今日の配信は心に来るものがあった。
ゲーム部プロジェクト、高校生のバーチャルユーチューバーがポケモンでてっぺん目指す。
そんな触れ込みで一時期40万人を熱狂させたコンテンツである。
演者とプレイヤーを分ける手法でスーパープレイを多く魅せるコンテンツに仕上げていた。
結局旧会社組織のハンドリング含めマネジメントに問題がありビジネスモデルは崩壊し今は演者のみで「夢咲楓」を名乗り配信を続けていた。
そんな彼女の涙ながらに語る言葉。
「私という人をポケモン好きという形で好きになってくれる方が多くて、それをずっと大切にしたいけれど」「ポケモンとか可愛いと思うけど」
「もうポケモンできなくなっちゃいます、できません」
声を震わせそう言い切った。
たぶん彼女の言うポケモンできないは「技術を伴った演技」はできない事なのだろう。
正直ほっとした、二代目の彼女は延々先代の築いた偉業に押しつぶされながら演じている姿から解放されることに。
声を震わせながら、必死に絞り出す言葉を「よく勇気を出していってくれたな」と思った。
今後はもっとご自身のやりたい事を楽しくやってどんどん伸びていってほしいと思います。
「ポケモンが強く世界一を目指す高校生夢咲楓」っていう幻想と設定を断ち切ってくれた事に感謝です。
そしてもう半分は、この解放感と矛盾する詰まる感じ
英雄の死とでもいうのだろうか。
なんとなく熱中し追いかけていたヒーローみたいなものが死を迎える瞬間の喪失感であろうか。
強さは熱狂する要素の一つだと思う。
でもその強さ誇示し演技する二人で一役のキャラは存在しない、人件費コスト的にもね。
ただ演者が背負うには大きすぎる問題だ。
過去の偉業に熱狂した30万の人に「それらがもとめるエンターテイメントは提供できない」
技術的に。
だから今回ので良かったんだと思う。
観に行く頻度減っちゃうかもだけど、それでも今まで先代が築いてきたものに押し潰されずに二代目の演者さんの心が穏やかに配信をすすめられるようになると思うと、純粋に嬉しい。
頑張れ!
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