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2020年03月21日15:04

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歎異抄第4条

【原文】
慈悲に聖道・浄土のかわりめあり。
聖道の慈悲というは、ものをあわれみ、かなしみ、はぐくむなり。
しかれども、おもうがごとくたすけとぐること、きわめてありがたし。
浄土の慈悲というは、念仏して、いそぎ仏になりて、
大慈大悲心をもって、おもうがごとく衆生を利益するをいうべきなり。
今生に、いかに、いとおし不便とおもうとも、
存知のごとくたすけがたければ、この慈悲始終なし。
しかれば、念仏もうすのみぞ、すえとおりたる大慈悲心にてそうろうべきと云々

【私感】
「いそぎ仏になりて」の解釈が難しいですね。
この句がなければ、「仏の慈悲で救われる」ということになるのですが・・・
大谷派の歎異抄研究会では、慈悲を「愛」と訳しています。
聖道の慈悲=人間の思いを中心とした愛
浄土の慈悲=人間の思いを超えた愛
私は自殺関連の日記で、この第4条を書くことが多いです。
「思うが如く助けとぐる事 極めて有難し」
自殺をしようとした人を助けて、警察に表彰されたなんていう記事が載りますが、
その人は「本当に助かったのか」という疑問です。

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