2022年から採用予定の新しいラリーマシンですが、それについてティエリーが苦言しています。
彼の指摘事項を見ると確かに現行マシンからスペックダウンしている。
・センターデフの廃止
・ホイールストロークの短縮
・トランスミッションの段数を5速へ減少
・エアロダイナミクスの規制変更
特にこの中でマズいと思うのはセンターデフ廃止とホイールストロークの短縮。
この二点は明らかにスペックダウンに繋がるでしょう。
センターデフの廃止は先日のMSC後の発表と同時にメディアが伝えましたが、その時から何考えてるんだろうと不思議に思っていました。
センターデフに代わる何らかの機能をハイブリッドシステムに組み込んでるんですかね。
それとホイールストロークの減少は危険でしょ。
マシンの安定性に関わる重要な項目です。
それともマシンのスピードを今よりかなり落とすつもりなんでしょうか。
そーなると単純に考えるとrally2マシンと変わらないタイムしか出なくなるんじゃない?
今回の新しい規定では市販車モノコックの代わりにパイプフレームによるシャシーが認められてます。
パイプフレームにすればホイールストロークを長く取りやすくなるはずなのに、それを規制するって今ひとつ良く分からない。
パワートレインの性能が落ちる分をシャシーとエアロダイナミクスでカバーして、現行マシンと同等のスピードを維持するものとばかり思っていたのに。
レギュレーションの全貌が確認出来てないので断定は出来ませんが、現状ではWRCの面白さが低下する気がしてなりません。
コスト削減のためと云ってますがエアロダイナミクスの仕様を変更しても抜け穴を探して違う空力方法を研究するはずなので、資金力のあるチームが有利になるのは変わらないと思う。
ましてやパイプフレームに被せるボディは実車と同じ寸法では無くて良い事になってるから、空力に有利な形状を創る事も可能だろうな。
新しいrally1のレギュレーションは確定してないからFIAのサイトでまだ公開はしてないでしょう。
この検討中のレギュレーションを一般人が閲覧する事は可能なんでしょうかね。
一度全文を読んでみたいな。
ログインしてコメントを確認・投稿する