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2020年08月06日23:51

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どの辺りが境界線なのか?

■ベイルートで非常事態宣言 日本人が体験した爆発の瞬間
(朝日新聞デジタル - 08月06日 10:25)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6184727

火事が起こってるので煙の元を撮影してたら大爆発・・・って動画がいっぱい出回ってるので、爆発がいろんな角度から撮られてて、すごいわよね、これ。

で、ベイルート。昔は地中海のパリとも言われてた街だし、アラブ系でいい男がいっぱいいそうなので、「引退場所としては?」って思ってググったら、Retire in Lebanonで出てくるのは、ペンシルバニアにあるレバノンって街のシニアコミュニティの話が多くって。で、出てきたのがこの記事。「皆この惨めな生活から逃げ出したいと思ってる」って話で。あー、やっぱり引退先としてはダメなのね、って思ったわ。

https://www.theguardian.com/world/2016/apr/06/lebanese-refugees-nobody-wants-stay-lebanon-miserable-life

でもさ、レバノンって中進国というか、Middle Income Countryよね?どんな感じよ?と思って見てみたら(https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_GDP_(nominal)_per_capita)、アメリカで引退先として宣伝されるウルグアイ(49位・IMF名目順序、以下同じ)、パナマ(52)、コスタリカ(58)、日本人に人気のマレーシア(62)よりちょっと下で、レバノン67位、タイ(80位)より上。でも、購買力平価でみると、マレーシア(43)やタイ(63)が格段に順位をあげるのに、ラテンアメリカ諸国や、レバノン87位と20も順位を下げる。ってことは物価高い、ってことよね。

ま、タイとか東北部の田舎がド貧乏でバンコクは都会でお金持ちなので、バンコクの物価と比べたら、タイもそんなに順位を上げないんだろうけど。でも、やっぱり購買力平価で50位位までがインフラもちゃんとしてて、アタシのような人間が住める境界線かしらね?

それにしても、レバノン。アタシの中のレバノンの思い出と言えば・・・・

1.82年のイスラエル侵攻、パレスティナ人キャンプでの虐殺

丁度、NYCのインターナショナルハウスに住んでた時で、虐殺の写真を図書館である「世界」の雑誌で見たり、I-Houseのエレベーターでイスラエル人、レバノン人2人、アタシが乗り合わせたら、レバノン人がイスラエル人を怖い顔で黙って睨んでた。

この虐殺に関しては、Waltz with Bashirがいい映画だったわね。



2.フィリピンでのクーデター未遂

89年だったか?90年だったか?マニラにいる間に数回クーデター未遂があったけど、一番大きかったやつ。その時丁度ダイビングでマニラから2時間程離れたリゾートに行ってて、マニラに帰れなくなったの。一緒に行ってた、日本人・アメリカ人数人。アメリカ理事室のRichというヤナ奴の奥さんがレバノン人で、「クーデター、銃撃戦」というのでフリークアウトして気が狂ったようになってたのを見て、「レバノン出身だから、戦争を経験してるから、リラックスしてる俺らと反応がちがうんだろうな」とアメリカ人ポールが言ってた。

3.2018年アカデミー賞ノミネートのCapernaum

子供がレバノンのスラムで酷い生活をしてるんだけど、「僕ら子供にも人間らしく生きる権利がある」と親を訴える話。すっごくいい映画で、外国語賞ノミネートなのに、内輪ゲームのアカデミー賞、メキシコの、以前にもオスカー取ったことあるAlfonso CuaronのRomaにオスカーが行って逃したこと。アタシとしては5本のノミネートの中で一番よかった。



最初、日本語の予告編を貼り付けたけど、ナレーションがウザいので、アメリカ版に替えたわ。なんで日本の予告編はナレーションばっかりなの?

この映画を観た後、映画館のロビーで、チャーリーと「ベイルートって地中海のパリじゃなかったの?」と言ったら、前にいたレバノン人のお姉さんが、「もっときれいな街よ。この映画はスラムを描いてるからこういう風になってるけど」とムキになってたのが面白かったわ。ま、同じ年のノミネートが万引き家族なので、あれで「日本って先進国じゃなかったの?」って誰かが話してるのを聞いたら、ムキになる日本人もいるだろうから、それはそれでわかる。

4.水越恵子、エアメール

1981年、バークレーへの留学から帰って来て、大学最後の一年、住んだのが西荻のアパート。高校の時の友達で明治行ってる子が荻久保に住んでて、よく寄ってたんだけど。その子が水越恵子ファンで(あと石黒ケイとかも)、「あの人は今〜、ベイルート〜」の歌を聞いて、「このご時世にベイルート?」とかも思ったり。バークレーで途上国の開発のことに興味が出て、世界中の情勢にも敏感になって。ちょうど内戦が始まって、ってころなのよね、この歌の出た1970年代末。その頃はまだ就職するか、大学院行くかで迷ってて、開発のことに興味があったので就職するんなら途上国行ける商社かしらね?とも考えてたり。なんか、この歌の中では、青い地中海の見えるテラスでコーヒーブレーク?って感じでまるで平和なベイルートなんだけど、ただの語感で選んだのかしらね、ベイルート?バブルのまだ始まる前の日本、当時としては、ユーミンのバルセロナ、バルセロナで始まる地中海の感傷と飛んでイスタンブールとかで地中海が人気だったのかしらね?なんか78~79年って外国題材にした歌多かったわね。



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