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2019年11月14日00:06

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サン・ペドロ要塞

1738年に築かれたサン・ペドロ要塞はマニラのサンチャゴ要塞と並ぶ古い要塞。小規模の要塞だがもちろんスペインが築いたもの。
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今は周囲は公園になっており、平和そのもの。中庭では貸切でバースデーパーティーがされるようだ。
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ここで面白かったのは小さな資料室があること。
始まりはいつものようにマゼラン。
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彼は1521年4月15日にセブ島に上陸した。
上陸した地域の支配者(Kingとされているが、実際は酋長に近い)は盟約を交わしてマゼランの軍門にくだった。
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他にもセブ島の酋長は次々とマゼランに降伏する。人数は数十人だが銃を持っているからね。
そしてキリスト教の布教
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4月21日にマゼランは目と鼻の先のマクタン島に上陸する。
ここの酋長がラプラプ
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彼だけは降伏せず、マゼランと徹底的に戦う衝撃
そしてマゼランは戦死し、ラプラプはポルトガルの撃退に成功した。

この後、マゼランの残党は航海を続け、翌年1隻(出発時は5隻)10名余がポルトガルに帰り着いて世界一周地球を達成する。
一方のラプラプは祖国を守った英雄として19世紀後半のリサール、ボニファシオと並んでフィリピンの3大ヒーローとなった。
今も大人気であちこちに像はあるし、ラプラプ市というのもある。
セブ島の他の酋長は英雄になりそびれたねげっそり

考えてみれば、マゼランやその後スペインの植民地を確立したレガスピもいろいろなところに像がある。自分の住んでいる地区の名もレガスピという。
侵略者なのに、それほど憎まれていないのはちょっと変わってるなぁ。

要塞を簡単に一周してセブ市のプチツアーおしまいend
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