…正午まで、アルバイト。
ようやく緊急事態宣言が解除になった!
さっそく、白金高輪の高輪図書館に本とDVDの返却に行く。なんと、貸し出しはまだダメなんだそうな。…ガッカリ。
帰宅後、DVDでガイ・ブレントンとリンゼイ・アンダーソンの共同監督のイギリスの短篇ドキュメンタリー映画「木曜日の子どもたち」と、キャスリン・ビグロー監督の「ブルースチール」を観ました。
☆「木曜日の子どもたち」(1954)監督 ガイ・ブレントン、リンゼイ・アンダーソン
『聴覚障害児のための学校に通う子どもたちの姿を捉えた短篇ドキュメンタリー作品。
「 if もしも… 」「オー!ラッキーマン」等の作品で知られるリンゼイ・アンダーソンとガイ・ブレントンが共同でメガホンを取る。
またナレーションを「史上最大の作戦」「イグアナの夜」等の作品で世界的に認められる前の、イギリス出身の名優リチャード・バートンが担当している。
1954年度アカデミー短篇ドキュメンタリー賞を受賞。』
1950年代のイギリスの聾学校の年少組の授業風景を追った、22分間の短篇ドキュメンタリーです。
…とにかく、子どもたちの可愛らしさにヤられちゃいました。無邪気な笑顔に、見ているこちらもついつい微笑んでしまいます。
タイトルは、イギリスらしく “ マザーグースの歌 ” の一節から採られたもの。
“ 月曜日の子どもは器量良し
火曜日の子どもは品がいい
水曜日の子どもはべそをかき
木曜日の子どもの道は遠い…… ”
…そう、木曜日の子どもたちの道は遠いのです。
『彼らと私たちの世界が違っても
等しく幸福であるはずだ。』
☆「ブルースチール」(1989)監督 キャスリン・ビグロー 出演 ジェイミー・リー・カーティス、ロン・シルヴァー、クランシー・ブラウン、エリザベス・ペーニャ、ルイーズ・フレッチャー、フィリップ・ボスコ、ケヴィン・ダン、リチャード・ジェンキンズ
ニューヨーク・ポリス・アカデミーを卒業、夢だった警官になったメーガン・ターナーは、パトロール中にスーパーマーケットの押し入り強盗を目撃し、彼女は犯人を射殺する。その強盗犯が撃たれたときに銃を落とすが、その現場にたまたま居合わせ、床に伏せていたユージン・ハントが懐に入れてしまう。
その現場から犯人の銃が発見されず、はっきりとした証言を得られなかったことにより、メーガンは過剰防衛の疑いがかけられ停職処分をうけてしまう。
その事件以降、深夜の無差別殺人が起きるようになる。殺人課のニック刑事の監視のもと、混乱の日々を過ごすメーガンは、ある雨の日、ユージンと出会う。
ユージンの正体を知らないメーガンは、やがて彼と恋に落ちるが……。
「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」などで知られるキャスリン・ビグロー監督の初期のサイコ・ミステリーです。
ジェームズ・キャメロン監督の奥さんですね。
タイトルの “ ブルースチール ” とは「酸化焼き入れ処理を施した鋼 (はがね) のことであり、銃器のさび止め表面処理として用いられることから、“ 銃 ” そのものを指す言葉」なのだそうです。
… “ 銃を使って人を殺す ” ということに快感を覚え、まるでアルコールや薬物の中毒になるような、そんなごく普通の証券マンの心の “ 闇 ” を描いた作品です。
女性監督らしくない、ハードでクールな演出は、キャスリン・ビグロー監督の真骨頂でしょう。
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