mixiユーザー(id:2173139)

2022年06月05日22:49

89 view

西洋絵画と落語と文楽

2泊3日で大阪遠征。美術館と寄席と文楽劇場を巡ってきました。

■6/3(金) モディリアーニ展 (大阪中之島美術館)

今年春に誕生したばかりの美術館。展示の途中からモディリアーニではなく、ゆかりの画家の作品が並ぶようになって、「あれあれ? まだモディリアーニの代名詞ともいえる『首長絵』もあんまり出してないのに」と不安がよぎったのですが、最後のパートにこれでもかと展示されてました。

開館記念の企画展にふさわしい、流石の内容だ思います。

■天満天神繁昌亭 6/4(土) 昼席
牛ほめ (桂枝之進)
狼講釈 (林家染八)
あこがれの町家ぐらし (桂三風)
書生節 (旭堂南海・宮村群時)
てんしき (露の新治)
- 仲入り -
替わり目 (笑福亭喬若)
ジャグリング (渡辺あきら)
コスプレ (笑福亭福笑)

上方落語の寄席ははじめてで、けっこう新鮮でした。とくに「書生節」は初めて知りました。明治〜大正期に大学生がバイオリンを弾きながら、社会風刺の歌を唄うというのが流行ったそうで、当時のスタイルを真似て学生帽に着物という出で立ちでご登場。愉快で軽いです。

繁昌亭の座席は「お」の列から段差が付くんですね。覚えておきます。あと演目を貼り出してくれるの助かります。新作は題名分からないこともままあるので、東京でもやって欲しい...。

■6/5(日) 大人のための文楽入門
文楽入門
- 仲入り -
仮名手本忠臣蔵
 五段目: 二つ玉の段
 六段目: 身売りの段
 六段目: 早野勘平腹切の段

国立文楽劇場も、今回はじめてでした。東京で文楽を演るときは、国立劇場の小劇場のほうを使ってますが (大劇場は歌舞伎です)、大阪の国立文楽劇場のほうが広いし、字幕も舞台上に大きく表示されてすごく見やすい。文楽の中心地だけのことはあります。

文楽の入門解説に続いて、仮名手本忠臣蔵の5段目後半と6段目を鑑賞。「二つ玉の段」は、落語「中村仲蔵」でもお馴染み、斧定九郎が出てくる幕です。前日に Wikipedia であらすじを一通り読んでおいたのが功を奏し、今回はだいぶ浄瑠璃 (義太夫節) の台詞も聞き取れました。これくらい分かると、文楽は楽しさがいっそう増します。
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年06月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る