mixiユーザー(id:17855561)

2024年03月29日00:02

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本当は僧なんだね

1970年代に発売された【超合金】と呼ばれる大ヒットしたオモチャがありました。
【マジンガーZ】や【ロボコン】といった当時の特撮やアニメのヒーローが亜鉛合金で作られたオモチャで、
数多くのヒーローたちが商品化されたんですが、その中で唯一、
歴史上の人物で超合金になったのが【一休さん】なんですね。


かなり思いきった商品化だと思いますが、発売価格は1300円、さほど売れなかったようですね。
しかし今はオモチャのお宝に高値が付く時代ですから、売れなかった物ほど高値が付く可能性が強いですよね。
一休さんの超合金を持っている方はきっと【坊主丸儲け】でしょうね。


当時【一休さん】は、
アニメで296話も放送されているわけですから、ご覧になった方は多いと思います。


毎回繰り出される奇想天外なトンチに、ワクワクしながら見たんじゃないかと思いますが、
そのほとんどのエピソードは創作だったわけですね。


2016年にNHKのEテレで『オトナの一休さん』という
五分間アニメが放送された事をご記憶の方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

このアニメは、実在の一休宗純の型破りエピソードを、
史実を元に構成するという、まさに【リアル一休さん】とも呼べるアニメだったんですね。


初回が『クソとお経』という凄いタイトルで、弟子たちが読経をしているところに、
一休さんが、出したばかりの一本糞を持って登場するんですね。


その下には何とお経が書かれた書物があり、
兄弟子が激怒すると、一休さんは『無縄自縛だな』と言い放ち、
『経をありがたいと言った時点で、何かに縛られる事になる。
世間や常識、ありもしない縄に縛られず、
自分の答えを見つけるのだ』と説いたという凄まじい話なんですね。
これをEテレで流すあたり、NHKもかなり攻めてる感が強かったです。


この先、大人のやり方でピンチを切り抜ける
【大人の一休さん】というアニメが作られたりしましてね。


橋の前に立てられた『この橋渡るべからず』という看板を見て、
その横に突貫工事で橋を作らせて、悠々と渡ってくるとか、
『屏風からトラを追い出せ』と言われて、業者からトラを買いつけてくるという、
大体お金で解決するという結末になるもんですから、
見ていた人が見終わった後、みんなモヤッとしちゃうんですね。


実際に一休さんみたいな知恵者がそばにいたら頼もしいですが、
トンチでトラブルの解決法をアドバイスしてくれるサービスを、
電話会社が始めたら面白いですよね。
ダイヤルは当然、193(一休さん)でしてね。


「遅刻の良い言い訳ありませんか?」
「目の前を大名行列が通ったので、土下座していて遅れましたというのはどうですか?」
とか、
「浮気がバレそうなんですけど、どうしたらいいですか?」
「ダッチワイフを出してきて『これは浮気じゃなくて浮き輪だよ』と言ってみては?」
なんてな感じでアドバイスしていけば、結構電話が殺到するんじゃないですかね。


微笑亭さん太
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