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刑事コロンボ研究コミュの断たれた音

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ギリスが脚本を書いているにもかかわらず、この体たらくはなぜなのだろう。『ロンドンの傘』からここに到るまでに何があったのか。
ストーリーなど書くまでもない。チェスチャンピオンが復帰した前チャンピオンに、決戦前夜、レストランで対戦し、勝てないことを確信して、殺してしまうという他愛ない話である。前チャンピオンがロシアから来ているところなどが、時代背景があって面白い。また、殺しの偽装工作が、逆に勝てないことを確信した前チャンピオンが絶望して逃げたことに見せかけようとするなど、工夫が凝らされているが、それがどういう意味を持つのだろうか。犯人のクレイトン(ローレンス・ハーベイ)が負ける夢にうなされる演出などは笑止である。おそらく、動機が甘すぎるのを精神的に追い詰められていることでカバーしようとしたのであろうが、いくら何でも、勝負の世界に生きてきた人間がこんなことで人を殺さない。そこまではいいとしても、とにかく最後の落ちは何だろう。これでは止めを刺さなかった理由(それもかなり状況証拠)を解明しただけではないか。コロンボが犯人に目をつける理由であれば合点がいくが、これを決め手としては見ている方が悲しくなる。
主演は『ロミオとジュリエット』、『アラモ』などで名を馳せたローレンス・ハーベイ、リアリティ迫る演技力はさすがである。『黒のエチュード』に続き、コロンボの犬も再び登場する。解明の手がかりを犬の偶然の行動によって得られるが、これもこじつけの感は強い。
いずれにしても、この程度の作品を出して欲しくはなかった。

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