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詩人の森コミュの森

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私なんか 私なんか 私なんかと
君はうるさくわめく
彼のせい 彼女のせい 貴方のせいと
君は何でもおしつける

赤く染めたものを見せつけては
私ってこんなに悲惨なのよってわめき散らす
鏡を見てはため息をついて
もっと好きな自分を人にねだってくる

私より 私より 私よりと
どうせと叫び散らす
どうせ どうせ どうせなんでしょと
被害妄想押し付ける

世界が何もかも悪いと嘆くくせに
世界を無条件に迎合する躊躇わず
もう無理だわと森へ入り込んでは
その重さに膝を震わせてたね

何と愚かな

本当の悲しみの前では
人は声も出せず吐き気を抑え
膝を無理やり叩き落とされ
矛盾こそ真理だと重く笑われる
ここは悲しくも心理の森
疑念を抱く暇さえもくれない
軽く扱う「ヒト」よ愚かなりと
後悔遅く女々しく命奪われる

本当の絶望の前には人が抱く絶望など取るには足らず
囁き笑い誘う森の土に 君の赤は引きずり込まれる

ここは残酷でしかし単純で合理的な真理の森
生きたければ立ち去り卑しくも生きろと鼻で笑う

幸せなど求めるにあらず 不幸など取るに足らず
ただ次の生の為循環する生の一部であれと
厳しくも優しくもない叩きつけられる正論に
涙を飲み 歯を食いしばり 背を向け歩きだせ

コメント(18)

「無題」
誰かを愛せなくなって
どれだけ経っただろう
誰かを愛そうとする事を
いつから拒否したのだろう

理由は 分かっています
積み上げられてきた
思い出と名のつく呪い
愛してしまうと私は
その熱さに自らを焼かれ
その重さに自らを押し潰すのです

やがてその熱さと重さは
貴方にへばりついて
泣きながら
もっと もっと
何故だ 何故だと
貴方を奈落に引きずり込むのです

どうです 耐えられぬでしょう?
所詮は 貴方の物差しは 最初は長くとも
所詮は一時だけの
普通の物差しなのですから

でもいつか愛欲に溺れ 混じり
誰かと一つになれたなら
きっと私に未練は出来ぬでしょう
いつかもし触れ合う体 溶け合いて
誰かと気持ちも全ても
物理的な事さえも乗り越えて
快楽の果て 朽ちていけたら
私は私の意味を無くせるでしょう

意味に縛られ 翔べないままの
哀しい知恵だけが取り柄の獣は
奇しくも縛られている事が
その理由となるのだと
哀れで孤独な夜に気付いたのです
翔べてしまえれば きっと もう
帰っては来ないのでしょうから

重力で地上に縛られ
翔べず知る事が限られているからこそ
私は私を続けられるのです
私は私を越えられぬからこそ
私を追い求める事が出来るのです

夢見た空に届かないからこそ果てに憧れ
世界を救えないからこそ歩みを止めぬのです

真理は常に正しく私を刻むのです

「愛は地獄です」

愛するは地獄です
愛を亡くすも地獄です
愛されぬも地獄です
でも 愛さずにはいられないのです

いつかの遠い夏
こんな私にもありました
目が眩んでしまうくらい
輝いていた季節が

汗が滲み照り返し
振り向き輝く笑顔の
君を見てるだけで
何故だか泣きたくなりました

君の全てが欲しくて
愛を綴る詩を描きました
君は困った様に笑い
いつしか怯える様に僕を見上げて
また困った様に笑って
ごめんなさいと
何故か君が謝り去りました

愛するは地獄です
愛を亡くすも地獄です
愛されぬも地獄です
でも愛さずにはいられません
愛するは地獄なのに
また亡くせば地獄なのに
永遠には愛されぬと知りながらも
愛に縋りつく自分を愛しているのやもしれません

愛は罪であると
執着は罪であると
解放されよと
説かれたと聞きました

なら貴方に向けるのは
貴方に向ける思いは
愛にならないのだと
誰が言えるのでしょうか

誰かを愛する時も
誰かに愛された時も
激しくなる鼓動にはきっと
矛盾した感情が絡むのです
誰かを愛しきれぬ時も
愛を諦められた時も
この胸にざわめく羽虫は
自己愛をこの叫びから放つのです

愛するは地獄です
愛を亡くすも地獄です
愛されぬも地獄です
でも愛する事を辞められないのは
愛している対象は
誰かを愛してる私だからです
利己的が罪なのならば
人は人を辞めねばなりません

愛するは地獄です
愛を亡くすも地獄です
愛されぬも地獄です
けれど所詮行先は地獄なのです
どうせ地獄に行くのなら
貴方の四肢を引きちぎり
鞄の中に詰め込んで
共に参りましょう 地獄の先まで

不詳 私達は所詮
利己的や自己愛と無駄に嘆き
罪の上に喰らい生き続ける
利口なフリをした獣なのです

人は所詮獣なのです


「月」

死人の様に歩き ただ空を見てた
煙草をくわえ 味もせぬまま
国道沿いをぶらりぶらりと
過ぎてゆくテールランプを見つめてた

自分は何者なんだろうか
自分は何になれるんだろうか
何かに…なれるんだろうか
見つからない答えを月に問いかけてた

仲間を無くし 恋人を失い
いた事も感じられない家族を想う
欠けた欠片を探し求めて
諦められない自分を呪った

惨めだと自分を決めつけ酔いしれた
世界の終わりを願って笑った
涙が出る事はもう無かった
その代わりに影が泣いていた

見かけた家族の幸せを願い
過ぎていく人々の未来を祈り
夢を叶えた人の栄光に手を叩き
失った人達の笑顔を求めてた

そんな自分が 大嫌いで
人間を嫌いになりたかった
嫌いになりきれぬから辛くて
まだ求めてるから苦しいのだと

惨めだと自分を決めつけ酔いしれた
世界の終わりを願って笑った
涙が出る事はもう無かった
その代わりに影が泣いていた

惨めだと自分を完全に決めつけたかった
世界の終わりを願えたら良かった
涙はもう出ないと思っていた
泣いていた筈の影など無かった

自分を許せるのは自分だけと知っていた
世界を終わらせたくないと思っていた
吐き気がする程に涙は出ていた
影でなく月光の様になりたいんだと

叫び足りぬ事がまだ残っている
世界を救えなくても自分は救いたい
出来るなら失った人達に幸福を
裏切られた人達にすら平穏を

まだ終われないと魂が求めている
その魂にもう逆らう事が出来ないんだ
立ち塞がる無意味な理不尽を睨みつけ
裸の拳で未来まで突き砕きたい

思えばまだ遠くに踏み出してもいない
愛されぬともまた愛していきたい
叶わぬとも足掻き続けていたい
自分はまだ変われるかとこの胸に問う

眠りかけていた闘志は燃え上がり
内容聞こえぬ程の絶叫で答えた
「手」

諦めでだらりと垂らされた手に
誰も返す者はいないだろう
掴もうとしてもきっと 握り返す力を持たずに
ただ求めるだけの手を掴んでもきっと
その持ち主を引き上げる事は出来ないだろう

泥だらけで力強い手を見て
蔑む目を向ける者もいるのだろう
しかしその手を掴んでふと優しく
微笑んでくれる者がいたのなら
永き友になれるやもしれないし
寄り添い愛し合う人になれるやもしれない

不安で押し潰されそうな夜に
悲しみと苛立ちで吐き気がする夜に
大きな声で叫んで泣いてみたいが
上手く言葉に出来ない夜に
祈る様に小さい声で しかし口は大きく開いて
未来の自分に 明日の自分に問いかけろ
手を伸ばして 今日の自分から逃げ果せろ

手を伸ばせ 必ず掴まれるとは言わない
けれど 届くまで 血管浮き上がらせて
手を伸ばせ 僕が掴むとまでは言えない
それでも 気付くまで それが自分でも良い
手を伸ばせ 必ず報われるわけじゃない
けれど 届くまで 自分に微笑みかけれるまで
手を伸ばせ 永遠に続くわけじゃない
それでも 千切れるまで 千切れはしないから

諦めて 垂れ下がった手を見つける程に
人は人の事を見てはいないけれど
泥だらけで力強く伸ばされた手なら
反応は分からずとも そこにあるのは分かるから

君がそこにいるのは
生きたいと願ってるのは
変わりたいと主張してるのは
掴まれるかは分からずとも

その(命)には気付くから
逆に自分から 強く答えを掴んでみろ
望み 主張し 輝いて見せよ
「雨」

アスファルト揺らめく夏の夜に
急に叩きつける雨が
不意に何かを振り返らせる

雨の音がかき消していくのは
哀しみの涙でなんかでなく
踏み出す熱意の汗で

昔勝手に思っていたのは
雨は涙を洗い流してくれると
そんな若い幻想だった

叩き付ける雨の音は 孤独の鼓動高鳴らせて
本当に「いない」んだと 避けていた実感を突きつける

暗闇に降り注ぐ雨は
歩く道をひたすら遮る
昔怯えた裏山の
鬱蒼と茂るあの木々の様
怖いのは怖い意味が分からぬ物
不安なのは前が見えないから
手を伸ばしても掴む者は無く
叫ぶ声すら雨がかき消していく
盆に帰った見知らぬ大人の
家の奥にうごめく闇の塊
初めての子供達と遊んだ
影鬼の影に怯えた幼い夏の終わり
この闇を雲を払いたくて
僕は叫ぶ事を覚えたんだ
やっと思い出したんだ
この雲の向こうの空を 僕は見せたかったんだ

僕は叫び歌い この思い雲を吹き飛ばして
貴女に 少しでも明るい空を見せたかった
今はもう叶わぬ想いであっても
僕はまだ歌い続けてる また誰かを愛せる様に
「肝試し」


心 空っぽで
何かを 欲したくて
一人 独りきり
薄闇に 溶けていきたかった 幼い日

皆で 怖がっていた
理科室の 人体模型
夜中に 笑うと 噂された音楽室の絵

黒い 影の同級生
笑い ながら開いた目に
どんな 話よりも 怯えていたんだ

かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる
よあけのばんに
つるとかめとすべった
うしろの

分かっていたのは 噂話の真相ではなく
自分がずっと このまま1人だという事
誰一人分かり合えなくて 上辺だけの笑顔
振りまかれ 振りまいて いつも満たされない
滑り台 ブランコ 砂場遊び何一つも
好きになれなくて 一人でボール蹴り続けた
たった1人も愛しきれなくて 傷つけてばかりで
でもただ この重すぎる 想い言えないだけで
分かりきった現実よりも 怪談の中に夢を見た僕は
やがて境目を見失って 君の想いの影しか見えなくて
全てが暗闇に包まれて 何もかもを勘違いした僕は
何もかももう手遅れの 2人の残骸の前で打ちひしがれる

かごめかごめ かごのなかのとりは
いついつ でやる
よなかのばんに
つるとかめとすべった
うしろの

後ろにも 前にも もう誰もいないのか
「欲求」

人は良く愛する人を月に例えるが
僕は君を月だなんて思っていない
僕が空を見て君を想うのは
空に手が届かないと知っているから

涙を隠して笑う後に来る吐き気を
無理矢理抑えて確認する
吐き出したい程に君を愛して
独りがそれだけ怖いんだという事を


君は知らないだろうし 知らなくて良いんだ
僕が願うのは君の笑顔で 笑顔を消したのも僕なんだ
君は分からないだろうし 分からなくて良いんだ
僕が願うのは君の新しい愛 だけど
本当は心は望めない事

貴女は知らないだろう 知るわけが無いんだ
僕は言うつもりも無いし 伝える勇気もないよもう
貴方は気付かないだろうし 気付くわけがないんだ
本当は求めてみたいんだ 手を伸ばして
1歩進んでみたいんだ

君が

欲しいんだ 愛しいんだ
細い肩を抱いて その歓喜に涙したいんだ
欲しいんだ 唇震わせながら
伝えてみたいんだ もう一度だけで良い

君に

気づかれぬよう 気遣ってるんだ
まだ聞いてもない声に 何故か恋してるんだ
何も知らないくせに 救いたいなんて思ってる
愛はいつも愚かなんだね いつも一方的なんだ

君と

混ざり合いたい 一つになりたいんだ
僕が無くなるまで もう僕なんていらないんだ
溶け合いたい 汗をかき乾くまで
妄想に溺れたい もう現実なんていらない

未だ 知らない 君を 愛している
出会った と言えない 君を愛している
そんな 誰かを 勝手に 作るくらい
未だに 君との 想い出に 囚われている


これも 真夏の 夜の 悪夢のせいか
「嘘」

嘘で良かった
嘘が良かった
現実になんて
ならなくて良かった
現実になったら
本当になったら
失ってしまうから
それが怖いから

嘘は 汚いものだと
刻んだ筈の魂は 真っ直ぐに生きる程に
傷をつけられ すり減らされて
やがて心は欠けてしまった

あんなに 命をかけて
愛した筈の人達は 伝えて求める程に
恐怖覚えられ 距離を離されて
やがて愛さる事を捨てた

この体だけでも 言葉だけでも欲されていたい
汗に溶けて混ざり 嘘の時間を重ねては
誰かの虚像に溺れて 忘れてしまいたい
必要とされない 自分の現実から

嘘で良かった
嘘が良かった
現実になんて
ならなくて良かった
現実になったら
本当になったら
失ってしまうから
それが怖いから

嘘で良かった
嘘が良いんだ
現実なんてもう
見ていられない
もしも嘘が薄れて
君を愛したら
この胸貫いて
綺麗なまま終わらせて

嘘のままで 綺麗なままで
嘘の楽園の中で 永遠に生かしていて欲しい
「ヒトノカタチ」

恋をしてる 触れられないけど
愛してる 伝えても無駄だけど

空を見ると 胸が締め付けられる
何故か空は 貴方を思い出させる

「恋に恋してる」と言われたらそうかもしれない
そんな眩しく青い想いなら綺麗ね
「恋がしたいだけ」と言われたらそうかもしれない
満たされない心が少しでも報われるなら


「貴方が…見えない」
「貴方に…触れない」
「貴方が…聞いてくれない」
「貴方が…こたえてくれない」

病的と言われる程に愛してるわ
おかしいと言われそれに値するくらいにはね
嘘じゃないわこんなに苦しいもの
何故にそんなに憐れむのこんなに幸せなのに
病的と言われる程に恋をしてるの
どうにかしてると放置されるくらいにはね
嘘なわけ無いわ確かに感じてるもの
何でそんなに疑うの意味が分からないわ

愛は確かにあるのここに

貴方が何処にもいないだけよ

存在すらしないだけよ

愛してるのだから構わないでしょう?

ただ ただ いないだけなのよ 誰も
「人間」

愚かな人間共よ さぁ祈るが良い
虚ろで偽りの神に手を捧げるが良い
馬鹿に成り下がった人間共よ さぁ争うが良いと
不完全で曖昧な髪に頭を垂れるが良い

愚かな恋人達よ さぁ愛し合うが良い
愛などという不出来な約束に縛られるが良い
猿も笑う能に腐り果てた蟻共よ さぁ泣くが良い
そして失った怒りに呑まれ悲しく剣を取るが良い

貴様らは不出来で憐れなその考えの果て
希望を持つ為に自分に似た神を造った
神が泥人形で人間を造ったのでは無い
人間が紙の上で神を描き造ったのだ

貴様の足りぬ考えは自らを縛り続け
自ら造った神の為に命を失い続けた
そして都合の良い時だけ手を取り合い
神は一つとほざく猿にもなれぬ半端者なのだ

滅べ 滅べ それが良いだろう
さすればもう苦しみは無いぞ
楽になりたいだろう?
滅べ 滅べ それが望みだろう
もう悩むことは無い
次に見つけた隣人を刺せ
滅べ 滅べ もう愛するな
そんな物を望むから
見返りがなく歯痒いのだ
滅べ 滅べ 火をつけてやろう
炎に焼かれた故郷を見て
絶望し胸に剣を向けるが良い

何も知らぬ少年はその声を聞いて立ち上がり
嘘か誠か分からぬ噂話に聞き耳を立てた
人間が造り出したという流行病を盾に
黄金を掴み家に閉じ篭もる者が居るのだと

何も知らぬ少年はその噂を聞くと
天から聞こえる言葉に耳を貸すのを辞めた
この病が誰が造ったものかなど興味は無い
自分はただ母を救い日常を取り返したいと

暗闇から淀んだ笑い声と共に
黒い手が少年の足を掴んで引きずり込む
貴様もその母も愚かな人間に過ぎんのだと
滅ぶべきなのだと頭痛がする程植え付けてきた

少年は足を掴んだ黒い手を取り
静かに微笑んで分かったと諦めた呟いた
それで良いと暗闇に戻るその黒い手を
力を込めてその手の剣で貫いた

叫び声をあげる暗闇を後にして
少年はただ前を向き歩き始めた
何故だと喚く醜い塊を少年は
飽きたのだと呟いた

僕は 確かに 絶望していた
あんなに人の良い母を見捨てたこの世界に
しかしもう飽きてしまったんだ
この暗闇というぬるま湯に

僕らは戦うしかない
誰かとではなく目の前の明日に
そこに確かな理由などいらない
ただ僕の中で僕が叫ぶんだ

「抗えよ」と
「夢」

知っていた事がある
この道は孤独で満ち溢れている
分かっていた事がある
この道しか歩けないんだと

何も無かったから夢を見たのか
夢を見るべきだから何も無かったのか
もう知る由もないけれど
戻る事はもう出来ないんだ

積み上げられた歴史の裏で
常に名もつかぬ戦いがあった
誰も知らない戦いの中で
流れた涙と血があった

それに応える必要は無いが
それでも戦うべき時は来る
怠けきった僕らの前に
常に登らねばならぬ坂が現れる

考えることを止めるな
常に進化を諦めるな
出来上がったばかりの思想が
捨てられた先を見ろと言わんばかりに

本当は知っていた事がある
この道は孤独で満ち溢れている
君の見ている夢は常に僕の見る夢をかけ離れ
僕の背中はやがて見えなくなるだろう
本当は分かっていた事がある
この道しか歩けないんだと
この道じゃなければ僕は僕を捨て
生きていると呼べない僕になるんだと

それでも

僕は先に行くよ
そこに誰も居なくとも
誰かが逃げてこられるように
僕は超えていくよ
理解などされなくとも
真実を求め続けていくよ
常に真実は残酷で
僕の羽根をもごうとする
常に自由は難関で
僕の足を砕こうとする
それでも僕は先に行くよ
僕の羽根をもごうとするその手は
僕の足を砕こうとするその手は
きっと居なくなった仲間さ
もう戦えない先人が
それでも戦うのかと問うてくるのさ
だから僕は先に行くよ
僕は貴方達を超えていく
ここではないもっと もっと先まで
僕は超えて先に行く
僕らはこの先を超えていく
僕らは戦いをやめない
僕らは負けはしない
負ける訳にはいかない

生きていく為に
「約束の丘」

サヨナラと君が言って
この胸に突き刺したナイフ
僕は泣かなかった
君がもう泣いていたから

これは恋とは言わない
愛とさえ言えない感情
僕は必要としただけさ
君が僕を必要とした様に

世界の始まりに僕は居た
世界の終わりまで居る君を待っていた
この終わらない孤独を
君に繋ぐ残酷な使命を握って

君は笑って現れた
仕方ないねと言う顔をしていた
君は男でも女でも無かった
そして僕もそうだった

真実も正義も語る気は無い
そんな物は最初から無かった
僕らはただ使命を持っていた
ただそれを果たすだけだった

差別する以前に君を知らなかった
知る必要もなかった
そんな物大した理由にはならない
ただ必要だっただけだから

ねぇ いつまでも待っているよ
この丘で待っている
存在を保っているだけだけど
確かにここに僕はいる

神が創ったヒトは神を造り
造った神のために剣を握った
勝ったヒトはやがて神になり
負けたヒトはまた違う神を造った
僕はただ見ていた ただ見ていた
君もただ見ていた ただ見ていた
強いヒトは勝ったヒトを殺したが
神にはなれず悪魔にされて首を斬られた
戦いを止めたヒトは天使になったが
ただの銅像にされ埃をかぶっていった
僕はただ見ていた ただ見ていた
君もただ見ていた ただ見ていた

やがてただ見ていた君が
ヒトの元に落ちていった

生き残りのヒトは混乱して剣を握ったが
殺すべき悪魔も天使も神も見えなかった
やがてヒトはヒトを疑いはじめ
互いの首を斬り落として倒れた
僕はただ見ていた ただ見ていた
君は崩れ始めていた
そしてやがて笑って言った

「私の名前は疫病というらしい」

君は丘に帰ってきた
僕と君には子供が出来た
男か女かは分からなかった
そんな事はどちらでも良かった

僕らは子供に使命を託し
「この丘で待ってるからね」とまた
仕方ないねと言う顔をした
子供も同じ顔をしていた

子供は泣きそうな顔で笑い
僕らに抱きついて言った

「僕の名前は「希望」が良い」と

僕らはただ子供を抱き締めた
「理由など」

僕が君を好きだという事を
君は分かって いる事は分かる
君が僕を好きな事も分かる

でも臆病な僕らすれ違い
間違った苛立ちぶつけ合い
しかもタチが悪いのは
気遣い過ぎて踏み込めもしない

僕は君と友達でもいれるだろう
君も僕が 友達でも
受け入れる事出来るだろう

間違いばかりを繰り返し
何度も夢見た幸せ裏切られた僕らは
こじらせ続けてる恋を見ないふりして
平気な顔して笑うだろう?

それで良いの?

本当に僕が欲しいのなら
傷ついた夜も 不安な夜も
乗り越えて腕を引いて欲しい
ちぎれても良い ギリギリが欲しい
本当に僕を愛すのなら
すれ違いの朝も やり過ごす昼も
吹き飛ばして叫んでみて欲しい
胸が張り裂けるまで 愛を叫んでよ
僕らはもう妥協すべきじゃない
素直になりたいよ 顔を見てたいんだよ
分かってるはずさ常に僕ら
無かったことにして 現実を見てるふりして
常に互いの心を覗くけど
映るのは自分の希望ばかりで
答えなど見つからない
答えは分かってる

ただ ただ ただ そばにいたい
ただ ただ ただ 君が好きだ
ただ ただ ただ 君が愛しい
ただ ただ ただ 初恋のように

理由なんて 実は無いよ
論理なんて 実は無意味だ
ただ ただ ただ ただ

僕ら出会ってしまったから
「太陽」


夜中になると 襲う不安は
きっと孤独だからだけじゃない
ただひたすらに孤独だったなら
もはや不安など感じない

ずっと1人であったなら
気にもしないかもしれない
でも知ってしまったから
欲しくなるんだよ

君と僕を繋ぐものを断ち切るのは容易い
されど躊躇うのはその気持ちに
偽りがないと知っているからだろう
人の心はよく惑わされるが馬鹿ではない
瞬間的に思った事は本当だから苦しいのだ
それはきっと本能的なものなんだよ

もう理屈とかじゃ無いんだよ
本能的にも衝動的にも君が欲しい
君がもう誰かの君でもさ
心の中だけでも埋め尽くされてたい

破滅的で未来の無いこの想いは 何故か
今までのどんな愛より 僕の心かき乱す
届かなくても見えなくても好きなんだよ
馬鹿だね
こんな愛は嫌いだった、嫌いだった筈なのに
いつの間にか君は僕の太陽なの
何故現れたの
隠し続けるこの想いがやがて僕を
滅ぼしても
夜に空を眺めるのは早く君に会いたい
から

叶うわけのない想い抱えて
先の無い夜道をひたすら歩いた
胸が締め付けられる事に
何故か生の実感を覚えてしまいながら
神様は信じてないよ
だってあの子は笑っていない
神様なんているわけないよ
何故あの子を笑顔にしないの

運命だと結論づけられた 不幸
仕方ないと思わせられた 終わらない孤独

悪いが 言わせてもらおう
何の権利があるの 貴方は絶対だからか
悪いが 聞く気は無いよ
貴方はもう絶対じゃない そこを退いてもらおうか

あの子から道を奪うな

この叫びきれぬ 恋心は抑えられない
この書ききれぬ 僕の頭に嫌気がさすよ
この表現の足りぬ 君への想いが時に怖い
この胸を支配して 君の街まで連れて行ってよ

運命なんて嫌いだった 恋愛に置いてはさらに
全て終わるものだと思ってた なのに何故また

チラつく希望

もうやめてよこれ以上 夢中にさせないで
本当にあの子はあの 夢に見てた最後の子なの?
もうこの部屋から 僕の前から
消えることのない 嘘の無い愛だと言うの?

神様なんて信じてないよ
だってあの子は笑っていない
神様なんているわけないよ
あの子から笑顔を奪った

試練も与えたろ

そんなのクソッタレだよ

あの子を守る為ならば

僕は貴方の敵になる

悪魔の勧誘はいらない

僕は僕なんだ
「幸福論」

「所謂「人の幸せ」は自分の幸せではない」
それはとっくに僕には証明されている
それがどれだけ孤独で辛いものであっても
逃れる事が出来ない運命に苦しめられている

その運命は作られた物では無く
常に湧き上がってくる「自分」から吐き出される
どれだけ痛みや喜びを共有しようと思っても
個人主義の現代からは、はじき出され

いつの間にか僕らは1人で成立してしまった
家族や恋人や友人がいなくても手に出来る幸福
なのに矛盾する様に人は人を求め
変に期待をして また裏切られたとほざく

理屈ではない 幸福に
いつも傷つけられる
理論破綻甚だしい
欲し続ける安心感

律する僕を 嘲笑う
様に 愛は問答無用で
「もう愛さない」
その矢先に 現れる最悪の人

理屈を容易く 超えてく
予測不可能な出会いに
失った夢は
いつも胸の奥で燃えている

理屈を踏み 超えていけ
僕らまだ 先にいける
明日にはきっと
今日の答えを突き放せ

理屈ではない 愛情に
いつも揺るがされてる
失った後に
いつも欲しくなる戻らない時


理屈壊し 超えていけ
僕らきっと 先にいける
明後日にはきっと
手にできるものは増えている


理屈いらず 愛してる
だからまたここで会おうね
その時には きっと
もう少し 「家族」になれる

辞められない 逃げられない
「自分」と「誰か」の
最高な幸福論
「無題」

あなたの心を知りたいと あなたの心に触れても
きっと知ることも分かることも出来ないんですね
どれだけ寂しく感じても 自分を幾ら叫んでも
あなたがそれを聞いてくれはしないから

あなたの事離したくなくてあなたを自由にさせました
あなたは案の定簡単に 私を見限っていなくなった
あなたとずっと一緒にいたくて あなたしか見てなかった
あなたは案の定重いって 怖い目をして私を捨てました

僕らは矛盾を抱えて それに苛立つが
矛盾があるのが人間だと知っている
そんな人間を汚いと感じながら
綺麗なものは要らないと知っている

知らないから永遠に語らっていたくて
知らないから永遠に不安は募る
触れられないから永遠に愛おしく
触れられないのが永遠に悲しい
自由を与えられても手に余り
縛られると息苦しく逃げたくなる
好きだからいつも怖いのに
怖さがないと好きでいられない
安心したくて言葉重ねるのに
不安定じゃないと燃え上がれない

だから私は貴方にもう近づかない
貴方を知らないまま愛していくわ
貴方が私を知らなくても いいの
貴方に求めることはないの

貴方が幸せなら良いの
会わないのが私が幸せになる方法なの

矛盾した鏡の中の自分が首を振った
「無題」

苦労した話は嫌いです 苦労した覚えもないし
世間が可哀想だとは思いません
多少は辛いことが多くて当たり前です

恋愛なんて傷つくものです 失恋で死ぬことなどありません
世界なんて厳しいものだから
多少は現状を我慢して当たり前なんです

でも何故かたまに泪が止まりません
この恋が 思いが自分の全てになった気になって
私の全てを失った気になるのです
もう全てが終わった気になるのです
でも苦しみは終わらない気になるのです

ただ ただ 愛してただけよ
ただ ただ 幸せを願ったの
ただ ただ その隣にいるのが
私であればいいなんて

ただ ただ 夏の終わりの
ただ ただ 暗い夕暮れの
ただ ただ 終わらない海の
目も届かない波の果てのようさ
何故か泪が止まらないの

ありえない 幸せを手にして
ありえない 可能性にすがって
ありえた 未来にバカみたいに驚いて
何故かこんなに泣いちゃうんだもん

ただ ただ 愛してただけよ
ただ ただ 一生懸命に
ただ ただ 青春は終わっただけなのよ
祭りのあとは 悲しいだけ

それでも また愛したいの
それが貴方じゃないだけなのよ
あの夏を忘れない 誇りさえ持てるのよ

「さよなら」

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