mixiユーザー(id:4626097)

2021年03月15日16:37

78 view

都会の娘と地方出身者の娘

今日はイオンシネマ板橋で「あのこは貴族」を観てきました。

監督:岨手由貴子

配役(役名):門脇麦(榛原華子)、水原希子(時岡美紀)、高良健吾(青木幸一郎)、石橋静河(相良逸子)、山下リオ(平田里英)、高橋ひとみ(幸一郎の母)、山中崇(華子の義兄)他。

物語は2016年の元日から始まります。
開業医の娘・華子は彼氏と別れたその足で実家の新年会が開かれる料亭へ駆けつけますが、跡取りが欲しい家族は華子に医師との見合いを勧めます。
しかし、見合い相手は華子が気に入るような男性ではありませんでした。
華子の友人たちは知人の男性2人を紹介するものの、何れも華子とは縁遠い人たちでした。

そして姉が経営する会社の顧問弁護士をしている幸一郎を紹介され、2人は見合いをします。
幸一郎は気遣いの出来る好青年で、2人の交際が始まります。
幸一郎は廻船問屋の荷枯れを組む名家の令息で、身内には政治家がいるような家柄でした。
幸一郎の別荘で華子はプロポーズされ宇宙展になっていた華子のスマホに美樹という女性から憶えのないラインメッセージが入ります。
美紀は富山出身で慶大で幸一郎と知り合い、都合のいい女としてだらだらとした関係が続いている女でした。
在学中に父が失職し、学費を稼ぐ為にキャバクラで働き、そこで知り合った客に紹介された会社で働いています。

華子の友人逸子はバイオリン奏者で、美紀の会社が主催したパーティーで演奏をし、美紀と知り合い、美紀と華子を引き合わせます。
そして美紀は幸一郎と縁を切る事にし、幸一郎にその事を伝えます。

華子は幸一郎との結婚式を滞りなく終え、自宅に友人たちを招いて逸子の話題で盛り上がります。

美紀の友人里英はひとりで生きて行く覚悟を決めた女性で、起業することにし、美紀を共同経営者に誘います。

幸一郎の祖父が亡くなり、青木家は遺産相続問題で揺れ、幸一郎の叔父は政治家で、幸一郎は叔父の秘書となり、やがては政治家への道を歩くことになる事を華子は聞かされます。
姑からは跡継ぎを作る事を迫られ、華子は重圧を感じ義兄や母に相談しますが、2人とも名家の事情をよく心得ていて華子を諭します。

タクシーに乗っていた華子は自転車をこいでいる美紀を見かけて、美紀を呼び止めると美紀の部屋へ案内されます。
そして、良い夫に出会えた事を諭されますが、その後華子と幸一郎の結婚生活は破綻してしまいます。

美紀は里英と都会の夜景を眺めながら、地方出身者の憧れで作られたモダンな東京の光景を堪能するのでした。

1年が経ち、華子は逸子のマネージャー業に就き、逸子の公演会場に来ていましたが、そこは幸一郎の選挙活動地域であり、偶然2人は再会するのでした。

予告編を観た時には、都会のお嬢様育ちの娘に地方出身の庶民の娘が好青年を巡っての暗闘でも仕掛ける話なのかと思っていましたが、立ち位置の大きく異なる2人の女性の生き様を描いた作品でした。
生きづらい現代の人間を描いているようなお話でした。

公式サイトURL
https://anokohakizoku-movie.com
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年03月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る