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2019年11月15日10:16

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「本日の発見」〜百均のニッケル水素充電器の意外な効用〜

「単三型」「単四型」のニッケル水素電池、というものがあって、充電式である。何百回も使えて経済的なので、我が家ではデジカメ、シェーバー、電動歯ブラシ、携帯ラジオの電源として活躍していただいている。

百均のニッケル水素電池というものもあって、容量はやや小さいが(1300mA)ちゃんと使える。

この電池にも「寿命」というものがあり、何百回か使うと使えなくなる。しかし、しばしばそこまで使うまでに使えなくなる事があった。

「過放電」という現象で、充電した電池を放置しておくと、じわじわと放電して中の電気が減って行く。また充電すればいいのだが、完全に放電してしまうと、もう充電ができなくなって、使えなくなる。

具体的には、充電器に入れると、しばらく充電ランプが付くが、すぐに「充電完了」の表示に替わる。しかし、「おっ、充電出来た?!」と取り出して機器にはめてみても、少しだけ動いて止まってしまう。

これはどういう現象か説明しよう。まともな(2000円位の)ニッケル水素電池用の充電器には、充電状況を監視する機能があり、電池が加熱したり、充電の電流が極端に少なくなると、自動停止する機能がついている。電池が満充電に近づくと、電池の電圧が上がって充電器からの電気が流れにくくなるので、自動的に停止する。

これは「過充電」を防ぐ為の機能で、2000mAの電池に2Aの充電器で充電すると1時間で充電が完了するが、そのまま充電を続けると、充電のしすぎで電池が壊れてしまうためである。

この充電器に「過放電」した電池を入れる。過放電した電池は充電しない事はないが、充電しにくくなっているので、あまり電気が流れない。これを充電器が「充電完了」と判断して、電気を止めてしまうのである。

いままでは、こういう風に充電しなくなったニッケル水素電池は「ダメになった」と捨てていた。

ところが、有る時、ネット上で「ニッケル水素 復活」で検索すると、「機器のオマケに付いて来た旧式充電器で充電したら、理由は判らないが、死んでいたニッケル水素電池が復活した。」という記事があったのだ。

ここでピンと来た。自動停止機能のない充電器でじわじわ充電したら、過放電したニッケル水素電池も充電できるのではないか。

ここで登場するのが、百均のニッケル水素電池の横で売っていた、「百円(税別)」の充電器である。(写真左)「百円なら」という事で、戯れに買ったのだが、何しろ充電に時間がかかる。1300mAの電池に充電するのに10時間位かかる。スペックは出力1.4Vで135mA。右の普通の急速充電器は1.6V 2Aだから、15分の1のスピードである。よって買った時に一回テストして以来まったく使わないまま放置してあった。この充電器、電池を入れてコンセントに刺すと、赤いランプが付いて、「充電中」の表示が付くが、充電完了しても自動停止はしない。使用者の方で適当に充電時間を見繕って止めて下さい、という方式である。過充電したらどうするのか、という問題はあるが、充電電流が少ないので、多少時間超過しても大丈夫だと思う、というおおらか制御方式である。

「この充電器ならば」と、過放電したニッケル水素電池を入れる。コンセントに刺す。赤いランプが点灯。途中で止まったりしない。

 そのまま数時間放置、取り出してシェーバーに入れてみると、「ウィーーーーン」と力強く動きだした。

復活である。おそらくではあるが、この電池、次回以降はまた急速充電器で普通に充電できるのではないか、という予感がする。(こういう私の予感は、結構あたるのです。)
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