70年以上昔に書かれた「幼年期の終わり」というアーサー・C・クラークの傑作SF小説があるのです。
小説の中では、非常に高度な文明を持った知性体が、地球に飛来し、人類に進化するように諭すのだよ。
「差別をしてはいけない」
「戦争をしてはいけない」
「動物を虐待してはいけない」
知性体は、武力で制圧しようとせず、ただ諭すだけなのです。
しかし当然、いうことを聞かない国もあるわけですな。
人種差別をやめない国では、太陽の光がまったく届かなくなるという異常事態が発生するのです。
知性体の高度なテクノロジーによってね。
スペインでは、闘牛が行われているよね。
ウシにナイフを突き立てる競技ですな。
その闘牛会場で、ウシにナイフが突き立てられた瞬間、闘牛会場にいた人々すべてが、ウシの痛みを共感するのだよ。
やはり、知性体の高度なテクノロジーによってね。
やがて人類は、平和と豊かさを漫喫する黄金時代に突入していくのでした。
なぜ、知性体は人類を進化させようとするのか?その真意は?
という、三島由紀夫も絶賛したSF作品の金字塔です。
私自身は、この小説とは別のシナリオが、人類にはあると考えるのだがね。
宇宙の知性体による高度なテクノロジーはさておき、強力な共感によって、虐待や戦争がなくなるというのは、あり得る話なのだ。
おそらくそれは、強力な共感能力を持つシャーマン的な女性たちによって起こると、私は思っているのだよ。
理論や理屈をこねて戦争を正当化する、ポンコツな男たちではダメなのだ。
言葉や理屈ではない、地球規模の共感を発生させる女性の力が必要なのだよ。
たとえば、邪馬台国のヒミコさんが、そうだったのかもだね。
彼女は強力な共感能力で、争っていた人々の心をまとめ上げたのだよ。( ̄▽ ̄)
そんな女性たちの力が、今、目覚めようとしているのだ。
今年の後半からは、それが表面化し始めると、私は思うのだよ。
私は彼女たちのことを、「月の巫女」と呼ぶことにしよう。( ̄▽ ̄)
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