳細にわたるお話を伺い、
その話を軸に、情報交換、交流を図ること目的とします。

◆時間
{約60分の講演+20分の質疑応答} × 2
その後に近辺で懇親会・随時解散

◆本機会はIACE Travelさまに
Sponsorとなっていただく予定です

◆演者と講演内容

(1) 細田徹, M.D., Ph.D.
Departments of Anesthesiology and Medicine,
Brigham and Women's hospital

近年までの長きに渡り、「心筋細胞は生後まもなく分裂能を失い、
個々の細胞が絶えず収縮しながら終世生き続ける」と信じられて来た。
従って、死んだ心筋細胞は新生細胞で補われることなく、薬物治療等で
コントロール困難な心不全に対しては、心臓移植や補助人工心臓などに
頼らざるを得ないと考えられていた。
ところが2003年、哺乳動物の成体の心臓にも皮膚などと同様に
幹細胞が存在することが示され、心臓でも古い細胞が順次新しい
細胞で置き換えられていることが徐々に明らかにされて来ている。
こうした発見により、生物学の定説が覆されただけでなく、心臓幹
細胞の再生能力を利用した、全く新しい心筋梗塞ないし心不全治
療の可能性が見出されたと言える。ES細胞の利用や臓器移植に
伴う、倫理的あるいは拒絶反応などの問題も回避できる上、低コス
トで実施可能と考えられるため、実用化すれば理想的な治療法と
なることが期待される。
今回は、心臓幹細胞発見の経緯から、これまでに明らかにされて
来た生理的・病態生理学的性質、そして臨床応用が期待されている
他の細胞と比較した特徴や、今後の展望などについて概観したい。

(2)
沢辺元司, M.D., Ph.D.
東京都健康長寿医療センター
病理診断科・高齢者バイオリソースセンター部長

田中紀子, Ph.D.
ハーバード大学公衆衛生大学院
生物統計客員研究員

粥状動脈硬化症は心血管イベントの最も重要な中間形質である。
粥状硬化症を背景として粥腫破裂、内膜糜爛などの血栓形成イベ
ントが発生し、閉塞性合併症である心筋梗塞や血栓性脳梗塞など
の疾患が生じる。また粥腫による中膜破壊から拡張性合併症であ
る動脈瘤が生じる。心血管イベントは臨床的に検討しやすいが、動
脈が体の深部にあるため、頸動脈などの体表に近い動脈をのぞい
て、全身の粥状硬化症を検討することは難しい。我々は地域高齢
者総合病院での1,000例以上の連続剖検例を用いて、長年にわた
り、全身動脈の粥状硬化症の程度を検討し、心血管疾患との関係
を検討してきた。今回の講演では以下の臨床病理学的解析結果お
よび遺伝子多型との関連解析結果などについて紹介する。

1. 粥状硬化症の加齢による変化、性差との関連
2. 全身動脈における粥状硬化度と危険因子の部位による差異
3. 粥状硬化症と血清リポタンパク(a)濃度の関連
4. 急性心筋梗塞例における責任冠動脈病変の病理組織学的検討
5. 粥状硬化症と炎症性サイトカイン遺伝子多型の関連解析
6. 粥状硬化症とMTHFR遺伝子多型の関連解析
7. 粥状硬化症のゲノムワイド関連解析

それでは、参加のご検討をどうぞよろしくお願いいたします。

今村文昭
Harvard School of Public Health
Department of Epidemiology
fimamura@hsph.harvard.edu

武内歩
Children's Hospital in Boston
Division of Pediatric Hematology Oncology
Harvard Stem Cell Institute
ayumu.takeuchi@childrens.harvard.edu

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