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2020年06月06日05:46

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お祭りの本質

『お祭りの本質』

コロナ禍の中で、
予定されていたイベントやお祭りが、
次々と中止になりました。

現代のお祭りといえば、
年間行事の中にある、風物詩的なもの、
というくらいの意味合いかもしれません。

お祭りがないと、何となく寂しいし、
仲間との日常と違う交流が与えられて、
楽しいから、多くの人はお祭りに参加します。

また、お祭りの主催者や関係者にとっては、
お祭りが開催される事によって人が動員され、
収入を得るきっかけになります。

そして、経済活動が活性化され、
社会に好循環が生み出されます。

しかし、もともとお祭りを開催する意図は、
楽しみのためでも、
経済を活性化させるためでも、
ありませんでした。

結果的に、その様な効果はあるかもしれませんが、
それは、本質ではないのです。

お祭りとは、基本的に、
何かを記念するための行事です。

そして、記念するある出来事について、
その記憶や、語り継がれている事などを、
誰かと共有し、喜び合うのが、
お祭りの本質です。

共通の思い出を、語り合い、
喜び合う事の出来る仲間がいることを、
定められたときに、思い返すことの出来る日が、
お祭りです。

毎週日曜日に、キリスト教会では、
日曜礼拝が行われます。

これも、一種のお祭りです。

イエス様によって救われたという事を、
共通の思い出として、
日曜日ごとに、思い返すことが出来ます。

今、コロナ禍の中で、
日曜日ごとに、教会に集まるという事が、
できにくい状況です。

しかし、同じ場所に集まれなくても、
定められた時間に、思いを一つにして、
礼拝に臨むことが出来るのなら、
それは、お祭りの本質から離れてはいません。

同じ記憶を共有し、
喜び合える人がいるとは、
とても価値のある、大切な事です。

気の利いたことが何もできなくても、
思いを一つにでき、
共同体の一員として数えられる事は、
掛け替えのない喜びです。

何となく楽しいから集まり、
経済の循環を生むという事で、
これまでお祭りやイベントが、
もてはやされてきたかもしれません。

しかし、コロナ禍を体験した社会の中で、
これから注目されるのは、
経済の循環を生むことよりも、
人が人同士、互いの事を大切にし、
喜び合うために時間を共有する、
という事かもしれません。

是非、最寄りのキリスト教会にご連絡ください。
何らかの良い出会いがあると思います。

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