石見地方に横路という地名が散見され、幾つかの横路家が存在する。
これらの横路家は広島の横路家とは別系統であることが取材で判明しているが、菩提寺の炎上で詳細は不明な点が多い。
横路家文書というキーワードでインターネットを検索したところ、興味深い記述を見つけたので、以下記載します。
※尚、著者は「横路」を「よこみち」と読んでいる可能性がある。
「資料の声を聴く」から引用
温泉氏と片山氏・横路氏連署状
周布家文書に天文１０年１０月２３日片山土佐守繁幸、横路帯刀左衛門吉路連署書状がある（萩閥百二十一ノ四−290）。宛名にみえる周布兵部少輔は周布氏庶子の兼�遒如∧匯魁ΣＯ�両氏が御判并御奉書に任せて福光郷内河下・湊両所５０貫文の地を打渡したことを伝えるとともに、披露するよう依頼している。
関係するものは、天文１０年１０月９日太宰大貳大内義隆書下（御判、萩閥169）とそれを承けた同年１０月１９日問田隆盛書下（御奉書、萩閥170）である。
この片山・横路氏については、天文１２年１２月１３日（温泉ヵ）定永書下（市山山根家文書、湯浅家所蔵）に関連して、同日に連署證文が出されている（文書そのものは伝わらず、山根氏由緒書による）。
定永書下は、邇摩郡中郷村并於市町鋳物商賣之事を山根氏に安堵するとともに、山根経安から申し出のあった「当国鋳物司存知之旨」についても了解したことを伝えている。片山土佐守繁幸・横路宮松丸連署證状についても同内容のものと思われる。
さらに、天文２０年４月２９日には温泉信濃守�歪垢�、当（温泉）津鋳物商賣頭領之儀を望んだ山根経安に対して、了解している（書下、河本山根家文書、志賀槙太郎氏所蔵）。
そして翌３０日には片山土佐守繁幸と横路孫三郎盛乗が、経安が真継宗弘から石見国鋳物師頭領に補任されたことを承けて、当（邇摩）郡鋳物師之事は存分に任せるよう伝えている（書下）。
山根氏由緒書では、両者を温泉�歪垢硫反辰箸靴討い襪�、２つの文書の表現の違いが気になるところである。
ともあれ、片山・横路両氏は、温泉氏とともに、大内氏の下で、邇摩郡内の権限を安堵する立場にあったことは確かである。なお、付け加えると、横路氏は大家西郷内横道を苗字とする横道氏の一族である可能性が高い。
これらの横路家は広島の横路家とは別系統であることが取材で判明しているが、菩提寺の炎上で詳細は不明な点が多い。
横路家文書というキーワードでインターネットを検索したところ、興味深い記述を見つけたので、以下記載します。
※尚、著者は「横路」を「よこみち」と読んでいる可能性がある。
「資料の声を聴く」から引用
温泉氏と片山氏・横路氏連署状
周布家文書に天文１０年１０月２３日片山土佐守繁幸、横路帯刀左衛門吉路連署書状がある（萩閥百二十一ノ四−290）。宛名にみえる周布兵部少輔は周布氏庶子の兼�遒如∧匯魁ΣＯ�両氏が御判并御奉書に任せて福光郷内河下・湊両所５０貫文の地を打渡したことを伝えるとともに、披露するよう依頼している。
関係するものは、天文１０年１０月９日太宰大貳大内義隆書下（御判、萩閥169）とそれを承けた同年１０月１９日問田隆盛書下（御奉書、萩閥170）である。
この片山・横路氏については、天文１２年１２月１３日（温泉ヵ）定永書下（市山山根家文書、湯浅家所蔵）に関連して、同日に連署證文が出されている（文書そのものは伝わらず、山根氏由緒書による）。
定永書下は、邇摩郡中郷村并於市町鋳物商賣之事を山根氏に安堵するとともに、山根経安から申し出のあった「当国鋳物司存知之旨」についても了解したことを伝えている。片山土佐守繁幸・横路宮松丸連署證状についても同内容のものと思われる。
さらに、天文２０年４月２９日には温泉信濃守�歪垢�、当（温泉）津鋳物商賣頭領之儀を望んだ山根経安に対して、了解している（書下、河本山根家文書、志賀槙太郎氏所蔵）。
そして翌３０日には片山土佐守繁幸と横路孫三郎盛乗が、経安が真継宗弘から石見国鋳物師頭領に補任されたことを承けて、当（邇摩）郡鋳物師之事は存分に任せるよう伝えている（書下）。
山根氏由緒書では、両者を温泉�歪垢硫反辰箸靴討い襪�、２つの文書の表現の違いが気になるところである。
ともあれ、片山・横路両氏は、温泉氏とともに、大内氏の下で、邇摩郡内の権限を安堵する立場にあったことは確かである。なお、付け加えると、横路氏は大家西郷内横道を苗字とする横道氏の一族である可能性が高い。
|
|
|
|
コメント(1)
姓氏家系大辞典 (1963年) 太田 亮著によれば、横路家は石見の横道家の一派となっているが、太田氏は横路を「ヨコミチ」と読んでおり、致命的なミスを犯している。恐らく、このウェブサイトの著者も、この太田氏の著作を参考にしていると推測される。横路をヨコミチと読ませる一族は明治以降、北海道に移住した横路家と、近世、ヨコジから読みを変えた家しかない。
「横路」が古代縄文語で蕗を表すならば、中国地方に限らず全国に分布してもよさそうだが、西中国山地を中心にして広島・島根・岡山に集中している。
広島の横路家は広島県立文書館所蔵の「横路家文書」により550年の歴史を遡ることが出来るが、石見の横路家に関しては幾ら電話取材を繰り返しても、まるでその出自について見えてこない。唯一、太田亮の姓氏家系大辞典 (1963年) に横路（ヨコミチ）は石見の横道と同じと記載されているのみである。そのところ件の周布家文書に横路帯刀左衛門吉路なる人物を見ることとなった。一体何者なのだろうか？
大家西郷内横道の横道家からは尼子十勇士の横道正光が出ており、その子孫は埼玉県川口市と鳩ヶ谷市の合併を取りまとめた横道清孝氏。現在に続くその横道家の家紋は福屋氏と同じ。横道氏が藤原北家流御神本氏の一族であることを証明している。しかし横路家でその家紋を持つ家はない。石見の横路家にこの家紋を継いでいる家がもしあれば、それは横道（よこみち）と横路（よころ）を結ぶミッシングリングとなる。
http://www2.harimaya.com/sengoku/html/hukuya.html
そもそも石見の横路家の菩提寺であった国分寺は、尼子再興を狂信的に展開した山中鹿之助が甑山に布陣した際、国府町内にあった他の神社仏閣とともに焼き払い、全く姿を消してしまった。
http://www.kokufu.com/kanko/soseki.html
しかし横道兄弟が横路と関係があったならば、鹿之助に帯同し縁者の菩提寺を焼き払うなどといった愚行に及ぶだろうか？私は血の繋がりはないと考えるが如何だろうか？
「横路」が古代縄文語で蕗を表すならば、中国地方に限らず全国に分布してもよさそうだが、西中国山地を中心にして広島・島根・岡山に集中している。
広島の横路家は広島県立文書館所蔵の「横路家文書」により550年の歴史を遡ることが出来るが、石見の横路家に関しては幾ら電話取材を繰り返しても、まるでその出自について見えてこない。唯一、太田亮の姓氏家系大辞典 (1963年) に横路（ヨコミチ）は石見の横道と同じと記載されているのみである。そのところ件の周布家文書に横路帯刀左衛門吉路なる人物を見ることとなった。一体何者なのだろうか？
大家西郷内横道の横道家からは尼子十勇士の横道正光が出ており、その子孫は埼玉県川口市と鳩ヶ谷市の合併を取りまとめた横道清孝氏。現在に続くその横道家の家紋は福屋氏と同じ。横道氏が藤原北家流御神本氏の一族であることを証明している。しかし横路家でその家紋を持つ家はない。石見の横路家にこの家紋を継いでいる家がもしあれば、それは横道（よこみち）と横路（よころ）を結ぶミッシングリングとなる。
http://www2.harimaya.com/sengoku/html/hukuya.html
そもそも石見の横路家の菩提寺であった国分寺は、尼子再興を狂信的に展開した山中鹿之助が甑山に布陣した際、国府町内にあった他の神社仏閣とともに焼き払い、全く姿を消してしまった。
http://www.kokufu.com/kanko/soseki.html
しかし横道兄弟が横路と関係があったならば、鹿之助に帯同し縁者の菩提寺を焼き払うなどといった愚行に及ぶだろうか？私は血の繋がりはないと考えるが如何だろうか？
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
全国よころさん分布調査班 更新情報
-
最新のイベント
-
まだ何もありません
-
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
